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Posted by ミリタリーブログ at

2019年10月30日

超軽量フルメタルM4 その⑨ 外装と中身を少々いじる

さて以前に制作した超軽量M4ですが少々改良を加えたので紹介します。


外見に関してはハンドストップを追加。 中身的にはバネ鳴り対策を施したのでそれの紹介をしていきたいと思います 。





外見をちょっと変えたかったので今回は M ロックのハンドストップを取り付けました。
これは SLR のハンドストップのレプリカですね。







Amazon で1500円ほどでした。
無垢のアルミですが、それなりに軽いですし最近流行りの SLR なので良い買い物をしたと思っています。



とりあえず取り付けてみましたが私はハンドガードの中にサイレンサーを仕込んでいるのでネジがこのように当たってしまいます。


サイレンサーがネジに押されて斜めになってしまいますのでこれはよろしくありません。






ですのでいつもの超硬ビットでネジを少し削って短くしました。











また ハンドガードの裏側から固定するパーツ自体も少し薄く削ってサイレンサーと干渉しないようにしました。






アルミや亜鉛合金程度ならこの金ヤスリでゴリゴリ削れますよ。









これでうまいこと取り付けることができましたがハンドストップの位置が少し後ろすぎる気がします。



個人的にはハンドストップの先端がハンドガードとツライチになる方がかっこいいと思いますのでまた少し加工していきたいと思います。





ハンドストップの取り付ける面はこのような形になっておりますので、前側の楕円の突起を削ってしまえばもうちょっと前にずらせるはずです 。





ということで超硬ビットで荒削りした後に金やすりで削ってこのように平らにしてみました。










これでハンドガードとツライチに!!



ガイドになる突起を一つ削ったことでズレたりするかと思いましたがネジをちゃんと締めればズレることはありませんでした。






なかなかかっこよく仕上がったかと思います。



ハンドストップを付けた時は通常の長さのマガジンの方が似合いますね。

ちなみにこのマガジンはAD classicのP-MAG300連マガジンになります。

AD classicの多弾マガジンは海外製の中でもかなり出来が良く普通に使えるのでおすすめです 。

初めて買ったAD classicのP-MAGは2012年に買ったものですが未だに現役で使えております 。


また、透明な窓から残弾が確認できるのが良い点。







お次に中身ですが、メインスプリングのバネ鳴りが少しうるさかったのでスプリングガイドに熱収縮チューブを被せました。


バネ鳴りというのはスプリングが伸びきってテンションがフリーになったときに震える音なのでスプリングとスプリングガイドやピストンの隙間などをタイトにしてしまえばかなりバネ鳴りを軽減させることが可能です。

基本的にバネ鳴りりすること自体はそんなに悪い事ではないですし、動作にそこまで問題はありません。
ただ、あまりにもバネがフリーになりすぎてたわんだりするとフルオートの際にピストンクラッシュの原因になったりもする可能性があります。




熱収縮チューブを被せるのはあくまでも対症療法なので本来は太いスプリングガイド、またはスプリングの内径が小さいものを使用することが望ましいかと思います。

またスプリングと擦れることによって収縮チューブが劣化してメカボ内部に被害を及ぼす恐れも考えられますのでこれに関しては今後の経過を見て行こうかと思います。





やはり軽い銃はいいですね。


少し後ろのポジションから遠距離射撃をする方であれば少し重い銃の方が銃身が安定するので命中精度に寄与するという利点もありますが、私の場合は敵との距離が非常に近く、銃の命中精度はそこまで勝敗に関係がないので軽いに越したことはありません。




ということでまた次回!




  

2019年08月21日

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑧ 完成!!

というわけでメカボを組み込んで完成!!



これまでの作業内容は下記リンクからどうぞ

■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その① フレーム調整

■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その② メカボの真出し

■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その③ フレーム仕上げ

■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その④ ストックの軽量化

■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑤ メカボの組み立て前編

■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑥ メカボの組み立て中編

■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑦ メカボの組み立て後編






軽い銃には軽いサイトを。ということでレプリカのC-MOREを載せてみました。どうでしょうか、個人的にはなかなか気に入った外見に仕上がりました。








苦節2年、ようやく完成しました(笑)

コンパクトでオールラウンドに活躍してくれそうです。







海外メーカーパーツのオンパレードで国際色豊かな銃になりました。





















はてさて、パーツの寄せ集めて電動ガンを1丁組むなんてのは大したことではなく、今回はフルメタルでいかに軽く作れるか!?がテーマなので重量を測っていきますよ!





バッテリー無しの素の状態で測ります。



さて、重さは・・・!?















なんと・・・


























1489g!!

何とこの外観でフルメタルにも関わらず1500g以下収めることに成功しました~!!!これでもかというくらい各部の素材にこだわりましたからね!!

ちゃんとストックもハンドガードも付いててこの軽さはなかなかではないでしょうか・・・!






一応、大義名分が「フルメタルで軽量に作る」なのでG&Gのマグネシウムレシーバーを使いましたが、もっと軽さを求めるなら樹脂のレシーバーにしてモーターをEG1000にしたら1380g程度になるかと。クルツと同等の軽さになりますね。

サマリウムコバルトモーターよりフェライト磁石を使っているEG1000の方が軽いので。

















で!

最終的にこんな作業をやってから組み上げました的なのを紹介します。








組み上げの際にマグネシウムレシーバーの内側が肉厚すぎてダミーボルトの動きが渋かったので内側を削ってスムーズに動くようにしました。


まぁ、マグネシウムは強度が低いから肉厚にしたのでしょうが。

先ほども書きましたがフルメタルで軽くという大義名分の為に意地でマグネシウムレシーバーを使いましたが素材としてはかなり微妙で、下手したら靭性(一般的に言う強度)はプラレシーバーの方が良く、サバゲーで使うにはプラの方が良いかもしれません。

マグネシウムレシーバーは各部の設計もダメダメだったのでマルイのプラレシーバーより優れているのは硬度が若干高いことによる使用中のねじれや歪みが少ないというところだけでしょうか。靭性は樹脂のが遥かに高いです。


最近はポリアミドナイロンにグラスファイバーを30%混ぜた樹脂から削り出したロアレシーバーがレトロアームズから発売されたので総合的にはそちらのが良いかもしれません。


















G&Gのマグネシウムレシーバーに付属していたポートカバーにはロック機構が無く、空きっぱなしなのでマルイのスタンダードM4用のを移植です。












サイズが合わなかったのでポートカバーを削って調整、のちにバーチウッドのブラスブラックで黒染め。














あと、そもそもレシーバーにポートカバーのロック機構が無かったのでリューターで削ってロックが掛かるようにしました。













ちゃんとチャージングハンドルでポートが開くようにプラ板でツメを延長。力が掛かって剥がれてしまう可能性を考慮し、0.8mm径の真鍮線を通して補強してあります。



写真取り忘れましたがもちろん黒染め。こういう擦れる部分は塗装ではなく黒染めが良いです。














モーターにはいつもの丸型端子で接続。次世代HK417 アーリバリアントと同じ接続方法です。


通常の110端子でも問題ない気はしますが、ゲーム中に振動で抜けて不動になるのが一番嫌なので私はこうしています。

あと、理論上は110端子よりも丸形端子のが通電効率が良くなります。

シングルセクターギヤでノーマルサイクルだとそこまで違いは出ませんが、DSGで秒間35発以上を狙う場合は少しづつ差が現れます。
















気になる初速はこんな感じです。



ノズルとパッキンの位置関係をしっかり詰めたので安定しておりますね。これはホップを強くして最大初速になったときの数値です。

シリンダーとスプリングにもよりますが、短いバレルの場合はホップを強くすると初速が上がるので、最大初速の確認でした。

この初速の時は超鬼ホップになるのでサバゲーでの実用は不可な状態です。



ノンホップだと平均91m/s、適正ホップで平均93.5m/sなので、ゲームで使うにはちょうど良い数値となりました。

ホップを強くして初速が上がるということはシリンダー容量がバレルの長さに対して過多ということですかね。

本来であれば、インナーバレルをほんの少し伸ばす、または加速窓がもう少し前方にあるマルイ純正のクルツシリンダーのが適正ということになりますね。

それか、軽量ピストンにしてピストンの突入スピードを上げてやればバランスとしては最適になるのかなと。




ただ、現状23gのピストン重量でも初速にバラつきがないのでバランスはこれでいいのかも?おそらくスプリングが強いからピストンの数グラムの重さはもろともしないくらい一気に押し込んでいるからでしょうかね。

まぁ今回の構成でもサバゲーで使う分には全然安定している部類に入るので問題ないでしょう。





ノズルもチャンバーの中心を捉えられるように調整しました。厳密にはチャンバーをあと左に0.1mm程度な気がしますがもういいでしょう(笑)



初速の安定性はチャンバー付近の気密が一番大事ですが、シリンダーとバレルの適正なバランスを設けることと、いかに毎回同じピストンスピードで駆動させるかですね。

あと弾!!




チャンバーの中心にノズルをもってくる作業がスーパーめんどくさかったので次回から自作することがあった場合はレトロアームズのチャンバー一体型のスプリットメカボを使う事にします。でも高いんですよねこれ・・・




CNC Split Gearbox V2 with int. Hop Up Chamber (8mm) - QSC




















サイクルは33.7発といったところでしょうか。波形を1秒間に無理やり収めると34発になります。




因みにバッテリーの電圧はほぼ満タンの4.17vで計測しています。




リポ7.4v 2100mAh、DSG+18:1ギヤ、サマリウムコバルトモーターなら大体こんなもんなのかな?ヒューズレスorヒューズはんだ付けにしてグリスを別のものに変えて電気的抵抗と駆動系の抵抗値を下げてやればあと1~2発位は増えたかもしれません。
あとは配線を2.0sqにするとかかな?


でもこれ以上サイクルが上がるとフルで撃った時にフィールドで変に目立つのでこの程度が私のなかでのギリギリのラインですね。

1秒も引けば視線を集めてしまうのでフルオートでも0.5秒以内でトリガーを離すようなバースト撃ちでの運用になりますね。

フルはなるべく控えて基本的にはセミオート銃として使う予定です。











セミオートのレスポンスはこんな感じ。





平均で約30msecになりました。1000msec=1秒です。

約3/100秒ということですね。

サイクルが秒間33発超なのでレスポンスが30msecというのは正しい数値だということになります。


マルイスタンダード電動ガンの箱出し状態に7.4Vのリポを繋げて撃った時のレスポンスが約60msec~70msecなので約半分のレスポンスですね。

また、箱出しの次世代M4に電子トリガーのDTMを入れてプリコック設定をギリギリにした時が約30msec~なのでDSGを入れるだけでDTMと同等のレスポンスになるというわけですね。

通常のセクターギヤの半分で撃てるDSGを使っているので至極当然の結果ですね。



因みにヒューズは最終的に25Aにしました。やはり20Aではセミで10発くらい連射すると切れてしまいます。

25Aならセミで何発も連続で撃っても大丈夫でした。














フルメタル軽量M4は近いうちにBATTLEのレンジで飛距離の方も動画で撮ってアップしたいと思います。









ということでレシピを置いておきますので参考までにどうぞ。


商品名をタップすると商品ページに飛びます。


メカボ レトロアームズ Ver2 QD
スプリング G.A.W M95 DSGスプリング
スプリングガイド レトロアームズ メカボに付属のもの
ピストン レトロアームズ フルスチール ピストン (ベアリング抜き 23g)
ピストンヘッド ライラクス ピストンヘッドPOM NEOG.A.W AOEアジャストスペーサー
シリンダー ライラクス type Fシリンダー
シリンダーヘッド ライラクス エアロシリンダーヘッド
タペットプレート SHS DSG 付属品 (羽加工)
ノズル レトロアームズ アジャスタブルノズル 19.5mm - 22mm
タペットリターンスプリング SHS スプリングセット(3巻きカット)
ギヤ ベベル:マルイHC用スパー:SHS 18:1 セクター:SHS DSG( カットオフカム小加工)
軸受け ORGA AIRSOFT 8mm
カットオフレバー ライラクス ハードカットオフレバー
モーター 東京マルイ サマリウムコバルトモーター
スイッチ ジェフトロン FETショートストロークスイッチ
配線 イーグル模型 16AWG シリコン被膜の銀コード(1.25sq相当)潤工社 テフロン被膜 1.25sq銀コード
ヒューズ エーモン ミニ平型ヒューズ25A 110端子接続
バッテリー Option no.1 7.4V LIPO 2100mAh
コネクタ Tコネクタ
セレクタープレート ライラクスハードセレクタープレート(8mm軸受け用に加工)
セーフティレバー SHS Ver2セーフティレバー
インナーバレル ライラクス BCバレル 208mm (165mmにカット)
チャンバー ACE1ARMS ポリカーボネートチャンバー
パッキン&押しゴム マルイ純正パッキン
グリップ マルイ純正スタンダード用A2グリップ


その他 
ギヤ・軸受け・タペット周りにはマルイ純正の高粘度グリス。シリンダー内のみタミヤのセラグリス。
モーターには丸型端子でネジ留め。



初速 ノンホップ 91m/s 適正ホップ92.5m/s ホップ最大94m/s (弾速機:AC6000 弾:マルイ 0.2gプラ弾)
サイクル 秒間33発(バッテリー電圧4.7v )


同じようなパーツを使って同じように組めば近いスペックになるかと思います。

一応、今回の軽量M4は耐久ゲームでも長い時間運用できるようなパーツ構成で作りましたがそれぞれのプレイヤーにとって最適な構成があるかと思いますのであくまでも参考程度に。

更にサイクルを求めるならば全然違う構成になると思います。


DSG使っておいてなんですが、サバゲーで使うのに丁度良いのは通常のセクターギヤを使った秒間23発ですね。

これが私の中でのベストです。


銃の耐久性、燃費、オーバーキル問題、相手に被弾を気付かせるため。

サバゲーで使う上では色々な面で23発が丁度良いです。まぁこれも個人の好みの問題ですね。
















DSG+ショートストロークスイッチの相性は抜群ですね。












因みにこの状態でもなかなか軽いです。




今後も更に調整やらカスタムしていく予定なのでお楽しみに!


ということでまた次回!






その⑨へ








  

2019年08月12日

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑦ メカボの組み立て後編

その⑦からの続きです。


タペットプレートを付けた状態で前後運動を再度確認。メカボに対してタペット自体が分厚くないか?シリンダーやシリンダーヘッドに干渉していないか等々を確認します。


兎にも角にもしつこいくらいの確認が大事です(笑)











さて、スイッチ周りを作っていきます。

今回はJeftronのFET付きスイッチを使ってみたいと思います。スイッチハウジングにFETが取り付けられており、別の場所にFETを付ける必要がないので省スペースになります。樹脂成型は若干荒いですね。




最近はACETECHかXCORTECHのFETを好んで使っていますが、QRSストックだと地味にバッテリースペースを圧迫してしまうのでこれに期待です。

このjeftronの公称スペックはバッテリー14.8V以下、M160スプリング以下、最大電流25A以下ということなのでDSGカスタムに使用するには最大電流がギリギリな気がしますが回してみない事にはわからないのでとりあえず今回はこれで行ってみます。

ダメそうならXCORTECHのMOSFETに変えます。















もちろんショートストロークスイッチを使いますよ~!








端子の寸法はマルイと同じだったようでショートストロークスイッチにもピッタリはまりました。










メス端子がかなり狭められている状態でしたのでショートストロークスイッチじゃなくとも端子の開き幅の調整は必要ですね。














ショートストロークスイッチとJeftronのスイッチハウジングは寸法的に問題ありませんでした。














プラ板をメカボに貼り付けて引きしろを絞り、トリガーを付けてストロークを確認。


トリガーはレトロアームズのものです。無垢の削り出し状態だったのでストックのロッドと一緒にアルマイト加工してもらいました。


ショートストロークスイッチの組み込むコツですが、トリガーを引ききった時にカットオフレバーとスイッチのカットオフカムが0.5mm~1mm程度は重なるようにすることです。

セクターギヤを取り付けてメカボを閉め、トリガーを引ききった状態でセクターギヤを指で1週回してカチン!とカットオフが掛かれば大丈夫です。

あまりにもトリガーの引きしろを絞り過ぎてレバーとカムの重なり幅が狭くなるとカットオフがかからなくなり、フルオートしか撃てなくなるので注意です。

あとはカットオフが掛かる程度までトリガーを引いてから端子同士が接触するようにメス端子の開き幅を調整するのがセミオートを正常に動作させるコツです。

FETを使用している場合はトリガーを完全に引ききった瞬間に端子同士が接触するように調整すれば間違いありません。









いつもはヒューズレスでしたが今回はjeftronのfetの許容電流が25Aということなので20Aのヒューズを取り付けます。






20Aでダメなら25Aにしたいと思っていますが、FETの許容電流が25Aなので微妙ですね(笑)

サバゲーに持っていく前にSTINGERのレンジでセミ連射しまくって確認です。











セーフティレバーはSHSのやつですが、このように隙間が空いてしまいます。



万が一、何かの拍子で押し込まれてしまうとセレクターと連動できなくなってしまう可能性があります。







対策する為にプラパイプをカットして間にかませました。




まぁやらなくても大丈夫な気はしますが転ばぬ先の杖というやつで。



















ということで組みあがりました!!


やはりメカボの中身写真には力がありますね(笑)

配線は潤工社の1.25sq シルバーテフロンコードとイーグル模型の16AWG シリコン銀コードにしました。

バッテリー周りはシリコンコードのが取り回しが良いので最近は結構使っています。

ただし、Ver2のメカボの場合はグリップに廻すとモーターがキツくて入らなくなるので潤工社のが良いです。

てかヒューズからモーターの間はテフロンにすれば良かった・・・次空けた時交換しよう。



配線の太さを表す時、sqとAWGというのがありますがどちらもケーブル芯線の太さを意味しています。
ケーブルの外径ではなく芯にある導体の太さです。

AWGがアメリカ表記でsqが日本のJIS規格での表記になります。


16AWGは1.25sqと同じなので回路内で両者を使っても許容できる電流量は同じですので理論上、ボトルネックにはなりません。

厳密には少しだけ違うみたいですが一緒と考えて問題ありません。

1.25sqはモノによりますが約20A前後が定格値で、最大では30A超を流せるみたいですが発熱が凄いらしいです。

流れる電流がケーブルの許容値を超えると大きく発熱します。


DSGの場合はセッティングにもよりますが2.0sqくらいは使えた方が良いのですがグリップの関係でどうしても1.25sqになってしまうんですよね。



























さて、まだ確認しなければならないことがあります。ピストンが正しく動作するか。



先端を平たく削った細いドライバーをノズルから突っ込んでピストンを一番奥まで押し込んだ状態でベベルギヤを手で回してピストンの底付きが無いかを確認します。

押し込んだ状態でベベルを回してセクターが1周出来れば底付きの問題はありません。

正確に表現するならば、ベベルを回し続けてセクターのピストンとかみ合う方の歯が押し切っている状態のピストンの歯とぶつからず通過すればOK。








しかし!なんと!途中で引っかかって回らない!

つまりピストンロックが起こっているということです。

このまま組み上げて撃つとヒューズが切れてしまいます。ヒューズが無いと何かが破損します(笑)














ということでピストン内のベアリングを取っ払いました。これで6mm程度の余裕が出来、底付きは回避できました。


ベアリングを取っ払ったピストンの重さはこんな感じ。

スプリングの捻じれを逃がす為のスラストベアリングが1つ無くなりましたが一応スプリングガイド側にも入っているので問題ないでしょう。

ピストンの重さが26.6gから22.9gになりました。


ピストンが軽くなって一石二鳥。













因みに今回のようにバレルが短い場合はいかに一瞬でエアを押し切るかが重要で、重いピストンの場合は加速までに時間がかかるので軽いピストンを使って一瞬で加速させて押し切るのが定説です。

DSGカスタムには22.9gでもまだピストンが重い気がしますがとりあえずこれで行きます。


一応SHSの軽量ピストンも用意しました。



組み上げた後に初速を測ってみて微妙だったらこのピストンに交換して初速向上を図る算段です。














チャンバーをメカボにあてがい、ホップを少しかけた状態でGAWの弾棒を突っ込んで弾の保持位置を確認。


集弾性は如何に毎回同じ位置で弾を保持できるかですので重要な点検項目ですね。

ノズル長チェック治具 “弾棒”


弾の保持位置が撃つごとに安定しないとホップの掛り方に差が出てきます。そうなると40m先くらいで弾が前後にバラついてしまいます。



左右のバラツキに関してはホップパッキンの要素も大きいですが、マルイのパッキンを正しく組めば何ら問題無いかと思います。

バラツキの原因はどちらかと言うと射手の腕の問題、視力の問題、あとはBB弾の問題です。



マルイの0.25gのバイオ弾を使うのが集弾性を上げる一番のコツですね(笑)

最近だとエンネスのバイオも良いです。次点でG&Gかな?それ以外は私は使わないことにしています。

私の体感になってしまいますがマルイ>エンネス>G&Gです。

ただし、マルイでもロットによっては微妙な時もありますので注意。1年間を通して精度の良い率が一番高いのがマルイという認識です。




安いバイオ弾を手に取って虫眼鏡なんかで見てみると結構細かい傷があります。こういう弾は35m~40m先で弾の慣性が無くなりかけてホップの回転で浮力を保つようになったタイミングで凄く散ります。

如何にチャンバーを突き詰めても使用する弾が安い粗悪なものだと意味が無いですね。







長い道のりでした。

というか組み上げたり、確認する作業自体は大したことないのですが、ブログに載せる為いちいち作業進めるごとにライティング整えて一眼レフで写真を撮るのに時間が掛かりますね(汗)

あと、ブログに書く時間!

銃自体は1ヵ月前には出来ています(笑)













これでようやく中身が仕上がりました。

次回、組み上げ、初速、サイクルなどを計測していきます。


あと、肝心な重量は・・・!?





お楽しみに!



その⑧(最後)へ



  

2019年07月30日

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑤ メカボの組み立て前編

その④からの続きです。

いよいよメカボックスに手を付けていきます。


レシーバーの歪んだところを直したり、メカボが水平になるように調整する作業が一番の難所だったのでピークは越えた感じですね。


これまでの作業内容は下記リンクから飛べます。

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その④ ストック軽量化

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その③ 外装仕上げ

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その② レシーバーとメカボの位置調整

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その① ストック基部の新造






さて、外装同様にメカボも様々なメーカーのパーツを組み合わせて作っていきます。

メカボのパーツメーカーも基本的にはマルイの寸法を参考にして作られていますが、微妙に設計に違いがあったりします。

そういったパーツ群をいきなり組んで動かすと思いもよらぬトラブルが起こる場合がありますので、今回はパーツごとの下処理、パーツ同士の組み合わせが大丈夫かどうかなどを確認していきます。


軽量に作るのが最大の目的なのでレトロアームズの超々ジュラルミンメカボックスを使います。A7075は軽量かつ耐衝撃性に優れた素材になります。18000円の高級メカボックスです。MP5クルツ買えちゃうよ・・・!

A7075という素材は靭性が高いので強いスプリングを使っても亜鉛合金のように割れる心配がありません。

軸受けはORGA AIRSOFTの8mmメタルです。

このメカボックスとORGA AIRSOFTの軸受けは寸法の相性が良く、ガンプラのスナップフィットの如くビタッとハマります。示し合わせたかのようなはめあい公差。

一応、流し込みタイプの瞬間接着剤で固定しました。







で!

セレクタープレートはライラクスのスタンダード用を使いますが6mm軸受け用なので8mm軸受けでも使えるように加工します。




8mm軸受けに干渉しないように溝の幅をリューターで拡張しました。





これで軸受けに干渉せずに動くようになりました。


レトロアームズからロープロファイルブッシングという薄い軸受けが売っているのでそれであればメカボから飛び出ないので今回のような加工する必要はありません。













チャンバーはACE1ARMSのポリカーボネートチャンバーにします。プラなので軽量!いつもはライラクスのワイドユースメタルチャンバーを使っていますが、今回は軽さ重視ということでコレにしました。


1200円という価格も手を出しやすいですね。















アームがバチピタでハマっていて精度は良いですね。












ただし、アームに押しゴムが斜めに貼り付けられていたのでコレはNG。剥がしてしまいます。
















パッキンと押しゴムはマルイ純正を使います。


ACE1ARMSのパッキンは以前使いましたがツルツルしててHOPの掛かりがいまいちでした。















ライラクスのブライトバレルをアウターバレルの長さに合わせてカットして面取り。




今回は165mmになりました。













組み上げたらこんな感じです。チャンバーの内径もマルイと同じで、そのままでも大きなエア漏れはなさそうな感じはしますが、一応コーキング剤で機密取りをしました。


チャンバーはメーカーごとに寸法がかなり違うのでサードパーティ製を組む場合は加工が必須です。加工せずに交換してもたまたまノズルの長さチャンバーの寸法がバチピタになって初速が上がることもまぐれで起こりますが、Amazonのレビューや組んだ方のレビューを見ているとチャンバー交換で初速が下がっただとか、精度が下がったというのも多く見かけるので特に理由なく変える場所ではないですね。



マルイの電動ガンに関してはチャンバーは純正のままで良いかと思います。









ということで今回は165mmというバレルの長さを基準にメカボを構成していくことになります。



最近はセミのキレが良い電動ガンがトレンドらしいのでSHSのDSGを入れてみます。


どうせ165mmのバレルに対しては加速シリンダーを使うし、高強度のレトロメカボなのでDSGもいけるやん!という安易な考えです(笑)パッケージがCNC ProductionとなっていますがSHSですよねこれ?










通常の電動ガンはセクターギヤが1回転で一発撃てますが、DSGはギヤが1回転で2回撃てるというものになります。

モーターの回転が通常の半分で1発撃てるわけですからその分、キレがおおよそ半分になると考えて良いです。


DSGはアメリカのシグテックが発売したギヤです。

シグテックのDSGはデュアルセクターギヤと言い、SHSのDSGはダブルセクターギヤと言います。

シグテックもSHSも略すとDSGになるのでややこしいですね。もちろんSHSがパクりですが、シグテックのDSGと比べると価格が1/4程度なので手が出しやすいのです。














ギヤ構成はこのような感じ。スパーはSHSの18:1のものを使います。


今回はマルイのサマリウムコバルトモーターを使うのでベベルもマルイのハイサイクル用ベベルギアにします。ベベルとピニオンの相性はややこしいので同メーカーにするのが良いです。歯の角度やら深さがメーカーごとに微妙に違うのでバラバラの組み合わせはメンドクサイです。

また、このベベルギヤはギヤがそのままラッチのかかるカムの役割を果たします。つまり10箇所にカムがあるということなのでロックタイムが短くなるのも特徴です。

電動ガンのギヤはセミで撃った後にピストンスプリングの力に押されて一瞬逆回転してから完全停止します。その逆回転を止めるのが逆転防止ラッチとベベルギヤになります。


ラッチの掛かるカムの数は電動ガンによって異なります。
マルイはハイサイクル電動ガンと次世代電動ガンはこのカムが10個のタイプのベベルギヤですが、スタンダード電動ガンはカムが4つです。

因みにハイサイクルじゃない方のMP5kやファマスなど、マルイの中でも初期に発売された電動ガンはこの記事投稿時点で生産されている新品でもカムが2箇所しかないベベルギヤを使っています。



カムが2箇所しかないと撃った後に逆転する時間が体感できるほどになります。セミで撃った後に「ウニュ」と逆転する音が聞こえるくらいです。

カムが2箇所だけのベベルギヤを使った電動ガンでリポを使い、レスポンスを良くしてしまうとセミで鬼連射したときに逆回転しているギヤが止まる前にスイッチが入って正回転します。そうなると戻ろうとしているピストンと正回転してきたセクターの歯の山同士がぶつかってクラッシュしてしまうことがあります。

STINGERのお客様でも箱出しクルツをリポで作動させていて定例会3回目でピスクラしてしまった方も居ます。


ですので、リポが主流なこのご時世ではベベルのカム数は最低でも4枚。レスポンスを良くしているカスタムならばカムが10箇所のベベルを使う事をオススメします。

カムの数が多ければ多いほど逆転時間は短くなりますので体感レスポンスにも寄与しますし、トラブルはカム2箇所のベベルより遥かに少なくなります。









で、軽く仮組して各部の動作チェックをしたところ、DSGのカットオフカムの角が立ちすぎていてライラクスのハードカットオフレバーに引っかかる感じがしました。







SHSのDSGとライラのカットオフレバーの組み合わせで1年ほどでカットオフ側がかなり摩耗しているという記事を見つけたのでエッジはリューターで落として丸めてみました。


これで引っかかる感じは無くなりました。


サードパーティ製同士を組み合わせる場合はこういう一つ一つのチェックが重要です。












後はDSGのネジが緩んでトラブってしまうという話も聞いたことがあるのでネジを一度外して確認後、ネジロック剤でガッチリ固定!


















ガンジニアさんのYoutube動画で紹介されている通りのピニオンベベル基準でシム調整しました。


それぞれのギヤの歯面が最大限かみ合うようにしつつ、スパーとセクターはギリギリ擦らない程度に隙間を開けます。

ピニオンとベベルの関係はシビアです。
モーターのガタつきを考慮してピニオンの歯の山とベベルの歯の谷の間に0.1mm~0.2程度の隙間を設けるように調整すると良いです。












次にDSGに付属していたタペットプレートの調整をしていきますがそれは次回!




この計画はあとメカボ中編・メカボ後編・仕上げ編で終りかな??多分(笑)




その⑥メカボ中編へ




  

2019年06月24日

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その③

その②からの続きです。


さて、前回でシリンダー、チャンバー、バレルの中心線を合わせるという作業は完了しました。

今回はレシーバーの細かいレバー類を取り付け&アウターの長さを決定していきたいと思います。








まずはロアレシーバーの細かいパーツを組み上げていきます。









今回は軽量化&ドレスアップのため、G&Pのプラ製トリガーガードを取り付けていきます。


形状はナイツのやつですね。








G&Pのトリガーガードの穴の内径がプッシュピンとスプリングよりも狭かったので4mmドリルで拡張!!


海外パーツに海外パーツを取り付けるには兎にも角にも加工が必須ですね。







取付完了!


















マガジンキャッチはこれを使います。

SP製のアルミ削り出しのやつですね。




アンビでボタンが大型化されています。非常に軽量で18gしかありません。


















ボルトリリースレバーは東京マルイ純正のものを使用します。





ロワレシーバーはこんな感じです。














お次はアッパーレシーバーです。

ダミーボルトを取り付けていきます。














このレシーバーに付属していたダミーボルトが取り付けできないってどういうこと~!!!


つくづく微妙ですね~G&Gのマグネシウムレシーバー。

まぁ古い製品なのでしょうがないですね。














怒りを込めてレシーバー側の干渉する段差をリューターで削りました(笑)ダミーボルトの羽をカットするのでも良かったのですがね。

















イジェクションポートも付属の物を取り付けましたがロックピンが無いので空きっぱなしという仕様!!う~ん。そのうちマルイのに変えよう。

















レシーバーに付属していたボルトフォアードアシストノブが重く感じたので今回はレトロアームズのものを取り付けます。



これもメカボックスと同じようにA7075(超々ジュラルミン)からの削り出しです。

G.A.Wさんで取り扱いがなかったのでレトロアームズの公式通販ページから個人輸入しました。














グレーとブラックを1個づつ注文しましたがほぼ同じ色でした(汗)

左がグレー、右がブラック


肉眼だとよーく目を凝らしてみないと違いが分からないレベルです。













レシーバーに付属していたスチール製のフォアードアシストノブは22g















レトロアームズのノブは8g



微々たる差ですが手に持ってみると結構違いを感じるんですよね。

軽い銃を作るにはこういったパーツ一つ一つの重量が積もりに積もっていくので拘ります。

















チャージングハンドルはG&Pのプラスチック製のものにします。軽量です。


めちゃくちゃ大げさなシボ加工がされているうえ、やたらテカテカなのが気になる(笑)















これでアッパーは完成!
















アウターはこれを使います。













こんな感じにしました。アウターバレルよりKM企画のサイレンサーの方が軽いのでサイレンサーをアウターの代わりに使う感じですね。
















いつものスタイルです(笑)






本当はSLRのハイダーにしてハンドガードとお揃いにしたかったのですが重量が90gもあり、ハイダーの中でも重い方なので今回はナシ。














レールを取り付けるとマズルはほぼツライチになります。


ちょっと寸詰まり感がありますがこんなもんかな~と。

フリップアップサイトとハンドストップでも付ければ印象良くなるんじゃないかなと。





本当はこんなスタイルが理想でした。



















諸々組み付けてここまで形になりました。



アウターがこの長さだとインナーバレルは21cmになりますね。今回もこの21cmの長さを基準にメカボックスの中身を作っていくことにします。












セレクターはマガジンキャッチに付いてきたものをとりあえずで付けてみましたがミリタリー感の無い形状をしているのでマルイ純正にしようかな・・・。



トリガーもレトロアームズの面白い形のやつにしましたがまだアルマイト加工(色付け)していないので変更の余地ありですね。



















あとはワイヤーストックの軽量化もする予定です。


このロッドがスチール製で重たいので軽量なアルミパイプに置換したいと考えておりますがそれはまた今度ですね。









ということでまた次回!


その④へ



  

2019年06月18日

超軽量なM4をフルメタルで自作する! その②

その①からの続きです。


その①でも解説しましたが電動ガンはシリンダー、チャンバー、バレルが同一軸線上に位置していなければなりません。


「いや、普通そうなるじゃん」

ごもっともなツッコミでございます。
ただしそれはマトモなメーカーの箱出し電動ガンの場合のみです。


今回のようにバラバラのメーカーのパーツを組み合わせると一見すると分かり辛い微妙な寸法違いが積もり積もって大きなズレとなり、弾道や初速に大きく悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。



マルイの電動ガンのチャンバーを社外製に変えたら初速が下がった!給弾不良を起こすようになった!このパーツダメです使えません!という話をよく聞きます。それはマルイのベストなパーツの位置関係を社外製を入れて崩したから起こることなのです。

社外製のパーツを入れる際は上下左右を調整して真出しし、ノズルも適正な長さの物に変えてBB弾の保持位置を調整するという基本的に守るべきルールさえクリアすればいいのです。相当歪んだチャンバーじゃない限りは大体のメーカーのものは普通に使えますよ。




で!

その①では各パーツの設計のズレなどを仮組みして確認したところ、G&GのマグネシウムレシーバーにレトロアームズのCNCメカボックスを入れるとメカボックスが傾いて固定されることが判明!

今回はそのズレを修正して、シリンダー、チャンバー、バレルを一直線にするところまでいきたいと思います。


↑の写真の穴を見て下さい。

レシーバーのピン穴とメカボックスのピン穴が微妙にズレていることがわかるでしょうか。

これが正しいメカボックスの位置(角度)なのですが、レシーバーの穴がズレている為にこのままピンを挿してしまうとメカボックスが下方に傾いてしまいます。

傾いていても普通に組めたりしますが、ノズルの前後運動に負荷がかかって壊れてしまうことが容易に予想できるので今回はレシーバー側の穴の位置をずらしたいと思います。







今回の施術はまず下記のような流れになります。



レシーバーの穴を上にずらしたいので・・・










上側をリューターで削って楕円の穴を作ります。













下側をこのように埋めて完成となります。



プラモデル製作やロボットメカの原型製作でもダボ穴の位置を微調整したい場合に行っている手段です。










穴を加工前にここに0.8mm厚のプラ板を貼ってメカボックスが傾かないように下支えします。













まずはリューターでレシーバー側の穴を少し上側に広げました。















今回は穴埋めには瞬間接着剤のシアノンDWを使います。瞬着硬化剤も必要です。



今回のように0.5mm程度の小さな隙間を埋める場合、ポリエステルパテやエポキシパテだと粘度が高すぎて精度の高い仕上がりにならないのと、硬化後もそこまで硬くはならないので使用しません。

シアノンDWは接着用途以外にも隙間のパテ埋めに適しており、硬化後の強度も高いです。












イジェクションポート用の棒が同径だったのでこれを穴埋めの治具として使います。


シリコーンバリアーを塗布してシアノンDWが棒にくっつかないように下処理をしました。

くちびるに塗るメンソレータムでも大丈夫です。












棒をこのように挿して・・・












シアノンDWを隙間に流し込み、スプレープライマーを吹き付けて強制的に硬化させます。


隙間に軽く塗布すれば毛細管現象で勝手に奥まで流れ込んでくれます。













硬化後に棒を抜き取りました。シリコーンバリアーのおかげで棒にはシアノンが付きません。


















はみ出た部分をデザインナイフで除去して埋め作業は完了。



最終的にフレームを塗装するのであれば穴の周辺はヤスリでもっと綺麗にして塗装すれば完璧になりますが今のところ、塗装する予定はないのでヤスリは使いませんでした。











アンチローテンションピンだとこのように加工した部分は隠れてしまうので全然問題ナシ!!


ピン位置の調整は完了!
















さて、チャンバーとアウターバレルベースを取り付けてみて位置があっているかを確認していきます。

チャンバーはライラクスのワイドユースメタルチャンバーです。


メタルチャンバーは重たいのでもしかしたら今後プラチャンバーにするかもです。







今回は軽さを重視してライラクスのアウターバレルベースを使ってみます。これもメカボックスと同じA7075からの削り出しなので非常に軽量です。





これにアウターバレルピースというエクステンションバレルを継ぎ足していく感じですね。


















取り付けようと思ったらこの面が微妙に歪んでてバレルベースがしっかり密着しないことが判明!微妙な湾曲のせいでバレルベースが斜めになってしまいます。

これを無視して取り付けるとバレル自体が傾いてしまいます。例えば20センチくらいのインナーバレルなら先端は中心から3mmくらいズレます。つまり真っすぐ撃ったつもりでもあさっての方向に飛んでいくということになりますので修正は必須ですね。


G&Gのマグネシウムレシーバーはダメダメですね(笑)













鉄ヤスリで面出ししました。


それにしてもこのレシーバー、マグネシウムだから柔らかくて削りやすいですね。プラのレシーバー削ってる時と大差ないです。

サバゲーで使用している時の強度がかなり心配・・・!










お!ビタっと密着してガタは無くなりました!













アウターバレルベースをしっかりと固定し、各パーツが同軸線上に配置されているかを確認していくのでハンドガードに付属しているバレルナットも取り付けていきます。



ハンドガードはDYTACのSLR 6.7" Helix Ultra Lite M-LOK Railを選定しました。SLR社の正式ライセンス商品です。

カッコいいしとにかく軽い!



因みに6.7インチのHelixのM-LOKバージョンは日本には入ってきていないので香港のショップから個人輸入しました。

KeyModバージョンは日本に入ってきていましたが即完売していましたね。











ということで仮組み!


うむ、真出しは大丈夫かと!

シリンダー位置、チャンバー、アウターバレルの中心線が同じになりました。












主要部品の仮組みした姿がこちら!なかなかイイ感じじゃないか!?















主要部品は全て別のメーカーです。



やはりここまでバラバラだとパーツの合いをいちいちチェックして修正していかないといけないので大変ですね。

VFCとかライラクスだけとかならそこまで苦労しない気もしますが。















ミリタリー感を出す為にA2グリップでもいいかな~と思ったり。














現時点での重さはなんとたったの783g!!フルメタルでこれですよ!



これだけ組んで783gならメカボックス組んでモーターとかバレル入れてもかなり軽く仕上がる予感!!


もしかしたらフルメタルで1500g以下に収められるかも!?



ということでまた次回!




その③へ










  

2019年02月25日

P90 初速アップ&レスポンスアップカスタム!

レベルアップサバゲーの生配信にてカスタムしたP90ですが、微調整していきたいと思います。






因みにこのP90は仲間のたっちゃんから預かっていたもので、サイクルを上げたいという要望があったのでオーバーホールを兼ねて生配信カスタムした訳なんです。

本来は生配信中に0.2gで90m/sちょいくらいを目指したかったのですが、初速調整でM110スプリングを入れたところ97m/sになってしまいました。4時間超に及ぶ生配信カスタムで疲れたのでとりあえずその日は97m/sのまま終了しました。

97m/sは法定初速以内ではありますが、サバゲーで使うにはちょっと威力が強すぎるので下げていきたいと思います。





次回の生配信時は配線交換してFETを取り付ける内容でいきたいので初速関係は予め調整してブログで紹介しておこうかと思います。


サバゲーで使いやすい初速90m/s前後の秒間22発くらいに仕上げたいと思います。







ということで分解です!


M4だと手順が多くて億劫になりますがP90は15秒くらいでメカボックスを外せるので本当に楽ちんですね!








まずは生配信内で行った作業を紹介します。



ライラクスのVer.6用メタル軸受けを取り付けました。取り付けた後で瞬間接着剤を流し込んでいます。


Ver.6用メタル軸受けってライラクスと海外のどこかのメーカーが1つだけ発売しているくらいで他は無いんですよね。

一応サイクルを上げるということでメタル軸受けを選定しましたが、秒間22発程度なら純正のナイロンでも良い気もしますがどうなんでしょうかね。

たっちゃんはそんなにフルオートでばら撒くタイプの人間でもないですし。

軸受け取り付けシーンから始まります↓







モーターはZC Leopardのハイスピードハイトルクモーターをチョイス。安くてトルクの強いモーターが欲しかったので仕方なくこれにしました。


ネオジム磁石を採用しているのでサマコバ並みにパンチが強いにも関わらず4480円と非常にコスパの良いモーターですがブラシの消耗が激しいのと、ピニオンがイモネジ式ですぐ取れるのと、エンドベルのカシメが弱くてすぐエンドベルが外れてしまうので正直品質は良いとはいえません。

安かろう悪かろうですね。
自分で弄るのが苦手な方はちょっと高いですがマルイのサマコバが良いと思います。




そして、シャフトもマルイのよりも1mmくらい長いのでマルイ製品のモーターの位置調整のイモネジじゃ許容できない場合があります。

つまり、M4などではグリップのフタが閉まらなかったり、位置調整が出来ないのでノイズが消えなかったり等起こる可能性があるのでZC製品は自分で何でも直す技術がある人向けですね。

モーター取り付けシーンから始まります↓














リポ+ハイスピードハイトルクモーターの組み合わせの場合は初動のパンチ力がギヤに負担をかけるので強化ギヤにします。

ギヤも同じくZCの13:1ハイスピードギヤをチョイス。


こちらのギヤも2380円と非常に安価です。

高強度ギヤなのでこのようなハイトルクモーターのパンチ力にも対応できます。耐久性の高いギヤです。


が、しかし・・・・


ZCはギヤが他製品よりも分厚過ぎる為、シム調整で難儀することに・・・。












生配信中にしっかりとシム調整を行いました。


視聴者の方がシム厚をメモって下さって大変助かりました。
たわしスポンジさんありがとうございます。

ベベル :上下0.3mm
スパー :下0.3mm・上0.1mm
セクター:下0.4mm・上0.7mm
逆転防止ラッチ:下のみ1.0mm

シム調整シーンから始まります↓











先述したようにZCのスパーギヤはマルイ純正よりも1.5mmも厚かったので、ギヤ同士のかみ合わせを調整していく最中でセクターギヤと逆転防止ラッチの動作に問題が発生。


スパーが厚いことでセクターギヤのカムがメカボックスの一部に干渉するようになってしまいました。


ですので、干渉する部分をリューターで削りました。

この程度の切削であればメカボ自体の強度にそこまで影響を及ぼすことはないでしょう。

セクターカムを削るという選択肢もありましたが、削った後にセクターカムのエッジを丸めるのも大変なのでメカボ側を削りました。
材質もメカボの方が柔らかいですしね。









逆転防止ラッチがスパーの歯に干渉するという問題もスパーの分厚さから生じました。

今回の場合、逆転防止ラッチの下側にシムを1mm入れてかさ上げして干渉しないように調整しました。







ラッチを1mmかさ上げしてしまうとメカボが閉まらなくなるので逆側のメカボのダボを削って底面とツライチに削りました。
因みに削ったダボの高さは1mmでしたのでラッチに1mmのシムをかませたことでプラマイゼロになります。

要はラッチを1mm上にズラしたということです。

ダボをフリーハンドで削った割にはかなり精密に削れているかと思います。















スパーが分厚いことで組み込み時に手間取りましたが、分厚いということはギヤ同士の歯面の噛みあう面積が広いので効率よくトルクを伝えることができますし、耐久性の向上にもつながります。

社外製のパーツを組み込む際はポン付けとはいかないことがありますが、そういった問題点をすんなり解消できるかがチューナーの腕の見せ所ですね。まぁ私は素人ですが・・・。



ネットで有名なチューナーの方も沢山いらっしゃいますが、生配信で腕前を見せて欲しいですね。勉強したいです。






















セクターギヤの歯をカットする作業も生配信中に行いました。

スイッチのカットオフタイミングを考慮し、リューターで引き側を2枚カット、解放側を1枚カット。要はマルイのハイサイクルギヤと同じタイミングにしたということですね。





じゃあマルイのギヤでいいじゃんというツッコミはごもっともなんですが、マルイのハイサイクルギヤセットは4500円もするのと、素材が違うので耐久性が変わってきます。

それに、友人から頼まれている案件なのでなるべくパーツ代を安く済ませてあげようという意味でも今回はZCをチョイスしています。
ただ、ここまで苦労するならその分マルイのギヤを買ってポン付け出来た方が結果的に良かったかもしれません(笑)

セクターカットのシーンから始まります↓





リューターは兄から譲り受けた歯科技工士用のハイエンド機種をを使っていますが、Amazonなんかで買える下記の機種でも十分かと思います。

エアガンのカスタムって結構削る作業多いですから、これからチューニングしようと思っている方にはオススメです。


フットペダル式だと作業がすごく捗ります。またすぐに停止できるので怪我もしにくくなりますよ。



ビットは下記の物がオススメです。

左の円筒形があればエアガンの作業なら大体事足ります。



セクターカットする場合は砥石ビットですね。

生配信で使っていたのはこれです。




海外製の安いビットは軸ズレしていたりするので国内メーカーのがオススメです。

私はプロモデラー時代からずっと浦和工業のを愛用しています。

国内メーカーのビットは品質が良い分、値段が高いです。



しかし、安い道具を使うより高い道具を使った方が仕事が早く終わり、結果的に自分のこなした時間当たりの仕事の時給が高くなるので実はすぐに元が取れます。

こういった道具はケチっちゃダメですよ。

プラモデルの仕事でもデザインナイフの刃は1~2時間に1回くらいは替えてましたし、2500円の薄刃ニッパーも切れ味が悪くなったらすぐに買い替えてましたが、その方が作品は綺麗に、そして早く仕上がるので結果的に収入は上がります。



仕事道具はケチるなっていうのはどんな仕事にも当てはまると思いますね。

ちょっと話が逸れてしまいました。



























で!

ピストンはライラクスのハードピストン&POMピストンヘッドを採用。これもマルイと同じにする為、ラックの1枚目をリューターで削って落としました。




とりあえず組んどけば間違いない組み合わせです。

GAWのスペーサーでAOE調整しています。



本当は安価なZCのフルスチールラック樹脂ピストンを使う予定だったのですが、間違ってアルミピストンを買ってしまいました。


サイクルアップするのに35gの重量ピストンにしてしまうとピストンスピードが落ちます。

弱めのハイサイクルスプリング+加速シリンダー+重量ピストンだと十分に加速できず、初速が下がってしまうのではないかという懸念があったので家にストックしてあったライラクスのピストンを投入したワケですね。

因みに本来買おうと思っていたのはコレ↓




インナーバレルが短ければもっと強いスプリングにして重量ピストンを入れてもピストンスピードを稼げますが、そうすると硬いスプリングによって秒間サイクルが更に落ちるので本来の目的を達成できなくなってしまいます。

そういった作業やトータルバランスを考えると普通に純正と同じ25gのピストンを入れてしまった方が良いということです。

恐らくこの今回の構成の場合はピストンは純正かそれ以下の重さにしてピストンの突入スピードを上げた方が初速が安定しそうですし、ハイサイクルにも適しているという判断です。

まぁ、P90はインナーが25センチあるので重量ピストンでもしっかりとインナーバレル内で加速できたかもしれませんが。

この辺はやってみないと分からないですね。












あと、今回使用したライラクスのハードピストンとPOMヘッドの組み合わせだとAOEが合っていなかったのでGAWのスペーサーをピストンとPOMヘッドの間に挟みました。

AOEとはアングルオブエンゲージメントの略で、要はピストンの引き始めのラックとセクターのギヤの当たる角度のことを指します。


例えば、ピストン前進停止位置が若干前気味だとピストンの1枚目のラックとセクターギヤの1枚目の歯がこのような当たり方をしてしまいます。こういった場合、歯が当たる瞬間、上方向に力が加わってしまい、ピストンに本来想定されていない上方向の負荷がかかってしまいます。


歯の形や大きさがアレですが、概念図なので大目に見て下さい(笑)

これは良くない状態です。この程度のズレなら普通に動きますし、普通に撃てます。しかし、長い目で見た場合はこのまま駆動し続けるとメカボ側のピストンレールがどんどん削れて細くなって最終的にクラッシュします。








ピストンの初期位置がさらに前進気味になっていると、このようにキツい角度で歯が当たる状態で当たるようになってしまいます。この場合は早い段階でピストンが潰されて楕円形に変形してしまうこともあります。


まぁ相当変なピストン&薄いピストンヘッドを使わない限りはこの図のようにはなりませんが・・・。













で!
これが正しい歯の当たり方です。ラックと歯がしっかりと面で当たり、後ろ方向に正しい力が加わります。


AOEが合っていない時はシリンダーヘッドに緩衝材を貼ってカサ増ししてピストンの初期位置を後ろに下げる方法と、今回のようにピストンヘッドとピストンの間にスペーサーを挟んでAOEを調整する方法があります。

前者は有効エア容量が少しだけ減ってしまうので今回は後者の方法で調整しました。






GAWのスペーサーを入れたことでセクターの歯とピストンのラックの当たり方が良くなっています。


厳密には更に0.3mm程度のプラ板でも挟んで少しだけ調整した方が良かったのですが、このくらいの当たり方でも大方問題は無いかと思います。


AOEのズレは社外製のピストン&ピストンヘッドを入れると往々にして起こることなのでカスタムする際は注意が必要です。



AOEの調整方法は完全にガンジニアさんの受け売りです。ガンジニアさんの方が詳しく解説されておりますので是非そちらもご覧ください。

かみさまー!
















以上の作業を行い、生配信中にZCのM90スプリングを入れたところ初速が0.2gで80m/s前後という物足りない数字だったので改めてM110スプリングを入れてみたら一気に97m/sという高初速になってしまいました。微調整しようと思ったけど疲れたので終了!

ここまでが4時間の生配信で行った作業です。






ここからは生配信中にやりきれなかった初速調整の続きをやっていきます。

生配信でM90スプリングでは低すぎ、M110スプリングでは高すぎになったので中間のM100を入れたら丁度良いだろうということでコレを入れてみたのですが・・・・

何故かM100でも96m/s出てしまいました(汗)

まぁスプリングの個体差も若干あるでしょうし、パッケージに表記してあるM〇〇という数字もあくまで目安なのでこの辺は現物合わせでやっていくしかないですね。


特にZCはM●●表記がかなりアバウトで信用ならないので注意!

どうしてもZCを使うなら同じ硬さを3本くらい用意すると良いです、ただその金があれば別のメーカーの良いのを買えるという(笑)











結局、生配信で最初に入れたZCのM90スプリングを入れ、そこからカサ上げして初速調整をしていきたいと思います。






せっかくカサ上げするならスプリングガイドもスラストベアリング入りのものにしたいと思います。バネが伸長する際の捻じれをベアリングで逃がしてくれるので抵抗値が減り、サイクル向上に一役買ってくれます。まぁマルイの純正ハイサイクルには入っていないので無くても大丈夫なパーツではあります。


今回入れたベアリングガイドはライラクスのVer.2用ですが、Ver.6にもピッタリ入りました。多分、メカボックスにハメるツメの長さが違うだけですね。

ベアリング部分に厚みあるのでこれで6mmのカサ上げになります。


スラスト荷重を緩和しつつ初速も上げられて一石二鳥です。







本来P90用は↓になります。


しかし、これだけでは足りないのでGAWのスペーサーで微調整していきます。これはピストンの中に入れるカサ増し用のPOMスペーサーになります。


今回のようにセクターカットした場合に役立ちます。









今回は5mm厚の物を入れるのでスプリングガイドの厚みと合わせると合計11mmのカサ上げです。













スプリングガイドはM5ネジでしっかりと固定しました。マルイのメカボなので多分垂直になっているはず!










で、スプリングガイドをねじ止めするとこのプレートに干渉してしまうのでリューターで削って逃がしスペースを作りました。








ハメるとこのようになります。












で、気になる初速はというと・・・?


ホップちょい掛け状態、0.2gで平均87m/sになりました。

なんだか初速がとても安定しています。

因みにゼロホップと適正ホップの状態でも初速は87m/s前後です。

バランスが取れていますね。そりゃマルイの純正に近いセッティングにしたので当たり前ですが。



本来の目的は90m/sでしたが、もう面倒なので87m/sで良いでしょう。たっちゃんは相手と距離近いですし。


でもすぐヘタって85m/s位までは落ちそうなので時間のあるときにまたカサ上げして調整するとします。






サイクルはこんな感じ。

サイクルは22.5発といったところでしょうか。

0.5発程度サイクルに余裕があるので更にスプリングをかさ上げして初速を90m/sにしたらちょうど22発ぴったりになるかもですね。



バッテリーは7.4vの2200mAhです。



とりあえず完成なので次回の生配信時に配線交換&FET取り付けを行い、サイクルにどのような変化が起こるかを実験したいと思います。


今回は安く済ませたかったのでZC Leopard製を無理やり時間を掛けて加工してカスタムしましたが、時間もお金と考えたら少し高くても別メーカーを使った方が結果的に安かったかもしれません。

加工する道具の値段を考えたら完全にZCのが高く付くので、ZCを選ぶ場合は金はあまりないけど時間と技術はある!って場合ですかね・・・。



といってもZCとマルイ純正ギヤの価格差はそこまででもないのでマルイのを買った方が早いですよホントに。







あとはオマケでショートストローク化もやりたいと思います。









P90はスイッチが独特なのですが、このように3mmほどのあそびがありますのでこれを詰めてトリガーレスポンスの体感を上げたいと思います。



"体感"と書いたのは人は「トリガーを引き始めてから弾が出るまで」をレスポンスと感じているからです。

"撃つ"という一連の流れにおいて、エアガンの動作よりも人間のトリガーを引くという所作の方が圧倒的に時間が掛かっています。

ですから、トリガーの遊びを少なくして引く距離を短くしてやれば指を動かす距離が短くなります。つまり人間が行う必要な動作の時間が短くなります。そうすると結果的に「トリガーを引き始めてから弾が出るまで」の時間が短くなります。

前にも書きましたがエアガンのモーターが回り始めてピストンが落ちるまでの時間よりも人間がトリガーを引くという動作の方が遅すぎるのです。

セミ連射する時が特にそうなのですが、人間の指が遅すぎて機械の性能に追いついていないということです。


機械的にはノーマル状態で十分な性能を有しているので、じゃあ人間がやらなきゃいけない動作を少しでも少なくしてあげようというのがショートストローク化の意味です。








P90のノーマルスイッチをM4みたいにカリカリに詰めることは難しいですがある程度は簡単に詰められる構造をしています。

で、やり方は簡単!

厚さ3mm程度の適当なプラ棒を6mmの長さに切ってここに貼るだけ!




ここは元々3mmほどの隙間があったところなので6mmの長さのプラ棒を貼りました。これで3mmのショートストローク化になります。

両面テープで貼ります。接着剤を使ってしまうとトリガーを分解できなくなってしまいます。

トリガーの初期位置を3mm程引いた状態になりましたので今度はセーフティが掛からなくなります。





ですから、セーフティが掛かるようにセレクターを加工します。

矢印の赤いマーカーで塗った部分をリューターで削り落とします。













リューターでおおまかに削り、細かい部分は彫刻刀とデザインナイフで調整しました。


これでショートストローク化してもセーフティが掛かるようになりました。


この加工で3mm程度のショートストローク化になりました。






いや~なんだかんだで結構弄ってしまいました(笑)




初速も非常に安定してますし、良い感じになってきているのではないかと思います。
後は生配信で仕上げて完成ですね~!





生配信時はツイッターにて告知しますのでぜひフォローをお願い致します。





ということでまた次回!






  

Posted by 大門団長 at 21:15Comments(0)■長モノ電動ガン■

2019年02月15日

次世代電動ガン MK18 mod.1 1レビュー!

遂に東京マルイからMK18 mod.1から発売されたので早速購入しました!


じっくりレビューしていきたいと思います。






一足先にレベルアップサバゲーにて生配信レビューをやりました。そちらでも色々と喋っているので是非ごらんください。






余談ですが、私個人のYouTubeチャンネルの登録もお願い致します。

大門団長チャンネル
私は実はレベルアップサバゲーチャンネルへのログイン権限はないので、家で1人でカスタムしたりする配信が出来ません。

個人チャンネルなら気軽にちょっとしたカスタム生配信なども出来るようになりますので是非とも登録をお願い致します。
Youtubeはチャンネル登録者1000人以上いないと生配信できない仕様になっているのでご協力をお願い致します。


動画では外観についてお話したのでブログでは主に中身について触れていきたいと思います。

とは言いつつも流石にノータッチはマズいので軽く見ていきますよ。



まず、ハンドガード!

ダニエルディフェンス社の正式ライセンスを取得したRIS2(RAIL INTERFACE SYSTEM)が最大の特徴です。



そもそもMK18 mod.1とはなんぞや?


米軍の所謂「特殊部隊」といわれる部隊で使われているM4のバリエーションモデルです。
様々な任務をこなす為に色々な機器をM4に載せる必要があり、従来のM4A1のRASではフロントサイトであったり、レールの長さで不都合が出てくるのでこのようにレールの長いハンドガードが必要とされ、ダニエルディフェンス社のRIS2というハンドガードが採用されました。

色々な機器を取り付けられる他にも、フリーフロートといってバレルとハンドガードが干渉しないのも特徴です。

従来のRASはレールに乗せた機器やフォアグリップを持つことでの力がバレルに荷重されてしまうのでフリーフロートとすることで命中精度や耐久性の向上を図ることができるそうです。


エアガンにおいてもフリーフロートは大きな恩恵となります。
SOPMODなどはハンドガードにグリップを付けて握るとその力が全てアウターバレルベースにかかってくるので最終的にはバレル自体がグラついて命中精度の著しい低下を招きます。

私のCQB-Rは実際にベースがガタガタになってアウターバレルが回転するようになってしまいました。
ベースがダメになった時の記事はコチラ

ですから、このRIS2はエアガンにおいても大きなメリットがあるのです。











生放送でも触れましたが、気になったのはハンドガードの色ですね。

マッドブル製のRIS2よりもかなり黒いです。


マルイのも写真だとほんのり焦げ茶色に見えますが、生で見るとほぼ黒ですね。

この色に関してはVFCのMK18 mod.1が本物に近いです。















ハンドガードとレシーバーの間には0.7mmほどの隙間が空いていますが、本物もこうなっているようです。


因みにVFCのMK18 mod.1も隙間が空いています。









ハイダーはシュアファイアの4Pハイダーです。


MK18 mod.1の最初はM4A1と同じKACタイプでしたが、数年前にマイナーチェンジで4Pハイダーになりました。















サイトはKACタイプですね。


これもMK18 mod.1のシンボルの一つですね。

しかし、最近のミリフォトを見ているとこのサイトは前後逆に付けたり、外している隊員も多く見かけます。

このサイトはレプリカもあまり売っていなくて、買うとしたらVFCのが第一候補に挙がるのですが前後で6000円以上もします。











地味にありがたいのがCQDスリングスイベルが付属していることですね。刻印はありません。


7年前くらいはこのCQDスイベルにブルーフォースギアのスリングをHKフックを介して取り付けるのが定番だったっぽいのですが、最近は使っている隊員も減りましたね。

因みにブルーフォースギアの実物スリングは昔買ってレビューしているのでそちらの記事もご覧ください。

次世代M4 MK18 mod.1 ⑧ ヴィッカーズスリング













バッファーチューブの根本にもCQDスイベルが付いています。こちらも刻印は無い代わりに「TM」と書いてあります。
















昔よりも表面の仕上げがマットになり、少し明るくなっていました。とても綺麗ですね。



私のCQB-Rは2010年のロットですが、もう少しツヤがあって黒々としていたと思います。













さて、ここからは中身の話に移ります。

どうしてCQB-RからMK18 mod.1を作ったのに、今回買ったかというと中身が2010年からだいぶ進化しているからです。
マルイはアフターサービスで故障した製品の修理を行っておりますが、その際しっかりデータを蓄積して問題点は修正して次のロットに反映させています。

命中精度も格段に向上しているのでゲームウェポンという観点からも「最強の電動ガン」といっても差し支えない仕上がりとなっています。





さて、分解してマイナーチェンジされたパーツ類を見ていきましょう。


まず1点目がこのパーツ。





このようにアッパーレシーバーとメカボックスの隙間を埋め、ガッチリと固定してくれるので一切のガタが無くなります。
小さいパーツですが、全体の剛性、命中精度を底上げしてくれる重要なパーツです。

確か、レシーライフルから採用されたと記憶しておりますが、間違っているかもしれません。

私のCQB-Rには入っていませんでした。
















2点目はチャンバーに付いているこのパーツ。




取り外す際にちょっと欠けてしまいました(悲)あぁ、注文しないと・・・。




さて、このパーツはチャンバーの前後左右のガタを抑えるのと、チャンバーをメカボックスに押し付ける役割を果たしています。

メカボックスにチャンバーを押さえつけて密着させることでノズルとホップパッキンの位置関係がズレないようになるので初速安定、命中精度の向上に繋がるメリットがあります。

また、古いロットではピストンの打撃をメカボックスの前側のみで受けていた為、ノーマルスプリングでもメカボが割れるという事例がありました。

しかし、このパーツによってチャンバーをメカボックスに押し当てることで打撃をチャンバー自体でも受け止めることができるようになりました。

チャンバーはアウターバレルとフレームによって固定されています。つまり、ピストンの打撃をレシーバー全体に分散させてメカボックスへの負担を軽減するという役割も果たしています。

こんなに小さいパーツですが、素晴らしい恩恵をもたらしています。






レシーバー自体もチャンバーがハマる部分が大きく変更されていました。スペーサーに対応した形状になっています。















3点目のマイナーチェンジはチャンバー内に真鍮パイプが入ったことです。このマイナーチェンジが行われたのはどうやら2018年の4月ごろのロットのようです。



これによってノズルが常にチャンバーの中心を捉えられるようになるので気密性の向上、命中精度の向上、初速の安定というメリットが生まれます。

また、ノズルが前後する際の摩擦抵抗もプラに比べて少なくなる為、旧チャンバーよりも耐久性が向上しています。



次世代M4、HK416を持っている方は自分のチャンバーをチェックしてみて下さい。





チャンバーの外見に大きな変化はありません。


前配線用の切り欠きが追加されたくらいですね。





以上のことからMK18 mod.1であるという外観のファクター以前に、そもそもエアガンとしての性能が凄まじいことになっています。

これが今回買った理由です。




自分で作ったMK18 mod.1は主に観賞用となっていましたが、今回発売された次世代MK18 mod.1は普通にゲームで使いたいと思います。

チューナーの間でよく「次世代は弄る必要がない」と言われるくらい飛距離と命中精度に優れています。

いままで色々なカスタム銃を撃たせてもらったりしましたが、1J規制下で最も完成された実射性能を有しているのが箱出し状態の次世代だと言えます。

箱出しでの水平飛距離はスタンダード電動ガンよりも次世代の方が平均で5~10mも伸びがあります。

次世代の中でもノズルが長いM4系、HK416系、SCAR系が優れています。


ショップでも次世代が発売された際にカスタムメニューが1つ減ったという話があります。
つまるところ、スタンダードの機種をカスタムしてベースアップしていたものの、次世代がその性能を箱出しで有してしまっているということです。

次世代においてできる事といったら、配線交換、モーター交換くらいでしょうか。

駆動系やチャンバーは下手にいじると性能低下するのでノータッチが得策です。

次世代に対応した内部パーツは少ないですから外装カスタム程度にとどめておくのが良いと思います。




最大初速は0.2gプラ弾にて92.50m/sでした。適正ホップにて91m/s前後で非常に安定しています。
サバゲーで使うには程よい数値ですね。

もちろん多少の個体差はあると考えて下さい。








さて、そのうちMK18 mod.2(仮)を作る時の為にRIS2が取り外せるのかを見ていきたいと思います。


まずはこのボルトとサイドのマイナスネジを取ります。6角は4mmですね。






下部が取れました。


裏側に刻印が。









マッドブルとは構造が違いました。
バレルレンチが入りません!








こういう形状の専用工具をハイダー側から被せて締め付けたのかな?と、予想。なんにせよ普通のレンチでは無理ですよ。












なので緩む方向に対し、ドライバーを当てがってハンマーで叩いたら徐々に緩んでいき・・・・











取れました!幸いネジロック等は塗布されておりませんでしたので簡単に取れました。


ただしドライバーで叩くとナットが傷つくので自己責任で!













あとはガスブロックとハイダーを外せばレール自体は取り外し完了。


















バレルナットは・・・ネジロック剤がたっぷりですね・・・(汗)


まぁバーナーで炙るかヒートガンで温めるかすれば取れるでしょうきっと。

その時が来たらチャレンジしてみます。








とりあえず今回はこんな感じです。


レールが思ったより黒かったりと気になる部分はありましたが、中身はマイナーチェンジされて非常に高い完成度になっておりますので古い次世代M4の方は新たに買い直す価値のある仕上がりになっています。

実射性能が欲しいだけであれば最近のロットのM4A1カービンでもSOPMODでも中身はMK18 mod.1と同じになっているので価格や好きな機種で選ぶと良いかと思います。



因みにアフター注文してもRIS2単体での販売はできないみたいですので、CQB-RからMK18 mod.1にしたい方はマッドブルのRIS2を買いましょう。


マルイ純正RIS2は修理対応時のみ交換という形で手に入れることができますが、価格が25000円とかなら高額です。










説明書にもMK18 mod.2の文字が・・・!



もうガイズリーのMK16とエアボーンチャージングハンドル買っているので準備万端です(笑)チャージングハンドルはガスブロ用を加工して付ける予定です。






ただ、ガイズリーレールに問題点があるだかでSOPMOD BLOCK3自体がいま止まっているみたいですね。





ということでまた次回!








  

2018年05月16日

Ver2用ショートストロークスイッチ組み込み例の紹介

Ver2メカボックス用ショートストロークスイッチを発売して2ヵ月になりました。

おかげ様で好評いただいており、買っていただいたユーザーさんがトリガーのキレを動画でアップしてくださっているので紹介したいと思います。





































こちらの方はブログで詳細にレビューして下さっています。





こちらはカラシタカナ氏にレビューしていただきました。いつもありがとうございます。

動画がすごく分かりやすいです。


http://karashi.militaryblog.jp/e918424.html


組み込み方法の詳細はコチラ






改めてこのスイッチの紹介になります。

ショートストロークスイッチはVer2メカボックスを搭載した電動ガンのトリガーの引きしろを詰めるパーツでして、これを入れるだけで煩わしい調整をしなくとも電動ガンのトリガーをショートストローク化することができます。





ショートストローク化というと、今までは純正のPOM素材のスイッチにプラ板を貼ったり、カットオフレバーのカムを切って調整したりという作業が必要でした。

POM素材は基本的に接着剤を受け付けないのでメカボ内部の熱で軟性になり、プラがそのうち剥がれるという危険性があります。ほとんどのカスタムショップではこのリスクがある為にショートストロークカスタムはメニュー化されませんでした。

それに、カットオフのカムの調整は何度も組んで分解して調整しなければなりませんし、カムを短く切り過ぎてしまうともう新しいのを用意してやり直すしかなくなります。


このVer2用ショートストロークスイッチは最初からプラ板を足した長さで成型してあるので物理的な破損の心配もありませんし、カットオフカムの長さも調整済みなので端子を移植するだけでショートストローク化が可能になります。

後は、スイッチのメス側を任意で狭め、それに合わせてトリガー自体の引きしろを短くすればショートストローク化できるようになります。




実際にAIRSOFT97さんのカスタムメニューにショートストローク化が加わり、私のショートストロークスイッチがカスタムに採用されています。( ありがとうございます。 )




スタンダード電動ガン Ver.2メカボックス用 ショートストロークトリガー加工







といった感じでかなりオススメなパーツですので是非とも組み込んでみてください。

高価な電子トリガーでなくとも構造的にショートストローク化は可能です。

ただし、スイッチの接点が近くなることでスパークが起こりやすくなるのでSBDやFETなどでスイッチ保護は必ず行って下さい。



MOSFETはこちらがオススメです。

SFAの社長さんが120スプリングを積んだ超負荷の電動ガンで10分間に連続でセミを600発撃ってもFET素子の温度が40度ほどに抑えられたそうです。海外のパワー系カスタムに対応する為に作られたMOSFETなので1J未満の日本のエアガンにはオーバースペックなくらいだそうで。

FET素子自体はデータシート上では150度まで耐えられるのだとか。

ACETECHのMOSFET Plusは2000円程度と安価ですし配線の方法も簡単なのでめちゃくちゃオススメです。

私はエアガンのFETは基本的に全部これにしています。


手軽にショートストローク化をしてみたいのならVer2メカボックス用ショートストロークスイッチとMOSFET Plusの組み合わせはオススメですよ。





SBDはダーティワークスさんのハリガネやガンジニアさんのSBDなどがオススメです。











レベルアップサバゲーの動画内でも言っていますが、電動ガンのセミオートというのはトリガーを引いたら元の場所までトリガーを戻さなければ次弾を撃つことができません。



セミで連射する際に物理的にトリガーのストロークを短くすることで人間の指の動きを最小限にすることがこのスイッチの目的です。




ちなみにG&GのETUはスイッチの形が特殊なので凄そうに思えますがプリコック機能のないFCUの実質的なセミのレスポンスはノーマルと変わりません。ETUはスイッチが小型の物になっていていかにも"電子トリガー"感が出ていますが、あの赤いユニットはFETの信号を通電させるだけなのでやっていることはFETを後から入れたノーマルの電動ガンと変わりません。

セミのキレ自体はショートストロークスイッチとFETを入れた電動ガンでもETUと同じレベルのものが再現できますよ。

まぁもっともETUはバースト機能という付加価値が備わっていますが。

DTMや陽炎やTITANなどの高価なFCUはプリコック機能を使ってレスポンスを上げているので話は別です。



ですから、安く手軽にレスポンスを求める方はショートストロークスイッチとFETを入れ、配線をシルバーコードにしてバッテリーコネクタをTコネクタにして11.1Vのリポで回せばかなりいい感じになります。モーターもLONEXやAIPなどにすればなお良し。

この構成なら電子的な故障がほぼ無いのでゲームでも安心して使えると思います。





取扱い希望の小売店様、問屋様は下記ページの最下部にあるフォームよりお問い合わせください。

https://wp.me/P7wMX1-me


ということでまた次回!







  

Posted by 大門団長 at 21:00Comments(0)■長モノ電動ガン■

2018年04月17日

C-MORE レプリカ 新旧比較 レビュー

M4 CRWに載せるドットサイトを何にしようかと考えていたのですが、ガワを全てプラにしているのだからドットサイトもプラだろ!ということでC-MOREに決定!


新しいロットのレプリカを買ってみたので新旧比較レビューしてみたいと思います。















2013年くらいに買ったやつは普通の身蓋箱でしたが、今回の新ロットではちゃんとしたケースに入っていました。



















中身はこんな感じで、新ロットからはサンシェード兼プロテクターが付属しています。ご丁寧にドライバーと3種類の六角レンチも付属しているという豪華ぶり。

前に買ったやつは本体のみで8980円とかでしたけど、今回の新タイプはこれだけ付属して5980円。

色々付属して品質も良くなっているのにだいぶ安くなりました。
5年でこんなにも変わるものか・・・。















プロテクターを取り付けてみました。















シルエットがだいぶ変わりました!





お~かっこいいんでないかい?











各部を古いモデルと比べてみましょう。

レンズ下の横長の穴の長さが違いますね。表面の質感も良くなっています。















赤〇のところを見るとのパーティングラインが異なっているので金型を作り直したっぽいですね。















刻印も新しい方がシャープになっています。写真では分かり辛いですが曲面の形状も若干違います。













新しい方のマウントはキレイなアルマイト処理されています。あとネジが無くなってますね。もしかしたら中身も変わっているかもしれないので今度分解してみよう。





















ということでM4 CRWに載せてみました。



いや、これはシンプルでかっこいいぞ。

因みにP-MAGは先日バトルシティーさんで行われたイベントでGUN MALL東京さんから買いました!














このC-MOREレプリカは構造が単純で視界も広く、ドットの調整範囲もそこそこ広いので選択肢の一つとしてオススメできます。西側、東側問わず長物でもSMG径でも何でも似合うので最初の1つにオススメできます。軽いですし。


いや~それにしてもこの品質の物が5980円で手に入るとは中華の物づくりのレベル向上を感じます。物によってはまだまだ安かろう悪かろうという認識は変わりませんが今回の新ロットは良いですね。


近いうちに分解&ドット小MOA化をしてみたいと思います。





















  

2018年04月09日

M4 CRW ハイサイクル ハンドガードを交換!

最近はM4 ハイサイクルの外装を弄り出していますが今回はハンドガードの交換です。



今回はこのMAGPUL MOE SLハンドガードを取り付けていきたいと思います。


普段のサバゲーでは強度の観点からメタルレシーバー(本体部分が金属ということ)のM4を使っているわけですが、このM4 ハイサイクルはレシーバーがプラ、ストックもプラ!だけど何故かハンドガードだけがメタル!



なぜハンドガードだけメタル?・・・と考えるとモヤモヤしてきまして・・・
















「だったら逆に全部プラにしてやる!!!」






謎の理屈でこのM4 ハイサイクルの外装をプラだらけにすること決意。




第二次エアガン反抗期到来が到来しました大門団長です。














最初は普通のMOEのレプリカなんかでいいかなと思っていたのですが、あまりにもありふれた見た目になるのでちょっとハズしてみようということでMOE SLにしました。


このMAGPUL MOE SLは実銃用のハンドガードになります。ライセンスを取得しているMAGPULトイブランドであるPTSや中華レプリカなどは発売されていません。

中古で購入!











このように上下に分割できます。分割ラインがカッコいいですね。

MOE SLのSLはスリムラインという意味ですね。握ってみると確かに細いです。














実銃用なのでアルミのヒートシンクがインサートされていました。













で、マルイのM4のデルタリングやフロント周りはあくまでもエアガンの設計になっており、実銃のハンドガードを付けることはできないらしく、リアルタイプのデルタリングとハンドガードキャップが必要とのこと。





デルタリングはG&Pでハンドガードキャップはイーグルフォースです。














では組み込み開始!

デルタリングを本体側に引っ張りつつ、下側のレールを外します。
次に3面レールを固定してあるネジを4本外してハンドガードを取り外します。因みに私のネジは4本ともいつの間にか脱落して無くなってました・・・。一時期めっちゃ使ってたからな~これ。

皆さんはネジが緩んでいないか、ネジが無くなってないかを定期的に確認してくださいね!














どんどん外していきます。



デルタリングは手で掴んで反時計回りに回せば外せます。








ハイダーもフロントサイトも外しました!











G&P リアルタイプデルタリング(左)とマルイ デルタリング(右)の比較






イーグルフォースのSTハンドガードキャップ(左)とマルイ ハンドガードキャップ(右)の比較





結構違いますね!


ハンドガードを削りまくればマルイのハンドガードキャップでも固定できなくもないみたいですがせっかくの実物パーツを削るのはもったいないし、リアルタイプ(ガスブロ用)のを買った方が早いです。

ハンドガードキャップもG&Pにしようかと思ったのですがアマゾンのレビューで「割れる」というのを数件見つけてしまったので怖くなってイーグルフォースにしました。

もしかしたらパッケージが違うだけでG&Pもイーグルも中身は同じなのかもしれないけれども。

確かにとても薄いので割れてもおかしくはない感じはします。














リアルタイプのデルタリングを閉めこむのにはアウターバレルのこの耳というか羽が邪魔で絞め込めないので削る必要があります。














いつもの超鋼ビットで削りました。

















羽を短くしたのでデルタリングが通過できました!


削る手段が無い方は普通にアウターバレルを買い直した方が早いです。















デルタリングは次世代M4用の引っ掛けスパナで絞めました。



ホントはデルタリング用のレンチというのがありますが、別に絞め込めることができるなら普通の引っ掛けスパナでも良いと思います





写真を撮り忘れましたがシムリング入れて調整してます。
一応リングの凹が真上に来ないといけないので。








マルイのアウターバレルの長さもエアガンのサイズになっていて実銃より少し短くなっています。
しかし、マルイのM4スタンダードのアウターバレルは長さを調節できるという便利な機能が付いていますので固定しているネジを少し緩めて伸ばします。

まぁ長さを調節する為の構造ではないのでしょうが(笑)















ハンドガードの長さに合わせたらこのくらいになりました。上側のイモネジと下側にある6角ネジを閉めてアウターバレルを固定しました。

















組み込み完了!!


ちょっとまって、めちゃくちゃカッコイイよこれ!



か っ こ い い よ !











外側プラだらけ~(笑)














MAGPULの実パーツということでクリス・コスタ氏が好きなT1ドットサイトのレプリカを載せてみました。イイね!



Mロックにスカウトライトとか取り付けたら更にカッコよくなりそう。

フロントサイトも変えてあるので一瞬チラ見しただけじゃマルイのM4 ハイサイクルだとは分からないかな?と。









ストックも変えようかと思っていたのだけど、意外にこのMOE SLハンドガードとの親和性があるのでこのままでもいいかなと。

このストック、最初はあまり好きではなかったのですがミニSバッテリー入るしFET入れるスペースもあるし軽いしでなかなか優秀なのでちょっと好きになりました。




因みにハンドガードにはスティックタイプとセパレートタイプのリポなら普通に入りました。
ミニS互換のリポは厚みのせいで閉りませんでしたがヒートシンクを外せば入りそうでした。今度ヒートシンク外してみようかな。







あ~グリップも変えないと気が済まなくなってきた~!


ハイダーも3Dプリンタで樹脂製のものを作ってしまおうかしら。この銃に関しては見える部分を可能な限りプラにしてやろうという謎の意欲が。






まぁこれはチマチマ弄っていきたいと思います。

せっかくショートストローク化もしたので久々に今度のサバゲーで使うことにしよう。









ということでまた次回!








  

2018年03月20日

M4 CRW ハイサイクル フロントサイトを交換!

さて、トリガーのショートストローク化をしてセミのレスポンスが気持ち良いM4 CRWですが前々から気になる部分があったのでカスタムしていきたいと思います。

Ver.2メカボックス用ショートストロークスイッチは業販可能ですので取り扱いしていただける問屋様、販売店様はコチラのページの一番下にある問い合わせフォームよりご連絡下さいませ。



で、気になる部分というのはM4 CRWのサイトなのです・・・。




このデルタポストフロントサイトはM4をM4たらしめるアイコンのひとつであるし、カッコイイから好きなんですが前々から違和感がありまして・・・











CRWに抱く違和感、それはフロントがデルタポストタイプの固定サイトで存在感あるのに後ろが小さいKACタイプのフリップアップサイトというアンバランス感。













なので今回は前後の見た目のバランスを取る為にフロントサイトをSPRタイプのフリップアップサイトに交換してみたいと思います。


そもそもドットサイトを載せるとフロントの固定サイトが邪魔になりますしね!



















因みにフロントがデルタポストならリアサイトはキャリングハンドルの方が雰囲気はソレっぽいかなあと思います。ストックも固定ですし。



あ、でもハンドガードがRISだからこの場合はLMTサイトの方が似合うかな?



因みにこのキャリングハンドルはCYMAのエアコッキングM4A1に載っているやつです。


プラ製なので重さがこの小さいフリップアップサイトとほぼ同じという!!






CYMA エアコキM4A1のレビューはコチラ













話はフリプアップサイトに戻ります。

私が購入したのはイーグルフォースのものです。他にもG&Pやら様々なメーカーが発売しているタイプです。





2500円と、安価だったのでこれにしました。










ではイーグルフォースのSPRタイプフリップアップサイトの各部を見ていきます。




後ろから見たサイトピクチャーはMP5系のものに似てますね。

ガスチューブを入れる穴も開いてます。













サイトポストは上下に調整可能です。















サイトを倒す際には赤丸の部分のボタンを押しながら倒します。














サイトを立てる際はボタンは押さずに上げるだけです。









本当は↓のA.R.M.S.タイプの方がギミックも形も好みなんですが使わないものに5000円はちょっと・・・ということで安価なSPRタイプにしたわけなのです。





















今回サイトを組み込むにあたってピンリムーバーを買いました!今更かよ!って感じですね(笑)






















さて、作業していきましょう!

まずはハイダーを固定しているイモネジを6角レンチで外し、ハイダーを外します。


6角レンチは100円ショップのダイソーに売っているもので十分です。

一応ビギナーの方も多く見てらっしゃるので書きますが、電動ガンの先端の銃口はM14逆ネジという規格になっていて、外すときは普通のネジとは逆方向、つまり時計周りに回すと外すことができます。

海外製電動ガンの場合はM14正ネジという普通のネジの場合もあります。

電動ガンの外見をカスタムする際にサイレンサーを付けたりと、銃口のドレスアップから始める方も多いかと思います。
サイレンサーやハイダーを変える際は自分の銃の先端は逆ネジか正ネジか予め調べ、お店で買う時は欲しいハイダーが正ネジか逆ネジか確かめましょう。

東京マルイ製の電動ガンとサイレンサーは全てM14逆ネジになっています。















ハンドガードは邪魔なので先に外しておきます。



デルタリングを本体側に引き寄せながら下のレールを先に外し、上の3面レールを固定しているネジを4本外し、下のレールと同じようにデルタリングを引っ張りながら上に持ち上げるとハンドガードの取り外しができます。














一応作業しやすいようにこの3つのネジも外します。


















この3か所のピンを叩いて抜きます。

どちら側から叩いてもOKです。















スイベル(スリングを固定する金具)を外すと現れるイモネジを外し、サイトを前にスライドさせれば分解完了です。






















ではSPRタイプに交換していきます!











の、前に・・・











デルタポストタイプとSPRタイプの重さを比較してみます。



ほぼ同じですな!軽量化になるかと期待していたのですが2gの差しかありませんでした(笑)

















因みにこのイーグルフォースのSPRタイプのサイトには取り付けネジが付属していないので自分で用意する必要があります。


その辺にあったM3規格のネジで取り付けます。



最近のロットではSPR Ver.2という商品にグレードアップしており、Ver.2にはネジとガスチューブも付属しているみたいです。





















寸法も問題なく簡単に取り付け出来ました。


プラスネジがダサいな~(笑)

今度ホームセンターで6角のネジを買ってこよう。





















あとは元に戻して完成!


おお~イイネ!

サイトの高さはちゃんと同じになりました。

ただ、ハンドガードとサイトの間に1mmほどの隙間ができてしまったのでハンドガードが若干ガタつくようになってしまいました(汗)

問題ないっちゃないんですけど気になる人は気になるかな~と。

















サイトピクチャーはこんな感じ。










実際に頬付けして覗く距離だとこんな風に見えます。





















サイトは若干前後に遊びがありますので精度には欠けるかなという印象。




だだ、ドットの邪魔にならないように可倒式にしたわけで、ほぼ飾りみたいなもんなので私はこの遊びは気にならないですね。

使うことがあっても左右に大きなズレがなければさほど問題はありません。このサイトで遠距離精密射撃なんてやりませんし。





















やっぱり前後とも可倒式の方がスッキリしますね!


せっかくショートストローク化したので今度のサバゲーで使おうっと!









  

2018年01月23日

AVENGER PP-19 Bizon #5 グリップ交換!

久々の更新になりました。

いや~雪!勘弁してほしいものですね!
私は北海道の旭川出身ですから雪には慣れていますが、それでも関東の都市自体が雪に対応していないので雪が降ると普通に困ります。

雪が降ると「北から目線」というタグのツイートが流行り、テレビでも話題になりますよね。言っておきますが北国の人間が関東に来たところで無力ですよ。
北海道みたいに路側帯が広く作られてないですもの。


北海道出身のメリットはタイヤ交換が余裕なのと、雪の上を歩くことに慣れているくらいでしょうか。
因みに北海道の人は男性も女性も9割の人が自分でタイヤ交換をします。

私も高校生の時から父親の車のタイヤ交換してお小遣いもらってました。






さて、またBizonの話です(笑)

Bizonばかり弄っているとそろそろ西側諸国に肩入れしている皆さんに殴打されそうです。






今回はBizonのグリップを交換してみたいと思います。










東側のアサルトライフルと言えばこのグリップですが、ちょっとカスタム感出したくなりました。












簡単に見た目を変えるとしたらグリップかな~ということでふらっとガンズグローバさんへ。

基本的にそんなにロシアに興味は無く、いつもガンズグローバさんへ行くと内部パーツコーナーばっかり凝視して時間が過ぎていくのですが、今回は意を決してパーツコーナーの裏側へ。

そしたらあるわあるわ、LCTの部品売りや実物パーツが!どのグリップにしようかなと思って考えてみてもNATO色に染まった私にはロシアのパーツのトレンドがよくわからない!!


で、とりあえず見た目的にこれだろってことで選んで買ってきました↓


LCT純正グリップです。

ネジと細い馬の蹄的なパーツが入ってて3400円。

なんだか西側的な形状だったので私のセンスに合致しました。


なんだろう、海外旅行に行って地元の知らない料理を注文してマズかったら嫌だからとりあえず知ってる肉料理を頼めば安パイだろ的な?(笑)




で、ガンズグローバの社長に聞いたところ、このグリップは「ビチャズ」というサブマシンガンのグリップだからBizonでもオッケーだよ的なアドバイスが!!






当ブログを読んでくれている諸兄の9割が西側の人間だと思うので、知らない人も多いだろうから説明しよう!

これがビチャズだ!!



( http://www.hyperdouraku.com/airgun/lct_vityaz/index.html ハイパー道楽 LCT 電動ガン PP-19-01 Vityaz(ビチャズ) 引用 )

要はアメリカで言うMP5的なやつで、特殊部隊が使っているサブマシンガンです。




実銃の話ですが、Bizonのスパイラルマガジンは撃って弾が減るとその分、銃の重量バランスが後ろ寄りになっていくのが不評だったらしく、じゃあBizonのフレームはほぼそのままでバナナマガジンを挿せるようにしようってことで改良されたのがこのビチャズらしいです。

つまり兄弟だからビチャズのグリップをBizonに付けることは全然アリなのだ。















さて、では実際に取り付けていきます。

この伝統的なグリップとはおさらば!いや、このグリップも細身で普通に握りやすいんですけどね。




AK系は太いネジを1本外すだけだから楽チンでいいですね!M4みたいにグリップ押さえながらネジ外すとかいうネジ穴に気を使った外し方をしなくていいし(笑)
















んおっ!

隙間が空くぞよ!って、元々このグリップはビチャズ用だし、そもそもLCTのパーツをAVENGERの銃に付けるのだからある程度の加工は覚悟はしていましたよ。


















まてまて!もしかしてこのU字のパーツは隙間埋めろ的なやつ・・・!?





















もしやこれでイケる??



















ぴったりだよお母ちゃん。旭川は寒いですか?ロシアは寒いです。でもロシア産のグリップは無加工で取り付け可能です。


一切どこも干渉しないし、ダボもピッタリでなにもやること無いんですけど(汗)


予定では「加工が必要だな~!いや~困ったな~!これだから海外パーツは~!」とか嬉しそうにボヤきながら加工手順を書くつもりだったのに・・・純正ですか?ってくらいすんなり付いてしまった・・・。

写真撮りながらなのに3分で終わってしまった・・・。

使ったのはドライバー1本だけ。どこのご家庭でも取り付け可能ですわよ奥さん。


















もう書くこと無いので外観でも見てってください。











ロシアの銃はこっち側から見たのが"顔"って感じですよね!

















元のグリップと比べるとこんな感じ。ビチャズグリップはまぁまぁ太いです。



個人的には元のグリップの方が握りやすいかな?って印象です。














カッコ良くしたいと思って買ったけど、元のグリップもあれはあれでロシア感あってカッコいいんですよね。














ん~せっかく買ったからこれはしばらく使ってみよう。なんか個人的に見た目はどっちでもいいかな(笑)




あ、そうそう。

レベルアップサバゲーでBizonをレビュー時にストックを畳んだ際にピンで固定出来なくてプラプラすると言ってしまったのですが、実は箱の中にストックを固定するピンが入っていました。


AVENGERのBizonは普通にストックは固定できます。誤った情報を流してしまい、申し訳ございませんでした。


買う前にどっかで見たショップのブログにピンが付属してなくて折りたたんだストックは固定出来ないという記事を見たのでそのままの情報を言ってしまったのですよ。箱の中をろくに確認もせずにレビューしてしまったのですよ。

ちゃんと自分で確認しないとダメですね・・・!








ということでまた次回!






  

2017年12月25日

AVENGER PP-19 Bizon #3 モーター交換でサイクルアップを図る!

あまりお金をかけないようにしてるBizonですがサバゲーで使ってみると思いのほか使いやすくてちょっと気に入ってしまいました。

ゲーム中にサイクルの遅さが気になったのでモーターを変えてみたいと思います。


変えるだけだと面白くないので秒間何発増えたかを音声ソフトを用いて検証してみます。







パーツを交換した時、感覚的に「あ~なんかちょっと良くなったかも!?」と思うだけというのはちょっと勿体無い気がしています。

せっかく投資をしたのだからしっかりと数値化して性能が向上した実感をより強く味わいたいのです。



今回サイクルアップする銃はコチラ↓







以前に初期調整をした時、テキトーに入れた90Mスプリングで初速が0.2弾で97m/sも出てしまってました。
そのときのサイクルが秒間12発だったので、このサイクルの遅さはスプリングの重さが原因かと思って少し軟らかめのマルイ M4 CRW ハイサイクル用のスプリングを入れました。

その際の初速が90m/s。

初速が7m/sも下がったっていうことはスプリングによるモーターへの負担が下がったはずですからサイクルは多少上がるはず!

しかし!サイクルが秒間12秒で全く変わらず!



スプリングを変えてもサイクルが全く変わらないということはモーターの性能のパワーがそもそも低いということになります。

因みにバッテリーはET-1の1400mAhです。

EG-1000は燃費、耐久性、安定性が抜群、そしてなによりも3000円という安価なのでマストな選択ですね~!











ということで私もEG-1000Sモーターを入れてみたいと思います。



M4とかのシャフトが長いやつがEG-1000、AK系のシャフトが短いやつがEG-1000Sです。













交換していきます。



LCTのモーターとマルイのEG-1000モーターは色が似てますね。













余談ですが、Bizonのフレームはここを削るとメカボックスを入れるときの配線の収まりが良くなりますよ。




超音波カッターでズバっと!



最近調べてて知ったのですが、このAVENGERのスポーツライン BizonはGE(ゴールデンイーグル)のスポーツライン Bizonと全く同じものですね。

ブランド名変えたのかな?





まぁそんなことはいいとして









モーターを比べてみるとシャフトの長さが違う!!EG-1000の方が1mmくらい長い!



何も考えず、LCTのシャフト長で調整したメカボックスにEG-1000を入れて死ぬほどギア鳴りしたので焦りました・・・(汗)

ちゃんと確認しないとダメですね!















ということでシム調整をやり直し!シム調整はモーターのピニオンを基点にして調整するのが定石!



ベベルの高さを変えたのでそれに伴いスパーとセクターのシムも微調整しました。

めんどくさかったです(笑)

ガンジニア 石岡さんの神動画です。チューナー必見ですよ。













交換しました!




このモーターのラベル、安心感ありますね(笑)









さて、サイクルはというと・・・!




なんと秒間14発に増えました!


12発→14発はでかいです!



3000円で手軽に秒間2発増やせたのはコスパいいですね。

サイクルがスタンダード電動ガンとほぼ同等になりました。

因みにバッテリーは最初に秒間12発を計測した時から充電してないです。むしろ少し減った状態で秒間2発増えてます。さすがEG-1000だぜ・・・。



しかし、リポバッテリーを使って秒間14発ってちょっと少ない気もするので暇な時に配線系も交換してみようかと。

この電動ガンはやたらと接点が多いので電流をかなりスポイルしている気がするのですよ・・・。





・モーター接点
・スイッチ接点
・メカボ接点
・バッテリー接点
・セレクタープレート接点
・ヒューズ接点


接点だらけ!!う~ん、下手すると次世代M4よりも効率悪いかも!?

メカボ接点というのはスイッチから配線を外せるようになってるのですよ。



改修後プラン


・モーター接点 → 〇型端子化
・スイッチ接点 → FET化
・バッテリー接点 → T端子化
・セレクタープレート接点 → 接触面拡張

・スイッチコネクタ接点 → オミット
・メカボ接点 → オミット

※配線を全て銀コードに交換


これだけやれば下手すると秒間が更に2発くらい増える気がする!




なんか手をかけないようにしようと思ってたのにやりたいことがどんどん出てくる・・・ものづくり系人間の性ですな・・・。


ということでまた次回!







  

2017年11月30日

AVENGER PP-19 Bizon #1 安価に調整する!後編

本当は前編・後編の2つで終わらせるつもりでしたがチャンバーが思いのほかダメだったので急遽3部作になりました。





AVENGER PP-19 Bizon #1 安価に調整する!前編
AVENGER PP-19 Bizon #1 安価に調整する!中編





メカボックスの調整が完了したので山場を越えたと思っていたのですが、チャンバーがクセ者で・・・。













作業紹介に入る前に告知を。

2018年1月号のピースコンバット誌宜しくお願い致します。


大門団長の大量破壊コラム連載中です!




今回は東京マルイのガスショットガン KSGをばっさり切ってショート化しました。

誌面をモロに載せるのはNGなのでモザイク掛けてます。雑誌の方で確認してみてください。



実銃でもKSGタクティカルというショートバージョンが存在するのでそれを再現しました。めっちゃかっこよく仕上がっています。

あと、最初の方で一緒にレベルアップサバゲーをやっている生田さんも載っているみたいです!


そういや生田さん、先日に本業の恐竜関係でテレビに出てましたね!




見逃した方はTVerでも見れるみたいなのでチェックしてみてください。

https://tver.jp/episode/37184203

































さて、Bizonのチャンバーの話に戻ります。



ビゾンのチャンバーの問題はホップを最大にしてもこれだけしか突起が降りてこないことです。これでは掛かりが悪くて全然弾が伸びません。































マルイのチャンバーに入れ替えた方が楽ですが元のチャンバーを使えるように加工してみたいと思います。

さて、このビゾンのチャンバーの問題点が2つあります。

1つ目はツマミの調整幅が狭いこと。



















ちゅーことで穴を拡張して調整幅を広げていきますよ。

広げたい側に適当な大きさの穴を空けます。















4mmドリル径にまで拡張したらあとはデザインナイフで繋げて整型するだけです。



調整用のツマミはこれでOK!














2つ目はホップアームの穴に角度がついていないことです。本来なら赤線のような穴の形になっていないとダメなのです。













ホップアームの穴の内側に赤い線のような傾斜の付いたプラ板を貼って解消したいと思います。

















タミヤの1mm厚プラ板をテキトーな大きさに切り出します。プラ板は1mmまでならハサミでカット可能です。


















240番のヤスリスティックでこのように削ります。片方が1mm、もう片方が0.3mm程度になるようにヤスリで削っていきます。

























瞬間接着剤で内側に貼ればOK。















このままだとツマミパーツの突起がホップアームの中に入らなくなるので突起をこのように薄くします。



ホップアームの穴を拡張するのでもいいですが、こっちの方が楽でしょう。













おし!イイ感じだ!


















ホップアームの押しゴムを保持するところには0.3mmのプラ板を貼って底上げをします。接着剤はもちろんシアノン。



この作業をする時はプラ板を切り出したら最初に細いドライバーなどに押し当ててU時になるようにクセを付けると良いですよ。

指の腹にプラ板を置いて上から直径2mmとかの精密ドライバーで押し付けてグリグリする感じです。














あとは要らない部分をニッパーで切り落としてデザインナイフで整形すれば完成!


















あとは最後にひと工夫!ホップのツマミを固定するネジにOリングを挟んでズレないようにしてみます。
















こんな風にしてからネジ留めすればズレ防止に!




あとは組んでみてホップの具合を確認!




















これが一番弱めている状態。




















最大の状態だとこんな感じ。










と!






アベンジャーのビゾンのチャンバーはお金を掛けない方法だとここまでやらないとまともにならなりません。

ですから、これから買おうと思っている方はもうマルイのチャンバーか社外品のチャンバーに交換した方が早いと思います。


1mmのプラ板を斜めに薄く削るとかホップアームの底上げとか普通に難しいしね!




マルイのAKチャンバーとパッキンをアフターサービスに注文したら大体2500円くらいですかね。

社外製だと2500円~3500円程度でしょうか。


AK チャンバーをAmazonで探す


チャンバーは大事なのでしっかりと調整したほうがいいです。

いくらメカボをカッチリ調整してもチャンバーがダメだと弾が散ったりホップが掛からなかったりしますからね~!


















もうちょっとで終わりです!

インナーバレルはマルイ89式のに交換!


なんだかアベンジャーの方がホップ窓が広いですね。














ビゾンのアウターバレルの長さに合わせてバッサリと切ってしまいます!

カットにはグラインダーを使用します。原型の仕事で使うので最近買いました。




樹脂素材をカットするのに買いましたが、真鍮やアルミパイプもイケます。ちょっとトルクが弱いですが趣味で使う分には十分かと。
かなり安いですしね!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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回転した刃が降りていき・・・・
















ズバッと両断!




真鍮のインナーバレルなら15秒くらいでカット可能です。














切断面は400番程度のヤスリで整えて、内側のバリをデザインナイフで切り落とせば完成。





















マズルから覗くとこんな感じ。





















インナーバレルにセロハンテープを巻いてブレ防止!

フルオート時の集弾性に効果大です!定番の工作ですね~!























ようやく元通りになりました!




















さて、気になる初速はというと・・・。









やだっ、ちょっと高め!!



使用した弾はマルイ0.2 バイオです。












う~ん、ヘタって93~94m/sくらいに落ち着いてくれればいいかな?と思ったけどM80スプリングに変えるか。その方がサイクルも上がるしな・・・。








まとめ






今回は色々とパーツを入れ替えたりして調整しましたが、このアベンジャーのビゾンはチャンバー以外はそのまま使えます。


メカボックスはシムを自分で用意してしっかり調整してグリスアップすれば大丈夫です。







元のモーターも一応使えますが非力で遅い、オマケに燃費悪いときているのでお金に余裕があればマルイのEG-1000モーターに変えるのが吉。

対応しているのは軸の短いSタイプの方なのでお間違えのないよう。

改めてEG-1000て3000円しかしないのね!めちゃくちゃ安い。

最近はEG-30000とかサマコバモーターの値段ばっかり見ていたから3000円がすごく安く感じる。


海外製の安いモーターだとブラシがすぐにダメになって動かなくなるのだそう。







インナーバレルも普通に元のやつで大丈夫ですが、タイト気味なので弾はマルイのを使わないと詰まる可能性が大。





知り合いがこのビゾンにS&Tの弾を使って詰まったみたいです。


弾は結局マルイのが一番!命中精度を高めたいなら銃を弄るよりマルイの弾使うのが一番の近道です。

マルイの弾は他のメーカーよりも一回り小さいのでタイトバレルでも大丈夫です。




安い弾は故障の原因になりますのであまりケチるのは良くないです。私も最近はマルイの0.25バイオ一択です。

ハイサイクル電動ガンで弾詰まりしたらピストンクラッシュする恐れもありますからね!私自身、実際にそれが原因でピスクラしてます。


弾が詰まって出てくれないせいでピストンの前進が遅れてしまいます。

そうなると、もう一周してきたセクターギヤと前進中のピストンのギアがクラッシュ!っていうことが起きます。

18:1だとそこまで問題ないですが、13:1のギアの回転スピードだと起こり得る可能性が十分にあります。

弾はホント重要。









チャンバーとパッキンはマルイのやつにごっそり入れ替えちゃいましょう!

加工する手間と時間、道具とプラ板と接着剤買うお金を天秤にかけたらチャンバー代2500円を払った方が早いです。







といった感じです!





今回調整したAVENGERのBIZONはガンモール東京さんで税込み12960円で売っているのでみなさんも是非!





実はこのビゾン、マガジンのゼンマイが短すぎて80発くらいしか撃てない問題も・・・それはまた今度!

















  

2017年11月29日

AVENGER PP-19 Bizon #1 安価に調整する!中編

さて、前回の続きです。


メカボックスを洗ったところからスタート!







なんかメカボックスはJGworks製っぽい感じですね。
安物中華電動ガンは色んな所のメーカーがパーツをOEM提供しているのでもうよくわかりません。














ピストンレールは研磨しました。


あまりにもツルツルにすると油膜切れになってしまうらしいので800番のヤスリで磨く程度にしました。
















軸受け部分を見るとバリが!


















まぁ軸受けを入れるのに問題ない程度のバリだったのですがなんとなく磨きました。





















軸受けはそのまま使える感じだったのでハメてから接着!外側から隙間に瞬間接着剤を流し込みました。



先に瞬間接着剤をつけてしまうと軸受けを奥まで押し込む前に硬化してしまう場合がありますので私は後から流し込んでいます。


















接着剤はいつものシアノンです。


























さて、頂いたパーツを入れていきます!




















LCTのスパーギアです。めっちゃツルツルです(笑)



















同じくLCTのトルクモーター。お金に余裕が出たらマルイのEG-1000モーターに変えよう。




















シム調整はバッチリ!セクターギアのみ元々のやつを使いました。LCTのセクターは厚みがありすぎてタペットプレートとカットオフレバーに干渉してしまってダメでした。



というかこのビゾンのギア自体はそんなに悪くないのでこれから購入を考えている方はシム調整さえしっかりすればそのまま使って大丈夫だと思いますよ。















シリンダーは頂いたもの(上)を入れます!元のシリンダーよりも穴が小さいのでエア容量が少しアップしています。


バレルの長さとスプリングでバランスをとっていきます。

















ピストンも元のやつでも大丈夫そうでしたが、せっかく貰ったのでこれを入れていきます!



ピストンヘッドとギアがメタルです。

歯がメタルのピストンの場合はヒューズが必須です。
例えば、逆転防止ラッチが壊れてしまった瞬間にセミ連射とかしているとセクターとピストンの山が噛み合わなくなって停止してしまう場合があります。

その場合でもモーターは力いっぱい無理やり回そうとするので過剰な電力を要求します。その際にヒューズがあれば電気的に回路を遮断してくれるのでメカボックスに二次被害は出ずに済みます。


ヒューズが無い場合にそのまま回すとセクターの軸が折れたり、最悪の場合はメカボックス自体が割れたりするので注意です。







通常のPOMピストンならクラッシュしてもピストンが割れるだけで済みますのでヒューズ入れなくてもよかったりします。まぁそれでもヒューズはあったに越したことは無いですけどね!



















スイッチとカットオフレバーを組込みます。



















ピストンが前進した状態でセクターの噛み合わせを確認します。ピストンを引き始める最初の歯がぶつかってしまっています。多分メタルピストンヘッドが少し厚みあるからかな?




このまま動作させるとギアロックしてしまい、最悪の場合壊れます。

これを解消するにはシリンダーヘッドのゴムの厚みを薄くするorピストンヘッドを少し薄いものに変え、ピストンをもう少し前進した位置に調整するというのが正攻法になります。








しかし、面倒なのでピストンの一番後ろのギアを削るという対症療法を行いました。



本当はピストンヘッドを変えるのが一番かな?













組込み完了!

スプリングはZC LeopardのM90スプリングを入れてみました。



スプリングはガンズグローバさんで購入





ガンズグローバはスティンガーからも近いし内部パーツがかなり豊富なのでマジで重宝しています。

マルイ純正のタペット、ギアなんかもあるのでチューナーにオススメできるショップです。















さて、メカボは完了したのでお次はチャンバーを調整していきますぞ!





でもこのチャンバー、結構難があるようで。

このまま書いちゃうとめっちゃ長くなるのでそれはまた次回!



続き→AVENGER PP-19 Bizon #1 安価に調整する!後編



















  

2017年11月25日

AVENGER PP-19 Bizon #1 安価に調整する!前編

R-1を飲み続けたお陰で11月は風邪を引かずに越せそうです。大門団長です。


さて、不本意ながら購入してしまったアベンジャーのビゾンをライトチューンしていきたいと思います。

9500円という超絶怒涛の安価で買った電動ガンなのでお金をかけたくはありません!!ナイトビジョンも買ってしまったので金欠ですし!!






このビゾンは出来るだけ金を掛けずに最低限のチューニングで使えるレベルまで仕上げたいと思います。

この銃に大金をつぎ込んでカスタムするのは本末転倒です。安いものなのでなるべく安く済ませます。



っていう旨を各所で言いふらしていたら善意でパーツを頂いたりしました。ありがとうございます。



















インナーバレルは東京マルイの89式のをゲット!!やったぜ!むしろこれはメインウェポンの方に使いたいレベルの逸品!(笑)




こんなに良いものを入れると安価に最低限のチューニングの意味合いが異なってきたような感じですが気にせずいきましょう。

私自身の出費はゼロなので私的には安価にチューニングできるからいいのだ!!



多分ブログを見ている人は元々入っていたギアとかをグリスアップしてチューニングしていく様を見たかったのかもしれませんがそうはなりませんでした(笑)













さて、分解していきますぞ!!レッツ調整!!ビゾン分解時の参考になれば














フロントのこれを90度回転させてカバーのロックを解除します。そして上に持ち上げるとフロントカバーを取り外すことができます。







オールプラのスポーツラインの電動ガンですが流石にアウターバレルはアルミでした。













ボルトハンドルとスプリング、スプリングガイドも取り外します。





初めての銃を分解するのは楽しいです。

















アウターバレルを取り外していきます!


ここのイモネジを外します。













次に根本で固定しているピンを叩いて抜きます。














アウターバレルを掴んでグリグリ捻りながら引っ張れば取れます!


















グリップの底にあるプラスネジを外します。
















グリップを引っこ抜くとモーターが出てきました!



スーパーハイパワーモーター?

素性がよく分らないので頂いたLCTのハイトルクモーターに交換です。


















セレクターを外していきますが、赤〇のやつが正ネジになっています。

ラジオペンチ等で挟んで回して取ります。





















取れました!



















チャンバーを固定しているネジも外してしまいます。




















これでようやくメカボが外せました!Ver.3のメカボは初なのでチョット感動。




加速シリンダーが入っていました。このシリンダーでこのインナーバレル長で初速97m/sってかなり極悪スプリングな気が・・・・。

















チャンバーとインナーバレルも取れました。


















モーター部分を分離!


















シリンダーの窓を覗くとピストンが限界まで引かれた状態で止まっておる!この状態でメカボを開けると危険!
















メカボの側面にラッチ開放用の窓が無かったのでモーターを外したところからマイナスドライバーを突っ込んで逆転防止ラッチを解放します。





















セレクターギアを外します。
















メカボ上部についているカバーを前方にスライドさせて取ります。ちょっと固かったです。




















普通にネジを取ってメカボオープン!!さてさて!どうなのよ?

なんか他の人のブログとかで海外製の電動ガンのメカボ空けてヘドロみたいなグリスが付いててやばい!みたいなのを見てきているので自分のがどうなってるのか気になるぜ!ワクワク!


















ん~?一見すると普通ですね。シムも入っていますが?


















いや!!





まてまて!








これを見てくれ!!

















やばいの見つけた~(笑)

逆転防止ラッチの軸に赤いグリスがてんこ盛り!しかも乾燥してカチカチになってるからラッチの戻り悪いっていう!逆にちょっと嬉しい!



















うわ~!これはグリス塗り直さないとだね!
















ベベルギアを取ってみました。なんか普通でつまらないですね。

なんかこう、軸がズレてた!みたいなのが欲しかった(笑)



8枚ラッチですね。











ベベルの裏側は無駄にベアリングが備わってました。前の記事でも書いていますが、摩擦抵抗を無くすっていうのが大事なのでこれは良いのかもしれません。




モーターのピニオンギアと最初に接するのがこのベベルで、ベアリング付いてるでしょ?ベアリングって滑り良くして抵抗を減らすってことですからね?












それを踏まえた上で、次に力を伝達するスパーギア見ていきますよ?

















はい出ました!

スパーの裏側シム無し!!なんか指で回したときやたら重いなと思ったらスパーそのものがメカボに超密着してるっていう!




いやもうベベルのベアリングなんだったの状態(笑)

ベベルを回り良くしたところでスパーがめっちゃ抵抗になってるから意味無いっていうね!








あ~たまんね。最高です。やらなきゃいけないことがあるって良いことですね。

わざわざメカボ開けた甲斐があったというものですよ。





多分このまま使っていたら近いうちに壊れていたでしょう。



7.4Vのリポで秒間15発しか出なかったのはこのスパーの抵抗が大きな要因なんじゃないか?














ピストンはマルイっぽい雰囲気で普通でした。

でも貰ったピストンあるから交換しちゃおう。

















セクターはカムが次世代のように長いタイプですね。








なのでタペットプレートもこのような形状になっていました。















メタル軸受けはこのまま使えそう!

因みに軸受けにはグリスが塗られていませんでした。このまま回し続けていたら焼けて固着していた可能性もあります。















スイッチは問題なし!















スプリングガイドは樹脂製なのですが、グリスが一切無し!因みにタペットプレートが動作する部分もグリス無しでした!たまんね~!




チューナーとしての自分の存在意義が見出せるので逆にありがたいですこの中華銃(笑)












メカボの精度自体は悪くない感じです。

軽く拭いただけなので一応洗っておこうかな。




メニューとしては

・インナーバレル交換
・ホップパッキン交換
・ホップレバー調整

・ギア交換
・ピストン交換
・シリンダー交換
・シム調整
・グリスアップ

・モーター交換



こんな感じかな!






長くなってしまったので続きは次回!


続き→AVENGER PP-19 Bizon #1 安価に調整する!中編









  
タグ :ビゾン分解

2017年11月21日

VFC M4 ES スティンガー #24 チャンバーをドラムタイプに変更!

先日、名古屋にあるコンバットレディ愛知というフィールドに遊びに行ってきました!

その際にこのメインを使ったのですがチャンバーのホップ調整がシビアすぎて面倒だなと思ったので新しいものに変えようかと。



フィールドレポ的なのは最後の方に。







さて、以前にマイクロスイッチ化&FET化&トリガースプリングレス化によってかなり気持ちの良いフィーリングになったわけですが、ちょっとホップ調整が気になり始めました。







現在はライラクスのメタルチャンバーを使っていて、チャンバーそのものの性能は素晴らしいのですが、このダイアル式の調整がかな~りシビア。



レンジで調整しているとほんの少し触っただけでフライヤーになってしまったりして難儀しました。

まぁコンバットレディ愛知さんはCQB系ですし、遠くても25mくらいの距離ですから弱ホップにして遊んでましたので問題はありませんでした。










今回はACE1ARMSのVer.2用メタルチャンバーに交換してみたいと思います。




これを選んだ理由としては微調整の利くドラム式という点、メタルという点、あとはガンズグローバの社長さんにオススメされたから(笑)



一応おなじドラム式のPROWINのメタルチャンバーも持っているのですが、組込みの際にパッキンとチャンバーの間に隙間が出来る等の批評があったのでACE1ARMSにしました。

ホビーショップCZの教えでは「カスタムパーツがダメだとか使えないとかじゃないんじゃないんだよ!使えるようにするんだよ!」ということなのでPROWINもそのうち調整してテキトーな銃に入れようと思います。

実際に社外品のカスタムパーツがすんなり組込み出来て即性能アップ!なんてウマイ話なんて実はそんなにありませんしね。




ただ、組み込むのに手数は少ない方が良いということで今回はACE1ARMSを試してみたいと思いますよ!













ではACE1ARMSのメタルチャンバーを見ていきますよ!




ドラム式のダイアルはチャンバー側のOリングの摩擦によってズレないような仕組みになっていました。結構固めなので撃ってる内にズレるといったことはなさそうですが、ここは次世代電動ガンみたくクリック感あった方がよかったな~!











ホップアームはゲート跡のバリが残っていましたが動作には関係ない場所なので良しとしましょう。一応ニッパーで切り落としておきました。




押しゴムは暗闇で光りそうな色してますね(笑)マルイの押しゴムよりちょっと硬い印象です。シリコンっぽい感じ。












ホップパッキンはマルイにするのが大正義ですが、付属していたパッキンがおもしろそうなので試しに使ってみたいと思います。レッツ組込み!
















さくっと組込み完了!なんだか色が毒々しいな(笑)
















さて、先ほど付属のパッキンが面白そうと書いたのはこういう風になっていたからです。




ホップ面がファイアフライのくらげのようになっています。

そして矢印のところが少し出っ張っていて、弾を毎回同じ場所で保持できるような仕組みになっていました。




電動ガンのフルオート時の集弾性を良くするにはいかに弾を毎回同じ場所に保持して発射するかという点と、いかにチャンバーがブレないようにするかという2点に尽きます。

その点で言えばこのパッキンが上手く機能すれば集弾性がよくなるのではないかなーと!

ただちょっと抜弾抵抗がマルイのパッキンに比べてキツかったのでん~どうだろうといった感じ。

レンジで撃ってみないと分りませんね。





集弾性について上記の2点を挙げましたが、それより重要なのは弾ですよ弾。


銃をめっちゃカスタムしてるのに安いバイオBB弾使っているのはお笑いです。チャンバーのカスタムよりも真球性の高いメーカーの弾を選ぶのが集弾性を求める近道ですよ。

集弾性を求めるならマルイの0.25バイオ弾一択ですよ。G&Gよりもマルイの弾の方が製造工程での研磨が1回多いのですよ。つまり精度の平均値が上ということです。

お金に余裕があれば0.28とかですね。禁止のフィールド多いですけど。
















さて、今度はチャンバーがブレないようにする加工です。

羽の部分に高粘度の瞬着を盛って固めました。裏側も同じようにしています。アウターに入れる際にギュッっとキツイくらいで丁度良いです。







あとはチャンバーがメカボックスに密着できるように前側にも瞬着を盛りました。




アッパーとロアを組んでフレームロックピンを差し込む時にギュッっとチャンバーがメカボに押し付けられる塩梅です。


これはホビーショップCZで教えてもらいました。



自分の電動ガンのマガジンハウジングから指を入れてチャンバーをグイッと強めに動かしてみたときに、ガタつきがある銃は集団性の向上余地があります。

チャンバーにガタつきがあると、フルオートで撃つ際にチャンバー自体が振動でブレてしまうのでホップパッキン云々以前の問題になります。

指で力強く押してもビクともしないチャンバーはOKです。



あと、フルオート時の集弾性の要素で言えばセクターチップも重要な要素になります。

それに関してはコチラの記事を見てください。



マガジンから上がってきた弾をノズルがチャンバーに押し込むわけですが、セクターチップの形次第で弾をゆっくりとチャンバーに押し込むことができるようになるので毎回の弾の発射位置を平均化できるようになります。


セクターとタペットの相性によってはタペットが一気に開放されてバネの勢いに任せて前進してしまうと弾はノズルに弾かれるようにチャンバーに入っていきます。そうなるとフルオート時の毎回の弾の発射位置がバラバラになります。


理想は送り込まれた全ての弾がホップの突起に触れた状態にすることですね。

勢い良く弾が押し込まれるとホップの突起に少し食い込んだ状態で発射されることもあるということです。その弾のホップの掛かりが弱くなるのでその弾の飛距離は落ちてしまいます。

そういったことが起こると、フルオート時に弾が上下にバラけるということになるわけです。












ちなみにチャンバーのガタつきを無くすのに使った瞬着と硬化剤はこれです。

















ということでチャンバー交換終了!

近いうちにサバイバルゲームフィールドbattleさんのレンジで試させてもらお!
















さて、コンバットレディ愛知に行った話を。


ツイッターを見てたらなんだか面白そうなフィールドの写真が回ってきて、こんなに写真見て心躍ったのは久々だな~ということで遊びに行ってきました。




写真を見たらスゲー広そうに見えたのですが、実際の面積はバトルシティさんの池を除いた面積と同じくらいでしたね。







コンバットレディ愛知さんはSTREETとOLD CAMPという2つのフィールドがあって、今回はSTREETで遊びました。

完全なCQBフィールドで人工物が綺麗に配置されています。

フィールドマップはこんな感じ。




一辺が65mの正方形って感じでしたね。

CQBをやるには程よい広さでした。








なんか街灯とかが良い雰囲気でてて、アメリカのコンバットゲームフィールドのような感じ。




オープンして3年目だそうで、平日にも関わらず68名も集まっていました。


今、関東で平日にこれだけ集められるフィールドはほとんど無いんじゃないかな?

トヨタのお膝元なのでそれ関係の職業の方が多いそうです。












ミーティングもスタッフさんはしっかりと説明されていました。

特に「プレキャリやベストを着用している方は被弾に気付きにくい装備という自覚は持っておいて下さい。それを意識してるとしてないとでは全然違います。」と言っていて、これは素晴らしいなと。

敵を撃つことに集中しすぎて被弾を拾う事を疎かにしてはいけないということですね。

これは装備云々に関わらず全員が意識しておかなければならない事ですね。

相手には寛容に、自分には厳しく!


ゲーム中も厳しめにジャッジしていたので好印象。











セーフティエリアは全て屋根があり、中にはモニターまで設置してありました。






観戦台からフィールド内を見渡すことができます。






店長の赤澤さんは関東の人気フィールドを目指す感じで作りましたと仰っていましたが、普通に関東の中でもかなり上の方なんじゃないかという設備でしたね。







非常に楽しかったのでまた機会を作って遊びに行きたいと思います。


















ということでまた次回!






  

2017年06月02日

電動ハンドガン ハイキャパE レビュー!ドラムマガジンジョイント発売するよ!

いきなりですが、電動ハンドガン ハイキャパEのレビューです(笑)


いや、実はドラムマガジンジョイントを開発するために一応電動ハンドガンは全機種買ったんですよ。
そんで、USP、M93R、USPは事情があって発売を見送ってましてね。

でも今月中に発売したいと思います。

延期してた理由なんかは後ほど。


で、折角なのでレビューしてみたいと思います。














その前に告知を!

PEACE COMBAT Vol.19発売しました!

最後の方に大門団長の大量破壊コラム連載してますので是非買ってください~!







今回の内容は「東京マルイ SOCOM MK23用ハイブリッドサイトを作る」です!いつもは3DCADで設計してるのですが、今回は原型師らしく手作業で作りました。なにやら量産して誌上通販しましょう的な動きも・・・!?



実際に装着した姿は誌面で確認してみてください!

流石にブログには載せられませんので(汗)


















ではハイキャパEのレビューをば。

べーん!箱を開けたところ!



あんね、商売の為の材料として買ったエアガンは箱開けたときに全く感動しないね・・・(悲)

商売に趣味を絡めるとこうなるのはプロモデラーになったときに経験済みさ・・・!










ハイキャパEは電動ハンドガンの中での人気はグロックに次いで2番目ですね!

次にUSP、M9A1、M93Rといったとこでしょうか。



表面の仕上げは相変わらず良いですね。スライドとフレームで微妙に色が変えてあります。



まぁ皆さんご存知だとは思いますが、ガスブロのハイキャパに比べてグリップがとにかく太くて角ばっておる!

それもあってか余計に直線で構成されている印象を受けます。









まぁメカボが入るのでこの角ばる感じは仕方ないですね!それにしても、発売当初はここまで人気が出るとは思いませんでしたね!


















個人的に電動ハンドガンの中で1つ選べと言われたらグロックですが、2番目はハイキャパ選びますね。

その理由としてはトリガーストロークの短さ、セミフル切替の分りやすさがあります。あとサイレンサーをスマートに付けられるから。



ハイキャパのトリガーは電動ハンドガンの中で一番ストロークが短いのでセミでの連射がやりやすいですね。

















ハンマーがデコックされている状態がフルオートでコッキングされている状態がセミオートになります。




一旦ハンマーを押し込んでからコックする要領で切替します。



















一応ハイキャパはガバメント系の45弾ということでマズルの口は広いですね!





で、サイレンサーを付けるにはマルイのマズルアダプターが必要です






が!


見た目がちょっと・・・上にレール要らんし・・・・という感じなのでサードパーティ製からシンプルなのが発売されてます。


これはハイキャパのマズルにネジM14逆ネジが切られてるものを圧入するという商品。
スティンガーのお客さんで使用している人が居たので見せてもらいましたが、マズルは金属製なので結構ガッチリ固定できてるそうです。



そんで、同じくフリーダムアートのこちらはマズルユニットをネジ切りされたものにまるっと交換してしまうパターンのやつ。
この商品リンクのやつにはインナーバレルもセットになってしまってますが、単体でも発売されてます。









あと、フリーダムアートのやつと同じ物がNEOXからも出ていますね。







この方式は外観を一切変えずにサイレンサー付けられるからいいですよね!

コレができるのは電動ハンドガン5機種中ハイキャパEだけなんですよね。
その他の機種は外観を変えずにサイレンサーを付ける方法が少なすぎるんですよね。

ベレッタの2機種なんかスライドと一体化してるプラのマズルに締め付けで取り付けるだけなので不安だったり・・・。

インドア最強の電動ハンドガンはトレーサー付けたりする場合が多いのでそういった点でハイキャパはオススメですね。




マルイのレイルアダプターはお手軽にサイレンサー付けることができるからいい商品なんですけど、個人的にトップレールは要らないな・・・って思うんですよね。トップレール取り外し可能とかだったらいいのになぁ~!

すみません、わがまま言いました(笑)

万人に対応する為にああいう形になったんだと思うので文句はダメっすね!
















サイトピクチャーはこんな感じ。



いつものやつなのでガスブロから移行した人でも問題ないかと。

















ハイキャパE用ドラムマガジンジョイントをようやく発売することしました。

ハイキャパとUSPとM93Rはただジョイントを接続しただけだと給弾不良になってしまうんですね。それを解決するには本体側を少し改造しなければならないのです。
給弾不良の理由と改造方法は発売時にブログにて説明します。

自作でドラムマガジンジョイント作ってきた人はほぼ全員給弾不良起こしてると思いますが、自分の加工に自信もってください(笑)問題なのは本体側です。







一応私の中ではポン付けできて誰でも簡単にドラムマガジン化できるようにと考えていたので、本体側に改造が必要となると手軽さがなくなるし、ユーザーに手間を掛けてしまうのであんまり売りたくないなーと思っていました。

ただ、SNSを見てたら普通にこのアイデアをパクろうかな的発言を発見したので綺麗ごと言ってられん!ということで急いで発売することにしました。

別に著作権を持っているワケではないのでアイデアをパクることに対して相手をと咎めることはできません。私もハイブリッドサイトはマルイのM&P Vカスタムのサイトから着想を得ていますしね。というかマルイも実銃のカスタムサイトをモデルにしてるし。




そんで、給弾不良を起こす機種だということを何も知らずに他者がテキトーにジョイントを発売することで色々と問題が起こります。

他者が発売した商品で不良が起こると「ドラムマガジンジョイント」という商品をひとまとめでイメージダウンになります。そうなると私の方にも迷惑こうむりますのでそれはカンベン願いたい。
給弾不良の仕組みを分っている私自身が発売して説明しないとややこしくなるだろうなと思ったわけです。

因みにグロックとM9A1も給弾不良が起こる機種がちょいちょいあります。その対処法も近いうち書きますね。



とにかく、3DCADさえ操作できれば誰でも簡単に商品を作れる今の時代ってのは怖い部分も多いです。



グロック用ハイブリッドサイトを最初に発売したのは私ですが、同じグロック用のハイブリッドサイトをFDM方式で量産している新参業者も出現しました。そこの商品はそれなりに売れている反面、アマゾンの評価では「仕上げが荒い」などの批評が目立ちます。

3Dプリントは色々な方式があります。

現在主流なのは3種類あって、FDMというプラの糸を溶かしていく安価な方式、粉をレーザーで焼付けていくSLS方式(ドラムマガジンジョイントはこの方式)、水槽に入ったプラスチックの液体をレーザーで固めるLSA方式、俗に言う光造形というやつ。後者の方が積層ピッチが細かくて仕上げが綺麗になりますが、高価になります。



これがFDM方式で出力されたもの。FDMプリンター自体は5万~60万ほどで買える。50cm以上の大きなものを作り出すならこの積層は気にならないが、1cm以下のサイトを作るには無理がある。高い機種はこの段差が細かくなるが、限界があるのだ。







これがSLS方式で出力したドラムマガジンジョイント。





これがLSA方式で出力したハイブリッドサイト。衝撃に弱いが、精度はバツグンで、硬度も高いので細かいディティールも再現できる為、製品の原型に向いている。



SLSとSLAのプリンタは500万~4000万くらいするので個人で買うのは難しい。




3Dプリントに対して見識の深くない人がFDM方式の製品を見たら「えっ、3Dプリント製品ってこんなに荒いのか」と、3Dプリント製品全てに対してのイメージが下がるでしょう。いや、まて俺のは光造形の製品だからちゃんとしてるぞ!と言われたところで「どうせ荒い3Dプリントでしょ」と毛嫌いされます。3Dプリントは色んな方式があるのにひとくくりにされてしまいますからね。
一度下がったイメージを取り戻すのは難しいです。



私はプラモデルやフィギュアの造形製作の現場に居ましたがFDM方式のプリンタなんてCADでモデリングしたモノの大きさを実際に手にとって確認する為だけにしか使われませんでした。とても仕上げが荒くてそれ自体を商品にするなんて発想は一切ありませんでしたね。

手に持ったらこのくらいの大きさか~じゃあデータで少し小さくすっか~とか確認するだけのやつ。







FDM方式の3Dプリンタはあくまでたたき台の試作品を素早く出力できるだけの道具にしか過ぎず、本番用の原型は光造形か、3Dプロッタというプラやケミカルウッドの塊から削り出す切削機を使っていました。


ですから、私はゴーストリングサイトやハイブリッドサイトを光造形で試作品を出力し、それを更に手作業で磨いて表面を綺麗にしてからシリコンで型取りをして真空注型機の中でシリコン型にレジンというプラの原液を流して複製し、硬化後にバリ取り、塗装、表面仕上げをしてから売っていたんです。



要はプラモデルやフィギュア製品と同じ工程で作っていたのであれだけ綺麗に仕上げができてたんです。




ただ最近、エアガン業界でぽつぽつ出始めている自称クリエイターの人達はまさかのFDM方式のプリント品をそのまま商品化!ええっ!それやっちゃうの!?っていうので私は衝撃を受けましてね。
そんでSTINGERのお客さんでもその商品を付けてる人が居て、「マジか・・・このクオリティでもええんか!」と思いました。

その方は「見た目はアレだけど使えますよ!」って言ってて、クオリティ低くても安くて使えれば売れるという事実を目の当たりにして、今まで頑張って仕上げていたのは何だったのだ・・・と、ちょっと悲しくなりました。

それでも私の製品を買ってくれる人は居ましたけどね。




ですので、それなりにクオリティ落としてもいいなら私も商品化スピードを早くできるな~と思ったのでコレからはナイロンプリントで製品を売っていこうかなと検討中。流石にFDM方式で売るのは私の原型師としてのプライドが許さんですね。はい。

ハイブリッドサイトとゴーストリングサイトも価格とクオリティを少し落としたナイロン製で再販する予定です。
ドラムマガジンジョイントと同じ素材なので表面はザラザラしてますが、FDM方式より遥かにマシ!ナイロンの質感ならエアガンの上に乗っててもギリ許せるかな~といった感じ。

というかスライド自体をナイロンで3Dプリントしてるところもあるくらいだしね。

M4のグリップと比較するとこんな感じ。








私が1人だけ造形に対するこだわり見せ、クオリティだの何だのと嘆いてたってエアガン業界の3Dプリント販売競争に勝てません。安くて荒いものが凄いスピードで出回ってしまう状況を考えたら、敢えて私もそのレベルまで落としてそこで戦う必要があるなと・・・。そして気軽に他人のアイデアをパクれるジャンルというまさに何でもアリ状態の現状を見る限り、悠長なことは言ってられません!


「いや、大門団長はクオリティ高いものを作り続けた方がいいよ!」という声もあるかもしれません・・・・。

知ってますか、タミヤの戦車プラモデルは世界一のクオリティですが、新製品を出すスピードが遅すぎて、そこそこのクオリティで戦車プラモデルを毎月発売する中国メーカーに押されていることを・・・。日本のモデラー達は常に中国メーカーが発表する戦車プラモデルの情報の方が楽しみなんですよ。





一応アニメキャラクター原型の世界だと、あのライバル企業があの機体出すなら被るからコッチは別ので対抗だっ!とか考えたりするもんなんですけどね。エアガンのパーツを3Dプリントして売ることを副業の小遣い稼ぎに考えてる人にとってはそんなものは関係無いということがよく分りましたね。

ここはもうクリエイターとしてではなく、商人として泥臭くこの販売競争に挑みますよ・・・。残念ながら大門団長は暗黒面に堕ちました・・・。






去年はフィールド経営1年目だったので造形関係がおろそかになっていましたが、今年はガスブロや電動ハンドガン用のサイトのラインナップをガンガン増やしていこうと思いますよ~!是非ご期待下さい!


あ、他の3Dプリント製品を売ってる方とラインナップが被ったらごめんなさい(笑)それはお互い様!
あからさまにパクったりはしませんが、商品名と形を変えて発売するかもしれません(笑)

告知力と販売力はこっちに分があるんやで~フィールドもあるし問屋さんとも繋がりあるんやで~!




いやね、今までやってきたシリコン型を作って真空注型機で生産する方式って3DCADからプリントするだけの方式に比べて7倍くらいの時間と作業量だったんすよ。

それが無くなるだけでかなりラインナップ増やすスピード上がりますよ。
その代わり表面仕上げのクオリティはかなり落ちます(笑)

こういうの作って欲しいとかあったらツイッターの方でリプなりDM頂けると!需要がありそうなら製品化するかもです。












とうことでまた次回!






  

2017年05月25日

CYMAの最軽量M4多弾マガジン!

以前にCYMAのエアコキM4A1を紹介した時に"付属しているSTANAGマガジンが多弾でしかもガワがプラで軽い"っていう話を少し書いたのですが、なんとそのマガジンが単品で発売されたので紹介したいと思います!!












最近の私といえば、電動ガンをいかに軽くするかばかりを考えていて、軽量メカボックスなんかにも手を出して泥沼状態・・・・なんでそんな軽さにこだわるんだと周りからは冷ややかな目で見られています(笑)

ガンズグローバにレトロアームズの軽量メカボックスを買いに行った際も社長さんに「大門さん、そんなに銃が重いのが気になるなら、そのお金でプロテイン飲んだりジムで鍛えるとかした方がいいんじゃないの?」と突っ込まれてしまいました(笑)

そそ、その通りでございやす・・・!!!




最近の電動ガンと言えばマルイの次世代のように「実銃と同じ重さ!」というのがウリの1つでユーザーもその重量感にプライオリティを感じているわけですから、私のように軽さを追及するっていうのは世間一般の尺度で測るとひねくれ者に見えるわけです。

まぁひねくれているのですがね(笑)









マガジンはガンモール東京さんで購入!

これはスプラッシュツアー時に出店された際の写真で、写っているのは店長の黒沼さん。強面だけどめっちゃ優しくて腰の低い方です。



最近は”腕を骨折した人”で有名な黒沼さん。

去年の11月に開催されたホビーショップCZ対ガンモール東京のイベント、「銃屋大戦争3」のゲーム中に黒沼さんが腕を骨折。
アームズマガジン誌のイベント紹介の記事内に黒沼さんの骨折したレントゲン写真が載ったことで一躍有名になりました。


いや、もうその辺の若手芸人より体張ってますよね。


腕を折り、自分に注目を集めることでガンモール東京の認知度を上げて売上げに繋げようとしているんですから・・・。私には到底真似できないマーケティング法です。

この前、別のイベント時にお会いした時もまた肘を怪我して目立とうとしてました。
どこまで貪欲なんだ黒沼さん・・・!


そこまで腕を怪我するならロックマンとかコブラみたいに肘から先を電動ガンにしちゃいなよと周りから突っ込まれていました(笑)










このマガジンは製造元がCYMAで販売元がUFCとなっています。
とにかく軽いのがイイ!!





昔はベスト付けて次世代電動ガンを持ってそれっぽい格好をして撃ち合うだけで楽しかったんですが、最近は格好とかどうでもよくてゲーム性を重視するので銃は軽い方がいいんですよ。疲れないし。だからマガジンも軽い方がいいというワケ。


ある程度銃は重い方が遠射時には安定しますが、軽い銃でもしっかりと構えれば45m程度の距離なら全然当てられるし、そもそも私の戦闘スタイルと交戦距離なら命中精度はそんなにいらないという・・・。

だったら匍匐時とかに疲れないような軽い銃でいいじゃんってことで軽さを追求しているんです。



マガジンの購入はガンモール東京さんの通販ページから↓


UFC M16/M4 プラスチック 270連マガジン











なんだよ~ただの軽いマガジンの話かよ~そんな興味ねえよ~。






おっと!そこ!聞こえてきましたよ!

じゃあ興味が沸くような一言を皆さんにおみまいしてやりましょうか。








なんとこのマガジン・・・・・
























販売価格が・・・・・
























たったの・・・・・































810円!


















































やばいっしょ?やばいっしょ?

M4の多弾マガジンがたったの810円ですよ。興味沸いたっしょ?ねえ?



たった810円なら買おうかなってなるでしょ!
























さて、皆さんの興味がグングンきてるところで各部の紹介を。






マルイの300連マガジンと比較していきます。
もう普通に多弾マガジンです。秒間30発の電動ガンで撃っても給弾不良はありませんでした。



外観はやっぱりプラ特有のツヤ感はあるので質感を気にする人にはオススメはできないかな。









給弾部はマルイと同寸です。
東京マルイのM4 CRWやVFCの電動ガンに問題なく挿入できました。

リップ部のプラの材質はマルイの方が耐久性ありそうな感じ。















ゼンマイを回しやすいように少しえぐられています。



このえぐりはプラだからこそ!

ゲーム中にグローブを付けていても回しやすいです。
















軽い軽い言うけどどんだけ軽いのよって話なんですけど実測してみましたよ。


まずは東京マルイの300連マガジンから。



すげー!200gぴったりなんだね!
















CYMAのプラ多弾マガジン。




なんと半分の軽さです。






















因みに同じプラのAD Clasicc製P-MAG多弾マガジンよりもCYMAの多弾プラマガジンのが27g軽いです。




たった27gならP-MAGでいいんでないのと思うでしょ?でもCYMAのは810円だから!!!

揃えるの楽だから!!!

財布に優しいから!!!













そんで、弾をいっぱいまで入れた状態の重さを量ってみたいと思います。


東京マルイの300連マガジンから。




入れる前の重さが200gで満タンの状態が267gだから、弾が67g入ってるってことだね。

67÷0.2=335

335発入ってるってことか!商品名に300連って書いてあるのは実際に撃てる数が300発ってことなんだね!

へぇ~知らんかったぜ。











次はCYMAの軽量多弾プラマガジン。



入れる前の重さが109gで満タンの状態が168gだから、弾が59g入ってるってことだね。

59÷0.2=295

295発装填可能ということになりました。

弾の入れ方で多分300丁度とかになるのかな。

一応公称では270発だそうです。30発くらいは給弾ルートに残るから実際に撃てる数が270発ってことなのかな。

つーことは基本的に多弾マガジンって中に入れられる数じゃなくて撃てる数が公称値になっているってことなのか。






ん~それにしてもマルイは300発、CYMAは270発と30発差があるとしても1本の重さが267gと168gとでは携行するときにも差が出てきますよ。





マルイのマガジンは2本携行すると534gになりますが、CYMAの軽量マガジンだと3本携行しても504gです。

つまりマルイのマガジンを使うと600発携行するのに534gを持ち歩くことになるのに対し、CYMAの場合は504gでマルイより30g軽い負担で810発携行することが出来るということになります。



この差は大きいですよ!







サバゲーではもう10回ほど使っているのですが、給弾不良も無く普通に使えてますね。

あと、実際に使って良いなと思ったのが、ジャラジャラ音が小さいことですね。

マルイのはガワが金属なので甲高いおとでジャラジャラ鳴るんですけど、CYMAのはプラなのでジャラジャラ音が少し低い音になります。





やっぱり安いのがホント良いです。

無くした時や壊れた時の精神的ダメージが小さいってのがね(笑)

810円ならまぁいいやってなるし。


4本買いましたが全部快調に使えてますね。

ただし、私が買ったやつがアタリだっただけでもしかしたらハズレもあるかもしれませんので注意ですぞ!海外製なのでその辺はね。


外観や質感を気にしないゲーマーにはかなりオススメできるマガジンですね。


今まではフラッシュマガジンを使っていて、あれは素早くゼンマイが巻けるので重宝していました。
でも最近はこのプラマグに切り替えてますね。指で巻くめんどくささはあるものの、私の中で軽いっていうアドバンテージに勝るものはないのだ(笑)


サバゲー行く時の荷物も軽くなるしね。













で、ただレビューしただけじゃ面白くないのでひとつネタを・・・・









このマガジンはプラなのでこんなこともできてしまうのです・・・




















ステッピング加工(笑)



P-MAGとかでやってる人は居ますが、STANAGマガジンでは私が初めてでしょう(笑)

っていうか実銃の世界じゃありえないし。











因みにステッピングツールは以前、ショットガン M3ショーティのフォアグリップにステッピングしたやつ。



山が小さすぎるのでカッティングビットで溝を深く掘り下げました。














マグチェンジ時に滑りにくくはなりましたが、別にわざわざやらなくてもいいかな?(笑)



だったら普通にカモフォームとか巻くのでいい気がします。


まぁネタってことで!





ということでまた次回!