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Posted by ミリタリーブログ at

2019年02月21日

東京マルイ 電動ハンドガンHK45 レビュー&分解!

久々に電動ハンドガンの新機種です!

早速レビューしていきますよ~!


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外見は電ハンの中でも最もリアリティがあるのではないでしょうか。パッと見ではガスブロと見分けるのは難しいかもしれません。










電ハンは外見がちょっと・・・という方も良いかもしれません。全機種持っていますがHK45が一番リアルです。












いつも通りカバーは別パーツです。











サイトピクチャーはこんな感じ。













で!

ハイキャパEのグリップがあまりにも角ばっていたことでグリップの太さを気にされている方も多いと思いますのでガスブロHK45と握り比べしてみましたが、全くと言って良いほど違和感がありません。


45ACP弾を使う銃なので9mm拳銃よりも元々のグリップが太いということもあり、メカボックスが入っていることでの肥大感はありませんね。


側面の上の方が電ハンの方がわずかに膨らんではいますが、グローブしてたら分からないかもしれません。


人間工学に基づいた設計なだけあり、ハイキャパEよりも遥かに握り易く、手になじんでくれます。


グリップは一切気にする必要は無いと言えます。














USPとの比較


USPの方がわずかにコンパクトですね。

そりゃUSPの方が小口径の銃なので当たり前ですが。

なのでグリップもUSPの方が細身に感じます。


というか、45ACPを使うHK45がここまでコンパクトに仕上がっているということを称賛すべきかと思います。

まぁ、エアガンは6mmBB弾を発射するだけなのでそこは関係ありませんが(笑)

セレクターの操作感も同じです。










マガジンはUSPと似ていますが互換性はありませんでした。装弾数30発。







USPと同じ、背面側から弾が見えるタイプ
















X300Uを取り付けてみましたがスーパー似合いますね!














最速?で分解してみたので従来機種との違いなどを探っていきますよ~!

まずスライドを外した状態はUSPに似ていますね。


マズルはフレームと一体成型になっているのでサイレンサーを付けたい場合はマルイ純正のサイレンサーアダプターを使うか、インナーバレルを伸ばしてPDIのアタッチメントのようにM14逆ネジのアダプターをインナーバレルにイモネジを固定する方式になるかと思います。

こういうやつです。















カバーを外したところです。




この辺の構造も基本的に従来機種と同じです。













チャンバーは5番なのでハイキャパと同じですね。ドラムタイプですからセンターがズレにくい優秀なチャンバーです。






初速は0.2gのホップちょい掛けで67~68でした。ハイキャパよりちょっと低めですね。現行グロックの箱出し初速と同じです。













ハンマーとセレクターが一体になっているユニットを外します。


USPだとセレクターレバーを組み込む時、ちょっとコツが要りましたが、HK45は至極単純なので楽です。















このユニット、赤丸のところにセレクターのクリック感を出すパーツがハマっていますので取り外す際に無くさないように注意しましょう。

















マガジンエンドを外すとバックプレートが簡単に取れ、ギヤが丸見えになります。ハイキャパに近い構造をしていますが、HK45の方が少ない手順でこの状態になります。











この隙間からドライバー等で押せばグリップパネルが外せます。


いつも通り、両面テープで貼り付けられているだけです。









パネルを外すとこの状態になりますのでグリップピンをこちら側から叩いて抜き、チャンバーと配線ネジを取り、下に押すとメカボックスが抜くことができます。













メカボックスのガワは従来機種と同じです。


















トリガーアッセンブリを外していきます。




見えているネジを外すだけなので簡単に外せます。















アウターカバーはアッセンブリを外した後に前にスライドさせて外せます。

















バッテリー端子はネジ1本外すだけで取れます。















純正端子をオミットしてBEC端子やミニT端子にする場合はこの状態になりますね。


バッテリー端子を外した状態のバッテリースペースはそこそこあるのでXCORTECやジェフトロンのFETなら底面に設置すれば問題なさそうです。













スライドストップのパーツは別パーツになっていますが接着されています。これは外さなくてもOKです。










HK45とハイキャパEのインナーバレルの比較。7mm差です。

















試しにハイキャパEのインナーを入れてみましたが・・・




3mmほど飛び出てしまいますね。
















マズルベースの穴がかなりタイトでインナーバレルを入れた時にブレが皆無です。素晴らしい。


ハイキャパEのマズルベースの穴は少しガタがあります。














メカボックスを分解していきます。

電動ハンドガンは機種ごとにスイッチユニットが専用設計になっていて、HK45も専用の形状になっています。カットオフ方式はハイキャパと同じです。












スイッチのリターンスプリングもハイキャパと同じです。因みにM9A1以前の機種はキックスプリングになっていました。もしかして現行生産品は変わっているんでしょうか?










見慣れた光景ですが・・・
















なんと!逆転防止ラッチが新しくなっています!



ギヤに引っかかって止まるタイプに変更になっていました!


ハイサイクル電動や次世代と同じ方式です。

これでロックタイムが短くなります。

ロックタイムとはカットオフされてからギヤが完全に停止するまでの時間で、ラッチ枚数が11枚になったので逆転時間が少なくなり、従来機種よりも早くギヤが止まるようになります。

まぁ、あまり実感はできないと思いますが。

ベベルギヤ自体は従来と同じなので下側にもラッチが残っていました。

















この辺もハイキャパと似ていますね。フルシリンダーでした。
















シリンダーヘッドも緩衝材の上にPOM板が貼られています。これもハイキャパと同じです。


STINGERのレンタル用G18CはPOM板が無いので緩衝材が潰れてボロボロになっています(笑)

普通に撃てるので問題はありませんが。













あと、HK45のスプリングは異様に短かったです。そのおかげでメカボが爆発しにくかったです。

一応巻き数は同じです。

硬さは同じだけど短く抑えたということでしょうか。それともインナーバレルとの関係でハイキャパより少し短くし、さらに若干柔らかくなっているとか?

今度ハイキャパEのスプリングをHK45に入れて初速変動があるかを実験してみます。

















STINGERで撃ってみましたが、弾が発射される様は普通の電動ハンドガンです(笑)




総評ですが、これから初めて電動ハンドガン買う人はこれは結構オススメできます。

従来の電動ハンドガンの微妙だった点をハイキャパで改善していまして、それはHK45にも継承されています。



そして分解しててわかりましたが、分解手順が全機種中、一番少ないです。

つまりメンテナンス性が一番高い機種と言えます。

完全分解しなくてもマガジンエンドのネジ2つさえ外せば、グリップパネルが取れてメカボックスがむき出しになるので容易にグリスアップできますし、セクターが摩耗してるかなどもチェック可能です。

故障した場合もとりあえずネジ2本さえ外せば原因が掴みやすいというのはチューナーにとって大きな利点となります。



あと、逆転防止ラッチが新しいです。これによる恩恵はロックタイムが短くなること。また、従来の方式よりもラッチの可動範囲が狭くなるのでキックスプリングの疲労が軽減されることですね。

つまり、従来機種よりも逆転防止ラッチのキックスプリングが折れてしまうリスクが減るということです。


STINGERでレンタル用にしているG18Cはまだ逆転防止ラッチが折れた個体は無いですが、お客さんでたまーに折れている人が居ますね。

ごくたまにですが。

なので、逆転防止ラッチが新しくなったことを買う理由にする必要はないかとは思います。








やはり、分解がかなり楽なので弄るのが好きな人は本当に良いかと思います。


分解簡単ランキングはこんな感じ↓

1位 HK45

2位 グロック

3位 ハイキャパ
この2機種は同じくらいかな
4位 USP

5位 M9A1

6位 M93R

といった感じです。


ネジを外さないといけない回数、パーツ数、手数を鑑みると間違いなくこの順位になります。

スプリングが短いおかげでメカボックスを組み上げる時も簡単です。






少し気になった点は初速が少し低めかな?

あと、トリガーストロークはハイキャパよりも長いです。ハイキャパはノーマル状態で他の機種よりショートストロークになっています。

HK45のトリガーストロークはUSP、M9A1、M93Rと同じくらい。グロックはハイキャパよりはストロークが長いですが、他4機種よりは短いです。




もう一つ気になる点はマズルアクセサリーを取り付けする時の選択肢が少ない構造をしているところですね。

まぁ純正のを使えばいいのですが。アレをつけるとCQCホルスターに入らなくなるのですよ。


ハイキャパEみたいに独立したベースになっていれば選択肢は沢山あるのですが、グロックと全く同じ構造なので難しいですね。









ハイキャパを持っている人は外観と握り易さ以外の理由で買い替える必要は無いかと思います。

実射性能はどの機種も同じくらい素晴らしく、機種ごとに撃ち比べしても違いは分かりません。

私はアウトドアフィールドで全機種を撃ち比べしましたが弾筋も飛距離も全て同じに感じました。





外見で決めるのが第一選択で、次に握り易さ、セレクターの操作感、弄る人はメンテナンス性などで考慮してもらえれば良いのではないでしょうか。

ガスも電動ハンドガンもHK45は完成度が高いですね!








ということでレビューでした!






欲しい方は市場在庫が豊富な今が買い時ですよ~!店頭在庫が減ってきたら値上がりしますので。そして新製品は2次生産まで半年くらいかかりますよ~!



ということでまた次回!











  

Posted by 大門団長 at 21:06Comments(0)■電動ハンドガン■電動HK45

2018年12月17日

【故障】 電動ハンドガン トラブルシューティング 【修理】

冬本番の寒さが到来し、ガスブロから電動ハンドガンに衣替えした方も多いのではないでしょうか。


ということで今回は電動ハンドガンのトラブルシューティング的な内容でお送りいたします。



余談ですが、私個人のYouTubeチャンネルの登録もお願い致します。

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私は実はレベルアップサバゲーチャンネルへのログイン権限はないので、家で1人でカスタムしたりする配信が出来ません。

個人チャンネルなら気軽にちょっとしたカスタム生配信なども出来るようになりますので是非とも登録をお願い致します。
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さて、私はサバイバルゲームフィールドSTINGERでレンタル用にG18Cを30丁運用しています。

個人ではG18Cを3丁、USPを1丁、M9A1を1丁、M93Rを2丁、ハイキャパEを3丁持っていて何度も自分で修理やカスタムをしているので電動ハンドガンに関してはそこそこのノウハウを蓄積しています。



サバイバルゲームフィールドSTINGERのレンタル用G18Cなんかは3年10ヵ月運用しており、お客さんに貸してどのくらい撃てば寿命が来るのか、何をしたら壊れるかを間近に見ており、またそれを修理をするということを何度もしています。

STINGERに遊びに来る実に様々な人間に使用された20丁の電ハンの最初から最後まで全てを見ています。それはある意味世の中の電動ハンドガンの平均寿命を見ていると言っても過言ではありません。


使用される様を全て見届けた上で自分で修理していることを鑑みると寿命や症例に関してのノウハウは下手したらショップさんよりもあるかもしれません。



ということでやっていきますが、ひとくちにトラブルといってもいろいろな症状があります。

全てのトラブルの原因と対処法を説明するには本が一冊出来てしまうくらいの量になるので今回は電動ハンドガン全機種に共通する"よくある"症例を対象とし、直すときはこうした方がいいですよ的な解説になります。




先によくあるトラブルを挙げると・・・

①トリガーを引くと 「ガー!」と音が鳴って撃てない




②トリガーを引いても「カッ・・・」というだけで一切撃てない




③給弾したりしなかったりする









といった感じでしょうか。
定例会に来るお客さんの電ハントラブルを見てても大体はこんな症状です。



①トリガーを引くと 「ガー!」と音が鳴って撃てない
②トリガーを引いても「カッ・・・」というだけで一切撃てない
③給弾したりしなかったりする


この3つの症状はどの電動ハンドガンでも、いずれ必ず発症します。

セミをメインで撃つか、フルをメインにしているか、リポバッテリーを使っているかどうかなどの条件により、発症する順番が異なってきますが遅かれ早かれ皆さんが使っている電動ハンドガンは必ずこの3つのトラブルに見舞われます。100%です。


これらのトラブルはメカボックス内部の部品の摩耗により発症するので壊れたというよりかは寿命と言う方が正しいですね。





ちょうど壊れた電動ハンドガン G18Cがあるのでこれを直しつつ解説します。







分解方法などは電動拳銃工房さんの分解組立ページを参照してください。

↓のリンク先に作業に必要な道具の解説もあります。
電動拳銃工房



















まずは、①トリガーを引いても 「ガー!」と音が鳴って撃てなくなるという症状の解説からです。



電動ハンドガンのメカボックスを開けるとこのようになっています。


この症状の場合はほぼ100%がセクターギヤの摩耗が原因で起こります。

セクターギヤとはピストンを後退させるための一番負荷のかかるギヤです。


どのような運用をしていても大体の電動ハンドガンはまずセクターがダメになる傾向にあります。





取り出したセクターギヤ。一応まだ使えますが歯がすり減っているので交換してしまいます。



STINGERのレンタル銃を見ている限りではセミオートで撃ち続けた場合、15000~25000発程度で壊れるようです。結構ムラがありますね。
リポバッテリーだともう少し早く寿命が来るかもしれません。



余談ですが、電動ハンドガンはセクターギヤが壊れることで他の部品に被害が及ばないように設計されています。

各ギヤを見てみるとセクターギヤだけ柔らかい素材になっています。よく考えられていますね。

ですから壊れるという表現は語弊があるかもしれませんね。





セクターギヤの隣のスパーギヤは必ず中性洗剤&歯ブラシでしっかり掃除しましょう!台所用洗剤のジョイがオススメ。



セクターギヤの削れた歯の粉がグリスと混ざって研磨剤の役割を果たしてしまいます。特に8枚ギヤの谷に汚れや削れたセクターの歯がガッツリ埋まってるので入念に掃除しましょう。

ギヤの谷底に詰まったセクターギヤの破片は歯ブラシでも取れないことがありますので爪楊枝などで掻き出しましょう。


このスパーギヤをしっかりクリーニングしないとセクターギヤを新品に交換したとしてもまたすぐに壊れてしまいます。

因みに、セクターギヤを交換する際にわざとスパーギヤをクリーニングしなかった個体はクリーニングした個体よりも7000発ほど早く壊れました。

修理する際は他のギヤもしっかりとクリーニングしてからグリスを塗り直しましょう。











次のトラブル、②トリガーを引いても「カッ・・・」というだけで一切撃てないの解説です。









さて、この症状が発症した電動ハンドガンを直していきますが、この症状は電気系統に問題があります。

スイッチを見るとカーボンが外側にまでこびりついていますね。茶色のスス汚れがカーボンで、こいつがこの症状の原因である場合が多いです。












カバーを外してみると尋常じゃないカーボンが!!


スイッチに電気が流れるとスパークが発生するのですが、その際にカーボンが生成されます。

物質はなんでも高温に熱したりすると炭化するわけですが、スイッチも同じです。


皆さんもコンセントにプラグを挿す瞬間に青白い光を見たことがあるかと思いますが、電動ガンのスイッチではトリガーを引く度にあれが発生していると思って下さい。あのスパークのおかげでスイッチの端子がどんどん炭化してスイッチが摩耗していきます。

そしてそのカーボン(炭化物)がスイッチ周りに蓄積されていきます。




カーボンが蓄積されていくと接点不良が起こります。何故ならカーボンは電気を通さないからです。

要は電気の流れる入口が狭くなるということです。初期症状としてはセミのキレが低下したり、サイクルが低下したりします。


水道で例えると家の蛇口がサビで詰まって水の出が悪くなっているのを想像してもらえると分かりやすいかと思います。


リポの場合はハイパワーなので入口が狭くなってようが無理やり電気を押し込んで流すので初期症状が分かり辛いですが純正のニッケル水素バッテリーだと症状が顕著に表れてきます。

先ほどの写真のレベルまで汚れてしまうとカーボンがスイッチに流れる電気をせき止めてしまうため、撃てなくなるという訳です。

厳密には微量な電気は流れてモーターは動こうとはするのですが、電流が微量すぎてギヤを動かすまでの力は出せないという状態になります。

だから「カッ・・・」とモーターが動いてピニオンギヤがベベルギヤに当たる音だけ聞こえてくるわけです。







「カッ・・・」と鳴って動かない状態になったら無理にトリガーを引いて通電させようとするとバッテリーに大きな負荷がかかってしまいます。

あれ?おっかしいな~なんて調子でトリガーを何度も引いて「カッカッカッ」とやってると純正バッテリーは過負荷で死んでしまいますのでやめましょう。

そのままトリガーを引き続けるとリポの場合は最悪発火することも考えられますのでこのような症状の場合はすぐに使用を中止しましょう。







この症状の原因のほとんどがスイッチに付着したカーボンによるものですが、スイッチ端子の受け側が摩耗で折れていることが原因の場合もあります。

他にも、バッテリーが寿命を迎えてしまい、必要な電流量を流す能力を失っていることも考えられます。

また純正ニッケル水素バッテリーの場合は新品だとしてもキンキンに冷えると出力が落ちてこうなります。

因みにSTINGERで使っている純正バッテリーはデルタピーク式充電器で小まめに充電して過放電にならないよう運用していますが、それでも約2年で寿命を迎えてしまいます。


あとは何らかの破片がギアに挟まった時も同じような症状になりますがそれは超レアケースです。



実際のところ「カッ・・・」の8割くらいがスイッチの摩耗やカーボンによる接点不良が原因です。






さて、スイッチのオス側を取り出してカーボンを拭き取ってみると接触面がおもいっきり摩耗しています。


これだけ摩耗しているとスイッチのメス端子と接触出来ていないかもしれませんね。








オス側の対処は簡単です。
スイッチをこのように抜き取って・・・








向きを入れ替えて入れるだけ!これで新品同様です。スパークが起こるのは片側だけなので、裏返すと使えます。









スイッチは矢印の方向へ動いてメスと接触するので、摩耗している面は端子と接触しない方にすればOK。














メス側のカーボンをふき取ってみると・・・スパークが起こる方のメス端子が摩耗して途中から折れてました。こりゃ通電しないわけだ。












新品と比べると一目瞭然ですね。この端子はモーター側に繋がっていて、スパークが起こるのでこのようになります。


因みにこの個体は純正ニッケル水素で運用して約3年の間に25000発ほど撃った個体です。

リポバッテリーで運用した場合はスパークが更に強いのでもっと早めにスイッチが焼き切れているはずです。








こちらはバッテリー側に繋がっている端子ですが無傷ですね。こちらは先にオスと触れる方の端子ですのでスパークが起こらず摩耗しないということですね。















メス側は東京マルイから取り寄せた新品に取り替えて接点グリスで保護。


接点グリスは必須ですよ!必ず塗って下さい。






東京マルイのアフターサービスではメス側の銅板だけを注文可能です。

基本的には現金書留で注文になりますが、ショップなどでも取り寄せてくれるところがあります。
ホビーショップタムタムさんは全店で取り寄せ可能です。

個人ショップなどでは断られるところもあるので事前に電話などで確認しましょう。





パーツごとの価格は電動拳銃工房さんの掲示板でまとめられています。

このメス側の銅板は324円です。価格は機種により異なります。









電動ハンドガンに限らず、長物電動ガンもそうなのですがトリガーを引く際は素早く最後までしっかりと引ききって下さい。

初心者の方に多いのですが、ゆっくり引き絞ったり、トリガーを引くのを途中で止めるのは絶対にNGです。

トリガーをゆっくり引けばその分スパークの起こる時間が長くなりますのでスイッチの摩耗が早まります。


トリガーは素早く引ききる!鉄則です。










忘れがちですがバッテリー端子も綿棒などで掃除しておきましょう。









②トリガーを引いても「カッ・・・」というだけで一切撃てない
この症状の原因は

・スイッチに蓄積されたカーボン
・スイッチのメス端子の摩耗
・バッテリーの寿命

です。

なので、スイッチとバッテリーを新品に交換すれば直ります。






最後に
③給弾したりしなかったりする
の解説になります。




この症状は複数のパーツの摩耗が原因で起こります。


中でも一番の要因がタペットプレートです。これはセクターギヤと連動し、ノズルを後退させ、BB弾の給弾をする為のパーツです。







矢印の面が摩耗するとノズルの後退距離が短くなって給弾不良を起こします。


このタペットプレートはセクターギアのカムとも連動するのでセクターギヤの摩耗も給弾不良の一因と言えます。








これはタペットプレートと連動するノズルカムという部品ですが、ノズルカムの矢印の部分の摩耗も給弾不良の一因になりますので交換した方が良いパーツです。


因みに金色のパイプはノズルの後退量を稼ぐ為に取り付けたものです。給弾不良の症状の発生を先送りにする対症療法的なパーツです。






ということで給弾不良は主にタペットプレート、セクターギヤ、ノズルカムという3つのパーツの摩耗が重なって起こります。

各パーツを1個づつ新品と見比べて摩耗をチェックしても目視ではほとんど違いが分かりませんが、3つのパーツの摩耗を合計すると結構なものになります。



ですので、タペットプレート、セクターギヤ、ノズルカムを取り替えてしまえば大体の給弾不良は治ります。

G&Gの弾はマルイより少し大きいので給弾不良が比較的起こりやすいです。その場合、マルイの弾に切り替えたら給弾できる場合もあります。

いずれにせよ、内部パーツの摩耗が原因ですのでマルイの弾を使っても近いうちに完全な給弾不良になります。



100連マガジンの場合はマガジンキャッチの掛る溝が摩耗すると本体に挿しても上下にガタつきが発生します。そうなるとマガジンのフォロワーが十分に開放されなくなり、給弾不良を起こすことがあります。

その場合は修理するよりも買い替えた方が早いです。


STINGERのレンタル用100連マガジンも摩耗で給弾不良になったので一度全て新品に取り替えています。














他の症例として

セミで撃ったあとに「ウニュ」と音が鳴ることが稀にあります。

これは逆転防止ラッチのキックスプリングが折れたことで起こる症状になりますのでキックスプリングさえ取り替えたら大丈夫です。











修理したらこの段階でバッテリーを繋いで動作確認しましょう。








いかがだったでしょうか。
電動ハンドガンで起こるトラブルは大体がこれです。


①トリガーを引いても 「ガー!」と音が鳴って撃てなくなる

②トリガーを引いても「カッ・・・」というだけで一切撃てない

③給弾したりしなかったりする


箱出しノーマルに純正バッテリーを使い、主にセミオート運用している場合は大体がこの順番で症状が現れるかと思います。

リポバッテリーを使っていたり、セミオートとフルオートの使用頻度によって発生する順番が異なることがあります。





しかし、どのような運用方法をとっているかに関わらず3つの症状は間を空けず、たて続けに発生します。

ですから、もし自分で直す場合は

・セクターギア
・タペットプレート
・ノズルカム
・スイッチのメス側の銅板


この4点はまだ使える程度の摩耗だとしても全て一気に交換してしまいましょう。

そうすることでまた箱出しに近いくらいの状態に戻ります。





セクターギヤが寿命を迎えて壊れたらスイッチも寿命間近と考えて良いです。

給弾不良が起こり始めたらセクターもスイッチも寿命間近ということです。




給弾不良だからといってタペットだけ取り替えても、ちょっと使うと今度はセクターギヤが寿命になったり、スイッチが寿命になったりしますので修理の二度手間、三度手間になります。

修理で一度メカボックスを開けたなら、上記の4点のパーツは必ず全て交換しましょう。







自分で修理できない方も症例と原因だけ知識として覚えておけば、いざフィールドでトラブルになったときにうろたえずに済むと思います。

いずれ壊れることが知ってた上で壊れるのと何も知らずに壊れるのではその時が来た時の精神衛生面で全然違いますよ。









あと、電ハンはスイッチが弱いのでFETやSBDで保護する方も多いかと思いますが、SBDを入れる場合は出来れば矢印の壁面に両面テープで貼り付けるなどしてモーターから離してください。


セミで連射しているとモーターは結構熱くなりますのでSBDが熱で壊れてしまうことがあります。ですからなるべく離れた位置に置いて下さい。


一応SBDはスペック的に高温に耐えうるものもありますが、大量生産されているものは少なからず個体差があり、全てがスペックシートに記載してある要件を満たしているとは限りませんので熱対策は必須です。


SBDはガンジニアさんやダーティワークスさんのが手軽で安価に手にはいります。








電ハンに入れるFETはジェフトロンやXCORTECのがオススメです。



ジェフトロン↓
Micro mosfet2 with wiring






かなり長くなってしまいましたが、電動ハンドガンユーザーはよくあるトラブルの症例と原因は覚えておいて損は無いかと思います。








ということでまた次回!