2015年12月31日

デトニクス ガスコキ化!

今年もありがとうございました。

いや~早いもので当ブログも開設してから3年半が経ち、ミリブロ全国ランキングも20位をキープできるほどに。
いつも見ていただいている皆様のおかげです。

これからも宜しくお願い致します。






と、締めっぽい導入文になってしまいましたがここからですよ(笑)











色々と書くネタはあるのですが、お先にご依頼いただいたガスコキ化の記事をば。










今回依頼されたのは東京マルイ デトニクスのガスコキ化です。

ハンマータイプのガスガンならどの機種でもガスコキ化できます。
グロックとかのストライカー方式の銃はハンマースプリングがキックスプリングなので加工が難しいんですよね。





ガスコキ化とはガスガンのブローバック機構をオミットすることで消音化を図るカスタムです。

詳しい内容はコチラの記事から→ガスブロ M92F 固定スライド化 改良

ブローバックしないので次弾装填はエアコッキングガンのように手動ですることになりますが、サバゲーで隠密行動を取るスタイルならば連射性能を犠牲にしてでも消音化のアビリティは欲しいところ。

そもそも裏取りしたときって連射はしませんからね。


自分の好きなガスガンで消音プレイできますし、機種によってはCQCホルスターに収めておいて、場面によって電動ガンとガスコキを使い分けることができます。


私も普段は電動で正面から戦いますが、敵の戦線を抜けて裏取りしたときはガスコキに切り替えて敵に悟られないように後ろから削っていきます。











グロック26やUSPコンパクトと同じくらいの小ささですね!




これだけコンパクトならサイドアームにも最適ですね。

そういった意味ではガスコキ化に向いている銃だと思います。





















アウターバレルはネジ切りしてあるものが取り付けられていました!





ガスコキ化はサイレンサーつけてこそのカスタムですからね~!VSR G-SpecやSOCOM MK23よりも音が静かになります。





















では分解していきます。





















フレーム状態になりました。




構造は基本的にどのガスブロも似ていますね。



















内部を取り出し、ノッカーロッカーとノッカーロッカースプリングを取り除きます。






















そんで、メインスプリングを少し切ってテンションを弱めます。
























そんで、お次はチャンバーのカスタム!
















チャンバーアッセンブリを取り外します。





M92Fはスライドにセーフティが備わっているので分解が面倒ですが、デトニクスにはそれが無いので比較的楽でしたね。


















ピストンヘッドを取り除きます。



















チャンバーの横にあるピンを抜いて中身を取り出しました。





















そんで、チャンバー内の余分な隙間を埋め、ガスルートをパテで新造しました。




コレをやることによって効率良くガスを発射エネルギーに回すことができるので、初速の損失を抑えることができます。




あと、オプションで依頼を頂いた、マガジンバルブも拡張してガスの噴出量を増やしました。










そんで、カスタム前とカスタム後の初速を測って欲しいとの要望もありましたので測ってみました。



とりあえずカスタム前に測ってみたデータはコチラ

マガジンにガスを満充填し、25度に暖めた状態で計測。
SⅡS 0.2g プラ弾使用
計測器はX3200

10発平均

58~61m/sになりました。


ハイパー道楽様のレビュー記事のデータと同じですね!

他のガスブロと比べると初速が低いですが、マガジンのガス室が小さいのとバレルが短いので仕方ない部分ですね。
ですが、初速が低い=ガスの噴射量が少ない
ので、ガスコキ化した際の発射音は他のガスガンより小さくなると思いますので、ある意味では長所と言えるでしょう。




で、ガスコキ化後のデータはコチラ


63~66m/s



5m/sほど向上しました。





ハンマースプリングを弱めることで失ったガスの噴出量をガスルート新造での効率化とマガジンバルブ拡張での噴出量増加で補った感じですね。
結果的にガスコキ化したことで初速が上がりました。

ガスルートとバルブを弄らなければ初速はカスタム前と同じか少し下がった数値になると思います。













ということで、デトニクスのガスコキ化でした!











ということでまた来年!



2015年は忘年会でのワラシナでお別れです。











  
タグ :ガスコキ

Posted by 大門団長 at 17:33Comments(0)■ガスガン■

2015年12月22日

おいしいステーキの焼き方

いや~クリスマスですね!

お店のBGMやテレビCMでクリスマスソングが流れてきますが、そういった雰囲気は結構好きだったりします。





とある知り合いが「ったく、日本人のくせにクリスマスとか騒ぎ立ててよー!」と言っていましたが、その方は米軍装備マニアなんですよね。

とっても矛盾していると思いました。









ということで今回は大門団長流ステーキの焼き方を紹介したいと思います。

私はステーキが好きで、週1~2のペースでステーキを焼き続けてきました。

私なりに美味しく手間をかけずに焼く方法が確立できたので公開したいなと思ったわけです。











えっ?ミリブロだから食べ物は関係ないだろ?


















いや、ステーキもミリタリーの一部でしょうが!

みなさんが大好きな軍隊の国の文化ですよ、家の庭でお父さんがステーキを焼いて家族に振舞うんですよ。

もしかしたらそのお父さんは米軍兵の可能性も大いにあるじゃないですか。


というか、そういう家庭は普通にあると思いますよ。






米軍兵がやってたらそれはミリタリーじゃないですか。


ちょっと無理やりなこじ付けですが紹介していきたいと思います。











今回のテーマは「安い肉を簡単に美味しく焼く!」です。

肉なんてただ焼くだけだろ?って思っているアナタ。
スーパーの安ステーキ肉は固くて美味しくないと思っているアナタ。


大間違いですよ。



肉はロジカルに焼くとやわらかく、100倍美味くなります。











今回焼くお肉はコチラ。




西友で買ってきた100g 177円の安っすい肉です。西友ではいつもこのくらいの値段で売っています。

ステーキを週に2回食っていると言うとよく「贅沢だな」といわれますが、めっちゃ安い肉ですから全然贅沢じゃないですよ。

てか西友すごいよ、地域のスーパーの特売品レベルの値段で提供し続けているなんて。




豚肉と同じ位の価格なので頻繁に食べるには現実的で良いです。

しかも最近は赤身肉ブームですからね!




なるべく厚さが均等な肉を選びましょう。

今回選んだ肉の厚さは1センチ程度のものです。






牛脂もタダで貰えるので必ずゲットしてください。


















肉を常温に戻して下さい。

冷たいまま焼くと中心部まで火が通らないからです。

夏場なら30分くらいで、冬場なら45分くらいでしょうか。

トレーのラップは外して放置しましょう。















常温に戻した肉をスジ切りしていきます。

先の尖った包丁がオススメです。




脂身と赤身の境い目にスジがある場合が多いので切り込みを入れていきます。

結構テキトーで大丈夫だと思います。私の場合は2~3センチの間隔を置いて切り込みを入れます。

切り込みを入れておかないと焼いた時に肉が反りあがってしまいます。













肉叩きで叩くとかはしないで下さい。

ストライクウォーリアで叩くのもダメです。





















さて、切り込みを入れたら焼いていきますが、フライパンはまだ使いません。


最初は電子レンジのオーブンで焼いていきますよ。



ウチのは結構古いやつです。












レンジの皿にアルミホイルを被せます。





最近のレンジは回らないタイプが多いですが、そういう場合は耐熱皿かバットにアルミホイルを乗せてください。

















ここにサラダ油を塗ります。






結構たっぷり目に塗ってください。















そこに肉を乗せて、表面も油を塗ります。






これはレンジの中で肉の表面がカピカピに乾くのを防ぐ為です。


油を塗ったからといって脂っこくなるかといったらそうではありませんので心配無用。

肉に染みこむとかもないので大丈夫です。















そうしたらレンジに戻して準備完了。


























オーブンは100℃ 20分に設定します。









焼き始めました。

















そんで100℃で20分焼いたのがコチラ。




表面の色が少し変わった程度です。

かなりプニプニしています。

















裏返して更に100℃で10分焼きます。







私はミディアムレアが好きなので表20分・裏10分にしていますが、ミディアムウェルとかが好みという方は表20分・裏20分とかでいいと思います。


また、肉の厚さが1.5センチ程度の分厚い肉の場合は表10分・裏10分・表10分・裏10分小まめに裏返すと火が通りやすくなります。












ここで、何故オーブンを使って低温調理をするかを説明します。

理由は簡単です。













タンパク質は急激に高熱を加えると凝固するからです。

これは豚肉も鶏肉も同じです。


急激に熱を加えることで肉が一気に収縮して固くなり、水分も抜けてしまい。固くて美味しくないステーキが出来上がってしまうのです。
水分の中に旨み成分であるアミノ酸が含まれているので、これが流れ出てしまうことで肉味の少ないパサパサな肉になります。


多くの人の失敗がコレに当てはまります。









肉(たんぱく質)は基本的に緩やかに温度を上げていけば良いのです。

そうすれば軟らかく、肉汁(旨み成分)を多く含んだ美味しいステーキが出来上がります。


テレビの夕方の特集なんかで、お店でステーキを焼いているところとか紹介されていますが、あれは脂が乗ったそこそこ良い肉の焼き方で、スーパーで売っている安い肉だと焼き方は変わってくるわけです。


表面と裏面を強火でサっと焼けばOKみたいなのも、生でも大丈夫なレベルの新鮮な肉の場合の焼き方ですね。



なので今回は3段階に分けて肉の温度を変化させていきます。


①冷蔵庫から出した冷たい肉を常温に戻す

②オーブンで緩やかに熱を加える

③フライパンで表面に焼き目を付ける

















裏面も焼いた後のお肉がコチラ。









うっすらと肉汁が溢れ始めています。

これは内部の温度が65度以上に上がった証拠です。


65度以上になった肉は水分が抜けてしまいます。

ミディアムレアの場合はこんなもんで大丈夫です。

もうチョットしっかり焼いた感じが好きなようでしたら、全体に肉汁が染み出るくらいで良いでしょう。

その代わりにジューシーさは失われていきます。













あと、「表面をカリカリに焼いて肉汁を閉じ込める」とよく耳にしますが、あれは不可能です。
最近の研究でも明らかになっているようです。


ハンバーグなんかの場合は小麦粉で肉と肉の間を繋ぎとめているので可能なんでしょうが、ステーキの場合、熱を加えると絶対に肉汁は流れ出てしまいます。




















では最後の加熱。

フライパンで表面に焼き色をつけていきます。

極端な話、オーブンで焼いた時点で火は通っているので既に食べることはできます。

ですが、最後に高温で一気に焼くことでメイラード反応を起こし、肉独特の芳醇な香りを出します。
そして表面を焼くことで肉の食感を出します。




使うのは普通のフライパンです。私のはテフロン加工されてます。

















このタイミングで塩を振って下味をつけます。




私は片面だけですが、しっかり味が好みの方は両面にかけると良いと思います。














焼く前にグロックを眺めて精神を落ち着かせます。
















フライパンは最大火力で熱しておきます。

そこに牛脂を半分溶かしてから肉を投入。



焼く時間ですが表面15秒・裏面15秒です。

既に肉に火は通っているので焼きすぎは禁物です、ここでちんたら焼きすぎてしまうと全てが水泡に帰してしまいます。




ここからは動画でどうぞ。











スジ切りが甘かったので肉が1箇所反りあがってしまいました。




牛脂はまるまる1つ溶かしてしまいますが、サラサラにとけた牛脂はフライパンから肉を取り出すときに流れ落ちるのでそんなに心配ありません。牛脂を沢山溶かしておくことで焼いた時に肉に香りが付き、美味しさが一層増すので是非使いましょう。










焼いた肉はアルミホイルでカバーしておいた皿に戻し、このタイミングであらびき胡椒をかけてアルミホイルを被せます。








この状態で5分ほどお肉を休ませます。肉の温度が下がり、細胞内の水分が落ち着くのです。
休ませずに肉を切ってしまうと肉汁が流れ出てしまいます。

またこの時間で胡椒の香りが肉に付くので焦らず待ちましょう。









待っている間にステーキソースを作ります。



使う調味料はこんな感じ。




ステーキソースに醤油と味の素をあわせます。


この醤油すっげー美味いんですよね。

卵かけご飯にも合うし旨みがすごいんすよこれ。超お気に入りです。


あとゆで卵にかけても美味いですよ。卵ばっかりだな(笑)








ステーキソースと醤油を1:1で混ぜて、そこに味の素を3振りほど。















因みに私は頻繁にステーキを食べるので鉄板を使っています。最後まで温かい肉を食べたいんですよね。

使っているのはコレです↓



ソース自体も鉄板の上に乗せて熱します。





















鉄板が無いという方は耐熱皿に水を入れてレンジで熱してやると温かいお皿になるので、そこに肉を盛りつけると冷めるのを防ぐことができます。









5分休ませたので切っていきます。




ナイフとフォークで切りながら食べるのも良いですが、切れ味の悪いステーキナイフだと肉の繊維がつぶれて肉汁が流れ出てしまうので個人的には包丁で切ってから食べるのがオススメです。












こんな感じ!




写真だとかなり赤いですが、実際はもう少し火が通ってる感じですよ。






安い肉でもこのような工程で焼くとめちゃくちゃ美味いですよ!

自分で言うのもなんですけど、店と変わらんですよホントに。













因みに食肉の食品衛生で中心温度が60度のまま30分間加熱すれば殺菌できているそうです。
今まで一度も腹痛を起こしたことはないのでこの方法で大丈夫だと思います。







ということで今までのステーキギャラリー

コレはそぎ切りしました。ご飯と食べるときはそぎ切りがオススメ。



















千切りキャベツの上に乗せました。ヘルシー!



















調理に1時間くらい掛かりますが、放置しておく時間が長いだけで、実作業自体はそんなにメンドーじゃないと思いますので是非チャレンジしてみてください。

エアガンばっかり買って家族からひんしゅく買っている方はステーキを振舞ってあげると喜ばれると思います。

牛肉はたんぱく質と亜鉛が豊富で体にいいですからね。

















ということでまた次回!



















  

Posted by 大門団長 at 21:00Comments(7)次世代M4■長モノ電動ガン■

2015年12月12日

MP7用ドラムマガジンの作り方

ちょっと間が開いてしまいました。

グロック用サイトは生産の為の準備をしている段階でございます。



最近は依頼のメッセージを沢山いただいてホントありがたいです!



そんな中、MP7用ドラムマガジンを作って欲しいとの依頼を受けました。


そういやブログ開設当初から作り方教えて欲しいってコメント来てたんですよね。





今回は良いタイミングなので作り方を解説していきますよ。ちょっと難しいけど腕に自信がある人はついて来い!!


自信が無い人は私に依頼してください。3300円で承ります。高い?これ結構時間が掛かるんすよ・・・!














今回も結構長い記事になりますので覚悟してくださいね。

スマホで見る人は親指の腱鞘炎に注意ですぞ!(笑)









まずはMP5用ドラムマガジンとMP7用50連マガジンを用意してください。





























MP7用50連マガジンを分解します。




この写真で見た場合、裏側からピンを押すと抜くことができます。


ピンを抜いたら中身を上に持ち上げて取り出し、マガジンバンパーは前にスライドして取ります。

マガジンバンパーって名称で合ってるっけ?別にいいか!




















次はスプリング等の中身を取り出します。

ネジを4ヵ所取りまして、横は接着剤で軽く留められているのでデザインナイフなりで軽く切れ目を入れてから力づくで割ります。





この写真の反対側は接着されていませんので反対側に定規的なものを挟んでこじってやると分解できますよ。
















これが取り出した中身。

上のストッパーは使いますので取っておきます。




























中身を取ったらガワを元に戻してノコギリで切っていきますよ~!





このラインでカットしていきます





















柄のしっかりしているやつで刃渡りも長めのが使いやすいです!タミヤの600円くらいのやつはすぐ折れるのであんまし好きじゃないです。







因みにコレはウェーブのレザーソーです。

カッティングボックス付きなのでオヌヌメ!














とりあえずズバーっといって・・・・



















こうなって・・・




















これでOK!





そしたらストッパーを組み込んでネジで留めて元通りにしますよ。












給弾口のところはリューターで広げておきます。

後でプラパイプを差し込む為です。























お次はドラムマガジンの作業に入ります。

まずは分解!


側面2箇所を外します。



















そしたらピンが現れるのでコレも2本抜きます。
















ピンを抜くとこのパーツが取れます。これは後で使いますよ。



















お次は裏面3箇所のネジを取ります。








給弾フタを開けたところにあるこの2箇所のネジも取りますよ。




















これで分解完了!

ゼンマイユニットは分解しません。

























そしたらこのラインでカットしていきますよ。




















とりあえずズバっと!















120番のヤスリで均します。




ここは見えなくなる部分なので細かい番手で綺麗にする必要はありません。





















次にマガジンバンパーの加工です。























真ん中を大きくくり抜きたいのでピンバイス等で穴を開けていきます。




こういうのは手動だとキツイのでリューターとか電動ドリルでやるとすぐ終わりますよ。




















穴同士をニッパーで切って繋げてからデザインナイフでくり貫いて、さらにヤスリで整えます。




この穴も見えなくなる部分なのでそこまでキレイにする必要はありません。



















マガジンバンパーをドラムマガジンに瞬間接着剤で点留め(仮留め)します。

バンパーの後ろ端とドラムマガジンの後ろのツラをあわせます。
























MP7の50連マガジンとMP5のドラムマガジンはネジで接続するのでネジ穴を開けます。




ミニ四駆のネジで留めるので2mm径の穴を開けます。

















そんで、MP7のマガジンのアウターのスライドさせる部分がネジを通すのに邪魔になるのでそれを削りますよ。




矢印の部分がMP7マガジンのアウターです。

ここに印をつけます。



油性ペンでも何でもいいですが、私の場合は針でキズをつけました。






















ガワの素材はスチール(鉄)なので超鋼ビットで削ります。アルミだったら安いビットでもイケるんですけどね~




トルクのあるリューターじゃないと厳しいかもです。














こんな感じ。



























ネジの頭が入るように加工します。




3.2mmのドリルでネジ頭の分だけ掘り込みました。






















アウターをスライドさせてネジで留めるとこんな感じ。

このネジ頭が飛び出てしまうとグリップと干渉してしまいます。




かなりガッチリ固定されています。


ネジを取らないとMP7のマガジンもスライドできないようになっています。





















お次はこのパーツを赤い線のラインでカットします。





















今度は切った下の方のパーツとプラパイプをつなげます。





とりあえず瞬間接着剤で仮留めです。



ここをBB弾が流れるので、この段階でBB弾を入れてみて接着した場所をスムーズに通過するか確認します。










因みに使っているのはエバーグリーンのプラパイプ 230番です。




BB弾が通るのに丁度よい内径なのです。


















BB弾がスムーズに通ることを確認したらエポキシ接着剤でガッチリ固定します。結構モリモリにしてしまいますよ。




硬化したらこのパーツはとりあえず完成。















そしたら、MP7のマガジンアウターとドラムマガジンをネジで接続してしまいますよ!




緩み防止で軽く接着剤を塗布しておきます。


ドラムマガジンのゼンマイユニットも戻して残りのネジも留めてしまいます。

















そんで先ほど製作したプラパイプをアウターの中に入れ、ドラムマガジンと接続します。

乗せるだけですね。















で、最初に作ったこのパーツを上から被せて完成となります。




リューターで広げたのはこのプラパイプがハマるためです。








上から覗いた様子。


















これで完成~!どうです!?


















ネジが目立つので金属塗料で塗っておきました。





いや、いい仕事したと思いますよ。










MP7のマガジンってMAG社製の100連かマルイの190連になるんだけども、MAG社のは100発入れると給弾不良起こすし、マルイのも弾上がり悪いしでコレ!みたいなのって無いのが現状なんですよね~!


ですのでゲームでMP7をバリバリ使いたいって方はドラムマガジン化オススメです。


ゼンマイはMP5ハイサイクル用だから押し上げるパワーがあるのでしっかりフルオートで給弾追いつきますし、ゼンマイ巻くのもラクです。





で!
このメンドクサイ作業をやらなくてもいいようにMP7用 ドラムマガジンジョイントという商品を作りました!!

Amazonで購入可能です!ぜひよろしくお願いいたします。








  

2015年12月02日

グロック17用ハイブリッドサイト製作記③

サバゲの為にジムに通って筋トレしている大門団長です。

サバゲーでは脳が考えたことを忠実に実行できる体が必要です。
疲れたからといって休んでいると戦力に差が出てしまいます。

最後まで最適に行動できる体力作りがサバゲーが上手くなる為の第一歩です。












ということで前回はハイブリッドサイトの試作品を作り終えたところで終わりましたので今回はその続きからです。



まずはgif動画にて集光ドットと蓄光ドットが機能している様子をどうぞ。




部屋のLED照明を段階的に暗くしながら撮影しました。



上のドットが思っていたよりも集光してくれていたのでビックリでした。

画像だと分り辛いですが、肉眼でみると蓄光ドットはもっと明るく見えます。








元々グロックに取り付けられていたノーマルサイトの形状に似せているのでそんなに違和感は無いかと思います。









フロントサイトもシンプル形状になっています。


















横から集光アクリル棒が見えてしまうとレースガンっぽくなってミリタリー感が薄れてしまいますのでコレは結構気に入っています。

ムダに目立たないという"機能"です。




なにより集光アクリルってフィールドとかだとかなり目立ちますからね~!















基本的にVTACのサイトの概念をパクってオマージュしておりますが、大門団長オリジナル要素としては天窓を広く開けて光を多く取り入れられるようにしています。




これにより、室内などの真上から光が差すような状況で使用する場合、銃を45度傾けても真上からの光を取り入れることができます。

まぁあんまり銃を傾けて撃つこともないでしょうが(笑)







因みに実銃M&P用のVTACサイトはこんな感じです。



















いろんな角度から


















うむ、結構明るいぞ集光アクリル













片方を指で遮光すると違いがわかります。












で、今回製作した試作品ですが、問題点が2つ浮かび上がりました。


1.CQCホルスターに入れるとキツイ
2.フロントサイトとリアサイトのクリアランスがタイト






1つ目ですが、ネットショップで売られている安価なレプリカのグロック17用CQCホルスターでテストしました。
ギリギリ入ることは入るのですがフロントサイトがホルスターに干渉してちょっと出し入れが渋くなってしまいました。

フロントサイトを0.5mm低くしなければなりません。ということはリアサイトも同じように0.5mm低くします。







2つ目ですが、これは元々グロックに取り付けられていたノーマルサイトと同じ寸法にしてあるので問題はありません。

ですが、ノーマルサイトはそもそもクリアランスが狭いので手を伸ばし切った状態で構えた際にフロントサイトが捉え難いと感じました。
これは完全に私の好みの問題です。



center axis relockのように銃を目から近い所で構えた場合は問題ありませんが、腕を伸ばして撃つ場合に標的とフロントサイトとリアサイトを重ねるのに少しだけ手間取る感じです。



特に暗い場所でドットを使用するとなると余計にフロントサイトをリアサイトの隙間に捉えるのが難しくなります。


あとマック堺さんのM&P Vカスタムのレビュー動画にて「フロントサイトとリアサイトのクリアランスが広いので素早く狙うには良い」と仰っていたのでリアサイトの溝を広くしてみたいと思います。



精密射撃するならノーマルサイトみたくクリアランスが狭い方がいいのでしょうが、サバゲでハンドガン使う場面なんて距離が近い場合が殆どなのでどちらかというと素早く標的に照準を付けられる方がいいでしょう。




















ということで以上の2点を3Dデータに反映させたのがコチラ。

左のが今回の試作品です。
グロックのノーマルサイトと同じ寸法で作っていますが、リアサイトの隙間よりもフロントサイトが太くなっています。


右のが改良版です。リアサイトの隙間を広げ、フロントサイトも0.2mm細くしたので素早く構えた際にフロントサイトを捉えやすくなるハズです。












寸法的にはこんな感じ。

黄色い線がスライドの天面になります。

溝は0.9mm広げ、サイト高は0.5mm低くなっています。つまりパララックスが0.5mm減ったことになります。



ハンドガンで0.5mmパララックスが減ったからといって殆ど何も変わりませんがね(笑)
















あと、試作品ではムダに面取りしていましたが、改良版ではそれを無くしました。




















で、それをdmmに発注して届いたのがコチラ!




今回のは完全原型にするのでアクリルのエクストリームモードで出力しました。
できるだけヤスリの作業を軽減したいのです。

私は原型師なので水平にヤスったりするのが得意ですが、手の作業が入るとどうしても精度面で落ちますからね。
機械加工されたモノには叶いませんよ。











とは言っても天窓を見てもらうと分るとおり、3Dプリンタ特有のギザギザした積層跡が残っているのでコレはヤスリで均さなければなりません。














裏のサポート面もヤスらないとこのままシリコン型に埋めるとシリコンがギザギザに食いついてしまうのだ。




まぁでも最初に出力したABSよりは遥かに綺麗なのでこれなら何とかなりそう。

てか窓のギザギザはヤスらなくてもいいかな?(笑)












あとは最終原型を仕上げて生産する準備をすれば販売ができます。






早ければ年末には商品化できるかな!?













ということでまた次回!