2019年08月12日
超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑦ メカボの組み立て後編
その⑦からの続きです。
タペットプレートを付けた状態で前後運動を再度確認。メカボに対してタペット自体が分厚くないか?シリンダーやシリンダーヘッドに干渉していないか等々を確認します。
兎にも角にもしつこいくらいの確認が大事です(笑)
さて、スイッチ周りを作っていきます。
今回はJeftronのFET付きスイッチを使ってみたいと思います。スイッチハウジングにFETが取り付けられており、別の場所にFETを付ける必要がないので省スペースになります。樹脂成型は若干荒いですね。
最近はACETECHかXCORTECHのFETを好んで使っていますが、QRSストックだと地味にバッテリースペースを圧迫してしまうのでこれに期待です。
このjeftronの公称スペックはバッテリー14.8V以下、M160スプリング以下、最大電流25A以下ということなのでDSGカスタムに使用するには最大電流がギリギリな気がしますが回してみない事にはわからないのでとりあえず今回はこれで行ってみます。
ダメそうならXCORTECHのMOSFETに変えます。
もちろんショートストロークスイッチを使いますよ~!
端子の寸法はマルイと同じだったようでショートストロークスイッチにもピッタリはまりました。
メス端子がかなり狭められている状態でしたのでショートストロークスイッチじゃなくとも端子の開き幅の調整は必要ですね。
ショートストロークスイッチとJeftronのスイッチハウジングは寸法的に問題ありませんでした。
プラ板をメカボに貼り付けて引きしろを絞り、トリガーを付けてストロークを確認。
トリガーはレトロアームズのものです。無垢の削り出し状態だったのでストックのロッドと一緒にアルマイト加工してもらいました。
ショートストロークスイッチの組み込むコツですが、トリガーを引ききった時にカットオフレバーとスイッチのカットオフカムが0.5mm~1mm程度は重なるようにすることです。
セクターギヤを取り付けてメカボを閉め、トリガーを引ききった状態でセクターギヤを指で1週回してカチン!とカットオフが掛かれば大丈夫です。
あまりにもトリガーの引きしろを絞り過ぎてレバーとカムの重なり幅が狭くなるとカットオフがかからなくなり、フルオートしか撃てなくなるので注意です。
あとはカットオフが掛かる程度までトリガーを引いてから端子同士が接触するようにメス端子の開き幅を調整するのがセミオートを正常に動作させるコツです。
FETを使用している場合はトリガーを完全に引ききった瞬間に端子同士が接触するように調整すれば間違いありません。
いつもはヒューズレスでしたが今回はjeftronのfetの許容電流が25Aということなので20Aのヒューズを取り付けます。
20Aでダメなら25Aにしたいと思っていますが、FETの許容電流が25Aなので微妙ですね(笑)
サバゲーに持っていく前にSTINGERのレンジでセミ連射しまくって確認です。
セーフティレバーはSHSのやつですが、このように隙間が空いてしまいます。
万が一、何かの拍子で押し込まれてしまうとセレクターと連動できなくなってしまう可能性があります。
対策する為にプラパイプをカットして間にかませました。
まぁやらなくても大丈夫な気はしますが転ばぬ先の杖というやつで。
ということで組みあがりました!!
やはりメカボの中身写真には力がありますね(笑)
配線は潤工社の1.25sq シルバーテフロンコードとイーグル模型の16AWG シリコン銀コードにしました。
バッテリー周りはシリコンコードのが取り回しが良いので最近は結構使っています。
ただし、Ver2のメカボの場合はグリップに廻すとモーターがキツくて入らなくなるので潤工社のが良いです。
てかヒューズからモーターの間はテフロンにすれば良かった・・・次空けた時交換しよう。
配線の太さを表す時、sqとAWGというのがありますがどちらもケーブル芯線の太さを意味しています。
ケーブルの外径ではなく芯にある導体の太さです。
AWGがアメリカ表記でsqが日本のJIS規格での表記になります。
16AWGは1.25sqと同じなので回路内で両者を使っても許容できる電流量は同じですので理論上、ボトルネックにはなりません。
厳密には少しだけ違うみたいですが一緒と考えて問題ありません。
1.25sqはモノによりますが約20A前後が定格値で、最大では30A超を流せるみたいですが発熱が凄いらしいです。
流れる電流がケーブルの許容値を超えると大きく発熱します。
DSGの場合はセッティングにもよりますが2.0sqくらいは使えた方が良いのですがグリップの関係でどうしても1.25sqになってしまうんですよね。
さて、まだ確認しなければならないことがあります。ピストンが正しく動作するか。
先端を平たく削った細いドライバーをノズルから突っ込んでピストンを一番奥まで押し込んだ状態でベベルギヤを手で回してピストンの底付きが無いかを確認します。
押し込んだ状態でベベルを回してセクターが1周出来れば底付きの問題はありません。
正確に表現するならば、ベベルを回し続けてセクターのピストンとかみ合う方の歯が押し切っている状態のピストンの歯とぶつからず通過すればOK。
しかし!なんと!途中で引っかかって回らない!
つまりピストンロックが起こっているということです。
このまま組み上げて撃つとヒューズが切れてしまいます。ヒューズが無いと何かが破損します(笑)
ということでピストン内のベアリングを取っ払いました。これで6mm程度の余裕が出来、底付きは回避できました。
ベアリングを取っ払ったピストンの重さはこんな感じ。
スプリングの捻じれを逃がす為のスラストベアリングが1つ無くなりましたが一応スプリングガイド側にも入っているので問題ないでしょう。
ピストンの重さが26.6gから22.9gになりました。
ピストンが軽くなって一石二鳥。
因みに今回のようにバレルが短い場合はいかに一瞬でエアを押し切るかが重要で、重いピストンの場合は加速までに時間がかかるので軽いピストンを使って一瞬で加速させて押し切るのが定説です。
DSGカスタムには22.9gでもまだピストンが重い気がしますがとりあえずこれで行きます。
一応SHSの軽量ピストンも用意しました。
組み上げた後に初速を測ってみて微妙だったらこのピストンに交換して初速向上を図る算段です。
チャンバーをメカボにあてがい、ホップを少しかけた状態でGAWの弾棒を突っ込んで弾の保持位置を確認。
集弾性は如何に毎回同じ位置で弾を保持できるかですので重要な点検項目ですね。
ノズル長チェック治具 “弾棒”
弾の保持位置が撃つごとに安定しないとホップの掛り方に差が出てきます。そうなると40m先くらいで弾が前後にバラついてしまいます。
左右のバラツキに関してはホップパッキンの要素も大きいですが、マルイのパッキンを正しく組めば何ら問題無いかと思います。
バラツキの原因はどちらかと言うと射手の腕の問題、視力の問題、あとはBB弾の問題です。
マルイの0.25gのバイオ弾を使うのが集弾性を上げる一番のコツですね(笑)
最近だとエンネスのバイオも良いです。次点でG&Gかな?それ以外は私は使わないことにしています。
私の体感になってしまいますがマルイ>エンネス>G&Gです。
ただし、マルイでもロットによっては微妙な時もありますので注意。1年間を通して精度の良い率が一番高いのがマルイという認識です。
安いバイオ弾を手に取って虫眼鏡なんかで見てみると結構細かい傷があります。こういう弾は35m~40m先で弾の慣性が無くなりかけてホップの回転で浮力を保つようになったタイミングで凄く散ります。
如何にチャンバーを突き詰めても使用する弾が安い粗悪なものだと意味が無いですね。
長い道のりでした。
というか組み上げたり、確認する作業自体は大したことないのですが、ブログに載せる為いちいち作業進めるごとにライティング整えて一眼レフで写真を撮るのに時間が掛かりますね(汗)
あと、ブログに書く時間!
銃自体は1ヵ月前には出来ています(笑)
これでようやく中身が仕上がりました。
次回、組み上げ、初速、サイクルなどを計測していきます。
あと、肝心な重量は・・・!?
お楽しみに!
その⑧(最後)へ
タペットプレートを付けた状態で前後運動を再度確認。メカボに対してタペット自体が分厚くないか?シリンダーやシリンダーヘッドに干渉していないか等々を確認します。
兎にも角にもしつこいくらいの確認が大事です(笑)
さて、スイッチ周りを作っていきます。
今回はJeftronのFET付きスイッチを使ってみたいと思います。スイッチハウジングにFETが取り付けられており、別の場所にFETを付ける必要がないので省スペースになります。樹脂成型は若干荒いですね。
最近はACETECHかXCORTECHのFETを好んで使っていますが、QRSストックだと地味にバッテリースペースを圧迫してしまうのでこれに期待です。
このjeftronの公称スペックはバッテリー14.8V以下、M160スプリング以下、最大電流25A以下ということなのでDSGカスタムに使用するには最大電流がギリギリな気がしますが回してみない事にはわからないのでとりあえず今回はこれで行ってみます。
ダメそうならXCORTECHのMOSFETに変えます。
もちろんショートストロークスイッチを使いますよ~!
端子の寸法はマルイと同じだったようでショートストロークスイッチにもピッタリはまりました。
メス端子がかなり狭められている状態でしたのでショートストロークスイッチじゃなくとも端子の開き幅の調整は必要ですね。
ショートストロークスイッチとJeftronのスイッチハウジングは寸法的に問題ありませんでした。
プラ板をメカボに貼り付けて引きしろを絞り、トリガーを付けてストロークを確認。
トリガーはレトロアームズのものです。無垢の削り出し状態だったのでストックのロッドと一緒にアルマイト加工してもらいました。
ショートストロークスイッチの組み込むコツですが、トリガーを引ききった時にカットオフレバーとスイッチのカットオフカムが0.5mm~1mm程度は重なるようにすることです。
セクターギヤを取り付けてメカボを閉め、トリガーを引ききった状態でセクターギヤを指で1週回してカチン!とカットオフが掛かれば大丈夫です。
あまりにもトリガーの引きしろを絞り過ぎてレバーとカムの重なり幅が狭くなるとカットオフがかからなくなり、フルオートしか撃てなくなるので注意です。
あとはカットオフが掛かる程度までトリガーを引いてから端子同士が接触するようにメス端子の開き幅を調整するのがセミオートを正常に動作させるコツです。
FETを使用している場合はトリガーを完全に引ききった瞬間に端子同士が接触するように調整すれば間違いありません。
いつもはヒューズレスでしたが今回はjeftronのfetの許容電流が25Aということなので20Aのヒューズを取り付けます。
20Aでダメなら25Aにしたいと思っていますが、FETの許容電流が25Aなので微妙ですね(笑)
サバゲーに持っていく前にSTINGERのレンジでセミ連射しまくって確認です。
セーフティレバーはSHSのやつですが、このように隙間が空いてしまいます。
万が一、何かの拍子で押し込まれてしまうとセレクターと連動できなくなってしまう可能性があります。
対策する為にプラパイプをカットして間にかませました。
まぁやらなくても大丈夫な気はしますが転ばぬ先の杖というやつで。
ということで組みあがりました!!
やはりメカボの中身写真には力がありますね(笑)
配線は潤工社の1.25sq シルバーテフロンコードとイーグル模型の16AWG シリコン銀コードにしました。
バッテリー周りはシリコンコードのが取り回しが良いので最近は結構使っています。
ただし、Ver2のメカボの場合はグリップに廻すとモーターがキツくて入らなくなるので潤工社のが良いです。
てかヒューズからモーターの間はテフロンにすれば良かった・・・次空けた時交換しよう。
配線の太さを表す時、sqとAWGというのがありますがどちらもケーブル芯線の太さを意味しています。
ケーブルの外径ではなく芯にある導体の太さです。
AWGがアメリカ表記でsqが日本のJIS規格での表記になります。
16AWGは1.25sqと同じなので回路内で両者を使っても許容できる電流量は同じですので理論上、ボトルネックにはなりません。
厳密には少しだけ違うみたいですが一緒と考えて問題ありません。
1.25sqはモノによりますが約20A前後が定格値で、最大では30A超を流せるみたいですが発熱が凄いらしいです。
流れる電流がケーブルの許容値を超えると大きく発熱します。
DSGの場合はセッティングにもよりますが2.0sqくらいは使えた方が良いのですがグリップの関係でどうしても1.25sqになってしまうんですよね。
さて、まだ確認しなければならないことがあります。ピストンが正しく動作するか。
先端を平たく削った細いドライバーをノズルから突っ込んでピストンを一番奥まで押し込んだ状態でベベルギヤを手で回してピストンの底付きが無いかを確認します。
押し込んだ状態でベベルを回してセクターが1周出来れば底付きの問題はありません。
正確に表現するならば、ベベルを回し続けてセクターのピストンとかみ合う方の歯が押し切っている状態のピストンの歯とぶつからず通過すればOK。
しかし!なんと!途中で引っかかって回らない!
つまりピストンロックが起こっているということです。
このまま組み上げて撃つとヒューズが切れてしまいます。ヒューズが無いと何かが破損します(笑)
ということでピストン内のベアリングを取っ払いました。これで6mm程度の余裕が出来、底付きは回避できました。
ベアリングを取っ払ったピストンの重さはこんな感じ。
スプリングの捻じれを逃がす為のスラストベアリングが1つ無くなりましたが一応スプリングガイド側にも入っているので問題ないでしょう。
ピストンの重さが26.6gから22.9gになりました。
ピストンが軽くなって一石二鳥。
因みに今回のようにバレルが短い場合はいかに一瞬でエアを押し切るかが重要で、重いピストンの場合は加速までに時間がかかるので軽いピストンを使って一瞬で加速させて押し切るのが定説です。
DSGカスタムには22.9gでもまだピストンが重い気がしますがとりあえずこれで行きます。
一応SHSの軽量ピストンも用意しました。
組み上げた後に初速を測ってみて微妙だったらこのピストンに交換して初速向上を図る算段です。
チャンバーをメカボにあてがい、ホップを少しかけた状態でGAWの弾棒を突っ込んで弾の保持位置を確認。
集弾性は如何に毎回同じ位置で弾を保持できるかですので重要な点検項目ですね。
ノズル長チェック治具 “弾棒”
弾の保持位置が撃つごとに安定しないとホップの掛り方に差が出てきます。そうなると40m先くらいで弾が前後にバラついてしまいます。
左右のバラツキに関してはホップパッキンの要素も大きいですが、マルイのパッキンを正しく組めば何ら問題無いかと思います。
バラツキの原因はどちらかと言うと射手の腕の問題、視力の問題、あとはBB弾の問題です。
マルイの0.25gのバイオ弾を使うのが集弾性を上げる一番のコツですね(笑)
最近だとエンネスのバイオも良いです。次点でG&Gかな?それ以外は私は使わないことにしています。
私の体感になってしまいますがマルイ>エンネス>G&Gです。
ただし、マルイでもロットによっては微妙な時もありますので注意。1年間を通して精度の良い率が一番高いのがマルイという認識です。
安いバイオ弾を手に取って虫眼鏡なんかで見てみると結構細かい傷があります。こういう弾は35m~40m先で弾の慣性が無くなりかけてホップの回転で浮力を保つようになったタイミングで凄く散ります。
如何にチャンバーを突き詰めても使用する弾が安い粗悪なものだと意味が無いですね。
長い道のりでした。
というか組み上げたり、確認する作業自体は大したことないのですが、ブログに載せる為いちいち作業進めるごとにライティング整えて一眼レフで写真を撮るのに時間が掛かりますね(汗)
あと、ブログに書く時間!
銃自体は1ヵ月前には出来ています(笑)
これでようやく中身が仕上がりました。
次回、組み上げ、初速、サイクルなどを計測していきます。
あと、肝心な重量は・・・!?
お楽しみに!
その⑧(最後)へ
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。