2017年02月27日
電動ハンドガンのバッテリーと配線によるレスポンスの比較
前回のモーターレスポンスを数値化して比較する記事がかなり好評だったので今度は電動ハンドガンを題材にしたいと思います。
電動ガンは空気を圧縮する動作をモーターとギヤで行うため、ガスガンやエアコッキングガンと比べるとどうしてもトリガーを引いてから弾が発射されるまでタイムラグが現れてしまいます。
数ある電動ガンの種類の中でも特に電動ハンドガンはトリガーを引いてから弾が発射されるまでのレスポンスが遅いので、そこに違和感を感じる人が多く、このレスポンスを短くしたいというのが電動ハンドガンユーザーの至上命題だったりするのです。
今回はバッテリーの種類によるレスポンスの違いを計測し、更に配線を高効率の物に変えた状態でどのようにレスポンスが変化するかを調べていきます。
なんか小学校の自由研究みたいだな(笑)
自分で言うのもなんですが、かなり資料的価値の高い記事になってると思います。だれか金くれっ!!!
今回の記事はいつも以上に長いのでスマホで見ている方はスワイプする親指が腱鞘炎にならぬよう・・・・。
”レスポンスを擬音で表現するのは卒業する”が今回の裏テーマでして、ブログやSNSが一般化した現代社会においてレスポンスを「ウィポポ」という表現を多用する状況が長きに渡って続いております。その最たる原因が電動ハンドガンであり、そのレスポンスの遅さから「ウィポ」系の擬音を世にはびこらせた諸悪の根源であります。
そういった状況を一変すべく、当ブログでは今後レスポンスを擬音で表現することは一切やらずにしっかりとミリセカンドという単位を使ってお伝えしますよ!!
今回は電動ハンドガン USPが実験台です。


今回もモーターレスポンス比較検証時と同様にマイクで動作音を録音し、波形を見てモーターの回り始めからピストンが落ちるまでのスピードを計測する方法で検証します。
まず最初は新品の完全ノーマルUSPを新品のニッケル水素で駆動させた時のレスポンスを見ていきましょう。
バッテリーは最大限に性能を発揮できるよう、計測毎にデルタピーク式充電器で満充電状態にし、更に人肌に暖めた状態にします。

結果はというと・・・・・
おっっっせ!

新品の電ハンに新品のバッテリーだとレスポンスが95msecとなりました。
1msecは1/1000秒となります。
なので95msecというのは"ほぼ0.1秒"っていうことですね。おせー。
波形の一番大きなところがピストンの打撃音になるのですが、そのあともギアノイズが続いていますね。
"ピストンが落ちた後も少しギヤが回ったところで通電が遮断される"のでこのようにノイズが後を引くわけですね。
セクターギヤが一周してまた最初にピストンが途中まで引かれた状態で止まるということです。
さらにピストンを引いた状態だとバネの力でギヤが少し逆転してベベルギヤの逆転防止ラッチに引っかかって止まりますのでその逆転ノイズも入っているものと思われます。
なので完全にギヤが止まるまでは0.14秒近くかかっています。
次に完全ノーマル状態のUSPをリポバッテリーで駆動させた場合のレスポンスはどうか。
リポバッテリーは計測毎にバランス充電器で2セルとも90%まで充電した状態にします。
接続にはトリガートークのリポバッテリー変換コネクターを使用しています。

ただ、このリポは6年前のだからけっこうコンディション悪いかもです(笑)
結果はこのようになりました。

82msecということで流石にニッケル水素よりは早いですね!
百分率でニッケル水素のレスポンスを100%とした場合、リポバッテリーは84%になります。
つまり16%のレスポンス向上となるわけですね。
多分、新品のリポだったらもう少し早いと思います。
では、次に配線を高効率のものに変えてニッケル水素とリポバッテリーのレスポンスがどのように変化するかを調べていきます。

使用する導線はイーグルフォースの18ゲージ 銀コードです。
大変お世話になっている電動拳銃工房さんで電ハンに一番適しているとされているコードになります。
純正のコードよりも芯線が太く、電導効率が良くなっています。
サクっと交換。

ニッケル水素バッテリーでも計測するので接点端子もハンダ付けします。

このようにノーマルの状態と接点は全く同じ構成で、導線のみ銀コードに変えた状態にして計測します。

後のことを考えてノーマル状態よりも2センチほど導線が長い状態にしてあります。
さて、配線を高効率の物に変えただけでどのくらいレスポンスが変わるのか!?
まずニッケル水素から。
おおおお!
すっげえ!配線変えただけで14msecも短縮されたぞ!!

配線変える前のリポとほぼ同じレスポンスになりました。
銀コードすげぇ!すげぇよ!
配線変える前はのニッケル水素は95secで交換後は81secなので15%の短縮になりました。
こうなってくると否が応にもリポのレスポンスを期待しちゃいますな!
配線交換後のリポのレスポンスは・・・・
58msec!!!

配線交換前のリポは82msecで交換後のリポは58msecでしたから24msecもの短縮!!
実に30%もの短縮です。
ニッケル水素よりもリポの方がレスポンスの上昇率が高かったことからノーマルの配線がリポの突入電流をかなりスポイルしていたってことが分りますね。
さて、しかしながら電動ハンドガンの配線にはまだまだ改善する余地があります。
この画像を見てもらうとわかるとおり、変換コネクタを使った場合は通常の長モノ電動ガンよりも接点が2箇所も多くなってしまいます。
この接点により、かなりの抵抗が生じていると考えられるので今度はこの接点を取り払った状態でのレスポンスを計測してみたいと思います。
なぁ、ワクワクするだろ!?
ちゅーわけで、モーターとスイッチから伸びている線に電動ハンドガン用リポバッテリーと同じBEC端子を直接取り付けます。

芯線が太いのでBEC端子の圧着はかなりギリギリ!
こんな感じになりました。
ニッケル水素はもう一生使わないってことで完全に専用バッテリー用端子は取り払いました。

うまいこと穴をあけて片方に配線をまとめました。
うん。良い配線だ。我ながら良い仕事をしたぞ。

で!!
この状態で計測した結果がコチラ!!
55msec!!

なんと接点を廃したことで更に3msec短縮できました。
ノーマルにリポを使用した状態が82secでしたからパーセンテージで言うと実に33%もの短縮になりました。
ほとんどの方が変換コネクタを介してリポバッテリーを使用していると思いますが、配線を変えるだけでレスポンスが2/3になるということです。
更に言えば、ニッケル水素を使っている人は配線を変えてリポにすればレスポンスを約半分にすることができるのです。
今回実験で使ったリポは6年前のやつなので新品のリポだったならば「約半分」じゃなくて「半分」になるかもしれませんね。
因みに電動ハンドガンはメカボックスが全て同じなので基本的にどの機種でも私と同じような結果になると思います。
オマケとしてフルオートのサイクルも測ってみました。
まずは完全ノーマル状態でニッケル水素を使ったサイクル。

秒間12発になりました。ちょっと物足りないですね。
次に銀コードに交換後のニッケル水素のサイクル。

なんと秒間14発!!
配線を変えるだけで秒間2発も増えました。
次に新品ノーマル状態のUSPにトリガートークのコネクタを介してリポバッテリーを使った場合のサイクル。

秒間16発になりました。
スタンダード電動ガンの箱出し状態と同じですね!
次に銀コードに交換後、トリガートークのコネクタを介してリポバッテリーを使った場合のサイクル。

16発となりましたが、波形を見てもらえば分るとおりほぼ17発と言っていいでしょう。
配線を変えることで秒間1発増えました。
最後にコネクターを介さず、銀コードに直接BNC端子を取り付けた場合のサイクルがこちら。

18発になりました。
なんとリポでも配線を効率化するだけで秒間16発から18発まで向上することができました。すげーな銀コード。
ただ、最後の18発っていうのは波形上の数字であって、トリガーを引いた瞬間からの秒間サイクルで言えば17.5発程度になると思います。
すっげー細かい話ですが(笑)
各データのまとめ
■純正ニッケル水素
セミのレスポンス
ノーマル状態 95msec
↓
配線交換後 81msec
配線交換で15%のレスポンス向上
フルオート時の秒間サイクル
ノーマル状態 秒間12発
↓
配線交換後 秒間 14発
配線交換で秒間2発のサイクル向上
■リポバッテリー
セミのレスポンス
ノーマル状態 82msec
↓
配線交換後 58msec
↓
配線交換+中間端子・リポコネクタオミット 55msec
最終的に33%のレスポンス向上
フルオート時の秒間サイクル
ノーマル状態 秒間16発
↓
配線交換後 秒間17発
↓
配線交換+中間端子・リポコネクタオミット 秒間18発
最終的に秒間2発のサイクル向上
結論として電動ハンドガンにおいて高効率配線に変えるだけでレスポンスと秒間サイクルは大きく向上するということが分りました。
じゃあなんで東京マルイは純正の配線にを効率悪い物にしてんだ?っていう話になるのでその考察を書いていきます。
通常の長モノ電動ガンはピストンに負荷を逃がしてピストンだけが寿命を迎えることでメカボ全体に被害が及ばないような設計になっています。
これが電動ハンドガンの場合、長モノとは違ってセクターギヤだけ壊れるようになっています。
(私のフィールドのレンタル銃が12丁ほど寿命を迎えたが、すべてがセクターの磨耗による故障)
これが磨耗してしまったセクターギヤです。

スパーギヤと噛み合うギヤが削れている。
歯の引っかかり面積もそんなに広くない電動ハンドガンのギヤで高レスポンス、高サイクルをやってしまうとこのセクターギヤがすぐに磨耗して壊れてしまいます。
ですので東京マルイ的にはわざと導線で電流をスポイルさせて遅いサイクルにしたのではないかなと思います。
これも会社的事情なんでしょうが、すぐに壊れて修理が殺到しても対応に困るし「電ハンはすぐに壊れる」と言われても困るっていう側面もあるのでそこそこの性能でそこそこのタイミングで壊れる状態にしてバランスを取ったんでしょう。きっと。
これで高効率の配線にしてレスポンスもサイクルも長モノと変わらないっていう商品的価値を高めたところで寿命が短ければ本末転倒です。
「レスポンスとサイクルも長モノと変わらない」という長所よりも「割とすぐ寿命迎える」という短所の方が大きく印象に残ります。
人って基本的に良い印象よりも悪い部分の印象のが強く残りますから売上げにも大きく影響するでしょう。
そういったリスクを回避したとも考えられます。
ほとんどのユーザーは冬でも使えるコンパクトな電動ガンっていうところで十分にプライオリティを感じる訳で、しかも命中精度もバツグンときている製品です。そこへきて「でも発射サイクルとレスポンスは悪いよね」って言う人は一部のチューナーを除いてほとんど居ません。
しかもサバゲーにおいてはレスポンスが30msec短くなった程度で相手を倒せるようになるかと言えばそうではありませんしね。
ただ、撃っていてレスポンスは短いほうが気持ちはいいので配線の交換はオススメですね!
そのかわり銃の寿命も短くなることをお忘れなく!!
でも電ハンって修理簡単だしギヤ1個取り替えるだけで直るから自分で弄れるようになればかなり面白いエアガンになると思いますよ。
ニッケル水素用の端子を取っ払うと変換コネクタ使用時よりも1センチ余裕が生まれますので配線バランス端子も無理なく綺麗にまとまります。


本体側の端子の線も出来るだけ短くすることでスライドカバーに配線を挟んでしまうなんてことも避けられます。
コネクタを使っているとかなり無理やり押し込む感じになり、バッテリーのコードが断線する恐れもありますから、これはかなりオススメできるカスタムです。
最後に思ったのがBEC端子の断面積が銀コードよりも小さかったので端子で電流がスポイルされてるんじゃないかっていう疑問も・・・・。
だから銀コードをリポバッテリーに直付けしたら更にレスポンスよくなったりするかもしれませんね!でもバッテリーメーカーが最初からBEC端子付けてるってことはスポイルされることはないってことなのかな・・・。
とりあえず今回はバッテリーの種類と配線の交換によるレスポンスの違いを確認したかっただけなのでFETとか端子の種類を変えるとどうなるかというのはまた今度。
あのね~結構めんどくさいのよこの実験(笑)
だからしばらくはやりません!
ということでまた次回!!
電動ガンは空気を圧縮する動作をモーターとギヤで行うため、ガスガンやエアコッキングガンと比べるとどうしてもトリガーを引いてから弾が発射されるまでタイムラグが現れてしまいます。
数ある電動ガンの種類の中でも特に電動ハンドガンはトリガーを引いてから弾が発射されるまでのレスポンスが遅いので、そこに違和感を感じる人が多く、このレスポンスを短くしたいというのが電動ハンドガンユーザーの至上命題だったりするのです。
今回はバッテリーの種類によるレスポンスの違いを計測し、更に配線を高効率の物に変えた状態でどのようにレスポンスが変化するかを調べていきます。
なんか小学校の自由研究みたいだな(笑)
自分で言うのもなんですが、かなり資料的価値の高い記事になってると思います。だれか金くれっ!!!
今回の記事はいつも以上に長いのでスマホで見ている方はスワイプする親指が腱鞘炎にならぬよう・・・・。
”レスポンスを擬音で表現するのは卒業する”が今回の裏テーマでして、ブログやSNSが一般化した現代社会においてレスポンスを「ウィポポ」という表現を多用する状況が長きに渡って続いております。その最たる原因が電動ハンドガンであり、そのレスポンスの遅さから「ウィポ」系の擬音を世にはびこらせた諸悪の根源であります。
そういった状況を一変すべく、当ブログでは今後レスポンスを擬音で表現することは一切やらずにしっかりとミリセカンドという単位を使ってお伝えしますよ!!
今回は電動ハンドガン USPが実験台です。


今回もモーターレスポンス比較検証時と同様にマイクで動作音を録音し、波形を見てモーターの回り始めからピストンが落ちるまでのスピードを計測する方法で検証します。
まず最初は新品の完全ノーマルUSPを新品のニッケル水素で駆動させた時のレスポンスを見ていきましょう。
バッテリーは最大限に性能を発揮できるよう、計測毎にデルタピーク式充電器で満充電状態にし、更に人肌に暖めた状態にします。

結果はというと・・・・・
おっっっせ!
新品の電ハンに新品のバッテリーだとレスポンスが95msecとなりました。
1msecは1/1000秒となります。
なので95msecというのは"ほぼ0.1秒"っていうことですね。おせー。
波形の一番大きなところがピストンの打撃音になるのですが、そのあともギアノイズが続いていますね。
"ピストンが落ちた後も少しギヤが回ったところで通電が遮断される"のでこのようにノイズが後を引くわけですね。
セクターギヤが一周してまた最初にピストンが途中まで引かれた状態で止まるということです。
さらにピストンを引いた状態だとバネの力でギヤが少し逆転してベベルギヤの逆転防止ラッチに引っかかって止まりますのでその逆転ノイズも入っているものと思われます。
なので完全にギヤが止まるまでは0.14秒近くかかっています。
次に完全ノーマル状態のUSPをリポバッテリーで駆動させた場合のレスポンスはどうか。
リポバッテリーは計測毎にバランス充電器で2セルとも90%まで充電した状態にします。
接続にはトリガートークのリポバッテリー変換コネクターを使用しています。

ただ、このリポは6年前のだからけっこうコンディション悪いかもです(笑)
結果はこのようになりました。
82msecということで流石にニッケル水素よりは早いですね!
百分率でニッケル水素のレスポンスを100%とした場合、リポバッテリーは84%になります。
つまり16%のレスポンス向上となるわけですね。
多分、新品のリポだったらもう少し早いと思います。
では、次に配線を高効率のものに変えてニッケル水素とリポバッテリーのレスポンスがどのように変化するかを調べていきます。

使用する導線はイーグルフォースの18ゲージ 銀コードです。
大変お世話になっている電動拳銃工房さんで電ハンに一番適しているとされているコードになります。
純正のコードよりも芯線が太く、電導効率が良くなっています。
サクっと交換。

ニッケル水素バッテリーでも計測するので接点端子もハンダ付けします。

このようにノーマルの状態と接点は全く同じ構成で、導線のみ銀コードに変えた状態にして計測します。

後のことを考えてノーマル状態よりも2センチほど導線が長い状態にしてあります。
さて、配線を高効率の物に変えただけでどのくらいレスポンスが変わるのか!?
まずニッケル水素から。
おおおお!
すっげえ!配線変えただけで14msecも短縮されたぞ!!
配線変える前のリポとほぼ同じレスポンスになりました。
銀コードすげぇ!すげぇよ!
配線変える前はのニッケル水素は95secで交換後は81secなので15%の短縮になりました。
こうなってくると否が応にもリポのレスポンスを期待しちゃいますな!
配線交換後のリポのレスポンスは・・・・
58msec!!!
配線交換前のリポは82msecで交換後のリポは58msecでしたから24msecもの短縮!!
実に30%もの短縮です。
ニッケル水素よりもリポの方がレスポンスの上昇率が高かったことからノーマルの配線がリポの突入電流をかなりスポイルしていたってことが分りますね。
さて、しかしながら電動ハンドガンの配線にはまだまだ改善する余地があります。
この画像を見てもらうとわかるとおり、変換コネクタを使った場合は通常の長モノ電動ガンよりも接点が2箇所も多くなってしまいます。

この接点により、かなりの抵抗が生じていると考えられるので今度はこの接点を取り払った状態でのレスポンスを計測してみたいと思います。
なぁ、ワクワクするだろ!?
ちゅーわけで、モーターとスイッチから伸びている線に電動ハンドガン用リポバッテリーと同じBEC端子を直接取り付けます。

芯線が太いのでBEC端子の圧着はかなりギリギリ!
こんな感じになりました。
ニッケル水素はもう一生使わないってことで完全に専用バッテリー用端子は取り払いました。

うまいこと穴をあけて片方に配線をまとめました。
うん。良い配線だ。我ながら良い仕事をしたぞ。

で!!
この状態で計測した結果がコチラ!!
55msec!!
なんと接点を廃したことで更に3msec短縮できました。
ノーマルにリポを使用した状態が82secでしたからパーセンテージで言うと実に33%もの短縮になりました。
ほとんどの方が変換コネクタを介してリポバッテリーを使用していると思いますが、配線を変えるだけでレスポンスが2/3になるということです。
更に言えば、ニッケル水素を使っている人は配線を変えてリポにすればレスポンスを約半分にすることができるのです。
今回実験で使ったリポは6年前のやつなので新品のリポだったならば「約半分」じゃなくて「半分」になるかもしれませんね。
因みに電動ハンドガンはメカボックスが全て同じなので基本的にどの機種でも私と同じような結果になると思います。
オマケとしてフルオートのサイクルも測ってみました。
まずは完全ノーマル状態でニッケル水素を使ったサイクル。
秒間12発になりました。ちょっと物足りないですね。
次に銀コードに交換後のニッケル水素のサイクル。
なんと秒間14発!!
配線を変えるだけで秒間2発も増えました。
次に新品ノーマル状態のUSPにトリガートークのコネクタを介してリポバッテリーを使った場合のサイクル。
秒間16発になりました。
スタンダード電動ガンの箱出し状態と同じですね!
次に銀コードに交換後、トリガートークのコネクタを介してリポバッテリーを使った場合のサイクル。
16発となりましたが、波形を見てもらえば分るとおりほぼ17発と言っていいでしょう。
配線を変えることで秒間1発増えました。
最後にコネクターを介さず、銀コードに直接BNC端子を取り付けた場合のサイクルがこちら。
18発になりました。
なんとリポでも配線を効率化するだけで秒間16発から18発まで向上することができました。すげーな銀コード。
ただ、最後の18発っていうのは波形上の数字であって、トリガーを引いた瞬間からの秒間サイクルで言えば17.5発程度になると思います。
すっげー細かい話ですが(笑)
各データのまとめ
■純正ニッケル水素
セミのレスポンス
ノーマル状態 95msec
↓
配線交換後 81msec
配線交換で15%のレスポンス向上
フルオート時の秒間サイクル
ノーマル状態 秒間12発
↓
配線交換後 秒間 14発
配線交換で秒間2発のサイクル向上
■リポバッテリー
セミのレスポンス
ノーマル状態 82msec
↓
配線交換後 58msec
↓
配線交換+中間端子・リポコネクタオミット 55msec
最終的に33%のレスポンス向上
フルオート時の秒間サイクル
ノーマル状態 秒間16発
↓
配線交換後 秒間17発
↓
配線交換+中間端子・リポコネクタオミット 秒間18発
最終的に秒間2発のサイクル向上
結論として電動ハンドガンにおいて高効率配線に変えるだけでレスポンスと秒間サイクルは大きく向上するということが分りました。
じゃあなんで東京マルイは純正の配線にを効率悪い物にしてんだ?っていう話になるのでその考察を書いていきます。
通常の長モノ電動ガンはピストンに負荷を逃がしてピストンだけが寿命を迎えることでメカボ全体に被害が及ばないような設計になっています。
これが電動ハンドガンの場合、長モノとは違ってセクターギヤだけ壊れるようになっています。
(私のフィールドのレンタル銃が12丁ほど寿命を迎えたが、すべてがセクターの磨耗による故障)
これが磨耗してしまったセクターギヤです。

スパーギヤと噛み合うギヤが削れている。
歯の引っかかり面積もそんなに広くない電動ハンドガンのギヤで高レスポンス、高サイクルをやってしまうとこのセクターギヤがすぐに磨耗して壊れてしまいます。
ですので東京マルイ的にはわざと導線で電流をスポイルさせて遅いサイクルにしたのではないかなと思います。
これも会社的事情なんでしょうが、すぐに壊れて修理が殺到しても対応に困るし「電ハンはすぐに壊れる」と言われても困るっていう側面もあるのでそこそこの性能でそこそこのタイミングで壊れる状態にしてバランスを取ったんでしょう。きっと。
これで高効率の配線にしてレスポンスもサイクルも長モノと変わらないっていう商品的価値を高めたところで寿命が短ければ本末転倒です。
「レスポンスとサイクルも長モノと変わらない」という長所よりも「割とすぐ寿命迎える」という短所の方が大きく印象に残ります。
人って基本的に良い印象よりも悪い部分の印象のが強く残りますから売上げにも大きく影響するでしょう。
そういったリスクを回避したとも考えられます。
ほとんどのユーザーは冬でも使えるコンパクトな電動ガンっていうところで十分にプライオリティを感じる訳で、しかも命中精度もバツグンときている製品です。そこへきて「でも発射サイクルとレスポンスは悪いよね」って言う人は一部のチューナーを除いてほとんど居ません。
しかもサバゲーにおいてはレスポンスが30msec短くなった程度で相手を倒せるようになるかと言えばそうではありませんしね。
ただ、撃っていてレスポンスは短いほうが気持ちはいいので配線の交換はオススメですね!
そのかわり銃の寿命も短くなることをお忘れなく!!
でも電ハンって修理簡単だしギヤ1個取り替えるだけで直るから自分で弄れるようになればかなり面白いエアガンになると思いますよ。
ニッケル水素用の端子を取っ払うと変換コネクタ使用時よりも1センチ余裕が生まれますので配線バランス端子も無理なく綺麗にまとまります。


本体側の端子の線も出来るだけ短くすることでスライドカバーに配線を挟んでしまうなんてことも避けられます。
コネクタを使っているとかなり無理やり押し込む感じになり、バッテリーのコードが断線する恐れもありますから、これはかなりオススメできるカスタムです。
最後に思ったのがBEC端子の断面積が銀コードよりも小さかったので端子で電流がスポイルされてるんじゃないかっていう疑問も・・・・。
だから銀コードをリポバッテリーに直付けしたら更にレスポンスよくなったりするかもしれませんね!でもバッテリーメーカーが最初からBEC端子付けてるってことはスポイルされることはないってことなのかな・・・。
とりあえず今回はバッテリーの種類と配線の交換によるレスポンスの違いを確認したかっただけなのでFETとか端子の種類を変えるとどうなるかというのはまた今度。
あのね~結構めんどくさいのよこの実験(笑)
だからしばらくはやりません!
ということでまた次回!!
2017年02月21日
モーターのレスポンス徹底比較!
前回はOPTION NO.1のブラシレスモーターを組込みました。
で、このハイトルクでハイレスポンスを謳うモーターの性能ってのは実際どんなもんなんだ?っていうことで他のモーターとのレスポンスを比較してみたいと思います。
しっかりと数値化することで性能差を見ていきますよ。
もうね、レスポンスの具合を擬音で表現するのは卒業です(笑)
特に東京マルイのサマリウムコバルトモーターとの差が気になるところですね。


計測の方法ですが、この状態でドライブさせた音をマイクで録音して波形を見て判断します。
中身の構成を記述しておきます。
・メカボックス VFC純正Ver.2メカボックス
・スプリング アングス ハイサイクル用0.9J Sサイズ
・スプリングガイド VFC純正
・ギヤ VFC純正18:1 セクター1枚カット
・シリンダー ライラクス タイプC
・ピストン ライラクスハードピストン
・ピストンヘッド ライラクスPOM NEO
・配線 ライラクスEGエレメントコードNEO
・軸受け ORGA AIRSOT SUS420 8mm
・スイッチ 東京マルイ純正
レスポンスに関連する項目はこんなものかな?

トリガーを引いて通電した瞬間からギヤが回り始めてノイズが発生します。ノイズが発生したポイントからピストンの打撃音が鳴るまでの波形の長さを測ればレスポンスが分るというワケです。
バッテリーはOPTION NO.1の2100mAhを満充電の状態で計測します。
百聞は一見にしかずということで早速やっていきましょう!
まずは東京マルイ EG-1000モーターです!
ド定番の超安定モーターですね。
サバゲーで5回程度使用したものになります。

波形がこちら
モーター回転開始からピストンの打撃音までの間隔が狭いとレスポンスが良いということです。
レスポンスはmsec(ミリセカンド)で表記していきます。ミリセカンドっていうのは1秒を1000で割った単位です。
EG-1000モーターの場合は回転開始からピストンが落ちるまで約50msecとなりました。

EG-1000モーターのレスポンスが1つの基準となります。
因みに秒間のサイクルは18.7発程度になりました。
次はEG-30000モーターになります。
ハイサイクル電動ガンに入っているやつですね。M4 CRWに入ってたやつを取り出しました。
これはサバゲーで8回くらい使ったものになります。

結果は45msecとなりました。EG-1000よりも5msec短いですね。

たった1000分の5秒の差ですが、しっかりと体感できるくらいレスポンスの違いは分りました。
秒間サイクルは20.8発ほどになりました。
EG-1000のレスポンスを100%とするとEG-30000のレスポンスは90%ということになります。
10%の短縮ですね。
そこそこ強い負荷を掛けているのにも関わらずEG-1000よりレスポンスが良いってことはトルクも同等以上と思われます。
続いては東京マルイのサマリウムコバルトモーターです。
これは次世代のアーリーバリアントに入っているやつですね!
これから作る予備機の為に単体で買いました。

おお!流石に早いな!
34msecとなりました。

EG-30000から更に11msecも短縮です。
体感も余裕でできるレベル。
EG-1000を100%とした場合サマリウムコバルトモーターは68%ということです。
32%も短縮です。
誰かに説明する時、サマコバはEG-1000の2/3のレスポンスだと言えば分りやすいですね。
因みに秒間サイクルは20.3発に。EG-30000とほぼ変わらず。
サイクルが同じになったのはギヤ比とスプリングのバランスの問題な気がします。
で、今回の目玉のOPTION NO.1 ブラシレスモーターです!
実力はいかに!?

結果は・・・・
約33msec!!
ほんの少しだけサマコバを上回りましたがコレは誤差の範囲内と言えるかもしれません。
ピストンのスタート位置の誤差を考えるとほぼ互角ですね!

サマコバとブラシレスのレスポンスは私の銃のセッティングにおいては同じという結果になりました。
サイクルもサマコバと同じでした。
サマコバの定価は12800円
ブラシレスの定価は24600円
レスポンスの速さに対する価値は12800円として、ブラシレスはさらにバースト設定機能、リポアラーム機能、リアカン機能等々のFCUの付加価値が11800円と考えれば24600円という値段は妥当なのかな?という印象。あとブラシレスによる熱を発生し難い構造っていうのも付加価値になりますね。
FCU機能要らなければサマコバでいいのではないでしょうか。
ただし、今回の結果は私の銃に限りますのでみなさんの銃ではどうなるかは分りません。
と言いますのも、もしかしたら私の電動ガンの負荷に対してサマコバもブラシレスも持てるパワーの全てを出しているわけではない可能性があるからです。
2100mAhのリポで18:1のギヤでアングスのSスプリングを回すっていうのはお相撲さんが子供を軽々と持ち上げるくらい簡単なことなのかも知れません。
例えば、もっと負荷を掛けて13:1くらいのトルクが弱いギアで更に強いスプリングを回したらサマコバよりブラシレスのが明らかに早いって結果になったとかも考えられる。
また電流が配線でスポイルされているかもしれません。
サマコバとブラシレスがライラクスのEGエレメントコードNEOの定格電流を超える電流要求をしている可能性もあるということ。
つまり、配線が細くてモーターの性能が最大まで発揮できていないかもしれないという問題です。
「くそっ!栄養がたりねぇ!まだだ!まだ俺はやれるのに!」状態ってこと(笑)
水道で例えると蛇口の口径が5センチと4センチの物を用意してもホースの太さが2センチしかないと出すことのできる水の量は同じっていうことです。
配線の定格とモーターの定格の話に関してはド素人なので間違ってるかもしれませんが。
逆に13:1のハイサイギヤで凄く弱いスプリングを回すだけならEG-30000のがレスポンス早いかもしれないですしね。
と、素人の私が考えられる事項だけでも全て検査しようとするとかなり面倒なのでこれ以上はやりません(笑)
んまぁでも大体の銃で私と同じ結果になると思いますけどね。
あくまでもモーター選びの参考までに。
で、このハイトルクでハイレスポンスを謳うモーターの性能ってのは実際どんなもんなんだ?っていうことで他のモーターとのレスポンスを比較してみたいと思います。
しっかりと数値化することで性能差を見ていきますよ。
もうね、レスポンスの具合を擬音で表現するのは卒業です(笑)
特に東京マルイのサマリウムコバルトモーターとの差が気になるところですね。


計測の方法ですが、この状態でドライブさせた音をマイクで録音して波形を見て判断します。
中身の構成を記述しておきます。
・メカボックス VFC純正Ver.2メカボックス
・スプリング アングス ハイサイクル用0.9J Sサイズ
・スプリングガイド VFC純正
・ギヤ VFC純正18:1 セクター1枚カット
・シリンダー ライラクス タイプC
・ピストン ライラクスハードピストン
・ピストンヘッド ライラクスPOM NEO
・配線 ライラクスEGエレメントコードNEO
・軸受け ORGA AIRSOT SUS420 8mm
・スイッチ 東京マルイ純正
レスポンスに関連する項目はこんなものかな?

トリガーを引いて通電した瞬間からギヤが回り始めてノイズが発生します。ノイズが発生したポイントからピストンの打撃音が鳴るまでの波形の長さを測ればレスポンスが分るというワケです。
バッテリーはOPTION NO.1の2100mAhを満充電の状態で計測します。
百聞は一見にしかずということで早速やっていきましょう!
まずは東京マルイ EG-1000モーターです!
ド定番の超安定モーターですね。
サバゲーで5回程度使用したものになります。

波形がこちら
モーター回転開始からピストンの打撃音までの間隔が狭いとレスポンスが良いということです。
レスポンスはmsec(ミリセカンド)で表記していきます。ミリセカンドっていうのは1秒を1000で割った単位です。
EG-1000モーターの場合は回転開始からピストンが落ちるまで約50msecとなりました。
EG-1000モーターのレスポンスが1つの基準となります。
因みに秒間のサイクルは18.7発程度になりました。
次はEG-30000モーターになります。
ハイサイクル電動ガンに入っているやつですね。M4 CRWに入ってたやつを取り出しました。
これはサバゲーで8回くらい使ったものになります。

結果は45msecとなりました。EG-1000よりも5msec短いですね。
たった1000分の5秒の差ですが、しっかりと体感できるくらいレスポンスの違いは分りました。
秒間サイクルは20.8発ほどになりました。
EG-1000のレスポンスを100%とするとEG-30000のレスポンスは90%ということになります。
10%の短縮ですね。
そこそこ強い負荷を掛けているのにも関わらずEG-1000よりレスポンスが良いってことはトルクも同等以上と思われます。
続いては東京マルイのサマリウムコバルトモーターです。
これは次世代のアーリーバリアントに入っているやつですね!
これから作る予備機の為に単体で買いました。

おお!流石に早いな!
34msecとなりました。
EG-30000から更に11msecも短縮です。
体感も余裕でできるレベル。
EG-1000を100%とした場合サマリウムコバルトモーターは68%ということです。
32%も短縮です。
誰かに説明する時、サマコバはEG-1000の2/3のレスポンスだと言えば分りやすいですね。
因みに秒間サイクルは20.3発に。EG-30000とほぼ変わらず。
サイクルが同じになったのはギヤ比とスプリングのバランスの問題な気がします。
で、今回の目玉のOPTION NO.1 ブラシレスモーターです!
実力はいかに!?

結果は・・・・
約33msec!!
ほんの少しだけサマコバを上回りましたがコレは誤差の範囲内と言えるかもしれません。
ピストンのスタート位置の誤差を考えるとほぼ互角ですね!
サマコバとブラシレスのレスポンスは私の銃のセッティングにおいては同じという結果になりました。
サイクルもサマコバと同じでした。
サマコバの定価は12800円
ブラシレスの定価は24600円
レスポンスの速さに対する価値は12800円として、ブラシレスはさらにバースト設定機能、リポアラーム機能、リアカン機能等々のFCUの付加価値が11800円と考えれば24600円という値段は妥当なのかな?という印象。あとブラシレスによる熱を発生し難い構造っていうのも付加価値になりますね。
FCU機能要らなければサマコバでいいのではないでしょうか。
ただし、今回の結果は私の銃に限りますのでみなさんの銃ではどうなるかは分りません。
と言いますのも、もしかしたら私の電動ガンの負荷に対してサマコバもブラシレスも持てるパワーの全てを出しているわけではない可能性があるからです。
2100mAhのリポで18:1のギヤでアングスのSスプリングを回すっていうのはお相撲さんが子供を軽々と持ち上げるくらい簡単なことなのかも知れません。
例えば、もっと負荷を掛けて13:1くらいのトルクが弱いギアで更に強いスプリングを回したらサマコバよりブラシレスのが明らかに早いって結果になったとかも考えられる。
また電流が配線でスポイルされているかもしれません。
サマコバとブラシレスがライラクスのEGエレメントコードNEOの定格電流を超える電流要求をしている可能性もあるということ。
つまり、配線が細くてモーターの性能が最大まで発揮できていないかもしれないという問題です。
「くそっ!栄養がたりねぇ!まだだ!まだ俺はやれるのに!」状態ってこと(笑)
水道で例えると蛇口の口径が5センチと4センチの物を用意してもホースの太さが2センチしかないと出すことのできる水の量は同じっていうことです。
配線の定格とモーターの定格の話に関してはド素人なので間違ってるかもしれませんが。
逆に13:1のハイサイギヤで凄く弱いスプリングを回すだけならEG-30000のがレスポンス早いかもしれないですしね。
と、素人の私が考えられる事項だけでも全て検査しようとするとかなり面倒なのでこれ以上はやりません(笑)
んまぁでも大体の銃で私と同じ結果になると思いますけどね。
あくまでもモーター選びの参考までに。
2017年02月15日
OPTION NO.1のブラシレスモーター レビュー&組込み!
話題のブラシレスモーターを買ってみたので組込みしてみたいと思います。
定価はなんと24800円!!!電動ガン用で最も高いモーターなのは間違いない!MP5クルツ買えちゃう!

このモーターは電動ガン用バッテリーでお馴染のOPTION NO.1が発売した商品です。
ブラシレス構造によってトルクが強く、セミのキレがすごいっていう触れ込みで発売されました。
ブラシレスモーターにFCUを取り付けるという構造の特許も取得したとか。
ブラシレスとは?という解説の前にまず、皆さんが使っている通常のモーターの仕組みを理解してもらいます。
通常のモーターは入れ物の側面に磁石が貼り付けられていて、中心にはこのようなコイルを巻いた軸があり、電気を流すと磁界が発生してコイルが回転する仕組みになっています。

また、通常のモーターはこのようにブラシと回転軸が接しているので回転摩擦と電気の流れによってモーター自体の温度が上昇していきます。

当然長く使っていくとこのブラシ自体も摩耗していくのでそのうち交換しなければなりませんし、ブラシと接するコミュテーターもクリーニングする必要があるのが通常のモーターです。
して、ブラシレスの場合は構造が普通のモーターとは逆になっています。
外側にコイルがあって回転軸側が磁石になります。
普通のモーターの内側と外側が入れ替わったってことですね。
この写真はちょっと特殊なモーターですが、コイルが外側にあり、中で回るのは磁石ですので回転軸に電気を流す必要がない構造になっています。

回転軸に電気を流す必要は無いのでブラシが必要ないってことになります。ブラシとコミュテーターの電気的接点はありません。
軸を固定しているベアリング以外の場所に摩擦は発生しないということです。
ですのでメンテナンスフリーで長寿命というわけです。
また、低回転時のトルク性、負荷が増えた時の回転数の安定性もあり、通常のモーターよりも省エネだと言われております。
で!OPTION NO.1のブラシレスモーターは更にプログラミングを施したチップと制御回路をモーターに取り付けてあり、以下の機能が使えるようになっています。
・バッテリーの残量警告アラーム
分りやすい商品名で言うなら「リポアラーム」ですね。それが内蔵されています。
どのくらいの残量でアラームを鳴らすかは選択が可能となっています。
・バーストモード
モーターの回転を制御して2点バーストから5点バーストまで設定できます。
・発射弾数の設定
付属のプログラミングボックスでモーターの回転数を制御して発射する弾数を299発まで設定ができます。
要はモーター側でリアカン設定できるってことですね。
モーターにFCUを組み付けたって感じですね。
FCUっていうのはファイアコントロールユニットの略で、電動ガンのスイッチ制御する商品群の総称になります。
Big-OutのDTMもGATEのTITANもBTCのキメラも全部FCUです。
こんな風に基盤が側面に貼り付けられています、エンドベルの内側にも基盤やチップが貼り付けられています。

元々製造コストの高いブラシレスモーターにFCUの機能を付けたから24800円になったのでしょうか。
これがプログラミングボックスです。
設定を変えるにはグリップエンドのカバーを外す必要があります。

このブラシレスモーターはただグリップ内に入れればいいという話ではなく、FCUが付いているのでメカボックスも空けてスイッチとの接続も行わなければなりません。だから上級者向けというわけなんですね。
メカボあけました。

青い線が信号線です。
FETと同じ配線接続にします。
プラス同士をスイッチ上で直接繋げて1本にしてしまい、空いたほうの端子に青い信号線をハンダ付けします。

ついでに中身をすこし追加でカスタムしました。

ピストンのレールの溝に薄いプラ板を貼って左右のガタつきを最小限に抑えました。
あと、セクターチップはプラ板で自作しました。

私のは素人なりにタペットの形状、発射サイクルと給弾タイミングなんかを考えてこんな形にしてみました。

とりあえずお試しで作ったのでその辺にあったタミヤの1mm厚プラ板を2枚重ねた物を加工して作りましたが、耐久性が気になるので次はABS板で作ろうかと思います。
おっと、話がずれてしまった。
あと、モーターの端子は通常の差込タイプです。

私は以前、丸型の端子をモーターのエンドベルのネジに留めていたので元に戻したのでした。
因みに説明書によると次世代M4の純正グリップにこのブラシレスモーターを入れる際はこの赤い部分を削る必要があるっていうことです。
説明書の写真が見づらかったので私の方で画像を作りました(笑)

金属削らないといけないってところも上級者向けです。
コレを削るならリューターかウェーブのヤスリスティックの120番かな。
因みに私が使っているMAGPUL PTSのEPGグリップには次世代のような突起が無かったのでそのまま使えそうです。

EPGグリップのレビュー記事はコチラ
ちょっと配線の色が変わっていますが気にしないで下さい。
シリコンコードを実験で使ってみただけなのでこの後、テフロン銀コードに変えてます。

で、肝心なレスポンスですがやっぱりすごいですね!
パスパスパスパスと軽い感じです。
EG-30000モーターからの変化は余裕で体感できます。
ゲームで使うのが楽しみです!
で、手元にはなにやらマルイのモーターが・・・・。

次回は他のモーターとのレスポンスを比較してみますよ~。
しかもちゃんと動作音をマイクで録音してレスポンスを数値化します。
お楽しみに!
ということでまた次回!
定価はなんと24800円!!!電動ガン用で最も高いモーターなのは間違いない!MP5クルツ買えちゃう!

このモーターは電動ガン用バッテリーでお馴染のOPTION NO.1が発売した商品です。
ブラシレス構造によってトルクが強く、セミのキレがすごいっていう触れ込みで発売されました。
ブラシレスモーターにFCUを取り付けるという構造の特許も取得したとか。
ブラシレスとは?という解説の前にまず、皆さんが使っている通常のモーターの仕組みを理解してもらいます。
通常のモーターは入れ物の側面に磁石が貼り付けられていて、中心にはこのようなコイルを巻いた軸があり、電気を流すと磁界が発生してコイルが回転する仕組みになっています。

また、通常のモーターはこのようにブラシと回転軸が接しているので回転摩擦と電気の流れによってモーター自体の温度が上昇していきます。

当然長く使っていくとこのブラシ自体も摩耗していくのでそのうち交換しなければなりませんし、ブラシと接するコミュテーターもクリーニングする必要があるのが通常のモーターです。
して、ブラシレスの場合は構造が普通のモーターとは逆になっています。
外側にコイルがあって回転軸側が磁石になります。
普通のモーターの内側と外側が入れ替わったってことですね。
この写真はちょっと特殊なモーターですが、コイルが外側にあり、中で回るのは磁石ですので回転軸に電気を流す必要がない構造になっています。

回転軸に電気を流す必要は無いのでブラシが必要ないってことになります。ブラシとコミュテーターの電気的接点はありません。
軸を固定しているベアリング以外の場所に摩擦は発生しないということです。
ですのでメンテナンスフリーで長寿命というわけです。
また、低回転時のトルク性、負荷が増えた時の回転数の安定性もあり、通常のモーターよりも省エネだと言われております。
で!OPTION NO.1のブラシレスモーターは更にプログラミングを施したチップと制御回路をモーターに取り付けてあり、以下の機能が使えるようになっています。
・バッテリーの残量警告アラーム
分りやすい商品名で言うなら「リポアラーム」ですね。それが内蔵されています。
どのくらいの残量でアラームを鳴らすかは選択が可能となっています。
・バーストモード
モーターの回転を制御して2点バーストから5点バーストまで設定できます。
・発射弾数の設定
付属のプログラミングボックスでモーターの回転数を制御して発射する弾数を299発まで設定ができます。
要はモーター側でリアカン設定できるってことですね。
モーターにFCUを組み付けたって感じですね。
FCUっていうのはファイアコントロールユニットの略で、電動ガンのスイッチ制御する商品群の総称になります。
Big-OutのDTMもGATEのTITANもBTCのキメラも全部FCUです。
こんな風に基盤が側面に貼り付けられています、エンドベルの内側にも基盤やチップが貼り付けられています。

元々製造コストの高いブラシレスモーターにFCUの機能を付けたから24800円になったのでしょうか。
これがプログラミングボックスです。
設定を変えるにはグリップエンドのカバーを外す必要があります。

このブラシレスモーターはただグリップ内に入れればいいという話ではなく、FCUが付いているのでメカボックスも空けてスイッチとの接続も行わなければなりません。だから上級者向けというわけなんですね。
メカボあけました。

青い線が信号線です。
FETと同じ配線接続にします。
プラス同士をスイッチ上で直接繋げて1本にしてしまい、空いたほうの端子に青い信号線をハンダ付けします。

ついでに中身をすこし追加でカスタムしました。

ピストンのレールの溝に薄いプラ板を貼って左右のガタつきを最小限に抑えました。
あと、セクターチップはプラ板で自作しました。

私のは素人なりにタペットの形状、発射サイクルと給弾タイミングなんかを考えてこんな形にしてみました。

とりあえずお試しで作ったのでその辺にあったタミヤの1mm厚プラ板を2枚重ねた物を加工して作りましたが、耐久性が気になるので次はABS板で作ろうかと思います。
おっと、話がずれてしまった。
あと、モーターの端子は通常の差込タイプです。

私は以前、丸型の端子をモーターのエンドベルのネジに留めていたので元に戻したのでした。
因みに説明書によると次世代M4の純正グリップにこのブラシレスモーターを入れる際はこの赤い部分を削る必要があるっていうことです。
説明書の写真が見づらかったので私の方で画像を作りました(笑)

金属削らないといけないってところも上級者向けです。
コレを削るならリューターかウェーブのヤスリスティックの120番かな。
因みに私が使っているMAGPUL PTSのEPGグリップには次世代のような突起が無かったのでそのまま使えそうです。

EPGグリップのレビュー記事はコチラ
ちょっと配線の色が変わっていますが気にしないで下さい。
シリコンコードを実験で使ってみただけなのでこの後、テフロン銀コードに変えてます。

で、肝心なレスポンスですがやっぱりすごいですね!
パスパスパスパスと軽い感じです。
EG-30000モーターからの変化は余裕で体感できます。
ゲームで使うのが楽しみです!
で、手元にはなにやらマルイのモーターが・・・・。

次回は他のモーターとのレスポンスを比較してみますよ~。
しかもちゃんと動作音をマイクで録音してレスポンスを数値化します。
お楽しみに!
ということでまた次回!
2017年02月09日
寒いからMK18 mod.1のミリフォト!
めっちゃ寒いですね!
気温が1度くらいの時の雨ほどたちの悪いものは無いです。北海道出身の私的にこれくらい寒いならいっそ雪降ってくれたほうが楽なんですよね。
てなわけで、いろいろ書くネタはあるんですが、ここいらで一発MK18 mod.1のミリフォト祭りでもやろうかと思います。
まずはコチラ
変なトレーナー着てますね(笑)
NVの光が青白いのが気になる。最近は白色蛍光管を使っているNVもあるんだけどまさかそれ??普通は官給品の緑色の増幅管だと思うんだけど、写真の色味の問題なのか・・・?


MK18 mod.1自体のセットアップは超ドノーマルっていうかよくあるパターンのやつ。タンゴダウンのショートフォアグリップが今では逆に珍しいかな。
実はタンゴダウンのロングなんて殆ど使われていません。
あと、サイレンサーは完全にシュアファイヤに切り替わっていますね。もうナイツのQDサプレッサーは時代遅れ感が漂ってます。
私もシュアファイヤのやつ買おう・・・。
これも普通っちゃ普通のセットアップ。
フォアは定番のMAGPUL AFG2でPEQを一番前に載せてフリップアップサイトをつけてないパターン。でもなぜかリアだけフリップアップ載せているっていう意味の分らなさ(笑)

これもサイレンサーはシュアファイヤ。
これもAFG2だけど殆どの兵士がAFGの使い方違うんだよね(笑)
AFGってコスタ撃ちする時にハンドガードをがっちり握りつつもしっかりと銃を体に引き寄せられるように作られたフォアグリップなのにみんなAFGを摘むようにして持ってるんだよね。
まぁ先端にライトとPEQつけてたら握れないんだろうけど。

おっ、こっちのNVはちゃんと緑色で投影されてるっぽいですね。

仲間がPVS-14とANVISを持っているので24耐で借りたりしたんですが、ブッシュじゃナイトビジョンは全く役に立ちませんでしたね。
私は匍匐でPVS-14を使ったのですが、ブッシュだとピントの問題で草木がぼやけて全然意味無し状態でした(笑)
仲間は両眼のANVISを装着してロングレンジチューンの銃を使ってスタンディングで戦っていて結構活躍していました。
両眼だと立体視できるから走ったりもできるんだけど、片目のPVS-14は片方は明るくて片方は暗闇を見るという状態が続くので脳が疲れるらしいです。それなら単レンズで擬似両眼のPVS-7のが良いという話でした。
でも夜戦で最強なのはやっぱりサーマルでしたね~。ありゃ反則ですわ。
軍用のやつなんだけど、画面もデカイしレティクルを敵に合わせると色が変わるんですよ。もうコールオブデューティのゲームの画面みたいでした。
でもNVは昔からの憧れなので欲しいな・・・。
おっと、これは・・・!
なんとAimpointのCOMP M4が乗っかっているではないか!かなり貴重なMK18 mod.1です(笑)

しかもCOMP M4sじゃなくてバッテリーが上にあるほうの古いCOMP M4ですからね。これはレアケース。
珍しくブースターが乗っかってますね。MK18 mod.1でブースター使っている人はかなり少ないです。
テープで配線を保護していたり、PEQを結束バンドで固定してたりと几帳面な人ですかね?(笑)
PEQを結束バンドで固定するのはエアガンでもソレっぽくなるのでオススメです。私もやってます。

この人はAimpointのT-1ですね。
T-1乗っけてる兵士は2割くらいかな?っていう印象。

サイレンサーはもちろんシュアファイア
これは5年前くらいの写真じゃないかな?っていう感じ。
最近M3Xつけてる人少ないし。サイトもほとんどがEXPSだしね~。

昔公園でこういうので遊んだな~!ライトは定番のINSIGHT WMX200ですね!最近のMK18 mod.1を再現したいならこのライト乗っけておけば問題ナシ!

これもINSIGHT WMX200つけてます。ド定番セットアップなので特に言うことなし!

AOR2着てMK18 mod.1持ってる兵士初めて見た!!!

ストックに汚いテープの剥がし残りがある。
AFG2にシュアファイヤサイレンサーはマストだね!
配線何とかしないとBB-Jungleのブッシュで引っかかるよ!?

スリングはヴィッカーズスリングのマルチカムにH&Kフックですね。MK18 mod.1の定番スリングです。
1枚目に紹介した人もヴィッカーズスリングのパット付きですね。一昔前はタンカラーが定番だったのですが、最近はマルチカムを良く見ますね。
私も実物もってます。
次世代M4 MK18 mod.1 ⑧ ヴィッカーズスリング
ということでまた次回!
気温が1度くらいの時の雨ほどたちの悪いものは無いです。北海道出身の私的にこれくらい寒いならいっそ雪降ってくれたほうが楽なんですよね。
てなわけで、いろいろ書くネタはあるんですが、ここいらで一発MK18 mod.1のミリフォト祭りでもやろうかと思います。
まずはコチラ
変なトレーナー着てますね(笑)
NVの光が青白いのが気になる。最近は白色蛍光管を使っているNVもあるんだけどまさかそれ??普通は官給品の緑色の増幅管だと思うんだけど、写真の色味の問題なのか・・・?


MK18 mod.1自体のセットアップは超ドノーマルっていうかよくあるパターンのやつ。タンゴダウンのショートフォアグリップが今では逆に珍しいかな。
実はタンゴダウンのロングなんて殆ど使われていません。
あと、サイレンサーは完全にシュアファイヤに切り替わっていますね。もうナイツのQDサプレッサーは時代遅れ感が漂ってます。
私もシュアファイヤのやつ買おう・・・。
これも普通っちゃ普通のセットアップ。
フォアは定番のMAGPUL AFG2でPEQを一番前に載せてフリップアップサイトをつけてないパターン。でもなぜかリアだけフリップアップ載せているっていう意味の分らなさ(笑)

これもサイレンサーはシュアファイヤ。
これもAFG2だけど殆どの兵士がAFGの使い方違うんだよね(笑)
AFGってコスタ撃ちする時にハンドガードをがっちり握りつつもしっかりと銃を体に引き寄せられるように作られたフォアグリップなのにみんなAFGを摘むようにして持ってるんだよね。
まぁ先端にライトとPEQつけてたら握れないんだろうけど。

おっ、こっちのNVはちゃんと緑色で投影されてるっぽいですね。

仲間がPVS-14とANVISを持っているので24耐で借りたりしたんですが、ブッシュじゃナイトビジョンは全く役に立ちませんでしたね。
私は匍匐でPVS-14を使ったのですが、ブッシュだとピントの問題で草木がぼやけて全然意味無し状態でした(笑)
仲間は両眼のANVISを装着してロングレンジチューンの銃を使ってスタンディングで戦っていて結構活躍していました。
両眼だと立体視できるから走ったりもできるんだけど、片目のPVS-14は片方は明るくて片方は暗闇を見るという状態が続くので脳が疲れるらしいです。それなら単レンズで擬似両眼のPVS-7のが良いという話でした。
でも夜戦で最強なのはやっぱりサーマルでしたね~。ありゃ反則ですわ。
軍用のやつなんだけど、画面もデカイしレティクルを敵に合わせると色が変わるんですよ。もうコールオブデューティのゲームの画面みたいでした。
でもNVは昔からの憧れなので欲しいな・・・。
おっと、これは・・・!
なんとAimpointのCOMP M4が乗っかっているではないか!かなり貴重なMK18 mod.1です(笑)

しかもCOMP M4sじゃなくてバッテリーが上にあるほうの古いCOMP M4ですからね。これはレアケース。
ANS Optical AIM COMP M4 ドットサイトHD30E dt-016
posted with カエレバ
ANS Optical(エーエヌエスオプティカル)
珍しくブースターが乗っかってますね。MK18 mod.1でブースター使っている人はかなり少ないです。
テープで配線を保護していたり、PEQを結束バンドで固定してたりと几帳面な人ですかね?(笑)
PEQを結束バンドで固定するのはエアガンでもソレっぽくなるのでオススメです。私もやってます。

この人はAimpointのT-1ですね。
T-1乗っけてる兵士は2割くらいかな?っていう印象。

サイレンサーはもちろんシュアファイア
Aimpoint(エイムポイント)
これは5年前くらいの写真じゃないかな?っていう感じ。
最近M3Xつけてる人少ないし。サイトもほとんどがEXPSだしね~。

昔公園でこういうので遊んだな~!ライトは定番のINSIGHT WMX200ですね!最近のMK18 mod.1を再現したいならこのライト乗っけておけば問題ナシ!

Night Evolution
これもINSIGHT WMX200つけてます。ド定番セットアップなので特に言うことなし!

AOR2着てMK18 mod.1持ってる兵士初めて見た!!!

ストックに汚いテープの剥がし残りがある。
AFG2にシュアファイヤサイレンサーはマストだね!
配線何とかしないとBB-Jungleのブッシュで引っかかるよ!?

スリングはヴィッカーズスリングのマルチカムにH&Kフックですね。MK18 mod.1の定番スリングです。
1枚目に紹介した人もヴィッカーズスリングのパット付きですね。一昔前はタンカラーが定番だったのですが、最近はマルチカムを良く見ますね。
私も実物もってます。
次世代M4 MK18 mod.1 ⑧ ヴィッカーズスリング
ということでまた次回!
Posted by 大門団長 at
21:20
│Comments(0)
2017年02月03日
最強の電動ハンドガンを作る⑥ MOSFET組込み
ちょっと間が空いてしまいましたが続きです!
前回は駆動系が完成したのでスイッチ保護の為のMOSFETを組み込んでいきますよ!
組み込むのはGATE製のPicoSSR3という超小型FETです。


組込み記事の前にお知らせです。
1月27日発売のPEACE COMBAT に大門団長が載ってます!!!!


インドアフィールドの戦い方を監修させてもらいました。
松嶋えいみさんにレクチャーする内容で、よくあるタクトレとかではなく「勝つ為」のサバゲーに特化したエアガンの撃ち方や考え方を紹介しています。
インドアに限らず、アウトドアフィールドでも有効な技術になっています。
今までのサバゲー雑誌では触れられていない大門式サバゲー術が書いてあるので是非読んでみてください。
あとPEACE COMBBATから最新トイガンカタログも発売されていますのでコチラも是非!

余計な情報はなく、必要な項目だけ記してあってスッキリしてて見やすいので資料として最適かと思います。
ショップさんなんかでもこういった資料は結構使うと思うのでオススメ!

ではFETの話に戻ります。
MOSFET PicoSSR3は国内ではダーティワークスさんが正規代理店として販売しておりますのでそちらからの購入をオススメします。
ダーティワークス MOSFET PicoSSR3 販売ページ
ヤフオク等で中国のコピー品が流通しているそうで、コピー品は中身のプログラムがちょっと違うようなので注意です!
このシールが貼られているのが正規品です。

貼られていない物はコピー品である可能性大。
いや~小さいですね!


販売ページの写真がものすごくわかりやすい。

( 引用 http://dirtyworksjapan.com/?pid=80827484 )
FETを知らない人の為にもちょっと説明をしますと
FETとは、トランジスタの構造の一つで、ゲート電極から生じる電界によって電流の流れを制御する方式。 小型化が容易なため集積回路(IC)の論理回路やセンサーの素子などに用いられることが多い。 ... 電流を運ぶキャリア(電子または正孔)を一種類しか使わないユニポーラトランジスタに分類される。
Wikiからの引用だけどわからんっつーの!(笑)
要は色んな電子機器に欠かせない素子なんですが、簡単に言うと電動ガンの使用においてはとスイッチの磨耗を防ぐパーツっていうことです。
特に今回の最強カスタムだと1100mAhの大電流で固いスプリングを回すので、電動ハンドガンの小さなスイッチに掛かる負荷はかなり大きくなり、通電する際にスイッチがスパークしてどんどん端子が磨り減っていくのでFETを入れておけば安心というワケです。
FETのもう1つの効用としてはレスポンスの向上が期待できます。
FETが無い場合はスイッチが通電する瞬間にスパークが発生して突入電流がロスしてしまい、モーターの立ち上がりが少し遅くなります。
FETを取り付けた場合、スイッチを介せず配線をバッテリーとモーターをダイレクトに繋ぎ、その間にFETを入れます。
既存のスイッチはあくまで電流を流す"合図"の役割にとどまっており、電流の流れはFETで開閉しているので突入電量がロスなく一気にモーターに流れ込む為、モーターの立ち上がりが良くなるのです。
ちゅーわけで取り付けしていきます。
私の銃は一足先に完成しているのですが、FETを取り付ける際の写真が無いので仲間の銃を見本に取り付けていきたいと思いますよ。
まずはメカボックスを取り出していきます。

配線を組み替える必要があるのでスイッチに繋げてある配線は外してしまいます。


導線コードも通電効率の良いイーグルフォースの「シリコン銀コードセット・18G」に換装していきます。
先にマイナス線を新たに引き直します。
とりあえず長い状態にしておいて、フレームにメカボックスを組んだ後で調整していきます。

次は赤いプラス線をやっていきます。

まずはモーターからスイッチまでを引き直し!

モーターの端子は折れやすいのでハンダ付けの際は注意!
FETの場合はプラス線も直通にするのでこのように繋ぎます。
ハンダ付けする際に赤丸の部分が厚くなってしまうとコードカバーが閉まらなくなるので注意。

で、お次は信号線というのを取り付けていきます。
信号線用の導線はPicoSSR3の箱に入っているものを使用。

反対側の端子に信号線をハンダ付け!

そんで、配線を通す為の切り欠きが導線1本分のスペースしかないので拡張していきます。信号線も通す為です。

デザインナイフなんかでちょこっと広げればOK!

横から見るとこのような配線になります。

次はヒューズを取り付けていきますよ。
PicoSSR3で7.4V 900mAh以上のバッテリーを使用する場合は必ず20Aのヒューズをつけて下さいっていうことです。
この電動ハンドガンでは7.4V 1100mAhのリポを使うのでヒューズ必須ですね!
ヒューズの作業は電動拳銃工房さんのを参考にさせてもらいます。
電拳カスタム・ハンドガン編 ヒューズの取り付け 3/5ページ
まずは長モノ電動ガン等で使われるモーター端子を2つ用意し、このように折ります。

で、20Aの背低ヒューズにこのようにハメます。

下から見るとこういうことです。

よくこんなの思いついたな~電動拳銃工房の南木さんリスペクト。
で、ここからは大門団長アレンジです。
8mm径の熱収縮チューブを大体1センチくらいに切ります。

そんでラジオペンチにハメてぐぐぐっっと少し拡張してやります。

10mm径の熱収縮チューブがあればこの作業いらないかも!!
で、先ほどのヒューズと端子に丸ごと被せてライターで炙って収縮させます。

収縮させたら一旦チューブは外して・・・・
端子も一旦外して接着剤を塗布します。

私は高粘度の黒い瞬間接着剤を使いましたがエポキシ接着剤でもいいと思います。
ハイスピード系のサラサラタイプはすぐに取れるのでダメかも。
で、端子だけ先ほどのチューブに戻して接着!!!

これで背低ヒューズボックスの完成!
マジ南木さんリスペクト。
で次はヒューズを収める為のスペースを確保します。
バッテリーのスペースに入れてもいいんだけどTコネクタが結構体積あるのでヒューズは別の所に収めます。
チャンバーの横の突起を超硬ビットで削り落とします。


コードカバーもこの部分をニッパーで切り取ります。


最終的にこのようになりました。

ヒューズボックスの端子に熱収縮チューブ被せるの忘れた・・・まぁ問題ないでしょう(笑)
因みに反対側もマイナス線と信号線を通す為に赤丸の部分を削り落としました。

ようやくFETの取り付けに入りますよっ!!
FETはモーターのマイナスとバッテリーのマイナスの間に取り付けます。
先にモーター側をハンダ付けしていきます。
両者とも予備ハンダをして・・・・


完了!

上からハンダこてを押し付けるようにするとすぐにハンダ付けできます。
10秒とか長い時間ハンダこてを当ててると熱でFET素子が壊れてしまうので注意ですぞ。
今度は裏返して信号線をハンダ付け!


バッテリー側もハンダ付けして完成!!

上から見るとこのようになりました。

保護の為、箱に付属していた収縮チューブを被せて完成ですっ!

Tコネクタをつけて全て納めたらこんな感じです。

1100mAhのセパレートバッテリーと友になんとかすべて納まりました。
しっかりとスライドカバーも取り付けできました。

バッテリーとアウターバレルは黒いテープ巻けばOKでしょ。
FETを入れたことでスパスパ小気味良いレスポンスになりました。
スイッチも安心だね!
後は気密とショートストロークトリガーをやれば完成なのだ・・・・!
いや、もう完成してサバゲーで実戦投入してるんだけど記事書く時間が無くてね・・・(汗)
ということでまた次回!
続き→ 最強の電動ハンドガンを作る⑦ 気密取り&ショートストローク化
前回は駆動系が完成したのでスイッチ保護の為のMOSFETを組み込んでいきますよ!
組み込むのはGATE製のPicoSSR3という超小型FETです。


組込み記事の前にお知らせです。
1月27日発売のPEACE COMBAT に大門団長が載ってます!!!!


インドアフィールドの戦い方を監修させてもらいました。
松嶋えいみさんにレクチャーする内容で、よくあるタクトレとかではなく「勝つ為」のサバゲーに特化したエアガンの撃ち方や考え方を紹介しています。
インドアに限らず、アウトドアフィールドでも有効な技術になっています。
今までのサバゲー雑誌では触れられていない大門式サバゲー術が書いてあるので是非読んでみてください。
あとPEACE COMBBATから最新トイガンカタログも発売されていますのでコチラも是非!

余計な情報はなく、必要な項目だけ記してあってスッキリしてて見やすいので資料として最適かと思います。
ショップさんなんかでもこういった資料は結構使うと思うのでオススメ!

ではFETの話に戻ります。
MOSFET PicoSSR3は国内ではダーティワークスさんが正規代理店として販売しておりますのでそちらからの購入をオススメします。
ダーティワークス MOSFET PicoSSR3 販売ページ
ヤフオク等で中国のコピー品が流通しているそうで、コピー品は中身のプログラムがちょっと違うようなので注意です!
このシールが貼られているのが正規品です。

貼られていない物はコピー品である可能性大。
いや~小さいですね!


販売ページの写真がものすごくわかりやすい。
( 引用 http://dirtyworksjapan.com/?pid=80827484 )
FETを知らない人の為にもちょっと説明をしますと
FETとは、トランジスタの構造の一つで、ゲート電極から生じる電界によって電流の流れを制御する方式。 小型化が容易なため集積回路(IC)の論理回路やセンサーの素子などに用いられることが多い。 ... 電流を運ぶキャリア(電子または正孔)を一種類しか使わないユニポーラトランジスタに分類される。
Wikiからの引用だけどわからんっつーの!(笑)
要は色んな電子機器に欠かせない素子なんですが、簡単に言うと電動ガンの使用においてはとスイッチの磨耗を防ぐパーツっていうことです。
特に今回の最強カスタムだと1100mAhの大電流で固いスプリングを回すので、電動ハンドガンの小さなスイッチに掛かる負荷はかなり大きくなり、通電する際にスイッチがスパークしてどんどん端子が磨り減っていくのでFETを入れておけば安心というワケです。
FETのもう1つの効用としてはレスポンスの向上が期待できます。
FETが無い場合はスイッチが通電する瞬間にスパークが発生して突入電流がロスしてしまい、モーターの立ち上がりが少し遅くなります。
FETを取り付けた場合、スイッチを介せず配線をバッテリーとモーターをダイレクトに繋ぎ、その間にFETを入れます。
既存のスイッチはあくまで電流を流す"合図"の役割にとどまっており、電流の流れはFETで開閉しているので突入電量がロスなく一気にモーターに流れ込む為、モーターの立ち上がりが良くなるのです。
ちゅーわけで取り付けしていきます。
私の銃は一足先に完成しているのですが、FETを取り付ける際の写真が無いので仲間の銃を見本に取り付けていきたいと思いますよ。
まずはメカボックスを取り出していきます。

配線を組み替える必要があるのでスイッチに繋げてある配線は外してしまいます。


導線コードも通電効率の良いイーグルフォースの「シリコン銀コードセット・18G」に換装していきます。
先にマイナス線を新たに引き直します。
とりあえず長い状態にしておいて、フレームにメカボックスを組んだ後で調整していきます。

次は赤いプラス線をやっていきます。

まずはモーターからスイッチまでを引き直し!

モーターの端子は折れやすいのでハンダ付けの際は注意!
FETの場合はプラス線も直通にするのでこのように繋ぎます。
ハンダ付けする際に赤丸の部分が厚くなってしまうとコードカバーが閉まらなくなるので注意。

で、お次は信号線というのを取り付けていきます。
信号線用の導線はPicoSSR3の箱に入っているものを使用。

反対側の端子に信号線をハンダ付け!

そんで、配線を通す為の切り欠きが導線1本分のスペースしかないので拡張していきます。信号線も通す為です。

デザインナイフなんかでちょこっと広げればOK!

横から見るとこのような配線になります。

次はヒューズを取り付けていきますよ。
PicoSSR3で7.4V 900mAh以上のバッテリーを使用する場合は必ず20Aのヒューズをつけて下さいっていうことです。
この電動ハンドガンでは7.4V 1100mAhのリポを使うのでヒューズ必須ですね!
ヒューズの作業は電動拳銃工房さんのを参考にさせてもらいます。
電拳カスタム・ハンドガン編 ヒューズの取り付け 3/5ページ
まずは長モノ電動ガン等で使われるモーター端子を2つ用意し、このように折ります。

で、20Aの背低ヒューズにこのようにハメます。

下から見るとこういうことです。

よくこんなの思いついたな~電動拳銃工房の南木さんリスペクト。
で、ここからは大門団長アレンジです。
8mm径の熱収縮チューブを大体1センチくらいに切ります。

そんでラジオペンチにハメてぐぐぐっっと少し拡張してやります。

10mm径の熱収縮チューブがあればこの作業いらないかも!!
で、先ほどのヒューズと端子に丸ごと被せてライターで炙って収縮させます。

収縮させたら一旦チューブは外して・・・・

端子も一旦外して接着剤を塗布します。

私は高粘度の黒い瞬間接着剤を使いましたがエポキシ接着剤でもいいと思います。
ハイスピード系のサラサラタイプはすぐに取れるのでダメかも。
で、端子だけ先ほどのチューブに戻して接着!!!

これで背低ヒューズボックスの完成!
マジ南木さんリスペクト。
で次はヒューズを収める為のスペースを確保します。
バッテリーのスペースに入れてもいいんだけどTコネクタが結構体積あるのでヒューズは別の所に収めます。
チャンバーの横の突起を超硬ビットで削り落とします。


コードカバーもこの部分をニッパーで切り取ります。


最終的にこのようになりました。

ヒューズボックスの端子に熱収縮チューブ被せるの忘れた・・・まぁ問題ないでしょう(笑)
因みに反対側もマイナス線と信号線を通す為に赤丸の部分を削り落としました。

ようやくFETの取り付けに入りますよっ!!
FETはモーターのマイナスとバッテリーのマイナスの間に取り付けます。
先にモーター側をハンダ付けしていきます。
両者とも予備ハンダをして・・・・


完了!

上からハンダこてを押し付けるようにするとすぐにハンダ付けできます。
10秒とか長い時間ハンダこてを当ててると熱でFET素子が壊れてしまうので注意ですぞ。
今度は裏返して信号線をハンダ付け!


バッテリー側もハンダ付けして完成!!

上から見るとこのようになりました。

保護の為、箱に付属していた収縮チューブを被せて完成ですっ!

Tコネクタをつけて全て納めたらこんな感じです。

1100mAhのセパレートバッテリーと友になんとかすべて納まりました。
しっかりとスライドカバーも取り付けできました。

バッテリーとアウターバレルは黒いテープ巻けばOKでしょ。
FETを入れたことでスパスパ小気味良いレスポンスになりました。
スイッチも安心だね!
後は気密とショートストロークトリガーをやれば完成なのだ・・・・!
いや、もう完成してサバゲーで実戦投入してるんだけど記事書く時間が無くてね・・・(汗)
ということでまた次回!
続き→ 最強の電動ハンドガンを作る⑦ 気密取り&ショートストローク化