2018年05月30日
東京マルイ エアリボルバー パイソンPPCカスタム レビュー
ちょっとタイミングが中途半端すぎる感じですが、せっかく買ったのでレビューしたいと思います。
レベルアップサバゲーでレビューすると、その銃はもう"やり終えた"感じになるのでブログで取り上げる意欲が無くなってしまうんですよね(笑)
動画とは違った目線でレビューしてみますよ。
リボルバーってスイングアウトした状態が一番カッコ良いと思うんですが。

まずは外箱から。マルイさん、最近は低額ガンのパッケージもしっかりとデザイン作り込んでて良いですね。

昔のシンプルな箱もあれはあれで良かったですが。
箱から出してみました。う~ん、タクティカル。

PPCカスタムは基本的にリボルバーでの射撃競技用に作られた銃なので全くもってタクティカルではないのですが、この角ばったブルバレルが最近のオートマチックっぽいというか、なんだか逆に新しく見えます。
若い人からしたら本当にリボルバーにタクティカルアドバンテージを持たせた最近のモデルと思われるかもしれませんね。
昔、FBIで射撃練習用の競技が行われていたのですが、それ用のカスタムっていうことです。
ざっくり言うと、メーカー問わず、リボルバーのバレルを鉛で重くして跳ね上がりを押さた競技用カスタムをPPCカスタムといいます。ざっくりだけどね。
日本では70~80年代の刑事ドラマでPPCカスタムが使われていました。

とりわけ、このパイソン PPCカスタム 4インチモデルは西部警察パート2で舘ひろしさんが演じる鳩村刑事が使っていたことで有名です。
というか鳩村刑事が使っていた銃のプロップモデルと言って良いと思います。
ただ、劇中ではグリップが木製だったので完全なプロップとはなりませんが、その辺は他メーカーへの配慮や生産費の兼ね合いでしょうね。
樹脂で木製を再現する技術もありましたが、電動M93Rでも木製グリップ調のものが廃番になりましたし。
当時、西部警察を見ていた方からすればグリップこそブラックだけども、安価にPPCカスタムが手に入るというところで十分なプライオリティを提供出来ているんだと思います。
さて、各部を見ていきましょう。
まずはフロントサイトですが、大型でカッコイイですね。

リアサイトはなんだか見たことのあるアジャスタブルタイプ。10禁なのにも関わらずしっかりと調整ができます。

ハイキャパゴールドと同じですね。

「おいっ!リアサイトはハイキャパからの流用かよ!」
というツッコミをしてしまった方、実はそうではないのですよ。
まずこのサイト、実銃界では割と多く使われていて、競技用のカスタム銃なんかによく載せられています。昔からいろんな実銃メーカーがオプションパーツとして発売しているメジャーなサイトです。
マルイのハイキャパ5.1のモチーフになったSTI 2011の競技用モデルにもこのサイトが備わっていますから、マルイのオリジナルサイトかと言うとそうではありません。ちゃんと実銃のサイトをモデルアップしています。


で、PPCカスタムでも大体がこのアジャスタブルサイトが搭載されています。


もちろんColt Python PPC Customでもこのタイプのアジャスタブルサイトが載っています。
両者とも精密射撃を要求される競技用銃ですからこのような調整式のサイトが載せられるのは自明の理ということですね。
ですから、東京マルイ ハイキャパ5.1と東京マルイ パイソンPPCカスタムに載っているサイトが同じだったのは、モデルの対象になった実銃のコルト パイソン PPCカスタムとハイキャパ5.1のモデルになった実銃のSTI 2011が同じサイトを載せていたというだけの話。だからエアガンでもハイキャパ5.1のサイトをそのままPPCカスタム 4インチに載せればそれで成立するということです。ただ単に流用したのではなく、両者ともちゃんと実銃を模しているのでこれで正解なのです。

まぁ刻印はマルイオリジナルですけど。
"模してる"というワードでちょっと話が逸れますが、ハイキャパやVSRはよく架空銃と言われますがモデルにしている銃はあるので完全な架空かと言うとそうではありません。
前述したとおりハイキャパはSTIの2011シリーズをモデルにしていますし、VSRはレミントンのM700がモデルになっています。
因みにこちらの画像はマルイのVSRです。イカしてますね。

こっちはサードパーティ製の木製フレームに換装したVSRです。木製も味があって良いです。

・・・ウソです。両方とも実銃のM700です。
ちょっと意地悪なミスリードをしてしまいましたが、VSRと言われてから見たらほとんどの方がエアガンだと信じたのではないでしょうか。
それほどVSRはM700に似せて作られているということです。
ですからあまり架空と言わなくていいんじゃないかと。
まぁマガジンの位置とか細かい部分は微妙に違うんですけど。そこをつつき出したらM3ショットガンはどうなってしまうんだ・・・!
商品名をVSRじゃなくて「スナイパーライフル M700」とかにしたら微妙な曲線の違いとかマガジン位置も気にされずに架空と言われることは無かったのではないでしょうか。
商品名をモロにしないのは絶妙に”わきまえている”という捉え方でいいんじゃないでしょうか。
一応、日本のエアソフト界を代表するメーカーですから。
商品名って重要ですね。
ですから、やたら「架空」と言って敬遠しなくても良いと思います。
ほら、VSR G-Specもありますよ・・・(笑)

http://www.thetruthaboutguns.com/2012/10/foghorn/gun-review/
ということでPPCカスタムのレビューに戻ります。
弾は付属のカートリッジに入れてからセットします。


カートリッジは別売していますのでゲームで使いたい人は買い足しは必須ですね。

BB弾がモロ見えなのはちょっとアレですが、目を瞑るべきところでしょう。

本体の素材はプラですが、うまいことガンメタを再現していますね。
思いっきり光を当てるとプラっぽさが際立ってしまいますが、パッと見は悪くないです。
これを塗装して質感をリアルに仕上げるってのも乙な遊びなんじゃないでしょうか。それこそグリップは木製削り出しとかに・・・。
10禁なのでインナーバレルはアルミですね。

ハンマーを引いたらグリップ内のピストンがコックされる仕組みになっています。
で!
鳩村刑事のプロップが実勢4500円で買えるというのは良くやってくれた!という感じなのですが、実射性能はちょっと・・・というのが私の印象。
実射しているところはレベルアップサバゲーを見てください。
カートリッジ式でBB弾を飛ばすということ自体がそもそも・・・的な話で、カートリッジとインナーバレルの入り口に微妙な隙間がありますので弾道はうまいこといかないことが多いです。しかも10禁なのでエアーを吐き出す力も弱いときてる・・・。
そして、普通に動作させてシリンダーもぴったりとインナーバレルと合うかというとそうでもなかったりします。
発射できるポジションにしたら一度、手でシリンダーを動かしてカートリッジとインナーバレルとぴったりに合わせるとちゃんと飛んでくれたりします。
これに関してはもしかしたら個体差あるかもしれません。
以前にBB-JUNGLEで行われたシューティングマッチではコースの途中で置いてあるエアリボルバーを使わないといけないというのがあったのですが、その際にスタッフの方が「5丁くらい買って一番マトモな個体を置いときました」的なことを言っていたので。
と、まぁゲームに使うにはインドアに限るようなエアガンで、どちらかと言うとギミックを楽しんだりする雰囲気モノという意味合いが強いですから実射性能を追求するのは止しておきましょう。
こんな感じで置いておくとそれっぽくてイイ感じです。

おそらく、今後はこれの5inchモデルが発売されそうなのでそれが出たらまた買うかと思います。5inchの方がバランス的に好みなんだよね~!
なんで発売されそうって予想するかというと、箱の中の発砲スチロールが5inch用に作られていたから(笑)
ちゅーことで、このリボルバーシリーズ、入り組んだインドアで相手の横や後ろを取れるようなフィールドならなんとか使えるかもしれません。
正面から撃ち合いをさせる作りのフィールドでは厳しいですね。
初速も30m/sと、かなり低いので気付いてもらえない可能性が高いです。
あえてマゾプレイを楽しみたい猛者にはおすすめです。
スティンガーの貸切でお客さんの人数合わせで混ぜてもらう時はこれを使うと丁度いい手加減具合になりますので個人的には重宝しています(笑)
ということでまた次回!
レベルアップサバゲーでレビューすると、その銃はもう"やり終えた"感じになるのでブログで取り上げる意欲が無くなってしまうんですよね(笑)
動画とは違った目線でレビューしてみますよ。
リボルバーってスイングアウトした状態が一番カッコ良いと思うんですが。

まずは外箱から。マルイさん、最近は低額ガンのパッケージもしっかりとデザイン作り込んでて良いですね。

昔のシンプルな箱もあれはあれで良かったですが。
東京マルイ(TOKYO MARUI) 2018-03-31
箱から出してみました。う~ん、タクティカル。

PPCカスタムは基本的にリボルバーでの射撃競技用に作られた銃なので全くもってタクティカルではないのですが、この角ばったブルバレルが最近のオートマチックっぽいというか、なんだか逆に新しく見えます。
若い人からしたら本当にリボルバーにタクティカルアドバンテージを持たせた最近のモデルと思われるかもしれませんね。
昔、FBIで射撃練習用の競技が行われていたのですが、それ用のカスタムっていうことです。
ざっくり言うと、メーカー問わず、リボルバーのバレルを鉛で重くして跳ね上がりを押さた競技用カスタムをPPCカスタムといいます。ざっくりだけどね。
日本では70~80年代の刑事ドラマでPPCカスタムが使われていました。

とりわけ、このパイソン PPCカスタム 4インチモデルは西部警察パート2で舘ひろしさんが演じる鳩村刑事が使っていたことで有名です。
というか鳩村刑事が使っていた銃のプロップモデルと言って良いと思います。
ただ、劇中ではグリップが木製だったので完全なプロップとはなりませんが、その辺は他メーカーへの配慮や生産費の兼ね合いでしょうね。
樹脂で木製を再現する技術もありましたが、電動M93Rでも木製グリップ調のものが廃番になりましたし。
当時、西部警察を見ていた方からすればグリップこそブラックだけども、安価にPPCカスタムが手に入るというところで十分なプライオリティを提供出来ているんだと思います。
さて、各部を見ていきましょう。
まずはフロントサイトですが、大型でカッコイイですね。

リアサイトはなんだか見たことのあるアジャスタブルタイプ。10禁なのにも関わらずしっかりと調整ができます。

ハイキャパゴールドと同じですね。

「おいっ!リアサイトはハイキャパからの流用かよ!」
というツッコミをしてしまった方、実はそうではないのですよ。
まずこのサイト、実銃界では割と多く使われていて、競技用のカスタム銃なんかによく載せられています。昔からいろんな実銃メーカーがオプションパーツとして発売しているメジャーなサイトです。
マルイのハイキャパ5.1のモチーフになったSTI 2011の競技用モデルにもこのサイトが備わっていますから、マルイのオリジナルサイトかと言うとそうではありません。ちゃんと実銃のサイトをモデルアップしています。


で、PPCカスタムでも大体がこのアジャスタブルサイトが搭載されています。


もちろんColt Python PPC Customでもこのタイプのアジャスタブルサイトが載っています。
両者とも精密射撃を要求される競技用銃ですからこのような調整式のサイトが載せられるのは自明の理ということですね。
ですから、東京マルイ ハイキャパ5.1と東京マルイ パイソンPPCカスタムに載っているサイトが同じだったのは、モデルの対象になった実銃のコルト パイソン PPCカスタムとハイキャパ5.1のモデルになった実銃のSTI 2011が同じサイトを載せていたというだけの話。だからエアガンでもハイキャパ5.1のサイトをそのままPPCカスタム 4インチに載せればそれで成立するということです。ただ単に流用したのではなく、両者ともちゃんと実銃を模しているのでこれで正解なのです。

まぁ刻印はマルイオリジナルですけど。
"模してる"というワードでちょっと話が逸れますが、ハイキャパやVSRはよく架空銃と言われますがモデルにしている銃はあるので完全な架空かと言うとそうではありません。
前述したとおりハイキャパはSTIの2011シリーズをモデルにしていますし、VSRはレミントンのM700がモデルになっています。
因みにこちらの画像はマルイのVSRです。イカしてますね。

こっちはサードパーティ製の木製フレームに換装したVSRです。木製も味があって良いです。

・・・ウソです。両方とも実銃のM700です。
ちょっと意地悪なミスリードをしてしまいましたが、VSRと言われてから見たらほとんどの方がエアガンだと信じたのではないでしょうか。
それほどVSRはM700に似せて作られているということです。
ですからあまり架空と言わなくていいんじゃないかと。
まぁマガジンの位置とか細かい部分は微妙に違うんですけど。そこをつつき出したらM3ショットガンはどうなってしまうんだ・・・!
商品名をVSRじゃなくて「スナイパーライフル M700」とかにしたら微妙な曲線の違いとかマガジン位置も気にされずに架空と言われることは無かったのではないでしょうか。
商品名をモロにしないのは絶妙に”わきまえている”という捉え方でいいんじゃないでしょうか。
一応、日本のエアソフト界を代表するメーカーですから。
商品名って重要ですね。
ですから、やたら「架空」と言って敬遠しなくても良いと思います。
ほら、VSR G-Specもありますよ・・・(笑)

http://www.thetruthaboutguns.com/2012/10/foghorn/gun-review/
ということでPPCカスタムのレビューに戻ります。
弾は付属のカートリッジに入れてからセットします。


カートリッジは別売していますのでゲームで使いたい人は買い足しは必須ですね。

BB弾がモロ見えなのはちょっとアレですが、目を瞑るべきところでしょう。

本体の素材はプラですが、うまいことガンメタを再現していますね。
思いっきり光を当てるとプラっぽさが際立ってしまいますが、パッと見は悪くないです。
これを塗装して質感をリアルに仕上げるってのも乙な遊びなんじゃないでしょうか。それこそグリップは木製削り出しとかに・・・。
10禁なのでインナーバレルはアルミですね。

ハンマーを引いたらグリップ内のピストンがコックされる仕組みになっています。
で!
鳩村刑事のプロップが実勢4500円で買えるというのは良くやってくれた!という感じなのですが、実射性能はちょっと・・・というのが私の印象。
実射しているところはレベルアップサバゲーを見てください。
カートリッジ式でBB弾を飛ばすということ自体がそもそも・・・的な話で、カートリッジとインナーバレルの入り口に微妙な隙間がありますので弾道はうまいこといかないことが多いです。しかも10禁なのでエアーを吐き出す力も弱いときてる・・・。
そして、普通に動作させてシリンダーもぴったりとインナーバレルと合うかというとそうでもなかったりします。
発射できるポジションにしたら一度、手でシリンダーを動かしてカートリッジとインナーバレルとぴったりに合わせるとちゃんと飛んでくれたりします。
これに関してはもしかしたら個体差あるかもしれません。
以前にBB-JUNGLEで行われたシューティングマッチではコースの途中で置いてあるエアリボルバーを使わないといけないというのがあったのですが、その際にスタッフの方が「5丁くらい買って一番マトモな個体を置いときました」的なことを言っていたので。
と、まぁゲームに使うにはインドアに限るようなエアガンで、どちらかと言うとギミックを楽しんだりする雰囲気モノという意味合いが強いですから実射性能を追求するのは止しておきましょう。
こんな感じで置いておくとそれっぽくてイイ感じです。

おそらく、今後はこれの5inchモデルが発売されそうなのでそれが出たらまた買うかと思います。5inchの方がバランス的に好みなんだよね~!
なんで発売されそうって予想するかというと、箱の中の発砲スチロールが5inch用に作られていたから(笑)
ちゅーことで、このリボルバーシリーズ、入り組んだインドアで相手の横や後ろを取れるようなフィールドならなんとか使えるかもしれません。
正面から撃ち合いをさせる作りのフィールドでは厳しいですね。
初速も30m/sと、かなり低いので気付いてもらえない可能性が高いです。
あえてマゾプレイを楽しみたい猛者にはおすすめです。
スティンガーの貸切でお客さんの人数合わせで混ぜてもらう時はこれを使うと丁度いい手加減具合になりますので個人的には重宝しています(笑)
ということでまた次回!
東京マルイ(TOKYO MARUI) 2018-03-31