2017年04月02日
東京マルイ USPコンパクト 【ガスコキ化・分解】
またガスコキ化の記事です!(笑)
前回と同じような内容になりますが今回は別の銃なので許してください。


知り合いの方からの依頼で東京マルイのガスブローバック USPコンパクトをガスコキ化していきますよ~!
分解方法もかる~く交えつつ作業の様子を紹介していきます。
まずはスライドを少し引いて画像の位置で止めます。そんでスライドストップを引き抜きます!
引き抜き難いときは反対側から棒で押してやると簡単に取れるかと思いますよ。

説明書にもスライドの外し方は書いてありますよね。

ハンマースプリングを外していきますのでグリップにあるピンを叩いて抜きます!

毎回書いていますが自分で分解してしまうと東京マルイのアフターサービスが受けられなくなるので自分でトラブルを解決できない方はマネせぬよう!
ハンマースプリングが取れました。5年以内に発売されているガスブロはどれも設計が優秀なので分解するのが簡単です。

ガスコキ化するにはノッカーロッカーとノッカーロッカースプリングを外します。

コレをとらないと何をやっても生ガスぶしゅー!になります(笑)
今回はフレームの塗装も依頼されているのでハンマー周りとトリガーアッセンブリも完全に取り外していきます。
まずはネジを2箇所外します。

ハンマースプリングが納まっていたところにもネジが隠れているので取ります。

ハンマーアッセンブリが取れました。これの分解はやりません。
立体パズルみたいになっているから触りたくないです。ガスコキ化するのにここを分解する必要はないですしね!
それに、構造を理解して組み直すのに脳みそが結構なカロリーと時間を消費するので(笑)

今度はトリガーアッセンブリを外していきます。

先ほどネジを外しているのであとはトリガーピンを抜くだけで外せます。
スプリングが飛びやすいので絶対に無くさないように注意!コンビニの袋とかを被せてから作業したほうがいいかも。

HK45とは違い、ハンマーアッセンブリとトリガーアッセンブリがセパレートになっていましたね。
さて、フレームを全塗装するのでマガジンキャッチも外しますよ。

このタイプのピンってテンション高めだから抜くの大変よね(笑)
マイナスドライバーをあてがって叩いて抜きました。

ホントはこのピンと同径のピンポンチがあったほうがいいんですけど、とりあえず抜くことができれば何使ってもいいと思います。
ダストカバー内部のパーツも取っていきます。
シリアルプレートを下から押せばモロっと取れますよ。

これで完全にフレームだけになったので、台所用洗剤とブラシでしっかりと油分を落として表面の異物を洗い流してから塗装になります。
フレームの塗装工程はコチラの記事を参照してみてください。

お次はスライドの中身を加工していきますよ~!

今回もガスルート新造とショートストローク化&スライドストップ加工を依頼されていますのでフルチューンでいきます。
リコイルスプリングは二段式になっていますね。
リコイルスプリング、バレル、シリンダーの順番に取っていきます。

シリンダーはスライドを少しグイッっと広げて取り出します。
ブリーチからシリンダーノズルを取り出し、ピストンヘッドとサポーターとネジも取ります。

シリンダーノズル内のガスをコントロールする部品を取るので、こちら側からピンを叩いて抜いていきます。

取れました。
HK45よりもシリンダー容量は少なめですね~!

前回同様、エポキシパテでシリンダー内を埋めてガスルートを新造しました。

この作業が一番難しいです。
今回はサイレンサーをつけられるように、依頼者様がネジ切りされているアウターバレルに交換してほしいということで持ち込みがありました。

中身のスワッピング完了!
ちょっとガタつきが大きかったので軽く調整。
お次はショートストローク化です。
写真を撮り忘れましたが、リコイルスプリングガイドには2.5センチのプラパイプをかませてあります。
かませたプラパイプはHK45タクティカルのガスコキ時に使用したものと同じ。
このパーツはスライドの裏側に入っているやつなんですが、HK45と同様に外側から見えない場所でスライドストップがかかる仕組みになっています。
大昔のM92Fなんかは普通にスライド外側の切り欠きでストップしていまして、プラがどんどん削れていってしまうという持病があったんですが、最近のガスブロは裏側の金属がストッパーになっているので長持ちします。すばらしい設計です。

スライドの後退距離が短くなるので、そこの位置でもスライドストップできるように1mmのドリルで穴を空けてピアノ線を入れて接着します。
真鍮線だと強度が弱いのでピアノ線じゃないとダメだと思います。
本来のスライドストッパーの突起はドリルで削ってしまいます。

さて、フレームの塗装が終わったので中身を戻しました。

マガジンが空になるとマガジンのスプリングに押されてこの突起がせり上がってきて、先ほどのピアノ線にひっかかってスライドストップするっていう仕組み。

スライドストップレバーの突起が入る為の切り欠きも新造しました。

ちゅーことで完成しました!

かなりコンパクトで携行もしやすい良い銃ですね。
ちょっと欲しいかも。
サイレンサーを付けるとこんな感じ。

サイレンサーはKM企画の30フェザーウェイトサイレンサー 110です。
直径が3センチで丁度いいし、この長さで十分消音効果があります。
KM企画 30フェザーウェイトサイレンサー 110
因みにデトネーターのアウターはM14正ネジなので東京マルイ製のサイレンサーを付けるには正逆変換アダプターが必要。
代表的なのはPDIとライラクスかな?
KM企画のサイレンサーは前が逆ネジで後ろが正ネジになっているのでアダプターが無くても装着可能です。
デザインがシンプルなので1本もっておけば色んな銃に付けられます。オススメ!
気になる初速はこんな感じ。

マガジン33度
SⅡSプラスチックBB弾 0.2g
X3200で計測
前回同様、バルブは拡張加工してます。
このマガジンサイズとインナーバレル長でここまで出れば十分ですね。
33度というありえない条件での初速なので実際のゲーム中は72~73m/s程度だと思います。
これくらいの方が消音効果が高くて隠密行動には向いていますね。コンパクトですし!
それにしてもコンパクトや!
ソーコムと比べると全然違いますね(笑)

サイレンサー付けてない状態のソーコムと比べてもこのサイズ感ですからね!
ということでまた次回!
前回と同じような内容になりますが今回は別の銃なので許してください。


知り合いの方からの依頼で東京マルイのガスブローバック USPコンパクトをガスコキ化していきますよ~!
分解方法もかる~く交えつつ作業の様子を紹介していきます。
まずはスライドを少し引いて画像の位置で止めます。そんでスライドストップを引き抜きます!
引き抜き難いときは反対側から棒で押してやると簡単に取れるかと思いますよ。

東京マルイ H&K USP COMPACT 18歳以上ガスブローバック
posted with カエレバ
東京マルイ(TOKYO MARUI) 2015-04-18
説明書にもスライドの外し方は書いてありますよね。

ハンマースプリングを外していきますのでグリップにあるピンを叩いて抜きます!

毎回書いていますが自分で分解してしまうと東京マルイのアフターサービスが受けられなくなるので自分でトラブルを解決できない方はマネせぬよう!
ハンマースプリングが取れました。5年以内に発売されているガスブロはどれも設計が優秀なので分解するのが簡単です。

ガスコキ化するにはノッカーロッカーとノッカーロッカースプリングを外します。

コレをとらないと何をやっても生ガスぶしゅー!になります(笑)
今回はフレームの塗装も依頼されているのでハンマー周りとトリガーアッセンブリも完全に取り外していきます。
まずはネジを2箇所外します。

ハンマースプリングが納まっていたところにもネジが隠れているので取ります。

ハンマーアッセンブリが取れました。これの分解はやりません。
立体パズルみたいになっているから触りたくないです。ガスコキ化するのにここを分解する必要はないですしね!
それに、構造を理解して組み直すのに脳みそが結構なカロリーと時間を消費するので(笑)

今度はトリガーアッセンブリを外していきます。

先ほどネジを外しているのであとはトリガーピンを抜くだけで外せます。
スプリングが飛びやすいので絶対に無くさないように注意!コンビニの袋とかを被せてから作業したほうがいいかも。

HK45とは違い、ハンマーアッセンブリとトリガーアッセンブリがセパレートになっていましたね。
さて、フレームを全塗装するのでマガジンキャッチも外しますよ。

このタイプのピンってテンション高めだから抜くの大変よね(笑)
マイナスドライバーをあてがって叩いて抜きました。

ホントはこのピンと同径のピンポンチがあったほうがいいんですけど、とりあえず抜くことができれば何使ってもいいと思います。
ダストカバー内部のパーツも取っていきます。
シリアルプレートを下から押せばモロっと取れますよ。

これで完全にフレームだけになったので、台所用洗剤とブラシでしっかりと油分を落として表面の異物を洗い流してから塗装になります。
フレームの塗装工程はコチラの記事を参照してみてください。

お次はスライドの中身を加工していきますよ~!

今回もガスルート新造とショートストローク化&スライドストップ加工を依頼されていますのでフルチューンでいきます。
リコイルスプリングは二段式になっていますね。
リコイルスプリング、バレル、シリンダーの順番に取っていきます。

シリンダーはスライドを少しグイッっと広げて取り出します。
ブリーチからシリンダーノズルを取り出し、ピストンヘッドとサポーターとネジも取ります。

シリンダーノズル内のガスをコントロールする部品を取るので、こちら側からピンを叩いて抜いていきます。

取れました。
HK45よりもシリンダー容量は少なめですね~!

前回同様、エポキシパテでシリンダー内を埋めてガスルートを新造しました。

この作業が一番難しいです。
今回はサイレンサーをつけられるように、依頼者様がネジ切りされているアウターバレルに交換してほしいということで持ち込みがありました。

中身のスワッピング完了!

ちょっとガタつきが大きかったので軽く調整。
お次はショートストローク化です。
写真を撮り忘れましたが、リコイルスプリングガイドには2.5センチのプラパイプをかませてあります。
かませたプラパイプはHK45タクティカルのガスコキ時に使用したものと同じ。
このパーツはスライドの裏側に入っているやつなんですが、HK45と同様に外側から見えない場所でスライドストップがかかる仕組みになっています。
大昔のM92Fなんかは普通にスライド外側の切り欠きでストップしていまして、プラがどんどん削れていってしまうという持病があったんですが、最近のガスブロは裏側の金属がストッパーになっているので長持ちします。すばらしい設計です。

スライドの後退距離が短くなるので、そこの位置でもスライドストップできるように1mmのドリルで穴を空けてピアノ線を入れて接着します。
真鍮線だと強度が弱いのでピアノ線じゃないとダメだと思います。
本来のスライドストッパーの突起はドリルで削ってしまいます。

さて、フレームの塗装が終わったので中身を戻しました。

マガジンが空になるとマガジンのスプリングに押されてこの突起がせり上がってきて、先ほどのピアノ線にひっかかってスライドストップするっていう仕組み。

スライドストップレバーの突起が入る為の切り欠きも新造しました。

ちゅーことで完成しました!

かなりコンパクトで携行もしやすい良い銃ですね。
ちょっと欲しいかも。
サイレンサーを付けるとこんな感じ。

サイレンサーはKM企画の30フェザーウェイトサイレンサー 110です。
直径が3センチで丁度いいし、この長さで十分消音効果があります。
KM企画 30フェザーウェイトサイレンサー 110
因みにデトネーターのアウターはM14正ネジなので東京マルイ製のサイレンサーを付けるには正逆変換アダプターが必要。
代表的なのはPDIとライラクスかな?
KM企画のサイレンサーは前が逆ネジで後ろが正ネジになっているのでアダプターが無くても装着可能です。
デザインがシンプルなので1本もっておけば色んな銃に付けられます。オススメ!
気になる初速はこんな感じ。

マガジン33度
SⅡSプラスチックBB弾 0.2g
X3200で計測
前回同様、バルブは拡張加工してます。
このマガジンサイズとインナーバレル長でここまで出れば十分ですね。
33度というありえない条件での初速なので実際のゲーム中は72~73m/s程度だと思います。
これくらいの方が消音効果が高くて隠密行動には向いていますね。コンパクトですし!
それにしてもコンパクトや!
ソーコムと比べると全然違いますね(笑)

サイレンサー付けてない状態のソーコムと比べてもこのサイズ感ですからね!
ということでまた次回!
東京マルイ H&K USP COMPACT 18歳以上ガスブローバック
posted with カエレバ
東京マルイ(TOKYO MARUI) 2015-04-18
Posted by 大門団長 at 20:48│Comments(4)
この記事へのコメント
お久しぶりです。多忙のためブログを書けずにいたのですが大門団長さんのブログはずっと拝見させていただいておりました。
ますます技術を高めておられて非常に面白いです。
突然ですが、以前マルイMK23の塗装を請け負っておられましたが現在も行っておられますでしょうか?
ガスブローバックXDMのフレーム塗装をお願いしたいと考えております。
ご返答お待ちしております。
ますます技術を高めておられて非常に面白いです。
突然ですが、以前マルイMK23の塗装を請け負っておられましたが現在も行っておられますでしょうか?
ガスブローバックXDMのフレーム塗装をお願いしたいと考えております。
ご返答お待ちしております。
Posted by RED-U
at 2017年04月04日 02:02

RED-U様
お久しぶりです。
塗装は承っておりますので正式に依頼される場合はオーナーへメッセージのボタンからお願い致します。
料金は3500+往復送料となっております。
フレームだけでお送り下さい。
宜しくお願い致します。
お久しぶりです。
塗装は承っておりますので正式に依頼される場合はオーナーへメッセージのボタンからお願い致します。
料金は3500+往復送料となっております。
フレームだけでお送り下さい。
宜しくお願い致します。
Posted by 大門団長
at 2017年04月11日 13:58

初めまして。
ガスコキ関連の記事全て拝見させて頂きました。
参考にとんでもないものを作る事が出来ました。有難う御座います。
ガスコキっておっかない兵器ですね(笑)
ガスコキ関連の記事全て拝見させて頂きました。
参考にとんでもないものを作る事が出来ました。有難う御座います。
ガスコキっておっかない兵器ですね(笑)
Posted by フリップ好き
at 2019年07月18日 12:36

初めてコメントいたします。いつもブログと動画、楽しく見させていただいております。最近ガスコキ関連の記事と動画を拝見させていただいたのですが、CO2ガスガンのガスコキ化が出来たら冬も使えるし、飛距離も稼げそうだし悪くなさそうだなと安易に考えたのですが、大門団長の見解をお聞かせいただけないでしょうか。
Posted by およよ
at 2020年03月04日 19:49

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