2015年12月02日
グロック17用ハイブリッドサイト製作記③
サバゲの為にジムに通って筋トレしている大門団長です。
サバゲーでは脳が考えたことを忠実に実行できる体が必要です。
疲れたからといって休んでいると戦力に差が出てしまいます。
最後まで最適に行動できる体力作りがサバゲーが上手くなる為の第一歩です。
ということで前回はハイブリッドサイトの試作品を作り終えたところで終わりましたので今回はその続きからです。
まずはgif動画にて集光ドットと蓄光ドットが機能している様子をどうぞ。
部屋のLED照明を段階的に暗くしながら撮影しました。
上のドットが思っていたよりも集光してくれていたのでビックリでした。
画像だと分り辛いですが、肉眼でみると蓄光ドットはもっと明るく見えます。
元々グロックに取り付けられていたノーマルサイトの形状に似せているのでそんなに違和感は無いかと思います。
フロントサイトもシンプル形状になっています。
横から集光アクリル棒が見えてしまうとレースガンっぽくなってミリタリー感が薄れてしまいますのでコレは結構気に入っています。
ムダに目立たないという"機能"です。
なにより集光アクリルってフィールドとかだとかなり目立ちますからね~!
基本的にVTACのサイトの概念をパクってオマージュしておりますが、大門団長オリジナル要素としては天窓を広く開けて光を多く取り入れられるようにしています。
これにより、室内などの真上から光が差すような状況で使用する場合、銃を45度傾けても真上からの光を取り入れることができます。
まぁあんまり銃を傾けて撃つこともないでしょうが(笑)
因みに実銃M&P用のVTACサイトはこんな感じです。
いろんな角度から
うむ、結構明るいぞ集光アクリル
片方を指で遮光すると違いがわかります。
で、今回製作した試作品ですが、問題点が2つ浮かび上がりました。
1.CQCホルスターに入れるとキツイ
2.フロントサイトとリアサイトのクリアランスがタイト
1つ目ですが、ネットショップで売られている安価なレプリカのグロック17用CQCホルスターでテストしました。
ギリギリ入ることは入るのですがフロントサイトがホルスターに干渉してちょっと出し入れが渋くなってしまいました。
フロントサイトを0.5mm低くしなければなりません。ということはリアサイトも同じように0.5mm低くします。
2つ目ですが、これは元々グロックに取り付けられていたノーマルサイトと同じ寸法にしてあるので問題はありません。
ですが、ノーマルサイトはそもそもクリアランスが狭いので手を伸ばし切った状態で構えた際にフロントサイトが捉え難いと感じました。
これは完全に私の好みの問題です。
center axis relockのように銃を目から近い所で構えた場合は問題ありませんが、腕を伸ばして撃つ場合に標的とフロントサイトとリアサイトを重ねるのに少しだけ手間取る感じです。
特に暗い場所でドットを使用するとなると余計にフロントサイトをリアサイトの隙間に捉えるのが難しくなります。
あとマック堺さんのM&P Vカスタムのレビュー動画にて「フロントサイトとリアサイトのクリアランスが広いので素早く狙うには良い」と仰っていたのでリアサイトの溝を広くしてみたいと思います。
精密射撃するならノーマルサイトみたくクリアランスが狭い方がいいのでしょうが、サバゲでハンドガン使う場面なんて距離が近い場合が殆どなのでどちらかというと素早く標的に照準を付けられる方がいいでしょう。
ということで以上の2点を3Dデータに反映させたのがコチラ。
左のが今回の試作品です。
グロックのノーマルサイトと同じ寸法で作っていますが、リアサイトの隙間よりもフロントサイトが太くなっています。
右のが改良版です。リアサイトの隙間を広げ、フロントサイトも0.2mm細くしたので素早く構えた際にフロントサイトを捉えやすくなるハズです。
寸法的にはこんな感じ。
黄色い線がスライドの天面になります。
溝は0.9mm広げ、サイト高は0.5mm低くなっています。つまりパララックスが0.5mm減ったことになります。
ハンドガンで0.5mmパララックスが減ったからといって殆ど何も変わりませんがね(笑)
あと、試作品ではムダに面取りしていましたが、改良版ではそれを無くしました。
で、それをdmmに発注して届いたのがコチラ!
今回のは完全原型にするのでアクリルのエクストリームモードで出力しました。
できるだけヤスリの作業を軽減したいのです。
私は原型師なので水平にヤスったりするのが得意ですが、手の作業が入るとどうしても精度面で落ちますからね。
機械加工されたモノには叶いませんよ。
とは言っても天窓を見てもらうと分るとおり、3Dプリンタ特有のギザギザした積層跡が残っているのでコレはヤスリで均さなければなりません。
裏のサポート面もヤスらないとこのままシリコン型に埋めるとシリコンがギザギザに食いついてしまうのだ。
まぁでも最初に出力したABSよりは遥かに綺麗なのでこれなら何とかなりそう。
てか窓のギザギザはヤスらなくてもいいかな?(笑)
あとは最終原型を仕上げて生産する準備をすれば販売ができます。
早ければ年末には商品化できるかな!?
ということでまた次回!
サバゲーでは脳が考えたことを忠実に実行できる体が必要です。
疲れたからといって休んでいると戦力に差が出てしまいます。
最後まで最適に行動できる体力作りがサバゲーが上手くなる為の第一歩です。
ということで前回はハイブリッドサイトの試作品を作り終えたところで終わりましたので今回はその続きからです。
まずはgif動画にて集光ドットと蓄光ドットが機能している様子をどうぞ。
部屋のLED照明を段階的に暗くしながら撮影しました。
上のドットが思っていたよりも集光してくれていたのでビックリでした。
画像だと分り辛いですが、肉眼でみると蓄光ドットはもっと明るく見えます。
元々グロックに取り付けられていたノーマルサイトの形状に似せているのでそんなに違和感は無いかと思います。
フロントサイトもシンプル形状になっています。
横から集光アクリル棒が見えてしまうとレースガンっぽくなってミリタリー感が薄れてしまいますのでコレは結構気に入っています。
ムダに目立たないという"機能"です。
なにより集光アクリルってフィールドとかだとかなり目立ちますからね~!
基本的にVTACのサイトの概念を
これにより、室内などの真上から光が差すような状況で使用する場合、銃を45度傾けても真上からの光を取り入れることができます。
まぁあんまり銃を傾けて撃つこともないでしょうが(笑)
因みに実銃M&P用のVTACサイトはこんな感じです。
いろんな角度から
うむ、結構明るいぞ集光アクリル
片方を指で遮光すると違いがわかります。
で、今回製作した試作品ですが、問題点が2つ浮かび上がりました。
1.CQCホルスターに入れるとキツイ
2.フロントサイトとリアサイトのクリアランスがタイト
1つ目ですが、ネットショップで売られている安価なレプリカのグロック17用CQCホルスターでテストしました。
ギリギリ入ることは入るのですがフロントサイトがホルスターに干渉してちょっと出し入れが渋くなってしまいました。
フロントサイトを0.5mm低くしなければなりません。ということはリアサイトも同じように0.5mm低くします。
2つ目ですが、これは元々グロックに取り付けられていたノーマルサイトと同じ寸法にしてあるので問題はありません。
ですが、ノーマルサイトはそもそもクリアランスが狭いので手を伸ばし切った状態で構えた際にフロントサイトが捉え難いと感じました。
これは完全に私の好みの問題です。
center axis relockのように銃を目から近い所で構えた場合は問題ありませんが、腕を伸ばして撃つ場合に標的とフロントサイトとリアサイトを重ねるのに少しだけ手間取る感じです。
特に暗い場所でドットを使用するとなると余計にフロントサイトをリアサイトの隙間に捉えるのが難しくなります。
あとマック堺さんのM&P Vカスタムのレビュー動画にて「フロントサイトとリアサイトのクリアランスが広いので素早く狙うには良い」と仰っていたのでリアサイトの溝を広くしてみたいと思います。
精密射撃するならノーマルサイトみたくクリアランスが狭い方がいいのでしょうが、サバゲでハンドガン使う場面なんて距離が近い場合が殆どなのでどちらかというと素早く標的に照準を付けられる方がいいでしょう。
ということで以上の2点を3Dデータに反映させたのがコチラ。
左のが今回の試作品です。
グロックのノーマルサイトと同じ寸法で作っていますが、リアサイトの隙間よりもフロントサイトが太くなっています。
右のが改良版です。リアサイトの隙間を広げ、フロントサイトも0.2mm細くしたので素早く構えた際にフロントサイトを捉えやすくなるハズです。
寸法的にはこんな感じ。
黄色い線がスライドの天面になります。
溝は0.9mm広げ、サイト高は0.5mm低くなっています。つまりパララックスが0.5mm減ったことになります。
ハンドガンで0.5mmパララックスが減ったからといって殆ど何も変わりませんがね(笑)
あと、試作品ではムダに面取りしていましたが、改良版ではそれを無くしました。
で、それをdmmに発注して届いたのがコチラ!
今回のは完全原型にするのでアクリルのエクストリームモードで出力しました。
できるだけヤスリの作業を軽減したいのです。
私は原型師なので水平にヤスったりするのが得意ですが、手の作業が入るとどうしても精度面で落ちますからね。
機械加工されたモノには叶いませんよ。
とは言っても天窓を見てもらうと分るとおり、3Dプリンタ特有のギザギザした積層跡が残っているのでコレはヤスリで均さなければなりません。
裏のサポート面もヤスらないとこのままシリコン型に埋めるとシリコンがギザギザに食いついてしまうのだ。
まぁでも最初に出力したABSよりは遥かに綺麗なのでこれなら何とかなりそう。
てか窓のギザギザはヤスらなくてもいいかな?(笑)
あとは最終原型を仕上げて生産する準備をすれば販売ができます。
早ければ年末には商品化できるかな!?
ということでまた次回!
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