2018年09月27日
東京マルイ M4 CRW HC ちょいカスタム!
久々のM4 CRWネタです。
配線&コネクタを高効率化してFETも組み込みたいと思います。
東京マルイ M4 CRWハイサイクルのカスタム履歴はコチラ

レベルアップサバゲーでショートストロークスイッチの組み込みしただけでFETを入れてなかったのでやっていきます。
一応、ショートストローク化したらFETを入れることを推奨します。
FETは入れなくても普通に使えますが、引き方によってはスパークが起こりやすくなり、端子が摩耗しやすくなります。
ショートストロークスイッチの組み込み解説記事
リポバッテリーを使ってセミを連射するとすぐに端子が熱くなるのでリポ使うなら配線関係も変えた方が良いですね。
てなわけで分解!M4 CRWの分解方法はコチラを参照してください。

中継端子とヒューズがあるのでこれも直通にして高効率化を図ります。

最近はヒューズを入れた方が良いのか?と、聞かれることも多いので解説します。
そもそもヒューズとは何か?
端的に言うと、皆さんの家にあるブレーカーのようなものです。要は電動ガンを守る為の安全装置になります。
配線の被膜が破れてショートした時やメカボ内の破損など、なんらかの原因で過放電があった場合に通電を遮断する為にヒューズがあります。
因みに過放電とは普通に使用してて本来流れるはずの無い量の電気が流れることを言います。
通常の電動ガンは大体10A~15Aの電流量で動いています。それ以上の電流が流れるのは異常なのでヒューズは一定の電流量を超えたら溶けて切れるようになっています。
ヒューズを飛ばして動かなくすることで内部メカがそれ以上壊れないようにしているんですね。
ヒューズが無かった場合、異常があってもトリガーを引いて通電させるとモーターは力いっぱい回ろうとするので内部メカが余計に壊れてしまいます。
ピストンクラッシュしてピストンの欠片が他のギヤに挟まってギヤが動かなくなってしまった場合でもスイッチが入ればモーターはそれを力いっぱい回そうとして大量の電流を要求します。これが異常な状態です。
回路のどこかにヒューズがあればヒューズを飛ばすことでそれ以上動かなくできますが、ヒューズが無い場合はギヤに異物が挟まっていようがモーターはそのまま回り続けようとするのでギヤの軸が折れたり、軸受けが割れたりすることもあります。
ノーマル電動ガンの軸受けはその為に柔らかいナイロン素材になっていて、自らが割れることでメカボックスに被害が及ばないように設計されているのですが、メタル軸受けの場合はメカボックス自体が割れてしまうこともあります。
というわけで、そのような二次被害を防ぐためにヒューズがあるわけですね。
エアガン初心者の方はヒューズあった方が良いかなと個人的に思います。
これまでに色んなフィールドで電動ガンが壊れる瞬間を何度も目の当たりにしましたが、ほとんどの方は壊れた事実が受け入れられずに「あれ?おっかしーな」と言いながら異音が鳴る壊れた電動ガンを叩きながらトリガーを何度も引いてギュンギュン通電させてしまう傾向にあるので。
電動ガンの内部構造を理解し、トラブったらすぐに撃つのをやめることができる&壊れても多少の修理費が掛かっても直す!という気合があればヒューズは無くても大丈夫です(笑)
ヒューズを無くすメリットとして、通電効率が上がって秒間サイクルが向上することが挙げられます。まぁささやかですが。
ヒューズレスにするとなぜ通電効率が上がるかは以前に解説していますのでそちらを参照してください。
バッテリースペースがタイトな場合はヒューズレスにすることでスペースを確保できるメリットもあります。
CRWのメカボを開けるのは久々です。

とりあえずノーマルの配線は取っ払って1.25sqの銀コードに交換です。

FETはXCORTECHのMOSFETにしました。
ACETECHのFETにしようと思ったのですが、作業机にXCORTECHのFETが配線済みの状態で放置してあったので(笑)
こちらのFETは生田さんのスコーピオンに組み込んだ時に配線方法などを書いているのでそちらをご覧ください。
ピストンも摩耗していたのでライラクスのハードピストンに交換します。ピストンヘッドもライラクスのやつです。

ハイサイクルなので一番後ろの歯を削りました。
スプリングはアングスのハイサイクルスプリングのSサイズです。

ギヤ関係はノーマルのままです。

M4 CRWのストックにはPEQタイプのバッテリーは入らないので加工してPEQタイプが使えるようにしてみたいと思います。
赤丸のところに仕切りがあって邪魔なので切り落としてスペースを広げたいと思います。
他の電動ガンがPEQ対応なのでこのCRWもPEQが使えるようになると楽なのだ。
プラスチック用ノコギリでズバっと!

使ったノコギリはコレです↓
奥にある仕切りも切り落としました。ラージバッテリーも入るくらいのスペースになりました。

FETからバッテリー側に伸ばす配線はいつも通り、イーグルフォースの銀コードです。柔軟性が高く、EGエレメントコードと同等の通電効率なのでバッテリースペースに収める際に使い易いです。

PEQを入れてもなおスペースが余るくらいになりました。

もしかしたらラジコン用の4000mAhも入るかも?
今回はついでにライラクスの新製品のワイドユースメタルチャンバーに交換してみたいと思います。

新製品といっても発売されたのは半年前くらいですが。
ノーマルのチャンバーでも精度は問題ないのですがホップ調整がやり難いので同軸タイプにてゲーム中にも簡単に飛距離を変えられるようにします。
ライラクスは以前からメタルチャンバーは販売しておりましたが、同軸タイプが新しく発売されました。VFCやクライタックなどの海外製のスタンダード電動ガン対応です。

同軸タイプは微調整もしやすくてズレないので良いですよね~!次世代のHOPも同軸タイプですし。
パッキンと押しゴムは同梱されていないのでマルイのを使います。
ホップアームも押したときにパッキンに対して水平に当たるような形状になっています。

マルイのスタンダード電動ガンのM4はテイクダウンを再現する為にチャンバーが上下分割式になっており、それに伴いフレームもこの様になっています。

このままではワイドユースメタルチャンバーが使えないので加工します。
加工後。このようにリューターでガバっと削り落としました。これで一体型チャンバーが使えるようになります。

リューターは↓のがオススメです。ビットは浦和工業の超硬ビットなら亜鉛合金もアルミも余裕で削れます。
アッパーレシーバーを組んでみたら無調整でガタも無く良い感じです。前後左右一切ガタがありません。
海外製チャンバーは寸法が合ってなくてガタついたりするのでプラ板を貼って調整しないといけなかったりするのですがこれはイイですね!

スタンダード電動ガンに入れるにはリューターでフレーム内部を削る作業が必要なので少しハードル高いかもしれませんがオススメのチャンバーです。
ダイヤルの中にはOリングが入っていて、結構固めなのでズレることは無さそうです。
初速はこんな感じです。

程よいですね!
サイクルは秒間24発になりました。

セミのキレはこんな感じ。
ハイサイクルの場合はこのくらいのプチカスタムで丁度良いですね。

今回はスプリングを交換して若干の初速UP&通電効率アップをしました。
東京マルイの凄く頭の良い人たちが作った製品のバランスを崩してしまいました。
スプリング交換によって起るサイクル低下を通電効率アップすることで少し補った感じになりますのでこれらの負担が全てモーターにかかります。
スプリングを少し強くしたことでモーターが要求する電流量は増加しました。その要求量に応えられるように配線高効率化によりリポの大電流が抵抗なくモーターに流れるようになりました。
EG-30000モーターは比較的柔らかめのスプリングをニッケル水素電池の低いパワーで高速で回す為に作られたモーターです。
今回のカスタムは硬いスプリングを入れたのにも関わらず、13:1の低トルクギヤで回す為、モーターの力に頼りきっている状態です。
そこをリポの大電流で無理やり回すのは本来の使い方ではないので寿命が結構短くなります。
あと、電力消費量が増えたことで燃費も悪くなります。
何かを求めると何かを失う・・・電動ガンのカスタムはトレードオフなのです。
私はエアガンをカスタムすること自体が好きなのでやっていますが、普通にサバゲーするだけなら箱出しで十分かと思います。
というか箱出し状態がトータルバランスで最も優れているのです。
ということでまた次回!
配線&コネクタを高効率化してFETも組み込みたいと思います。
東京マルイ M4 CRWハイサイクルのカスタム履歴はコチラ

レベルアップサバゲーでショートストロークスイッチの組み込みしただけでFETを入れてなかったのでやっていきます。
一応、ショートストローク化したらFETを入れることを推奨します。
FETは入れなくても普通に使えますが、引き方によってはスパークが起こりやすくなり、端子が摩耗しやすくなります。
ショートストロークスイッチの組み込み解説記事
リポバッテリーを使ってセミを連射するとすぐに端子が熱くなるのでリポ使うなら配線関係も変えた方が良いですね。
てなわけで分解!M4 CRWの分解方法はコチラを参照してください。

中継端子とヒューズがあるのでこれも直通にして高効率化を図ります。

最近はヒューズを入れた方が良いのか?と、聞かれることも多いので解説します。
そもそもヒューズとは何か?
端的に言うと、皆さんの家にあるブレーカーのようなものです。要は電動ガンを守る為の安全装置になります。
配線の被膜が破れてショートした時やメカボ内の破損など、なんらかの原因で過放電があった場合に通電を遮断する為にヒューズがあります。
因みに過放電とは普通に使用してて本来流れるはずの無い量の電気が流れることを言います。
通常の電動ガンは大体10A~15Aの電流量で動いています。それ以上の電流が流れるのは異常なのでヒューズは一定の電流量を超えたら溶けて切れるようになっています。
ヒューズを飛ばして動かなくすることで内部メカがそれ以上壊れないようにしているんですね。
ヒューズが無かった場合、異常があってもトリガーを引いて通電させるとモーターは力いっぱい回ろうとするので内部メカが余計に壊れてしまいます。
ピストンクラッシュしてピストンの欠片が他のギヤに挟まってギヤが動かなくなってしまった場合でもスイッチが入ればモーターはそれを力いっぱい回そうとして大量の電流を要求します。これが異常な状態です。
回路のどこかにヒューズがあればヒューズを飛ばすことでそれ以上動かなくできますが、ヒューズが無い場合はギヤに異物が挟まっていようがモーターはそのまま回り続けようとするのでギヤの軸が折れたり、軸受けが割れたりすることもあります。
ノーマル電動ガンの軸受けはその為に柔らかいナイロン素材になっていて、自らが割れることでメカボックスに被害が及ばないように設計されているのですが、メタル軸受けの場合はメカボックス自体が割れてしまうこともあります。
というわけで、そのような二次被害を防ぐためにヒューズがあるわけですね。
エアガン初心者の方はヒューズあった方が良いかなと個人的に思います。
これまでに色んなフィールドで電動ガンが壊れる瞬間を何度も目の当たりにしましたが、ほとんどの方は壊れた事実が受け入れられずに「あれ?おっかしーな」と言いながら異音が鳴る壊れた電動ガンを叩きながらトリガーを何度も引いてギュンギュン通電させてしまう傾向にあるので。
電動ガンの内部構造を理解し、トラブったらすぐに撃つのをやめることができる&壊れても多少の修理費が掛かっても直す!という気合があればヒューズは無くても大丈夫です(笑)
ヒューズを無くすメリットとして、通電効率が上がって秒間サイクルが向上することが挙げられます。まぁささやかですが。
ヒューズレスにするとなぜ通電効率が上がるかは以前に解説していますのでそちらを参照してください。
バッテリースペースがタイトな場合はヒューズレスにすることでスペースを確保できるメリットもあります。
CRWのメカボを開けるのは久々です。

とりあえずノーマルの配線は取っ払って1.25sqの銀コードに交換です。

FETはXCORTECHのMOSFETにしました。
ACETECHのFETにしようと思ったのですが、作業机にXCORTECHのFETが配線済みの状態で放置してあったので(笑)
こちらのFETは生田さんのスコーピオンに組み込んだ時に配線方法などを書いているのでそちらをご覧ください。
ピストンも摩耗していたのでライラクスのハードピストンに交換します。ピストンヘッドもライラクスのやつです。

ハイサイクルなので一番後ろの歯を削りました。
スプリングはアングスのハイサイクルスプリングのSサイズです。

ギヤ関係はノーマルのままです。

M4 CRWのストックにはPEQタイプのバッテリーは入らないので加工してPEQタイプが使えるようにしてみたいと思います。
赤丸のところに仕切りがあって邪魔なので切り落としてスペースを広げたいと思います。

他の電動ガンがPEQ対応なのでこのCRWもPEQが使えるようになると楽なのだ。
プラスチック用ノコギリでズバっと!

使ったノコギリはコレです↓
奥にある仕切りも切り落としました。ラージバッテリーも入るくらいのスペースになりました。

FETからバッテリー側に伸ばす配線はいつも通り、イーグルフォースの銀コードです。柔軟性が高く、EGエレメントコードと同等の通電効率なのでバッテリースペースに収める際に使い易いです。

PEQを入れてもなおスペースが余るくらいになりました。

もしかしたらラジコン用の4000mAhも入るかも?
今回はついでにライラクスの新製品のワイドユースメタルチャンバーに交換してみたいと思います。

新製品といっても発売されたのは半年前くらいですが。
ノーマルのチャンバーでも精度は問題ないのですがホップ調整がやり難いので同軸タイプにてゲーム中にも簡単に飛距離を変えられるようにします。
ライラクスは以前からメタルチャンバーは販売しておりましたが、同軸タイプが新しく発売されました。VFCやクライタックなどの海外製のスタンダード電動ガン対応です。

同軸タイプは微調整もしやすくてズレないので良いですよね~!次世代のHOPも同軸タイプですし。
パッキンと押しゴムは同梱されていないのでマルイのを使います。
ホップアームも押したときにパッキンに対して水平に当たるような形状になっています。

マルイのスタンダード電動ガンのM4はテイクダウンを再現する為にチャンバーが上下分割式になっており、それに伴いフレームもこの様になっています。

このままではワイドユースメタルチャンバーが使えないので加工します。
加工後。このようにリューターでガバっと削り落としました。これで一体型チャンバーが使えるようになります。

リューターは↓のがオススメです。ビットは浦和工業の超硬ビットなら亜鉛合金もアルミも余裕で削れます。
アッパーレシーバーを組んでみたら無調整でガタも無く良い感じです。前後左右一切ガタがありません。
海外製チャンバーは寸法が合ってなくてガタついたりするのでプラ板を貼って調整しないといけなかったりするのですがこれはイイですね!

スタンダード電動ガンに入れるにはリューターでフレーム内部を削る作業が必要なので少しハードル高いかもしれませんがオススメのチャンバーです。
ダイヤルの中にはOリングが入っていて、結構固めなのでズレることは無さそうです。
初速はこんな感じです。

程よいですね!
サイクルは秒間24発になりました。

セミのキレはこんな感じ。
ハイサイクルの場合はこのくらいのプチカスタムで丁度良いですね。

今回はスプリングを交換して若干の初速UP&通電効率アップをしました。
東京マルイの凄く頭の良い人たちが作った製品のバランスを崩してしまいました。
スプリング交換によって起るサイクル低下を通電効率アップすることで少し補った感じになりますのでこれらの負担が全てモーターにかかります。
スプリングを少し強くしたことでモーターが要求する電流量は増加しました。その要求量に応えられるように配線高効率化によりリポの大電流が抵抗なくモーターに流れるようになりました。
EG-30000モーターは比較的柔らかめのスプリングをニッケル水素電池の低いパワーで高速で回す為に作られたモーターです。
今回のカスタムは硬いスプリングを入れたのにも関わらず、13:1の低トルクギヤで回す為、モーターの力に頼りきっている状態です。
そこをリポの大電流で無理やり回すのは本来の使い方ではないので寿命が結構短くなります。
あと、電力消費量が増えたことで燃費も悪くなります。
何かを求めると何かを失う・・・電動ガンのカスタムはトレードオフなのです。
私はエアガンをカスタムすること自体が好きなのでやっていますが、普通にサバゲーするだけなら箱出しで十分かと思います。
というか箱出し状態がトータルバランスで最も優れているのです。
ということでまた次回!
Posted by 大門団長 at 21:00│Comments(0)
│電動ガン M4CRW HC
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