2019年03月31日
Ver3ショートストロークスイッチ組み込み方法の解説
Ver3メカボックス用ショートストロークスイッチの発売となります!
定価¥2,400-(税抜)
全国のエアガンショップやAmazonで購入可能です。

これを入れる事でトリガーのストロークを半分以下まで短くすることができ、セミオート戦での優位性が向上します。
これまではショートストローク化を自分でやる場合はスイッチにプラ板を切って貼ってカサ増ししたり、カットオフレバーが掛かる部分をカットして微調整したりという面倒な作業が必要でした。
しかしこの商品はそれが不要!端子を移植して組み込むだけでショートストローク化が可能になりました!

このVer3用ショートストロークスイッチは最初からプラ板が貼り足された形状で成型してあり、一番面倒なカットオフカムの調整も必要ありませんので簡単にショートストローク化が可能です。
このショートストロークスイッチはFETの使用を前提としています。
ただし、本商品はエアガンの個体によって調整が必要になる上級者向け商品となります。
スイッチ構造を理解し、トラブルを自己解決できる方のみお買い求め下さい。
組み込みに関してのサポートは行っておりません。
組み込みは基本的に自己責任にてお願いいたします。
当商品が原因による怪我や破損については一切の責任を負いません。
レベルアップサバゲー内では東京マルイ MP5kハイサイクルに組み込みを行っていますので参考にして下さい。
業販希望の問屋様、ショップ様は下記ページの最下部にあるフォームよりご連絡下さい。
http://www.stinger-survivalgame.com/%E9%80%9A%E8%B2%A9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/
では東京マルイのスタンダード電動ガン βスペツナズに組み込んでいきたいと思います。

メカボを開けます。

今回はスイッチの組み込み解説なのでベータスペツナズ自体の分解方法は割愛します。
そのうち分解記事書きます。
スイッチ端子は純正の物を流用します。

このようにドリルで穴を空けて端子を固定しているピンにアクセスできるようにします。

ドリル径は2.5mmで大丈夫です。
ドリルで開けた方からピンポンチで叩いて固定ピンを抜き、ラジオペンチで端子をつかんで抜き取ります。

ショートストロークスイッチに移植します。

ピンを挿す時は何か硬いものを当てがってください。この際にスイッチリターンスプリングの掛る突起を折らないように注意してください。
Ver3用ショートストロークスイッチはおまけでトリガーの引きしろを絞る為のスペーサーが付属しています。

スイッチ自体の加工は自分で出来る人は多いと思いますが、Ver3の場合はどちらかというとスペーサーを作ってトリガーの引きしろを短くする作業の方が困難でした。
なにせスペーサーの厚みが0.2mm違うだけでトリガーの引きしろは1mm以上変わってきますし、プラ板をこのような形状で切り出さなければなりません。
一般的にその作業はかなり難しいのではないかと判断したのでスペーサーを付属させることにしました。
ただし、スペーサーはあくまでもおまけとお考え下さい。
また、生産の都合上、スペーサーには粉が付いている場合がありますのでデザインナイフ等でそぎ落としてください。
スペーサーはトリガーのこの位置に接着剤で固定します。

瞬間接着剤で構いません。
この際、横も後ろ側もトリガーからはみ出ないようにしてください。
横にはみ出ると、メカボックスをレシーバーに戻した際に引っかかって剥がれてしまう場合があります。
スイッチとトリガーを組み込みます。

ここで一度、スイッチが正常に動作するかの確認をします。

スイッチとトリガーを組み込み、セクターギヤのみ取り付けた状態でメカボックスを閉じてネジを2箇所ほどとめて下さい。
まずはメカボックスの側面からカットオフレバーを指で動かし、スイッチに干渉せず上下に動くかを確認してください。


東京マルイのメカボに組み込む際は基本的に問題ないはずです。海外製などに組み込む場合はここが干渉する可能性がありますのでしっかりとチェックしてください。
セレクタープレートをセミオートの位置にしてトリガーを引いたまま、セクターギヤをドライバー等で1週回してスイッチがカットオフされるかを確認してください。

カットオフされたらトリガーを離し、スイッチが元の位置に戻り、再度トリガーを引いてスイッチが動くかを確認してください。
これを2回~3回繰り返し、カットオフ動作がしっかりと行われていればスイッチ自体に問題はありません。
次に、トリガーを引いた際にスイッチのオス端子とメス端子がしっかりと接触しているかを確認してください。

これは重要な点検項目です。必ず確認してください。
FETを使用している場合はオス端子とメス端子の接触面積は狭くても大丈夫です。

FETを使用しない場合はスイッチがこのくらいまで深く入るように調整してください。トリガーに貼ったスペーサーを削って少しだけ薄くすると深く入るようになります。

FETを使用しない状態でスイッチ端子の接触面積が狭い場合はここで過放電が起こり、ヒューズが切れてしまう場合がありますので注意してください。
スペーサーは少し厚めに設計しているのでただ貼り付けただけではスイッチ端子のオスとメスが接触しない場合があります。
トリガーに貼り付けたスペーサーを削ってスイッチがより深く入るように調整してください。

削る際は一気に削らないように注意してください。
トリガーの構造上、スペーサーを紙一枚分くらい削っただけでストロークが1mm近く変わってしまいます。
ナイフは下記の物が使いやすいです。
あとはメス端子を狭め、接触面積を増やし微調整してください。


スペーサーを削った段階で十分な接触面積が確保できていればメス端子は調整しなくても構いません。
スイッチ端子の接触面積に問題なければ元通りに戻し、この状態で動作チェックを行います。

セレクターをセミオート位置にしてしっかりと動作するか確認してください。

動作に問題無ければ元に戻します。
トリガーの初期位置

ノーマル時のストローク

組み込み後のストローク

ストロークが半分以下になりました!
もし、トリガーをゆっくり引いた際にバーストしてしまう場合はメス端子を少し広げて下さい。
オス端子とメス端子が接触する瞬間にカットオフレバーとスイッチが重なっていない場合、ゆっくり引くとバーストになります。
Ver3のショートストロークスイッチでは起こり難い症状です。
トリガーを引ききった後にバーストする場合は通電効率向上によるオーバーランが原因になります。
電動ガンは配線、端子などを交換し、大容量バッテリーで駆動させた場合にオーバーランが発生することがありますがこれはスイッチとは一切関係ありません。
電動ガンのギヤとピストンはカットオフ(電気回路の遮断)された後、すぐに止まるわけではなく、少しの間は惰性で回転し続けます。
どの電動ガンでもこの惰性で動き続けるオーバーランは多少なりとも起こっていますが、よりハイパワーなバッテリーやモーターを入れた場合はカットオフ後のオーバーランの時間が長くなります。
そうなるとセミオートにしても1発では止まらず、2バーストになってしまいます。
Ver2用ショートストロークスイッチの際にこの報告が何件かありましたが、スイッチ交換時、ついでに他の配線関係も一緒に交換して通電効率のバランスが崩れたことが原因になり、スイッチは一切関係ありませんのでご注意下さい。
オーバーランによるバーストが起こった場合は容量の小さいバッテリーを使うかモーターを回転数の少ないもの、トルクの低いものに変えるかスプリングを強いものに変えて下さい。この辺はバランスをみて調整してください。
箱出しノーマル状態のMP5KハイサイクルをT端子、FET、銀コードに交換し、7.4V 2200mAhのバッテリーで駆動させるとオーバーラン(2バースト)することを確認しておりますのでお気をつけください。
この場合、1750mAhのバッテリーで駆動させるとオーバーランは解消されましたので参考までに。
海外製品のCYMAとLCTに組み込めることは確認しておりますが、海外製品はエアガンごとの個体差が激しいのであくまでも東京マルイのメカボックス用とさせていただきます。
特にLCTはスイッチ端子のピンの太さが違ったり、メス端子がマルイよりも1mmほど長かったりするので要調整となります。
Ver3用ショートストロークスイッチはあくまで東京マルイ専用とお考え下さい。
定価¥2,400-(税抜)
全国のエアガンショップやAmazonで購入可能です。

これを入れる事でトリガーのストロークを半分以下まで短くすることができ、セミオート戦での優位性が向上します。
これまではショートストローク化を自分でやる場合はスイッチにプラ板を切って貼ってカサ増ししたり、カットオフレバーが掛かる部分をカットして微調整したりという面倒な作業が必要でした。
しかしこの商品はそれが不要!端子を移植して組み込むだけでショートストローク化が可能になりました!

このVer3用ショートストロークスイッチは最初からプラ板が貼り足された形状で成型してあり、一番面倒なカットオフカムの調整も必要ありませんので簡単にショートストローク化が可能です。
このショートストロークスイッチはFETの使用を前提としています。
ただし、本商品はエアガンの個体によって調整が必要になる上級者向け商品となります。
スイッチ構造を理解し、トラブルを自己解決できる方のみお買い求め下さい。
組み込みに関してのサポートは行っておりません。
組み込みは基本的に自己責任にてお願いいたします。
当商品が原因による怪我や破損については一切の責任を負いません。
レベルアップサバゲー内では東京マルイ MP5kハイサイクルに組み込みを行っていますので参考にして下さい。
業販希望の問屋様、ショップ様は下記ページの最下部にあるフォームよりご連絡下さい。
http://www.stinger-survivalgame.com/%E9%80%9A%E8%B2%A9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/
では東京マルイのスタンダード電動ガン βスペツナズに組み込んでいきたいと思います。

メカボを開けます。

今回はスイッチの組み込み解説なのでベータスペツナズ自体の分解方法は割愛します。
そのうち分解記事書きます。
スイッチ端子は純正の物を流用します。

このようにドリルで穴を空けて端子を固定しているピンにアクセスできるようにします。

ドリル径は2.5mmで大丈夫です。
ドリルで開けた方からピンポンチで叩いて固定ピンを抜き、ラジオペンチで端子をつかんで抜き取ります。

ショートストロークスイッチに移植します。

ピンを挿す時は何か硬いものを当てがってください。この際にスイッチリターンスプリングの掛る突起を折らないように注意してください。
Ver3用ショートストロークスイッチはおまけでトリガーの引きしろを絞る為のスペーサーが付属しています。

スイッチ自体の加工は自分で出来る人は多いと思いますが、Ver3の場合はどちらかというとスペーサーを作ってトリガーの引きしろを短くする作業の方が困難でした。
なにせスペーサーの厚みが0.2mm違うだけでトリガーの引きしろは1mm以上変わってきますし、プラ板をこのような形状で切り出さなければなりません。
一般的にその作業はかなり難しいのではないかと判断したのでスペーサーを付属させることにしました。
ただし、スペーサーはあくまでもおまけとお考え下さい。
また、生産の都合上、スペーサーには粉が付いている場合がありますのでデザインナイフ等でそぎ落としてください。
スペーサーはトリガーのこの位置に接着剤で固定します。

瞬間接着剤で構いません。
この際、横も後ろ側もトリガーからはみ出ないようにしてください。
横にはみ出ると、メカボックスをレシーバーに戻した際に引っかかって剥がれてしまう場合があります。
スイッチとトリガーを組み込みます。

ここで一度、スイッチが正常に動作するかの確認をします。

スイッチとトリガーを組み込み、セクターギヤのみ取り付けた状態でメカボックスを閉じてネジを2箇所ほどとめて下さい。
まずはメカボックスの側面からカットオフレバーを指で動かし、スイッチに干渉せず上下に動くかを確認してください。


東京マルイのメカボに組み込む際は基本的に問題ないはずです。海外製などに組み込む場合はここが干渉する可能性がありますのでしっかりとチェックしてください。
セレクタープレートをセミオートの位置にしてトリガーを引いたまま、セクターギヤをドライバー等で1週回してスイッチがカットオフされるかを確認してください。

カットオフされたらトリガーを離し、スイッチが元の位置に戻り、再度トリガーを引いてスイッチが動くかを確認してください。
これを2回~3回繰り返し、カットオフ動作がしっかりと行われていればスイッチ自体に問題はありません。
次に、トリガーを引いた際にスイッチのオス端子とメス端子がしっかりと接触しているかを確認してください。

これは重要な点検項目です。必ず確認してください。
FETを使用している場合はオス端子とメス端子の接触面積は狭くても大丈夫です。

FETを使用しない場合はスイッチがこのくらいまで深く入るように調整してください。トリガーに貼ったスペーサーを削って少しだけ薄くすると深く入るようになります。

FETを使用しない状態でスイッチ端子の接触面積が狭い場合はここで過放電が起こり、ヒューズが切れてしまう場合がありますので注意してください。
スペーサーは少し厚めに設計しているのでただ貼り付けただけではスイッチ端子のオスとメスが接触しない場合があります。
トリガーに貼り付けたスペーサーを削ってスイッチがより深く入るように調整してください。

削る際は一気に削らないように注意してください。
トリガーの構造上、スペーサーを紙一枚分くらい削っただけでストロークが1mm近く変わってしまいます。
ナイフは下記の物が使いやすいです。
あとはメス端子を狭め、接触面積を増やし微調整してください。


スペーサーを削った段階で十分な接触面積が確保できていればメス端子は調整しなくても構いません。
スイッチ端子の接触面積に問題なければ元通りに戻し、この状態で動作チェックを行います。

セレクターをセミオート位置にしてしっかりと動作するか確認してください。

動作に問題無ければ元に戻します。
トリガーの初期位置

ノーマル時のストローク

組み込み後のストローク

ストロークが半分以下になりました!
もし、トリガーをゆっくり引いた際にバーストしてしまう場合はメス端子を少し広げて下さい。
オス端子とメス端子が接触する瞬間にカットオフレバーとスイッチが重なっていない場合、ゆっくり引くとバーストになります。
Ver3のショートストロークスイッチでは起こり難い症状です。
トリガーを引ききった後にバーストする場合は通電効率向上によるオーバーランが原因になります。
電動ガンは配線、端子などを交換し、大容量バッテリーで駆動させた場合にオーバーランが発生することがありますがこれはスイッチとは一切関係ありません。
電動ガンのギヤとピストンはカットオフ(電気回路の遮断)された後、すぐに止まるわけではなく、少しの間は惰性で回転し続けます。
どの電動ガンでもこの惰性で動き続けるオーバーランは多少なりとも起こっていますが、よりハイパワーなバッテリーやモーターを入れた場合はカットオフ後のオーバーランの時間が長くなります。
そうなるとセミオートにしても1発では止まらず、2バーストになってしまいます。
Ver2用ショートストロークスイッチの際にこの報告が何件かありましたが、スイッチ交換時、ついでに他の配線関係も一緒に交換して通電効率のバランスが崩れたことが原因になり、スイッチは一切関係ありませんのでご注意下さい。
オーバーランによるバーストが起こった場合は容量の小さいバッテリーを使うかモーターを回転数の少ないもの、トルクの低いものに変えるかスプリングを強いものに変えて下さい。この辺はバランスをみて調整してください。
箱出しノーマル状態のMP5KハイサイクルをT端子、FET、銀コードに交換し、7.4V 2200mAhのバッテリーで駆動させるとオーバーラン(2バースト)することを確認しておりますのでお気をつけください。
この場合、1750mAhのバッテリーで駆動させるとオーバーランは解消されましたので参考までに。
海外製品のCYMAとLCTに組み込めることは確認しておりますが、海外製品はエアガンごとの個体差が激しいのであくまでも東京マルイのメカボックス用とさせていただきます。
特にLCTはスイッチ端子のピンの太さが違ったり、メス端子がマルイよりも1mmほど長かったりするので要調整となります。
Ver3用ショートストロークスイッチはあくまで東京マルイ専用とお考え下さい。
Posted by 大門団長 at 20:45│Comments(0)
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