2019年08月21日
超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑧ 完成!!
というわけでメカボを組み込んで完成!!
これまでの作業内容は下記リンクからどうぞ
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その① フレーム調整
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その② メカボの真出し
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その③ フレーム仕上げ
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その④ ストックの軽量化
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑤ メカボの組み立て前編
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑥ メカボの組み立て中編
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑦ メカボの組み立て後編
軽い銃には軽いサイトを。ということでレプリカのC-MOREを載せてみました。どうでしょうか、個人的にはなかなか気に入った外見に仕上がりました。
苦節2年、ようやく完成しました(笑)
コンパクトでオールラウンドに活躍してくれそうです。
海外メーカーパーツのオンパレードで国際色豊かな銃になりました。
はてさて、パーツの寄せ集めて電動ガンを1丁組むなんてのは大したことではなく、今回はフルメタルでいかに軽く作れるか!?がテーマなので重量を測っていきますよ!
バッテリー無しの素の状態で測ります。
さて、重さは・・・!?
なんと・・・
1489g!!
何とこの外観でフルメタルにも関わらず1500g以下収めることに成功しました~!!!これでもかというくらい各部の素材にこだわりましたからね!!
ちゃんとストックもハンドガードも付いててこの軽さはなかなかではないでしょうか・・・!
一応、大義名分が「フルメタルで軽量に作る」なのでG&Gのマグネシウムレシーバーを使いましたが、もっと軽さを求めるなら樹脂のレシーバーにしてモーターをEG1000にしたら1380g程度になるかと。クルツと同等の軽さになりますね。
サマリウムコバルトモーターよりフェライト磁石を使っているEG1000の方が軽いので。
で!
最終的にこんな作業をやってから組み上げました的なのを紹介します。
組み上げの際にマグネシウムレシーバーの内側が肉厚すぎてダミーボルトの動きが渋かったので内側を削ってスムーズに動くようにしました。
まぁ、マグネシウムは強度が低いから肉厚にしたのでしょうが。
先ほども書きましたがフルメタルで軽くという大義名分の為に意地でマグネシウムレシーバーを使いましたが素材としてはかなり微妙で、下手したら靭性(一般的に言う強度)はプラレシーバーの方が良く、サバゲーで使うにはプラの方が良いかもしれません。
マグネシウムレシーバーは各部の設計もダメダメだったのでマルイのプラレシーバーより優れているのは硬度が若干高いことによる使用中のねじれや歪みが少ないというところだけでしょうか。靭性は樹脂のが遥かに高いです。
最近はポリアミドナイロンにグラスファイバーを30%混ぜた樹脂から削り出したロアレシーバーがレトロアームズから発売されたので総合的にはそちらのが良いかもしれません。
G&Gのマグネシウムレシーバーに付属していたポートカバーにはロック機構が無く、空きっぱなしなのでマルイのスタンダードM4用のを移植です。
サイズが合わなかったのでポートカバーを削って調整、のちにバーチウッドのブラスブラックで黒染め。
あと、そもそもレシーバーにポートカバーのロック機構が無かったのでリューターで削ってロックが掛かるようにしました。
ちゃんとチャージングハンドルでポートが開くようにプラ板でツメを延長。力が掛かって剥がれてしまう可能性を考慮し、0.8mm径の真鍮線を通して補強してあります。
写真取り忘れましたがもちろん黒染め。こういう擦れる部分は塗装ではなく黒染めが良いです。
モーターにはいつもの丸型端子で接続。次世代HK417 アーリバリアントと同じ接続方法です。
通常の110端子でも問題ない気はしますが、ゲーム中に振動で抜けて不動になるのが一番嫌なので私はこうしています。
あと、理論上は110端子よりも丸形端子のが通電効率が良くなります。
シングルセクターギヤでノーマルサイクルだとそこまで違いは出ませんが、DSGで秒間35発以上を狙う場合は少しづつ差が現れます。
気になる初速はこんな感じです。
ノズルとパッキンの位置関係をしっかり詰めたので安定しておりますね。これはホップを強くして最大初速になったときの数値です。
シリンダーとスプリングにもよりますが、短いバレルの場合はホップを強くすると初速が上がるので、最大初速の確認でした。
この初速の時は超鬼ホップになるのでサバゲーでの実用は不可な状態です。
ノンホップだと平均91m/s、適正ホップで平均93.5m/sなので、ゲームで使うにはちょうど良い数値となりました。
ホップを強くして初速が上がるということはシリンダー容量がバレルの長さに対して過多ということですかね。
本来であれば、インナーバレルをほんの少し伸ばす、または加速窓がもう少し前方にあるマルイ純正のクルツシリンダーのが適正ということになりますね。
それか、軽量ピストンにしてピストンの突入スピードを上げてやればバランスとしては最適になるのかなと。
ただ、現状23gのピストン重量でも初速にバラつきがないのでバランスはこれでいいのかも?おそらくスプリングが強いからピストンの数グラムの重さはもろともしないくらい一気に押し込んでいるからでしょうかね。
まぁ今回の構成でもサバゲーで使う分には全然安定している部類に入るので問題ないでしょう。
ノズルもチャンバーの中心を捉えられるように調整しました。厳密にはチャンバーをあと左に0.1mm程度な気がしますがもういいでしょう(笑)
初速の安定性はチャンバー付近の気密が一番大事ですが、シリンダーとバレルの適正なバランスを設けることと、いかに毎回同じピストンスピードで駆動させるかですね。
あと弾!!
チャンバーの中心にノズルをもってくる作業がスーパーめんどくさかったので次回から自作することがあった場合はレトロアームズのチャンバー一体型のスプリットメカボを使う事にします。でも高いんですよねこれ・・・
CNC Split Gearbox V2 with int. Hop Up Chamber (8mm) - QSC
サイクルは33.7発といったところでしょうか。波形を1秒間に無理やり収めると34発になります。
因みにバッテリーの電圧はほぼ満タンの4.17vで計測しています。
リポ7.4v 2100mAh、DSG+18:1ギヤ、サマリウムコバルトモーターなら大体こんなもんなのかな?ヒューズレスorヒューズはんだ付けにしてグリスを別のものに変えて電気的抵抗と駆動系の抵抗値を下げてやればあと1~2発位は増えたかもしれません。
あとは配線を2.0sqにするとかかな?
でもこれ以上サイクルが上がるとフルで撃った時にフィールドで変に目立つのでこの程度が私のなかでのギリギリのラインですね。
1秒も引けば視線を集めてしまうのでフルオートでも0.5秒以内でトリガーを離すようなバースト撃ちでの運用になりますね。
フルはなるべく控えて基本的にはセミオート銃として使う予定です。
セミオートのレスポンスはこんな感じ。
平均で約30msecになりました。1000msec=1秒です。
約3/100秒ということですね。
サイクルが秒間33発超なのでレスポンスが30msecというのは正しい数値だということになります。
マルイスタンダード電動ガンの箱出し状態に7.4Vのリポを繋げて撃った時のレスポンスが約60msec~70msecなので約半分のレスポンスですね。
また、箱出しの次世代M4に電子トリガーのDTMを入れてプリコック設定をギリギリにした時が約30msec~なのでDSGを入れるだけでDTMと同等のレスポンスになるというわけですね。
通常のセクターギヤの半分で撃てるDSGを使っているので至極当然の結果ですね。
因みにヒューズは最終的に25Aにしました。やはり20Aではセミで10発くらい連射すると切れてしまいます。
25Aならセミで何発も連続で撃っても大丈夫でした。
フルメタル軽量M4は近いうちにBATTLEのレンジで飛距離の方も動画で撮ってアップしたいと思います。
ということでレシピを置いておきますので参考までにどうぞ。
商品名をタップすると商品ページに飛びます。
メカボ レトロアームズ Ver2 QD
スプリング G.A.W M95 DSGスプリング
スプリングガイド レトロアームズ メカボに付属のもの
ピストン レトロアームズ フルスチール ピストン (ベアリング抜き 23g)
ピストンヘッド ライラクス ピストンヘッドPOM NEO+G.A.W AOEアジャストスペーサー
シリンダー ライラクス type Fシリンダー
シリンダーヘッド ライラクス エアロシリンダーヘッド
タペットプレート SHS DSG 付属品 (羽加工)
ノズル レトロアームズ アジャスタブルノズル 19.5mm - 22mm
タペットリターンスプリング SHS スプリングセット(3巻きカット)
ギヤ ベベル:マルイHC用スパー:SHS 18:1 セクター:SHS DSG( カットオフカム小加工)
軸受け ORGA AIRSOFT 8mm
カットオフレバー ライラクス ハードカットオフレバー
モーター 東京マルイ サマリウムコバルトモーター
スイッチ ジェフトロン FET+ショートストロークスイッチ
配線 イーグル模型 16AWG シリコン被膜の銀コード(1.25sq相当)+潤工社 テフロン被膜 1.25sq銀コード
ヒューズ エーモン ミニ平型ヒューズ25A 110端子接続
バッテリー Option no.1 7.4V LIPO 2100mAh
コネクタ Tコネクタ
セレクタープレート ライラクスハードセレクタープレート(8mm軸受け用に加工)
セーフティレバー SHS Ver2セーフティレバー
インナーバレル ライラクス BCバレル 208mm (165mmにカット)
チャンバー ACE1ARMS ポリカーボネートチャンバー
パッキン&押しゴム マルイ純正パッキン
グリップ マルイ純正スタンダード用A2グリップ
その他
ギヤ・軸受け・タペット周りにはマルイ純正の高粘度グリス。シリンダー内のみタミヤのセラグリス。
モーターには丸型端子でネジ留め。
初速 ノンホップ 91m/s 適正ホップ92.5m/s ホップ最大94m/s (弾速機:AC6000 弾:マルイ 0.2gプラ弾)
サイクル 秒間33発(バッテリー電圧4.7v )
同じようなパーツを使って同じように組めば近いスペックになるかと思います。
一応、今回の軽量M4は耐久ゲームでも長い時間運用できるようなパーツ構成で作りましたがそれぞれのプレイヤーにとって最適な構成があるかと思いますのであくまでも参考程度に。
更にサイクルを求めるならば全然違う構成になると思います。
DSG使っておいてなんですが、サバゲーで使うのに丁度良いのは通常のセクターギヤを使った秒間23発ですね。
これが私の中でのベストです。
銃の耐久性、燃費、オーバーキル問題、相手に被弾を気付かせるため。
サバゲーで使う上では色々な面で23発が丁度良いです。まぁこれも個人の好みの問題ですね。
DSG+ショートストロークスイッチの相性は抜群ですね。
因みにこの状態でもなかなか軽いです。
今後も更に調整やらカスタムしていく予定なのでお楽しみに!
ということでまた次回!
その⑨へ
これまでの作業内容は下記リンクからどうぞ
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その① フレーム調整
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その② メカボの真出し
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その③ フレーム仕上げ
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その④ ストックの軽量化
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑤ メカボの組み立て前編
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑥ メカボの組み立て中編
■超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑦ メカボの組み立て後編
軽い銃には軽いサイトを。ということでレプリカのC-MOREを載せてみました。どうでしょうか、個人的にはなかなか気に入った外見に仕上がりました。
苦節2年、ようやく完成しました(笑)
コンパクトでオールラウンドに活躍してくれそうです。
海外メーカーパーツのオンパレードで国際色豊かな銃になりました。
はてさて、パーツの寄せ集めて電動ガンを1丁組むなんてのは大したことではなく、今回はフルメタルでいかに軽く作れるか!?がテーマなので重量を測っていきますよ!
バッテリー無しの素の状態で測ります。
さて、重さは・・・!?
なんと・・・
1489g!!
何とこの外観でフルメタルにも関わらず1500g以下収めることに成功しました~!!!これでもかというくらい各部の素材にこだわりましたからね!!
ちゃんとストックもハンドガードも付いててこの軽さはなかなかではないでしょうか・・・!
一応、大義名分が「フルメタルで軽量に作る」なのでG&Gのマグネシウムレシーバーを使いましたが、もっと軽さを求めるなら樹脂のレシーバーにしてモーターをEG1000にしたら1380g程度になるかと。クルツと同等の軽さになりますね。
サマリウムコバルトモーターよりフェライト磁石を使っているEG1000の方が軽いので。
で!
最終的にこんな作業をやってから組み上げました的なのを紹介します。
組み上げの際にマグネシウムレシーバーの内側が肉厚すぎてダミーボルトの動きが渋かったので内側を削ってスムーズに動くようにしました。
まぁ、マグネシウムは強度が低いから肉厚にしたのでしょうが。
先ほども書きましたがフルメタルで軽くという大義名分の為に意地でマグネシウムレシーバーを使いましたが素材としてはかなり微妙で、下手したら靭性(一般的に言う強度)はプラレシーバーの方が良く、サバゲーで使うにはプラの方が良いかもしれません。
マグネシウムレシーバーは各部の設計もダメダメだったのでマルイのプラレシーバーより優れているのは硬度が若干高いことによる使用中のねじれや歪みが少ないというところだけでしょうか。靭性は樹脂のが遥かに高いです。
最近はポリアミドナイロンにグラスファイバーを30%混ぜた樹脂から削り出したロアレシーバーがレトロアームズから発売されたので総合的にはそちらのが良いかもしれません。
G&Gのマグネシウムレシーバーに付属していたポートカバーにはロック機構が無く、空きっぱなしなのでマルイのスタンダードM4用のを移植です。
サイズが合わなかったのでポートカバーを削って調整、のちにバーチウッドのブラスブラックで黒染め。
あと、そもそもレシーバーにポートカバーのロック機構が無かったのでリューターで削ってロックが掛かるようにしました。
ちゃんとチャージングハンドルでポートが開くようにプラ板でツメを延長。力が掛かって剥がれてしまう可能性を考慮し、0.8mm径の真鍮線を通して補強してあります。
写真取り忘れましたがもちろん黒染め。こういう擦れる部分は塗装ではなく黒染めが良いです。
モーターにはいつもの丸型端子で接続。次世代HK417 アーリバリアントと同じ接続方法です。
通常の110端子でも問題ない気はしますが、ゲーム中に振動で抜けて不動になるのが一番嫌なので私はこうしています。
あと、理論上は110端子よりも丸形端子のが通電効率が良くなります。
シングルセクターギヤでノーマルサイクルだとそこまで違いは出ませんが、DSGで秒間35発以上を狙う場合は少しづつ差が現れます。
気になる初速はこんな感じです。
ノズルとパッキンの位置関係をしっかり詰めたので安定しておりますね。これはホップを強くして最大初速になったときの数値です。
シリンダーとスプリングにもよりますが、短いバレルの場合はホップを強くすると初速が上がるので、最大初速の確認でした。
この初速の時は超鬼ホップになるのでサバゲーでの実用は不可な状態です。
ノンホップだと平均91m/s、適正ホップで平均93.5m/sなので、ゲームで使うにはちょうど良い数値となりました。
ホップを強くして初速が上がるということはシリンダー容量がバレルの長さに対して過多ということですかね。
本来であれば、インナーバレルをほんの少し伸ばす、または加速窓がもう少し前方にあるマルイ純正のクルツシリンダーのが適正ということになりますね。
それか、軽量ピストンにしてピストンの突入スピードを上げてやればバランスとしては最適になるのかなと。
ただ、現状23gのピストン重量でも初速にバラつきがないのでバランスはこれでいいのかも?おそらくスプリングが強いからピストンの数グラムの重さはもろともしないくらい一気に押し込んでいるからでしょうかね。
まぁ今回の構成でもサバゲーで使う分には全然安定している部類に入るので問題ないでしょう。
ノズルもチャンバーの中心を捉えられるように調整しました。厳密にはチャンバーをあと左に0.1mm程度な気がしますがもういいでしょう(笑)
初速の安定性はチャンバー付近の気密が一番大事ですが、シリンダーとバレルの適正なバランスを設けることと、いかに毎回同じピストンスピードで駆動させるかですね。
あと弾!!
チャンバーの中心にノズルをもってくる作業がスーパーめんどくさかったので次回から自作することがあった場合はレトロアームズのチャンバー一体型のスプリットメカボを使う事にします。でも高いんですよねこれ・・・
CNC Split Gearbox V2 with int. Hop Up Chamber (8mm) - QSC
サイクルは33.7発といったところでしょうか。波形を1秒間に無理やり収めると34発になります。
因みにバッテリーの電圧はほぼ満タンの4.17vで計測しています。
リポ7.4v 2100mAh、DSG+18:1ギヤ、サマリウムコバルトモーターなら大体こんなもんなのかな?ヒューズレスorヒューズはんだ付けにしてグリスを別のものに変えて電気的抵抗と駆動系の抵抗値を下げてやればあと1~2発位は増えたかもしれません。
あとは配線を2.0sqにするとかかな?
でもこれ以上サイクルが上がるとフルで撃った時にフィールドで変に目立つのでこの程度が私のなかでのギリギリのラインですね。
1秒も引けば視線を集めてしまうのでフルオートでも0.5秒以内でトリガーを離すようなバースト撃ちでの運用になりますね。
フルはなるべく控えて基本的にはセミオート銃として使う予定です。
セミオートのレスポンスはこんな感じ。
平均で約30msecになりました。1000msec=1秒です。
約3/100秒ということですね。
サイクルが秒間33発超なのでレスポンスが30msecというのは正しい数値だということになります。
マルイスタンダード電動ガンの箱出し状態に7.4Vのリポを繋げて撃った時のレスポンスが約60msec~70msecなので約半分のレスポンスですね。
また、箱出しの次世代M4に電子トリガーのDTMを入れてプリコック設定をギリギリにした時が約30msec~なのでDSGを入れるだけでDTMと同等のレスポンスになるというわけですね。
通常のセクターギヤの半分で撃てるDSGを使っているので至極当然の結果ですね。
因みにヒューズは最終的に25Aにしました。やはり20Aではセミで10発くらい連射すると切れてしまいます。
25Aならセミで何発も連続で撃っても大丈夫でした。
フルメタル軽量M4は近いうちにBATTLEのレンジで飛距離の方も動画で撮ってアップしたいと思います。
ということでレシピを置いておきますので参考までにどうぞ。
商品名をタップすると商品ページに飛びます。
メカボ レトロアームズ Ver2 QD
スプリング G.A.W M95 DSGスプリング
スプリングガイド レトロアームズ メカボに付属のもの
ピストン レトロアームズ フルスチール ピストン (ベアリング抜き 23g)
ピストンヘッド ライラクス ピストンヘッドPOM NEO+G.A.W AOEアジャストスペーサー
シリンダー ライラクス type Fシリンダー
シリンダーヘッド ライラクス エアロシリンダーヘッド
タペットプレート SHS DSG 付属品 (羽加工)
ノズル レトロアームズ アジャスタブルノズル 19.5mm - 22mm
タペットリターンスプリング SHS スプリングセット(3巻きカット)
ギヤ ベベル:マルイHC用スパー:SHS 18:1 セクター:SHS DSG( カットオフカム小加工)
軸受け ORGA AIRSOFT 8mm
カットオフレバー ライラクス ハードカットオフレバー
モーター 東京マルイ サマリウムコバルトモーター
スイッチ ジェフトロン FET+ショートストロークスイッチ
配線 イーグル模型 16AWG シリコン被膜の銀コード(1.25sq相当)+潤工社 テフロン被膜 1.25sq銀コード
ヒューズ エーモン ミニ平型ヒューズ25A 110端子接続
バッテリー Option no.1 7.4V LIPO 2100mAh
コネクタ Tコネクタ
セレクタープレート ライラクスハードセレクタープレート(8mm軸受け用に加工)
セーフティレバー SHS Ver2セーフティレバー
インナーバレル ライラクス BCバレル 208mm (165mmにカット)
チャンバー ACE1ARMS ポリカーボネートチャンバー
パッキン&押しゴム マルイ純正パッキン
グリップ マルイ純正スタンダード用A2グリップ
その他
ギヤ・軸受け・タペット周りにはマルイ純正の高粘度グリス。シリンダー内のみタミヤのセラグリス。
モーターには丸型端子でネジ留め。
初速 ノンホップ 91m/s 適正ホップ92.5m/s ホップ最大94m/s (弾速機:AC6000 弾:マルイ 0.2gプラ弾)
サイクル 秒間33発(バッテリー電圧4.7v )
同じようなパーツを使って同じように組めば近いスペックになるかと思います。
一応、今回の軽量M4は耐久ゲームでも長い時間運用できるようなパーツ構成で作りましたがそれぞれのプレイヤーにとって最適な構成があるかと思いますのであくまでも参考程度に。
更にサイクルを求めるならば全然違う構成になると思います。
DSG使っておいてなんですが、サバゲーで使うのに丁度良いのは通常のセクターギヤを使った秒間23発ですね。
これが私の中でのベストです。
銃の耐久性、燃費、オーバーキル問題、相手に被弾を気付かせるため。
サバゲーで使う上では色々な面で23発が丁度良いです。まぁこれも個人の好みの問題ですね。
DSG+ショートストロークスイッチの相性は抜群ですね。
0.2gでの初速はこんな感じです。 pic.twitter.com/3UzgL2OypM
— 大門団長@STINGERオーナー (@daimondanchou) August 23, 2019
因みにこの状態でもなかなか軽いです。
今後も更に調整やらカスタムしていく予定なのでお楽しみに!
ということでまた次回!
その⑨へ
2019年08月12日
超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑦ メカボの組み立て後編
その⑦からの続きです。
タペットプレートを付けた状態で前後運動を再度確認。メカボに対してタペット自体が分厚くないか?シリンダーやシリンダーヘッドに干渉していないか等々を確認します。
兎にも角にもしつこいくらいの確認が大事です(笑)
さて、スイッチ周りを作っていきます。
今回はJeftronのFET付きスイッチを使ってみたいと思います。スイッチハウジングにFETが取り付けられており、別の場所にFETを付ける必要がないので省スペースになります。樹脂成型は若干荒いですね。
最近はACETECHかXCORTECHのFETを好んで使っていますが、QRSストックだと地味にバッテリースペースを圧迫してしまうのでこれに期待です。
このjeftronの公称スペックはバッテリー14.8V以下、M160スプリング以下、最大電流25A以下ということなのでDSGカスタムに使用するには最大電流がギリギリな気がしますが回してみない事にはわからないのでとりあえず今回はこれで行ってみます。
ダメそうならXCORTECHのMOSFETに変えます。
もちろんショートストロークスイッチを使いますよ~!
端子の寸法はマルイと同じだったようでショートストロークスイッチにもピッタリはまりました。
メス端子がかなり狭められている状態でしたのでショートストロークスイッチじゃなくとも端子の開き幅の調整は必要ですね。
ショートストロークスイッチとJeftronのスイッチハウジングは寸法的に問題ありませんでした。
プラ板をメカボに貼り付けて引きしろを絞り、トリガーを付けてストロークを確認。
トリガーはレトロアームズのものです。無垢の削り出し状態だったのでストックのロッドと一緒にアルマイト加工してもらいました。
ショートストロークスイッチの組み込むコツですが、トリガーを引ききった時にカットオフレバーとスイッチのカットオフカムが0.5mm~1mm程度は重なるようにすることです。
セクターギヤを取り付けてメカボを閉め、トリガーを引ききった状態でセクターギヤを指で1週回してカチン!とカットオフが掛かれば大丈夫です。
あまりにもトリガーの引きしろを絞り過ぎてレバーとカムの重なり幅が狭くなるとカットオフがかからなくなり、フルオートしか撃てなくなるので注意です。
あとはカットオフが掛かる程度までトリガーを引いてから端子同士が接触するようにメス端子の開き幅を調整するのがセミオートを正常に動作させるコツです。
FETを使用している場合はトリガーを完全に引ききった瞬間に端子同士が接触するように調整すれば間違いありません。
いつもはヒューズレスでしたが今回はjeftronのfetの許容電流が25Aということなので20Aのヒューズを取り付けます。
20Aでダメなら25Aにしたいと思っていますが、FETの許容電流が25Aなので微妙ですね(笑)
サバゲーに持っていく前にSTINGERのレンジでセミ連射しまくって確認です。
セーフティレバーはSHSのやつですが、このように隙間が空いてしまいます。
万が一、何かの拍子で押し込まれてしまうとセレクターと連動できなくなってしまう可能性があります。
対策する為にプラパイプをカットして間にかませました。
まぁやらなくても大丈夫な気はしますが転ばぬ先の杖というやつで。
ということで組みあがりました!!
やはりメカボの中身写真には力がありますね(笑)
配線は潤工社の1.25sq シルバーテフロンコードとイーグル模型の16AWG シリコン銀コードにしました。
バッテリー周りはシリコンコードのが取り回しが良いので最近は結構使っています。
ただし、Ver2のメカボの場合はグリップに廻すとモーターがキツくて入らなくなるので潤工社のが良いです。
てかヒューズからモーターの間はテフロンにすれば良かった・・・次空けた時交換しよう。
配線の太さを表す時、sqとAWGというのがありますがどちらもケーブル芯線の太さを意味しています。
ケーブルの外径ではなく芯にある導体の太さです。
AWGがアメリカ表記でsqが日本のJIS規格での表記になります。
16AWGは1.25sqと同じなので回路内で両者を使っても許容できる電流量は同じですので理論上、ボトルネックにはなりません。
厳密には少しだけ違うみたいですが一緒と考えて問題ありません。
1.25sqはモノによりますが約20A前後が定格値で、最大では30A超を流せるみたいですが発熱が凄いらしいです。
流れる電流がケーブルの許容値を超えると大きく発熱します。
DSGの場合はセッティングにもよりますが2.0sqくらいは使えた方が良いのですがグリップの関係でどうしても1.25sqになってしまうんですよね。
さて、まだ確認しなければならないことがあります。ピストンが正しく動作するか。
先端を平たく削った細いドライバーをノズルから突っ込んでピストンを一番奥まで押し込んだ状態でベベルギヤを手で回してピストンの底付きが無いかを確認します。
押し込んだ状態でベベルを回してセクターが1周出来れば底付きの問題はありません。
正確に表現するならば、ベベルを回し続けてセクターのピストンとかみ合う方の歯が押し切っている状態のピストンの歯とぶつからず通過すればOK。
しかし!なんと!途中で引っかかって回らない!
つまりピストンロックが起こっているということです。
このまま組み上げて撃つとヒューズが切れてしまいます。ヒューズが無いと何かが破損します(笑)
ということでピストン内のベアリングを取っ払いました。これで6mm程度の余裕が出来、底付きは回避できました。
ベアリングを取っ払ったピストンの重さはこんな感じ。
スプリングの捻じれを逃がす為のスラストベアリングが1つ無くなりましたが一応スプリングガイド側にも入っているので問題ないでしょう。
ピストンの重さが26.6gから22.9gになりました。
ピストンが軽くなって一石二鳥。
因みに今回のようにバレルが短い場合はいかに一瞬でエアを押し切るかが重要で、重いピストンの場合は加速までに時間がかかるので軽いピストンを使って一瞬で加速させて押し切るのが定説です。
DSGカスタムには22.9gでもまだピストンが重い気がしますがとりあえずこれで行きます。
一応SHSの軽量ピストンも用意しました。
組み上げた後に初速を測ってみて微妙だったらこのピストンに交換して初速向上を図る算段です。
チャンバーをメカボにあてがい、ホップを少しかけた状態でGAWの弾棒を突っ込んで弾の保持位置を確認。
集弾性は如何に毎回同じ位置で弾を保持できるかですので重要な点検項目ですね。
ノズル長チェック治具 “弾棒”
弾の保持位置が撃つごとに安定しないとホップの掛り方に差が出てきます。そうなると40m先くらいで弾が前後にバラついてしまいます。
左右のバラツキに関してはホップパッキンの要素も大きいですが、マルイのパッキンを正しく組めば何ら問題無いかと思います。
バラツキの原因はどちらかと言うと射手の腕の問題、視力の問題、あとはBB弾の問題です。
マルイの0.25gのバイオ弾を使うのが集弾性を上げる一番のコツですね(笑)
最近だとエンネスのバイオも良いです。次点でG&Gかな?それ以外は私は使わないことにしています。
私の体感になってしまいますがマルイ>エンネス>G&Gです。
ただし、マルイでもロットによっては微妙な時もありますので注意。1年間を通して精度の良い率が一番高いのがマルイという認識です。
安いバイオ弾を手に取って虫眼鏡なんかで見てみると結構細かい傷があります。こういう弾は35m~40m先で弾の慣性が無くなりかけてホップの回転で浮力を保つようになったタイミングで凄く散ります。
如何にチャンバーを突き詰めても使用する弾が安い粗悪なものだと意味が無いですね。
長い道のりでした。
というか組み上げたり、確認する作業自体は大したことないのですが、ブログに載せる為いちいち作業進めるごとにライティング整えて一眼レフで写真を撮るのに時間が掛かりますね(汗)
あと、ブログに書く時間!
銃自体は1ヵ月前には出来ています(笑)
これでようやく中身が仕上がりました。
次回、組み上げ、初速、サイクルなどを計測していきます。
あと、肝心な重量は・・・!?
お楽しみに!
その⑧(最後)へ
タペットプレートを付けた状態で前後運動を再度確認。メカボに対してタペット自体が分厚くないか?シリンダーやシリンダーヘッドに干渉していないか等々を確認します。
兎にも角にもしつこいくらいの確認が大事です(笑)
さて、スイッチ周りを作っていきます。
今回はJeftronのFET付きスイッチを使ってみたいと思います。スイッチハウジングにFETが取り付けられており、別の場所にFETを付ける必要がないので省スペースになります。樹脂成型は若干荒いですね。
最近はACETECHかXCORTECHのFETを好んで使っていますが、QRSストックだと地味にバッテリースペースを圧迫してしまうのでこれに期待です。
このjeftronの公称スペックはバッテリー14.8V以下、M160スプリング以下、最大電流25A以下ということなのでDSGカスタムに使用するには最大電流がギリギリな気がしますが回してみない事にはわからないのでとりあえず今回はこれで行ってみます。
ダメそうならXCORTECHのMOSFETに変えます。
もちろんショートストロークスイッチを使いますよ~!
端子の寸法はマルイと同じだったようでショートストロークスイッチにもピッタリはまりました。
メス端子がかなり狭められている状態でしたのでショートストロークスイッチじゃなくとも端子の開き幅の調整は必要ですね。
ショートストロークスイッチとJeftronのスイッチハウジングは寸法的に問題ありませんでした。
プラ板をメカボに貼り付けて引きしろを絞り、トリガーを付けてストロークを確認。
トリガーはレトロアームズのものです。無垢の削り出し状態だったのでストックのロッドと一緒にアルマイト加工してもらいました。
ショートストロークスイッチの組み込むコツですが、トリガーを引ききった時にカットオフレバーとスイッチのカットオフカムが0.5mm~1mm程度は重なるようにすることです。
セクターギヤを取り付けてメカボを閉め、トリガーを引ききった状態でセクターギヤを指で1週回してカチン!とカットオフが掛かれば大丈夫です。
あまりにもトリガーの引きしろを絞り過ぎてレバーとカムの重なり幅が狭くなるとカットオフがかからなくなり、フルオートしか撃てなくなるので注意です。
あとはカットオフが掛かる程度までトリガーを引いてから端子同士が接触するようにメス端子の開き幅を調整するのがセミオートを正常に動作させるコツです。
FETを使用している場合はトリガーを完全に引ききった瞬間に端子同士が接触するように調整すれば間違いありません。
いつもはヒューズレスでしたが今回はjeftronのfetの許容電流が25Aということなので20Aのヒューズを取り付けます。
20Aでダメなら25Aにしたいと思っていますが、FETの許容電流が25Aなので微妙ですね(笑)
サバゲーに持っていく前にSTINGERのレンジでセミ連射しまくって確認です。
セーフティレバーはSHSのやつですが、このように隙間が空いてしまいます。
万が一、何かの拍子で押し込まれてしまうとセレクターと連動できなくなってしまう可能性があります。
対策する為にプラパイプをカットして間にかませました。
まぁやらなくても大丈夫な気はしますが転ばぬ先の杖というやつで。
ということで組みあがりました!!
やはりメカボの中身写真には力がありますね(笑)
配線は潤工社の1.25sq シルバーテフロンコードとイーグル模型の16AWG シリコン銀コードにしました。
バッテリー周りはシリコンコードのが取り回しが良いので最近は結構使っています。
ただし、Ver2のメカボの場合はグリップに廻すとモーターがキツくて入らなくなるので潤工社のが良いです。
てかヒューズからモーターの間はテフロンにすれば良かった・・・次空けた時交換しよう。
配線の太さを表す時、sqとAWGというのがありますがどちらもケーブル芯線の太さを意味しています。
ケーブルの外径ではなく芯にある導体の太さです。
AWGがアメリカ表記でsqが日本のJIS規格での表記になります。
16AWGは1.25sqと同じなので回路内で両者を使っても許容できる電流量は同じですので理論上、ボトルネックにはなりません。
厳密には少しだけ違うみたいですが一緒と考えて問題ありません。
1.25sqはモノによりますが約20A前後が定格値で、最大では30A超を流せるみたいですが発熱が凄いらしいです。
流れる電流がケーブルの許容値を超えると大きく発熱します。
DSGの場合はセッティングにもよりますが2.0sqくらいは使えた方が良いのですがグリップの関係でどうしても1.25sqになってしまうんですよね。
さて、まだ確認しなければならないことがあります。ピストンが正しく動作するか。
先端を平たく削った細いドライバーをノズルから突っ込んでピストンを一番奥まで押し込んだ状態でベベルギヤを手で回してピストンの底付きが無いかを確認します。
押し込んだ状態でベベルを回してセクターが1周出来れば底付きの問題はありません。
正確に表現するならば、ベベルを回し続けてセクターのピストンとかみ合う方の歯が押し切っている状態のピストンの歯とぶつからず通過すればOK。
しかし!なんと!途中で引っかかって回らない!
つまりピストンロックが起こっているということです。
このまま組み上げて撃つとヒューズが切れてしまいます。ヒューズが無いと何かが破損します(笑)
ということでピストン内のベアリングを取っ払いました。これで6mm程度の余裕が出来、底付きは回避できました。
ベアリングを取っ払ったピストンの重さはこんな感じ。
スプリングの捻じれを逃がす為のスラストベアリングが1つ無くなりましたが一応スプリングガイド側にも入っているので問題ないでしょう。
ピストンの重さが26.6gから22.9gになりました。
ピストンが軽くなって一石二鳥。
因みに今回のようにバレルが短い場合はいかに一瞬でエアを押し切るかが重要で、重いピストンの場合は加速までに時間がかかるので軽いピストンを使って一瞬で加速させて押し切るのが定説です。
DSGカスタムには22.9gでもまだピストンが重い気がしますがとりあえずこれで行きます。
一応SHSの軽量ピストンも用意しました。
組み上げた後に初速を測ってみて微妙だったらこのピストンに交換して初速向上を図る算段です。
チャンバーをメカボにあてがい、ホップを少しかけた状態でGAWの弾棒を突っ込んで弾の保持位置を確認。
集弾性は如何に毎回同じ位置で弾を保持できるかですので重要な点検項目ですね。
ノズル長チェック治具 “弾棒”
弾の保持位置が撃つごとに安定しないとホップの掛り方に差が出てきます。そうなると40m先くらいで弾が前後にバラついてしまいます。
左右のバラツキに関してはホップパッキンの要素も大きいですが、マルイのパッキンを正しく組めば何ら問題無いかと思います。
バラツキの原因はどちらかと言うと射手の腕の問題、視力の問題、あとはBB弾の問題です。
マルイの0.25gのバイオ弾を使うのが集弾性を上げる一番のコツですね(笑)
最近だとエンネスのバイオも良いです。次点でG&Gかな?それ以外は私は使わないことにしています。
私の体感になってしまいますがマルイ>エンネス>G&Gです。
ただし、マルイでもロットによっては微妙な時もありますので注意。1年間を通して精度の良い率が一番高いのがマルイという認識です。
安いバイオ弾を手に取って虫眼鏡なんかで見てみると結構細かい傷があります。こういう弾は35m~40m先で弾の慣性が無くなりかけてホップの回転で浮力を保つようになったタイミングで凄く散ります。
如何にチャンバーを突き詰めても使用する弾が安い粗悪なものだと意味が無いですね。
長い道のりでした。
というか組み上げたり、確認する作業自体は大したことないのですが、ブログに載せる為いちいち作業進めるごとにライティング整えて一眼レフで写真を撮るのに時間が掛かりますね(汗)
あと、ブログに書く時間!
銃自体は1ヵ月前には出来ています(笑)
これでようやく中身が仕上がりました。
次回、組み上げ、初速、サイクルなどを計測していきます。
あと、肝心な重量は・・・!?
お楽しみに!
その⑧(最後)へ
2019年08月08日
超軽量なM4をフルメタルで自作する! その⑥ メカボの組み立て中編
その⑤からの続きです。
DSGを使うということでタペットプレートを加工してノズルの前進、後退タイミングを調整する必要があります。
その確認作業を行うためにはまずピストンも用意しなければなりませんのでピストンから仕上げていきます。
今回使うピストンはレトロアームズのフルスチールピストンです。
ピストンヘッドは無難にライラクスのピストンヘッドPOM NEOです。
AOE調整の為、GAWのスペーサーを挟んであります。
AOE調整ついてはこちらの記事を参照してください。
レトロアームズのフルスチールピストンはAOE調整した時にセクターの歯と当たらないように2枚目が無く、3枚目も半分カットされています。自分で加工すると面倒な作業なのでこれはありがたい!
また、このような加工がされていることでピストンのバウンド対策にもなります。
不等ピッチなどの引き始めが軽いスプリングの場合はピストンがシリンダーヘッドに当たった後にバウンドしやすい傾向にあり、そのようなスプリングで高サイクルをやると、ピストンがシリンダーヘッドに当たってバウンドした時にもう一周してきたセクターに当たってクラッシュということがあります。まぁ相当な高サイクルでなければ気にしなくても大丈夫な気がしますが。
ガンジニアの石岡さんが次世代G36のピストンがバウンドする様子を超ハイスピードカメラで撮影して公開しておりましたが、目測でも5mm以上はバウンドしている感じでしたね。
シリンダーはライラクスのタイプFです。マルイのクルツよりも2mm程度、吸気穴が後ろにあるくらいのやつです。
ではSHSのDSGに付属していたタペットプレートを加工していきます。
このままポン付けでも発射すること自体は可能ですが、気密が取れず、初速が上がらないので加工する必要があります。
このような構成でピストンの前進とタペットプレートの動きを確認します。写真では何故かタイプDのシリンダーをハメてしまってますが間違いです(笑)
先述したように、ノズルの前進と後退のタイミングはタペットプレートの羽の形状で変わってきます。手でギヤをとタペットプレート動かしてみて発射される工程を入念に確認します。
勘所は以下の2点。
・ピストンを引ききる前にノズルが前進しきっていること。
・また、ピストンが前進しきって一呼吸おいてからノズルが後退するようにすること。
そうしなければ初速が大幅に下がってしまいます。
これらを踏まえ、タペットプレートを加工。
これを・・・
このように加工しました。
ガンジニアさんでも詳しく解説されておりますのでその通りにやれば問題ありません。
ただし、DSGを組み込む場合はこの写真と同じ量をカットして加工すればOKというわけではなく、使用するバッテリーや配線、その他諸々のパーツ構成からサイクルを予測し、このサイクルならこれ位のカットが必要かな?等々、考えて加工する必要があります。
以前に仲間の銃をDSGカスタムした時は秒間36発程度でしたが、その時もこれ位の加工で大丈夫でした。
それ以上のサイクルになってくるともう少しタペットの羽を短くする等、煮詰めないといけないかもしれません。
今回は7.4vのリポで18:1のギヤをサマコバで回す程度のお手軽ハイサイクルなのでこれで余裕なハズです。
これはピストンが解放される瞬間ですが、その時点でタペットプレートが前進できるようになりました。
タペットも通常より早く前進しなければならないのでリターンスプリングを3巻きほどカットしました。
メインスプリングはG.A.WのDSG用M95スプリングです。
巻き数も多く、DSG専用のかなり硬いスプリングです。
G.A.W. Anti Shrink Spring for DSG M95
ピストンの開放位置はこのくらいです。
2mm程度の加速する猶予がありますが2mmが加速にどれほど寄与するか微妙に思えますし、スプリングもめちゃくちゃ硬いので加速領域の無いフルシリンダーでも一気に押し切れそうな気がします。
ただ、今回は165mmのバレルですのでフルだとエアが余るのでこれで良いのかもしれません。
この辺になってくるとピストンの重さやバレル長やシリンダー容量などが細かく関係してくるので経験が必要ですね。
私は素人に毛が生えた程度の技術と経験しかないのでとりあえずこんなもんで様子見です。
ノズルはレトロアームズのアジャスタブルノズルを使います。今回のように全てのパーツのメーカーがバラバラで寸法もチグハグの場合はこのアジャスタブルノズルが役に立ちます。
ノズルが2ピース構成になっていて、ネジになっているのでノズル長を自由に変えることができます。
タペットプレートが最前進した時にノズルの先端がホップパッキンに軽くムギュッと押し当てられるくらいが適正となります。
アジャスタブルノズルの内側が段構造になっていて、前後運動する際にライラクスのシリンダーノズルのフチに少し引っかかる感じがありました。
引っ掛かりを避ける為、フチをヤスリで削ってC面を作りました。これでスムーズに前後運動ができるようになりました。
今回使っているスプリングは非常に強力ですから、マルイなどの亜鉛合金メカボの場合にメタルシリンダーヘッドを使うとピストンの衝撃がダイレクトにメカボの先端に伝わって割れてしまうことが危惧されます。
亜鉛合金メカボの場合は樹脂製のシリンダーヘッドがオススメです。あと、チャンバーをメタルにして、しっかりとメカボに押し付けるようにすれば衝撃をチャンバー→アウターバレルにも分散させることができるのでメカボ割れ防止に一役買いますよ。
今回は超々ジュラルミンメカボですから上記のような衝撃対策をしなくてもメカボが割れる心配が皆無なのでメタルのシリンダーヘッドを使っています。
ということでまた長くなってしまったので次回!
その⑦へ
DSGを使うということでタペットプレートを加工してノズルの前進、後退タイミングを調整する必要があります。
その確認作業を行うためにはまずピストンも用意しなければなりませんのでピストンから仕上げていきます。
今回使うピストンはレトロアームズのフルスチールピストンです。
ピストンヘッドは無難にライラクスのピストンヘッドPOM NEOです。
AOE調整の為、GAWのスペーサーを挟んであります。
AOE調整ついてはこちらの記事を参照してください。
レトロアームズのフルスチールピストンはAOE調整した時にセクターの歯と当たらないように2枚目が無く、3枚目も半分カットされています。自分で加工すると面倒な作業なのでこれはありがたい!
また、このような加工がされていることでピストンのバウンド対策にもなります。
不等ピッチなどの引き始めが軽いスプリングの場合はピストンがシリンダーヘッドに当たった後にバウンドしやすい傾向にあり、そのようなスプリングで高サイクルをやると、ピストンがシリンダーヘッドに当たってバウンドした時にもう一周してきたセクターに当たってクラッシュということがあります。まぁ相当な高サイクルでなければ気にしなくても大丈夫な気がしますが。
ガンジニアの石岡さんが次世代G36のピストンがバウンドする様子を超ハイスピードカメラで撮影して公開しておりましたが、目測でも5mm以上はバウンドしている感じでしたね。
シリンダーはライラクスのタイプFです。マルイのクルツよりも2mm程度、吸気穴が後ろにあるくらいのやつです。
ではSHSのDSGに付属していたタペットプレートを加工していきます。
このままポン付けでも発射すること自体は可能ですが、気密が取れず、初速が上がらないので加工する必要があります。
このような構成でピストンの前進とタペットプレートの動きを確認します。写真では何故かタイプDのシリンダーをハメてしまってますが間違いです(笑)
先述したように、ノズルの前進と後退のタイミングはタペットプレートの羽の形状で変わってきます。手でギヤをとタペットプレート動かしてみて発射される工程を入念に確認します。
勘所は以下の2点。
・ピストンを引ききる前にノズルが前進しきっていること。
・また、ピストンが前進しきって一呼吸おいてからノズルが後退するようにすること。
そうしなければ初速が大幅に下がってしまいます。
これらを踏まえ、タペットプレートを加工。
これを・・・
このように加工しました。
ガンジニアさんでも詳しく解説されておりますのでその通りにやれば問題ありません。
ただし、DSGを組み込む場合はこの写真と同じ量をカットして加工すればOKというわけではなく、使用するバッテリーや配線、その他諸々のパーツ構成からサイクルを予測し、このサイクルならこれ位のカットが必要かな?等々、考えて加工する必要があります。
以前に仲間の銃をDSGカスタムした時は秒間36発程度でしたが、その時もこれ位の加工で大丈夫でした。
それ以上のサイクルになってくるともう少しタペットの羽を短くする等、煮詰めないといけないかもしれません。
今回は7.4vのリポで18:1のギヤをサマコバで回す程度のお手軽ハイサイクルなのでこれで余裕なハズです。
これはピストンが解放される瞬間ですが、その時点でタペットプレートが前進できるようになりました。
タペットも通常より早く前進しなければならないのでリターンスプリングを3巻きほどカットしました。
メインスプリングはG.A.WのDSG用M95スプリングです。
巻き数も多く、DSG専用のかなり硬いスプリングです。
G.A.W. Anti Shrink Spring for DSG M95
ピストンの開放位置はこのくらいです。
2mm程度の加速する猶予がありますが2mmが加速にどれほど寄与するか微妙に思えますし、スプリングもめちゃくちゃ硬いので加速領域の無いフルシリンダーでも一気に押し切れそうな気がします。
ただ、今回は165mmのバレルですのでフルだとエアが余るのでこれで良いのかもしれません。
この辺になってくるとピストンの重さやバレル長やシリンダー容量などが細かく関係してくるので経験が必要ですね。
私は素人に毛が生えた程度の技術と経験しかないのでとりあえずこんなもんで様子見です。
ノズルはレトロアームズのアジャスタブルノズルを使います。今回のように全てのパーツのメーカーがバラバラで寸法もチグハグの場合はこのアジャスタブルノズルが役に立ちます。
ノズルが2ピース構成になっていて、ネジになっているのでノズル長を自由に変えることができます。
タペットプレートが最前進した時にノズルの先端がホップパッキンに軽くムギュッと押し当てられるくらいが適正となります。
アジャスタブルノズルの内側が段構造になっていて、前後運動する際にライラクスのシリンダーノズルのフチに少し引っかかる感じがありました。
引っ掛かりを避ける為、フチをヤスリで削ってC面を作りました。これでスムーズに前後運動ができるようになりました。
今回使っているスプリングは非常に強力ですから、マルイなどの亜鉛合金メカボの場合にメタルシリンダーヘッドを使うとピストンの衝撃がダイレクトにメカボの先端に伝わって割れてしまうことが危惧されます。
亜鉛合金メカボの場合は樹脂製のシリンダーヘッドがオススメです。あと、チャンバーをメタルにして、しっかりとメカボに押し付けるようにすれば衝撃をチャンバー→アウターバレルにも分散させることができるのでメカボ割れ防止に一役買いますよ。
今回は超々ジュラルミンメカボですから上記のような衝撃対策をしなくてもメカボが割れる心配が皆無なのでメタルのシリンダーヘッドを使っています。
ということでまた長くなってしまったので次回!
その⑦へ