2017年02月03日
最強の電動ハンドガンを作る⑥ MOSFET組込み
ちょっと間が空いてしまいましたが続きです!
前回は駆動系が完成したのでスイッチ保護の為のMOSFETを組み込んでいきますよ!
組み込むのはGATE製のPicoSSR3という超小型FETです。
組込み記事の前にお知らせです。
1月27日発売のPEACE COMBAT に大門団長が載ってます!!!!
インドアフィールドの戦い方を監修させてもらいました。
松嶋えいみさんにレクチャーする内容で、よくあるタクトレとかではなく「勝つ為」のサバゲーに特化したエアガンの撃ち方や考え方を紹介しています。
インドアに限らず、アウトドアフィールドでも有効な技術になっています。
今までのサバゲー雑誌では触れられていない大門式サバゲー術が書いてあるので是非読んでみてください。
あとPEACE COMBBATから最新トイガンカタログも発売されていますのでコチラも是非!
余計な情報はなく、必要な項目だけ記してあってスッキリしてて見やすいので資料として最適かと思います。
ショップさんなんかでもこういった資料は結構使うと思うのでオススメ!
ではFETの話に戻ります。
MOSFET PicoSSR3は国内ではダーティワークスさんが正規代理店として販売しておりますのでそちらからの購入をオススメします。
ダーティワークス MOSFET PicoSSR3 販売ページ
ヤフオク等で中国のコピー品が流通しているそうで、コピー品は中身のプログラムがちょっと違うようなので注意です!
このシールが貼られているのが正規品です。
貼られていない物はコピー品である可能性大。
いや~小さいですね!
販売ページの写真がものすごくわかりやすい。
( 引用 http://dirtyworksjapan.com/?pid=80827484 )
FETを知らない人の為にもちょっと説明をしますと
FETとは、トランジスタの構造の一つで、ゲート電極から生じる電界によって電流の流れを制御する方式。 小型化が容易なため集積回路(IC)の論理回路やセンサーの素子などに用いられることが多い。 ... 電流を運ぶキャリア(電子または正孔)を一種類しか使わないユニポーラトランジスタに分類される。
Wikiからの引用だけどわからんっつーの!(笑)
要は色んな電子機器に欠かせない素子なんですが、簡単に言うと電動ガンの使用においてはとスイッチの磨耗を防ぐパーツっていうことです。
特に今回の最強カスタムだと1100mAhの大電流で固いスプリングを回すので、電動ハンドガンの小さなスイッチに掛かる負荷はかなり大きくなり、通電する際にスイッチがスパークしてどんどん端子が磨り減っていくのでFETを入れておけば安心というワケです。
FETのもう1つの効用としてはレスポンスの向上が期待できます。
FETが無い場合はスイッチが通電する瞬間にスパークが発生して突入電流がロスしてしまい、モーターの立ち上がりが少し遅くなります。
FETを取り付けた場合、スイッチを介せず配線をバッテリーとモーターをダイレクトに繋ぎ、その間にFETを入れます。
既存のスイッチはあくまで電流を流す"合図"の役割にとどまっており、電流の流れはFETで開閉しているので突入電量がロスなく一気にモーターに流れ込む為、モーターの立ち上がりが良くなるのです。
ちゅーわけで取り付けしていきます。
私の銃は一足先に完成しているのですが、FETを取り付ける際の写真が無いので仲間の銃を見本に取り付けていきたいと思いますよ。
まずはメカボックスを取り出していきます。
配線を組み替える必要があるのでスイッチに繋げてある配線は外してしまいます。
導線コードも通電効率の良いイーグルフォースの「シリコン銀コードセット・18G」に換装していきます。
先にマイナス線を新たに引き直します。
とりあえず長い状態にしておいて、フレームにメカボックスを組んだ後で調整していきます。
次は赤いプラス線をやっていきます。
まずはモーターからスイッチまでを引き直し!
モーターの端子は折れやすいのでハンダ付けの際は注意!
FETの場合はプラス線も直通にするのでこのように繋ぎます。
ハンダ付けする際に赤丸の部分が厚くなってしまうとコードカバーが閉まらなくなるので注意。
で、お次は信号線というのを取り付けていきます。
信号線用の導線はPicoSSR3の箱に入っているものを使用。
反対側の端子に信号線をハンダ付け!
そんで、配線を通す為の切り欠きが導線1本分のスペースしかないので拡張していきます。信号線も通す為です。
デザインナイフなんかでちょこっと広げればOK!
横から見るとこのような配線になります。
次はヒューズを取り付けていきますよ。
PicoSSR3で7.4V 900mAh以上のバッテリーを使用する場合は必ず20Aのヒューズをつけて下さいっていうことです。
この電動ハンドガンでは7.4V 1100mAhのリポを使うのでヒューズ必須ですね!
ヒューズの作業は電動拳銃工房さんのを参考にさせてもらいます。
電拳カスタム・ハンドガン編 ヒューズの取り付け 3/5ページ
まずは長モノ電動ガン等で使われるモーター端子を2つ用意し、このように折ります。
で、20Aの背低ヒューズにこのようにハメます。
下から見るとこういうことです。
よくこんなの思いついたな~電動拳銃工房の南木さんリスペクト。
で、ここからは大門団長アレンジです。
8mm径の熱収縮チューブを大体1センチくらいに切ります。
そんでラジオペンチにハメてぐぐぐっっと少し拡張してやります。
10mm径の熱収縮チューブがあればこの作業いらないかも!!
で、先ほどのヒューズと端子に丸ごと被せてライターで炙って収縮させます。
収縮させたら一旦チューブは外して・・・・
端子も一旦外して接着剤を塗布します。
私は高粘度の黒い瞬間接着剤を使いましたがエポキシ接着剤でもいいと思います。
ハイスピード系のサラサラタイプはすぐに取れるのでダメかも。
で、端子だけ先ほどのチューブに戻して接着!!!
これで背低ヒューズボックスの完成!
マジ南木さんリスペクト。
で次はヒューズを収める為のスペースを確保します。
バッテリーのスペースに入れてもいいんだけどTコネクタが結構体積あるのでヒューズは別の所に収めます。
チャンバーの横の突起を超硬ビットで削り落とします。
コードカバーもこの部分をニッパーで切り取ります。
最終的にこのようになりました。
ヒューズボックスの端子に熱収縮チューブ被せるの忘れた・・・まぁ問題ないでしょう(笑)
因みに反対側もマイナス線と信号線を通す為に赤丸の部分を削り落としました。
ようやくFETの取り付けに入りますよっ!!
FETはモーターのマイナスとバッテリーのマイナスの間に取り付けます。
先にモーター側をハンダ付けしていきます。
両者とも予備ハンダをして・・・・
完了!
上からハンダこてを押し付けるようにするとすぐにハンダ付けできます。
10秒とか長い時間ハンダこてを当ててると熱でFET素子が壊れてしまうので注意ですぞ。
今度は裏返して信号線をハンダ付け!
バッテリー側もハンダ付けして完成!!
上から見るとこのようになりました。
保護の為、箱に付属していた収縮チューブを被せて完成ですっ!
Tコネクタをつけて全て納めたらこんな感じです。
1100mAhのセパレートバッテリーと友になんとかすべて納まりました。
しっかりとスライドカバーも取り付けできました。
バッテリーとアウターバレルは黒いテープ巻けばOKでしょ。
FETを入れたことでスパスパ小気味良いレスポンスになりました。
スイッチも安心だね!
後は気密とショートストロークトリガーをやれば完成なのだ・・・・!
いや、もう完成してサバゲーで実戦投入してるんだけど記事書く時間が無くてね・・・(汗)
ということでまた次回!
続き→ 最強の電動ハンドガンを作る⑦ 気密取り&ショートストローク化
前回は駆動系が完成したのでスイッチ保護の為のMOSFETを組み込んでいきますよ!
組み込むのはGATE製のPicoSSR3という超小型FETです。
組込み記事の前にお知らせです。
1月27日発売のPEACE COMBAT に大門団長が載ってます!!!!
インドアフィールドの戦い方を監修させてもらいました。
松嶋えいみさんにレクチャーする内容で、よくあるタクトレとかではなく「勝つ為」のサバゲーに特化したエアガンの撃ち方や考え方を紹介しています。
インドアに限らず、アウトドアフィールドでも有効な技術になっています。
今までのサバゲー雑誌では触れられていない大門式サバゲー術が書いてあるので是非読んでみてください。
あとPEACE COMBBATから最新トイガンカタログも発売されていますのでコチラも是非!
余計な情報はなく、必要な項目だけ記してあってスッキリしてて見やすいので資料として最適かと思います。
ショップさんなんかでもこういった資料は結構使うと思うのでオススメ!
ではFETの話に戻ります。
MOSFET PicoSSR3は国内ではダーティワークスさんが正規代理店として販売しておりますのでそちらからの購入をオススメします。
ダーティワークス MOSFET PicoSSR3 販売ページ
ヤフオク等で中国のコピー品が流通しているそうで、コピー品は中身のプログラムがちょっと違うようなので注意です!
このシールが貼られているのが正規品です。
貼られていない物はコピー品である可能性大。
いや~小さいですね!
販売ページの写真がものすごくわかりやすい。
( 引用 http://dirtyworksjapan.com/?pid=80827484 )
FETを知らない人の為にもちょっと説明をしますと
FETとは、トランジスタの構造の一つで、ゲート電極から生じる電界によって電流の流れを制御する方式。 小型化が容易なため集積回路(IC)の論理回路やセンサーの素子などに用いられることが多い。 ... 電流を運ぶキャリア(電子または正孔)を一種類しか使わないユニポーラトランジスタに分類される。
Wikiからの引用だけどわからんっつーの!(笑)
要は色んな電子機器に欠かせない素子なんですが、簡単に言うと電動ガンの使用においてはとスイッチの磨耗を防ぐパーツっていうことです。
特に今回の最強カスタムだと1100mAhの大電流で固いスプリングを回すので、電動ハンドガンの小さなスイッチに掛かる負荷はかなり大きくなり、通電する際にスイッチがスパークしてどんどん端子が磨り減っていくのでFETを入れておけば安心というワケです。
FETのもう1つの効用としてはレスポンスの向上が期待できます。
FETが無い場合はスイッチが通電する瞬間にスパークが発生して突入電流がロスしてしまい、モーターの立ち上がりが少し遅くなります。
FETを取り付けた場合、スイッチを介せず配線をバッテリーとモーターをダイレクトに繋ぎ、その間にFETを入れます。
既存のスイッチはあくまで電流を流す"合図"の役割にとどまっており、電流の流れはFETで開閉しているので突入電量がロスなく一気にモーターに流れ込む為、モーターの立ち上がりが良くなるのです。
ちゅーわけで取り付けしていきます。
私の銃は一足先に完成しているのですが、FETを取り付ける際の写真が無いので仲間の銃を見本に取り付けていきたいと思いますよ。
まずはメカボックスを取り出していきます。
配線を組み替える必要があるのでスイッチに繋げてある配線は外してしまいます。
導線コードも通電効率の良いイーグルフォースの「シリコン銀コードセット・18G」に換装していきます。
先にマイナス線を新たに引き直します。
とりあえず長い状態にしておいて、フレームにメカボックスを組んだ後で調整していきます。
次は赤いプラス線をやっていきます。
まずはモーターからスイッチまでを引き直し!
モーターの端子は折れやすいのでハンダ付けの際は注意!
FETの場合はプラス線も直通にするのでこのように繋ぎます。
ハンダ付けする際に赤丸の部分が厚くなってしまうとコードカバーが閉まらなくなるので注意。
で、お次は信号線というのを取り付けていきます。
信号線用の導線はPicoSSR3の箱に入っているものを使用。
反対側の端子に信号線をハンダ付け!
そんで、配線を通す為の切り欠きが導線1本分のスペースしかないので拡張していきます。信号線も通す為です。
デザインナイフなんかでちょこっと広げればOK!
横から見るとこのような配線になります。
次はヒューズを取り付けていきますよ。
PicoSSR3で7.4V 900mAh以上のバッテリーを使用する場合は必ず20Aのヒューズをつけて下さいっていうことです。
この電動ハンドガンでは7.4V 1100mAhのリポを使うのでヒューズ必須ですね!
ヒューズの作業は電動拳銃工房さんのを参考にさせてもらいます。
電拳カスタム・ハンドガン編 ヒューズの取り付け 3/5ページ
まずは長モノ電動ガン等で使われるモーター端子を2つ用意し、このように折ります。
で、20Aの背低ヒューズにこのようにハメます。
下から見るとこういうことです。
よくこんなの思いついたな~電動拳銃工房の南木さんリスペクト。
で、ここからは大門団長アレンジです。
8mm径の熱収縮チューブを大体1センチくらいに切ります。
そんでラジオペンチにハメてぐぐぐっっと少し拡張してやります。
10mm径の熱収縮チューブがあればこの作業いらないかも!!
で、先ほどのヒューズと端子に丸ごと被せてライターで炙って収縮させます。
収縮させたら一旦チューブは外して・・・・
端子も一旦外して接着剤を塗布します。
私は高粘度の黒い瞬間接着剤を使いましたがエポキシ接着剤でもいいと思います。
ハイスピード系のサラサラタイプはすぐに取れるのでダメかも。
で、端子だけ先ほどのチューブに戻して接着!!!
これで背低ヒューズボックスの完成!
マジ南木さんリスペクト。
で次はヒューズを収める為のスペースを確保します。
バッテリーのスペースに入れてもいいんだけどTコネクタが結構体積あるのでヒューズは別の所に収めます。
チャンバーの横の突起を超硬ビットで削り落とします。
コードカバーもこの部分をニッパーで切り取ります。
最終的にこのようになりました。
ヒューズボックスの端子に熱収縮チューブ被せるの忘れた・・・まぁ問題ないでしょう(笑)
因みに反対側もマイナス線と信号線を通す為に赤丸の部分を削り落としました。
ようやくFETの取り付けに入りますよっ!!
FETはモーターのマイナスとバッテリーのマイナスの間に取り付けます。
先にモーター側をハンダ付けしていきます。
両者とも予備ハンダをして・・・・
完了!
上からハンダこてを押し付けるようにするとすぐにハンダ付けできます。
10秒とか長い時間ハンダこてを当ててると熱でFET素子が壊れてしまうので注意ですぞ。
今度は裏返して信号線をハンダ付け!
バッテリー側もハンダ付けして完成!!
上から見るとこのようになりました。
保護の為、箱に付属していた収縮チューブを被せて完成ですっ!
Tコネクタをつけて全て納めたらこんな感じです。
1100mAhのセパレートバッテリーと友になんとかすべて納まりました。
しっかりとスライドカバーも取り付けできました。
バッテリーとアウターバレルは黒いテープ巻けばOKでしょ。
FETを入れたことでスパスパ小気味良いレスポンスになりました。
スイッチも安心だね!
後は気密とショートストロークトリガーをやれば完成なのだ・・・・!
いや、もう完成してサバゲーで実戦投入してるんだけど記事書く時間が無くてね・・・(汗)
ということでまた次回!
続き→ 最強の電動ハンドガンを作る⑦ 気密取り&ショートストローク化
Posted by 大門団長 at 21:42│Comments(3)
│電動G18C
この記事へのコメント
ラパンカスタムの店の場所は何となく分かりました。
ありがとうございます。
店の名前は分かりますか?
ありがとうございます。
店の名前は分かりますか?
Posted by ガッツリ肉好 at 2017年02月04日 21:19
はんだ付け、きれいですね!
大門さんのクラフトマンシップを感じます。
大門さんのクラフトマンシップを感じます。
Posted by カラシタカナ at 2017年02月06日 16:05
ガッツリ肉好様
申し訳ございません、お店の名前は分りません。
もしかしたら名前ないのかも・・・?
カラシタカナ様
ありがとうございます。恐縮です。
はんだはまだまだ修行ですね~!未だに基盤系にはんだ付けするのが怖いです(笑)
申し訳ございません、お店の名前は分りません。
もしかしたら名前ないのかも・・・?
カラシタカナ様
ありがとうございます。恐縮です。
はんだはまだまだ修行ですね~!未だに基盤系にはんだ付けするのが怖いです(笑)
Posted by 大門団長 at 2017年02月11日 00:40
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