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Posted by ミリタリーブログ at

2017年06月26日

電動ハンドガン ハイキャパE用ドラムマガジンジョイント発売!

お待たせいたしました!


ハイキャパE用のドラムマガジンジョイントがようやく発売する運びとなりました。








電動ハンドガン ハイキャパE用 ドラムマガジンジョイント

2980円(税別)


電動ハンドガン ハイキャパEのノーマルマガジンとMP5用400連ドラムマガジンを無加工で接続する為のパーツです。


















サバイバルゲームフィールドSTINGER 公式サイトから購入が可能です。




ヤフオク出品ページはこちら

組み立て方法についてはコチラのページを参照してください。

ハイキャパEでドラムマガジンジョイントを使用するには本体内のノズルを加工する必要があります!


購入はご自身で加工できる方のみでお願い致します。

当方では加工はお受けできません。


また、自分で分解・加工を行うと東京マルイのアフターサーポートが受けられなくなるので自己責任にてお願い致します。















ハイキャパEやUSPは特になんですが、そもそもゼンマイ式多段マガジンを使用することを想定していない設計になっているのです。


なので、今までドラムマガジンを自作された方々はすべからく給弾不良に陥っていたと思います。そして自分の工作に問題があるのではないかと考察されていたでしょうが、実はそうではないのです。







ハイキャパEとUSPのチャンバーはこのように二重球弾防止の為にチャンバー上部にBB弾を一旦保持する窪みがあります。




この窪みとゼンマイ式多弾マガジンの相性が悪いのです。




ゼンマイ式多弾マガジンを使うことで給弾不良を起す原因として大きく以下の2点が挙げられます。


①ゼンマイの弾を押し込む力が強すぎてノズルが前進できなくなる。
②そもそも電動ハンドガンはノズルを前進させる力が弱い


①に関しては初耳の人も多いと思いますが、スプリング式マガジンとゼンマイ式マガジンとでは圧倒的にゼンマイの力の方が押し上げる力が強いのです。そしてMP5用ドラムマガジンはハイサイクルに対応する為に強めのゼンマイを使っているのでなおさらですね。
ですので、チャンバーの天井にある窪みにBB弾が強く押し付けられているのでノズルが前進しきれずに給弾不良&ポロ弾になるということです。
また、最近のロットではマイナーチェンジで気密が見直され、ノズルとピストンヘッドの内径がタイトになっている機種もあり、タイトな噛み合わせが摩擦抵抗になってノズルの前進する力が更に弱くなっています。
摩擦抵抗によってノズルの前進する力が弱くなってたとしてもスプリング式マガジンを使用するなら問題ないレベルの抵抗として計算されていますが、ゼンマイ式の強い弾の押し上げは考慮されていないのです。まぁ当たり前ですよね。


②ですが、ノズルスプリングの力が弱いのもありますが、どちらかと言えば原因はノズルが前進するスピードが遅いことにあります。
引き切ったノズルを一気に開放して勢い良く前進できればゼンマイの力で強く保持されている弾も叩くように押し込めるようになるでしょう。しかし、勢いをつけて押し込むとチャンバー内での弾の位置が発射毎に変わってしまうので弾道がバラついてしまいます。

タペットプレートとセクターギヤの形状を見ると分るのですが、電動ハンドガンはあえてノズルがゆっくりと進むように設計してあります。
ゆっくり弾を優しくチャンバーに送り込むことで毎回同じ場所に弾を保持できるのでフルオート時の集弾性が向上するのです。












電動ハンドガンの給弾の様子はこのGIFを見てもらうとわかりやすいかと思います。




ノズルが前進する際に2発目を少し押し下げてるのがわかるかと思います。

スプリング式だと弾を押し上げる力が弱いので問題なく1発目を窪みから外して給弾しつつ2発目を押し下げることが可能ですが、ゼンマイ式だと弾を窪みに押し付ける力が強すぎて電動ハンドガンのノズルの力じゃ弾をチャンバーに押し込めなくなるのです。
そしてゼンマイ式マガジンはマガジン内のギヤが逆転しないような仕組みになっているのでそもそも弾を押し下げるということを受け付けない構造になっているのも給弾不良を起こす大きな要因となっています。










ゼンマイの強い力に負けずに給弾させるにはノズルの底面をこのように削ることで解決できます。








この加工をすることで2発目を押し下げる量を減らすことができます、つまり前進するための抵抗を減らすということです。

この程度の押し下げ量ならゼンマイの逆転機構も誤差の範囲内になります。






因みに、電動MP7A1は2012年以前のロットでゼンマイ式マガジンを使って給弾不良を起す個体が多かったのですが、原因は同じです。

ですのでMP7でもマイナーチェンジ後のロットではノズルの底がこのように平らになっています。












電動ハンドガンでもこの加工をすればゼンマイ式マガジンを使っても給弾不良を起こすことなくフルオートで撃てるようになります。





分解さえできれば後はカッターナイフやデザインナイフで鉛筆を削る要領で少しずつ薄くしていけばOKです。



もしこの加工をしても給弾不良を起す場合はノズルスプリングのヘタリ、タペットプレートとセクターギアの磨耗も考えられますのでパーツの交換を行ってください。
また、ドラムマガジン内のギアが渋い場合も給弾不良になる場合もありますので、分解してシリコンメンテナンススプレーを吹き付けてみてください。





分解方法は電動拳銃工房さんの分解手順を参考にしてみて下さい。

電動ハンドガン・Hi-CAPA Eの分解 1/6ページ
(電動拳銃工房さんいつもありがとうございます)







以上の事を踏まえ、あくまでも自身で加工が出来る方のみご購入くださいませ。

当方では対応できませんので予めご了承くださいませ。


また、ドラムマガジンジョイントは多少無理のある設計になっているので取り扱いには十分注意してください。
普通にサバゲーで使ってる分には問題ありませんが、転んでぶつけたり、荷物の下の方に入れて圧力がかかったりすると接続部分で折れてしまいます。








加工をするとこのようなフルオートが可能になります




本体に加工が必要なので発売を延期していたってことです。

加工ができないと使えないので万人にはオススメできません!加工できる方のみご購入下さいませ。

何度も書きますが、当方ではノズルの加工は承っておりませんので予めご了承くださいませ。





  

Posted by 大門団長 at 19:26Comments(0)電動ハイキャパ