2020年02月20日

集弾性がダメダメな中古電動ガンをカスタムする!②

ということで前回の続きになります。

動画の方が細かく説明しているので是非ご覧ください。







さて、アウターバレルをカットしたのでそれに伴いインナーバレルもカットする必要があります。


どのくらい飛び出てるか確認するために アウターバレルにインナーバレルを入れてみますがチャンバーが上手く入りません。

どうやら G & P のアウターバレルには VFC のチャンバーが入らないようです。





VFC のチャンバーの羽が広すぎるようなのでリューターで削っていきます。



羽を1 mm 削ることでG&Pのアウターバレルに収めることができました。








このくらい飛び出ているのでカットしていくことにします。












いつもはグラインダーでカットしてしまいますが今回は動画でビギナーに向けての解説なのでとっつきやすいパイプカッターでカットしていきます。















パイプカッターでカットした場合は必ず内側に針ができてしまうのでこれは処理していきます。



動画では鏡面仕上げにしていますが実際は400番のやすりで整えるくらいで問題ないかと思います。







内側のテーパーはデザインナイフでカットしています。 まあこの辺は面取りカッターを使った方が簡単かもしれませんね。













今回の銃の弾の散りの原因であるインナーバレルの 内側にこびりついた BB 弾のワックスを除去していきます。

BB 弾のワックスは乾拭きでは取ることができないので私はいつも溶剤を使っています。

まずは硬めに丸めたティッシュをインナーバレルの先端に詰め込み溶剤のボトルにドブ漬けします。

ティッシュが溶剤を十分に含んだらアクリル棒でそれをゆっくり押し出します。

これを綺麗になるまで繰り返します。

今回はこれを3回ほど繰り返したところできれいになりました。






私は原型制作などで用剤を大量に使うので1 L のアセトンの溶剤を使っておりますがインナーバレルをクリーニングするだけなら250ミリリットルの小さいものを買うと良いかと思います。









ではメカ BOX の取出しにかかります。




なんとモーターはガーダーのトルクタイプのモーターが入っておりました。 横にネジが付いているので分解して整備が可能なモディファイドモーターになりますね。



これは今後、何かの銃にダブルセクターギアを使う場合に使用したいと思います。




なんだかんだでメカ BOX の取出しが完了です。



VFC の電動ガンのメカボックスの取り出し方法は過去に記事に書いてありますのでそちらを参照してください。

https://daimonseibukeisatsu.militaryblog.jp/e571917.html

https://daimonseibukeisatsu.militaryblog.jp/e914406.html



次回は中身の確認とメカボックスの洗浄に入っていきます。


長くなりますのでまた次回です。




  

Posted by 大門団長 at 21:32Comments(3)

2020年02月17日

集弾性がダメダメな中古電動ガンをカスタムする!①

いやはや、過去最大に記事更新を怠ってしまいました。

今やウェブコンテンツは文字文化よりも完全に動画文化にシフトしており、私も情報発信する媒体はYouTubeに軸足を置いて行こうかと思っています。

かといってブログをやめるわけでは無いので今後ともお付き合いいただければと思います。





さて、レベルアップサバゲーは友人のてっちゃんのアカウントを間借りしていて私が情報発信していく上で色々と不都合もあるので今後は私自身のチャンネルにコンテンツを投下していく形にします。てっちゃんも日ごろから「あ~俺のチャンネルが乗っ取られた~」とボヤいているので(笑)


ということで私のチャンネルの方、登録お願い致します。

大門団長YouTubeチャンネル








さて、今回は私のチームの猟犬(アタッカー)が中古の電動ガンを直して欲しいと泣きついてきたので修理してあげたいと思います。





この模様については早速動画をアップしたわけですが、動画を見るよりブログでサラっと見たい方も居ると思いますのでブログでも紹介していきます。









仲間が買ったのはVFCのSR635 ナイツ8.5インチってやつですね。


VFCは3年前くらいに全ての商品名を一新していますが、この銃はそれ以前の物になります。


地味にレシーバーがコルトライセンス、ハンドガードがナイツライセンスというプレミアムな銃です。

今のVFCはパテントの関係でラインナップが大幅に減ってしまい、ミリタリーラインも刻印はVFCオリジナルになってしまったのが非常に残念なところ。


まぁそれだとしてもVFCは海外製の電動ガンの中でも出来が一番マトモなので好きですけどね。











で、仲間が言うには弾が25mで散りまくるということなので預かってみると・・・・・
















原因は一目瞭然(笑)


こんなきたねーのは久々に見たぜ!!

バイオBB弾のワックスがこびりついています。相当暑い日に撃ちまくったんでしょうね。こりゃ散るわ!













初速はこんな感じでした。


流石に初速のブレが4m/s近くになってくると困りますね。












サイクルは秒間16発でした。













バッテリーはこんなコンディションのものを使って計測しています。

















早速カスタムしていきますが仲間がこのハンドガードをつけてくださいと預けてきました。



マッドブルのハンドガードですね。





それに合わせてアウターバレルは G & P のものを使います。






フロントサイトはアームズのレプリカですね。このレプリカはいろんなメーカーが出していますが全部ダメな出来です。






アッパーとロワを分解しました。分解方法に関しましては以前に記事をアップしておりますのでそちらを確認してください。



VFC アヴァロン レオパルド ♯3 分解&調整 前編




カスタムはいつも通りインナーバレルの長さを決めてからシリンダー容量、ピストン、スプリングを決めていく形になります。


ですから外装のカスタム依頼があった際はまず最初に外装を組み立ててしまいます。










このハンドガードは非常に取り付けが楽でいいですね











フロントサイトを取り付けようと思いましたが取り付けるための溝がハンドガードとかぶってしまいました。









しかしアームズのサイトは何と締め付けるだけのものでピンタイプではありませんでした。






締め付けてもかなりユルユルだったので定番のアルミテープでかさ増しをします。








G & P のアウターバレルが正ネジだったので正ネジを逆ネジに変換するアダプターを用意!








これでアッパーは完成です。







この長さに合わせてインナーバレルをカットします。







ということで長くなってしまうので続きは次回!




  

Posted by 大門団長 at 20:27Comments(0)

2019年11月27日

【レビュー】実銃用ドットサイト SIG SAUER ROMEO5は実際どうなのか!?

今回はスティンガーのお客様からSIG SAUERの実銃用ドットサイト ROMEO5をお借りいたしましたのでブログの方でもレビューいたします。




借り物なのでゲームでは使っていませんが、今まで色んなドットサイトを扱ってきた経験やオタク的見地から徹底的にレビューしたいと思います。

レベルアップサバゲーでのレビュー動画はこちら↓







ROMEO5は1年ほど前からあるサイトで、個人輸入して買っている方もちらほら居ましたが、今年の夏にLayLaxがSIG SAUERと契約したことで簡単に買えるようになりました。SIGブランドのドットサイトが3万円以内で買えるのだから素晴らしい時代になりましたよね。

SIG SAUER(シグザウワー) [国内正規品]ROMEO5 COMPACT RED DOT SIGHT, 1X20MM, 2 MOA RED DOT, 0.5 MOA ADJ, M1913, BLACK[SOR52001]




さて、レビューしていきますよ。

割とシンプルなミフタ箱で、箱はレプリカドットサイトと同じ感じですね。







付属品はこのような感じになっています。


ローマウントも付属なのでハンドガンやSMG、AKなどにも取り付け可能ですね。



AimpointのT1ドットサイトをを模した形をしているので見た目に関してはもう皆さん見慣れているので違和感ないかと思います。




横にははっきりとシグザウエルの刻印があってテンションが上がりますね。




上側にはスイッチなどのボタン類があります。


プラスかマイナスを長押しすると電源が ON になります。




レティクル調整の為の道具も付属しています。






バッテリーはおなじみのCR2032になります。


連続点灯時間はなんと40000時間!!

約4年半も点けっぱなしで使えるという!


また加速度センサーが入っているので120秒動かさなければ電源が勝手にオフになり、 少し動かすとまた勝手に電源がオンになる仕組みになっています。

ゆっくり動かした程度では点灯はしないようです。


ドットサイトの消し忘れはサバゲーマーあるあるなのでこれは非常に良い機能かと思います。





レプリカのT1ドットサイトと見比べてみましょう。



左:レプリカ 右:ROMEO5



はやりレンズの透明度は実銃用に軍配があがりますね。



ドットの輝度は8段階になります。
















8段階目から7段階目までの落差が激しく、また4段階目より下の変化はほとんどわからないレベル。

4段階より下は暗めの室内フィールドでしかえない感じですかね。野外フィールドでは8か7がメインになるかと。4より下は視認が困難になる輝度になっていますので実質的には8段階から5段階までが使用可能な輝度かと思います。




さらに輝度を下げるとナイトビジョンモードになります。





ナイトビジョンモードといっても赤外線 LED が点灯するわけではなく、肉眼でも視認できる赤色LEDをかなり暗くすることでそれをナイトビジョンモードとしているようです。




次は日本代表の実銃用ドットサイト サイトロンジャパンのMD-33XXと比較してみたいと思います。














レンズ径が違うのもありますが、ROMEO5と比べるとSD-33XXはかなり大柄に見えますね。





重さの比較





150gは軽量で良いですね。


裏側のマウントはもちろんT1規格になっているので同じです。





レンズの透明度は同じですね。








ドットの比較

左がROMEO5で右がSD-33XXです。

この写真の輝度はROMEO5がMAXの8でSD-33XXもMAXの11になっております。


で、ちょっと気になったのがドットの大きさです。
一応、公称ではROMEO5が2MOAでSD-33XXが5MOA となっておりますがどちらもドットの大きさが同じです。

ROMEO5は2MOAではなく5MOAのようです。





この写真はROMEO5の輝度を1段階下げた状態で、SD-33XXはMAXの11から4段階下げた7にしている状態です。手動でピント合わせてますが2MOEと5MOEの差は感じられません。


あと、ROMEO5は1段階下げただけなのにSD-33XXの7相当まで一気に輝度が下がってしまっています。

やはり8と7の差が激しいですね。

まぁ普通に使う分には問題ないかとは思いますが。



しかし、一応実銃用ドットサイトなのでMOAの数値は信用していたのですが2MOA ではなく5MOA相当だったのはアレですね。
間違いなく2MOAよりは大きいかと。







鉄砲に乗せてみましたがやはり似合いますね。


この銃の記事はコチラ











この銃の記事はコチラ



総評

ドットの大きさが公称と違ったのと、輝度調整の落差が激しかったり。実銃用としては気になる部分がありましたが、連続点灯時間が4万時間もあるのと、加速度センサー内蔵による自動ON-OFF機能があるだけでも買いかと思います。



ROMEO5はHOLOSUNのOEM製品と言われており、同じ性能のドットサイトが同じ価格帯で買うことができますが、同じ性能で同価格帯ならば実銃メーカーであるSIGの冠がかぶせられているROMEO5の方が買う価値が高いかと思います。

SIGはOEMではなく独自の生産ラインで作っていると主張しているらしいですが、ラインナップを見るとどう考えてもHOLOSUNのOEMですね(笑)
HOLOSUN製品をベースに外装をSIG仕様で作ってもらっているっぽいので言っていることは嘘ではない気がしますが。
スペックと形状がどう考えてもHOLOSUN。



ということで、ROMEO5はあのSIGの製品という価値が乗っかっていますし、ライフルはもちろんサブマシンガンにも似合います。なんならハンドガンにも載せるのがアリなサイトなのでこれから初めて実銃用ドットサイトを買う方はSIGのドットサイトを1個買っておけばそれで全てを賄えるので良いのではないかと思います。オススメできます。


レプリカ光学機器をのべ14個、実銃用サイトを2個買った私が言います。レプリカ買うなら少し金ためて実銃用を買え!!

なんなら実銃用持ってるのに今年もレプリカのC-MOREドットサイトを買ってやっぱ微妙だな~なんて思ってますからね。学ばない私です(笑)

C-MOREはレプリカの中ではマシな方なんですけどゼロイン時に左右合わせて、今度は上下調整するとドットが斜めにズレていくので微妙です。
まぁ使えなくはないですが。




ということでまた次回!



  

Posted by 大門団長 at 21:28Comments(0)照準機器(サイト類)