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Posted by ミリタリーブログ at

2017年09月11日

ハイキャパE 初速アップカスタム!

ということで初速アップカスタムを施したので紹介していきます。


今回はフリーダムアートさんのハイキャパE用SAアダプター&ロングバレルsetを組み込みました。






私のブログを参考にしてプリコックできるスリムステップ3をハイキャパに組み込んだ方がスティンガーを貸切してくれたのですが、その際に銃を見せてもらうとフリーダムアートさんのロングインナーバレルが組み込まれていました。

電動ハンドガンでプリコック!ハイキャパEがキレッキレに!前編 
電動ハンドガンでプリコック!ハイキャパEがキレッキレに!後編




話を聞くとこのインナーバレルを入れただけで初速が3m/s上がったということなので私のハイキャパE入れてみることに。





フィールド経営しているとお客さんの銃とか見せてもらう機会が多いから物欲が増進されて困りますな(笑)







初速アップするだけならロングインナーバレルだけ買えばいいのですが









ロングインナー付けるとマズルから飛び出てしまいますし、ハイキャパEはインドア用ということでトレーサーとかも付けたいのでサイレンサーアダプターとセットになっているものを買いました。






余談ですがハイキャパEにサイレンサーをサイレンサーを取り付ける場合は以下のパターンがあります。

まずは東京マルイ 電動ガン ハイキャパE用 マズルアダプターを装着する方法。


一番ベターで確実な方法ですね。
欠点としてはホルスターに入らなくなることでしょうか。そしてこれは個人的な感覚になりますがあまりカッコ良くはないかな。
見た目とか気にしねぇ!手軽にサイレンサー取り付けてぇんだ!って方はこれを選ぶと良いでしょう。

レールが付いているからドットサイトとかも乗っけられますしね。






もう1つがフリーダムアート 東京マルイ ハイキャパE 用 サイレンサー アダプター。


これはハイキャパEのマズル(銃口)にM14逆ネジのパーツをプラハンマーで叩き込んで取り付ける方法。
メリットとしては外観を損なわないところですね。
ただ、プラハンで叩いて入れるっていうのは作業に慣れている人じゃないと難しいので万人にお勧めできる物ではないかもしれませんね。
フィールドでこれを使用している何人かの人に話を聞きましたが、かなりガッチリ固定されているので外れる心配はないとのこと。むしろ二度と取れないとか(笑)









もう1つがNEOX サイレンサーアダプター 東京マルイ 電動ハンドガン ハイキャパE用。


これはベースとサイレンサー取り付けネジが一体となっているアルミ削り出しのパーツですね。
そのまま本体にネジで取り付けるだけなのでプラハンで叩き込むタイプに比べると簡単と思われますが、取り付けた方の話を聞くとほんの少しだけ寸法が違うので取り付けの際はコツが要るとのこと。













で、最後がフリーダームアート ハイキャパE用 サイレンサーアダプター。
http://freedomart.cart.fc2.com/ca40/193/p1-r40-s/



これもベースとサイレンサー取り付けネジが一体になっているもので、NEOXのものとは違って樹脂(プラ)で出来ているものです。
元のマズルよりも重さが1/3程度なので銃の軽量化になりますね。樹脂なので強度を心配される方も居るかと思いますが、マルイのサイレンサーアダプターもネジ部分が樹脂ですから気にしなくていいんじゃないですかね。

しかし、購入するにはフリーダムアートのメーカー直売HPから購入するしかありません。
生産費が高くて一般流通させるのが難しいのだとか。











で、私が購入したやつはこの樹脂のハイキャパE用サイレンサーアダプターとロングバレルがセットになったやつというわけ。













かなりマストな選択をしたと思う。理由は後ほど。



















さて、組込みしていきますよ!

説明書が同梱されていました。



写真付きで分りやすく書いてくれてる!イイネ。




















Oリングをインナーバレル先端の溝に取り付けました。このOリングの役割は後ほど説明します。















どんどん分解。ハイキャパEは完全にマスターしましたわ。


















ではマズルを交換していきますが、その前に純正と見比べてみます。





おお?どうやらこの商品はマルイのマズルに叩き込み式のアダプターを取り付けたものを型取りして樹脂成型したものっぽいですね。

原型師の団長が言うのだから間違いないぞ。

マルイのマズルは鋳造品なんだけど、鋳造特有の表面にある微細な凸凹やパーティングラインまで見事に複製されてる。
そんで、インナーバレルが通るところは原型にパテ盛ってタイトにしたような跡があるな。

因みに、原型品をシリコンや石灰で型取りしてABS樹脂とかで複製して小ロットで生産してくれる業者がけっこうあるんだけどそういうところに外注して作ってもらってるのかな?
こういう業者は金型作るほど資金が無い時や、金型作ってまで大量生産するようなものじゃない部品とかを作るのに重宝するんですよ。


ただ、こういう小ロットの樹脂成型を発注するとどうしても1個あたりの単価が高くなっちゃうんだよね。だからフリーダムアートの直売HPのみの販売なんでしょうな。


問屋に卸すとなると利益確保の為に販売価格が倍近くになるんじゃないかな。多分だけど。

因みに私もハイブリッドサイトを販売する際にこういう業者に見積を出したんだけど1個あたりの生産費が予定していた販売価格と同じになったので諦めました(笑)

以前モデリングした電動ハンドガングロック 18C用のSALIENT ARMS Tier1スライドも見積出したら1個あたりがとんでもない値段になったのでお蔵入りになりましたね。









話がそれましたが、このフリーダムアートのアダプターは純正を型取りしてるから寸法は間違いないってことですので取り付けには何の心配も要りません。












うんちく入れ込んでたら話が進まない・・・・(汗)






さて、お次はインナーバレルの交換です。















サクっと分解。























フリーダムアートの販売ページを見ているとHOP窓が純正よりも拡張してあることがアピールされていたのだけどどういう効果があるんだろう?



















ホップパッキンを取り付ける際はここに高粘度グリスを塗っておくと気密アップにつながります。っていうかもっと粘土の高いやつじゃないとホントはダメなんだけどね(笑)
マルイの高粘度じゃエアーで吹き飛ばされていくので。中華電動ガンのメカボとかに使われてるレベルのやつじゃないと。




















組込み完了!


















マズルも本体に問題なく取り付け完了!バチピタでした。




















さて、記事の前半で「このセットがマストな選択」と書いた理由を。








こういうことです。



・トレーサーなどの重い物を取り付けても奥までインナーバレルが入っているので重さで垂れることが無い。
・上方向への負荷が掛かった場合はOリングで受け止めている。



これによってガッチリと固定されるのだ。


このマズルとロングインナーバレルのセットがマストと書いた理由がこれです。










あまりピンと来ていない方の為に純正インナーバレル長だった場合に発生してしまう症状を説明します。




ハイキャパEのフレームの先端は肉厚が薄いから樹脂伸張で歪みやすい。そしてノーマルの純正バレル長だとネジの直上までしかバレルが来ていないので重さを支えてくれない。だからトレーサーやサイレンサーなどの重い物を取り付けるとマズルがネジを軸にして歪んでしまうのだ。



スティンガーのお客さんでもこれでトレーサーが下に垂れてトレーサーの内部に弾が当たってしまうという方が居ました。







ロングインナーバレルにしてここまでバレルが来ていればトレーサーやサイレンサーの重さをバレルが受け止めてくれるから垂れないということです。そして後ろ側からはOリングが押さえつけてくれているので前後にブレないようになっている。











ですから、フリーダムアートの叩き込み式アダプターやこの樹脂アダプターを使う際はインナーバレルも一緒に交換するのがマストというわけです。

NEOXのアダプターの場合も同様ですね。垂れる症状は抑えられるかと思います。ただ、Oリングの位置はピッタリ来るか分りませんが。










で!


気になる初速ですが・・・

機種はX3200 弾はマルイの0.2gプラ弾です。


ノーマル状態だと10発撃った際の平均値が68.50m/sでした。









ロングインナーバレルに交換すると・・・・










71.50m/s





お客さんが言ってた通り、3m/sアップしました!

メカボックスを弄らずインナー交換だけで3m/sアップというのはなかなか良いですね。




グロックなんかは加速シリンダーなのでロング化するとエア容量が足りなくて初速下がったりするんですけど、ハイキャパは元々銃身自体が長いからインナーバレルも長め。

それに伴ってフルシリンダーが入っていますが、内径が純正と同じであるインナーバレルを2センチ伸ばして初速が上がったということはもともとシリンダー容量に余裕があったということですね。


ハイキャパEは銃の長さの都合であのバレル長ですが、もしかするとフルシリンダーにはこのフリーダムアートのロングインナーバレルが適正な長さだったのかもしれませんね。










私が今回組み込んだのは内径が6.03mmの純正同様のものでしたが、同社のタイトロングインナーバレルだったら更に初速が1m/s程度は上がりそうですね。










そしてそして、




電動拳銃工房さんを参考に作ったこのフルストロークピストンを入れればエア容量がアップするので更に2~3m/s上がりそうな予感!




このピストンの作り方は電動拳銃工房さんで解説されていますよ。

電拳カスタム・ハンドガン編 コン電用のピストン移植 1/9ページ





スプリングをノーマルのままメカボに負担をかけずにどれだけ上げられるかやってみるか・・・。面白そうだな。








電動ハンドガンつながりで、お知らせを!







電動ハンドガン グロック18Cの分解修理動画です。写真だけだと分らない部分もあると思ったので動画にしました!

長いですが見て下さい!そしていいねを押してください(切実)





ということでまた次回!











  

Posted by 大門団長 at 21:30Comments(0)電動ハイキャパ