2017年07月21日
電動ハンドガンでプリコック!ハイキャパEがキレッキレに!前編
最近は電動ハンドガン ハイキャパEにお熱な大門団長です。
ここ1ヶ月くらいは商品開発の記事ばっかり続いてて、昨日自分で読み返してみて「つまんねーなこのブログ・・・」って思ったのでちゃんとした内容を書きますよ(笑)
で!今回はインドア最強の銃を作ろうということで、電動ハンドガン ハイキャパEをプリコックできるようにしてセミをキレキレにしたいと思います!
長くなるので前編と後編に分けます。後編では音声波形を使ってレスポンスの違いを見ていきますよ。
後編はコチラ


今回使用するパーツはキットボーイさんのスリムステップ3です。

なんと2009年頃に発売された商品で、その頃はまだFET自体の一般的な認知度は低い時代でした。
FETにプリコック機能を搭載して発売したことに関しては先駆けと言える商品です。(FCUでピストンをプリコックさせるという考え方自体はもっと昔からあった)
この黄色いところが、ドライバーで回せるボリュームになっております。
ここを回すことで電流の制御を行い、ピストンの後退位置を任意に調整する「プリコック」が可能となります。

プリコックと言えばビッグアウトさんの「DTM」が有名ですね。
DTMはマイコンのプログラムにより、段階的に後退位置を設定したり、セクターギヤの回転を検知して電流の流れを止めたりもできる「デジタルタイプ」になるのですが、スリムステップはボリュームダイアルによってリレー回路の時間を制御することで無段階にピストン位置を調整できる言わば「アナログタイプ」と言えます。
半導体を使っているからといって無条件にデジタルになるわけではない。
知らない人の為にプリコックとは何かを説明してみたいと思います。
基本的に電動ガンはピストンは前進した状態からモーターが回り始めてピストンを動かします。

GIFを見てわかる通り、ピストンを引き切ったところで弾が発射されますね。

東京マルイのスタンダード電動ガンの場合はギヤ比が18:1が基本となっています。
18:1というのは端的に言うとモーターが18回転すれば弾が発射されるという意味です。厳密に言うとノーマルでもほんの少しだけピストンは引かれてる状態なので18回転で1発ではないが。
因みにハイサイクル電動ガンはギヤ比が13:1なのでスタンダードよりもモーターの回転数が少なく発射できるというわけですね。
プリコックというのはこのようにピストンを引いた状態で止めておき、この状態からスタートすることを言います。

プリコックを和訳すると「最初から引いておく」という意味です。
FCUの電流制御によって予めピストンが引いてある訳ですから次にトリガーを引いた際に少ない回転数ですぐにピストンが落ちて弾を発射することができるようになります。
なのでプリコックをしておけばセミのレスポンスが良くなるということですね。
で、前も書いたのですが、このようにプリコックをすることが出来る商品のことを「DTM」と呼称する人が居ますが、DTMはビッグアウトさんが発売している商品の名前になります。
まぁ便宜的にDTMで通じるので問題ないっちゃあ無いんですが、一応正しい知識は持っておきましょう。
プリコックをしたり、フルオートのサイクルを調整したり、バースト射撃をできるようにするパーツのことを総称して「FCU」と言います。
FCUはファイアコントロールユニットの略です。

さて、講釈垂れるのはほどほどにして組込みしていきますよ!

ところで、なんでハイキャパEにスリムステップ3を入れようと思ったかというと、スティンガーのお客さんでハイキャパEにコレをやっている人が2人居たから(笑)
撃たせてもらったらプリコックによるキレがすごくて自分でも1丁作りたいなと。
電動ハンドガンは全種類買いまして、色々と比べるとハイキャパEが一番良いなと。
後発の機種なので色々な問題点がクリアーされている。
ホップがドラム式ってのはかなり良い。
インドアは頻繁に持ち手を変えるのでセレクターとセーフティがアンビなのも利いてくる。
で、問題なのがこのスリムステップ3が外見を変えずに内蔵できるかってとこですね。
お客さんは無理だったらしく、アンダーマウントにライトを取りつけてその中にスリムステップ3を仕込んでいました。

どうにかこのバッテリースペースに納めらんねーかなー

とりあえずこの2つのリブが邪魔だから削ってしまおう。

このリブは純正バッテリーが斜めに入るようにするための支えだから削っても強度的には問題ない。
いつもの超硬ビットでズババーっと。

とりあえず横に並べていけないだろか?と思ったら入らなねぇ・・・!

まて、上下に重ねたらいけないか?スリムステップ3が下で・・・

おおっ!バッテリーも入ったぞ!

もちろんアウターバレルはオミット。
※2017年8月26日 追記
どうやら2017年3月以降に発売されたオプションNo.1の新型の薄くなったリポじゃないとバッテリースペースに入らないみたいです。
古いタイプは少し分厚いみたい。
配線も良い感じに収まりやがる!!

しかも!
プリコック調整ボリュームが外部バッテリー用の穴の位置にジャストイン!!!

これはイケる!いい銃になりそう!
これで流れは掴んだので後は上手いこと配線すれば勝ちだぜ!!
ということで後半は明日更新します!
後編はコチラ
ここ1ヶ月くらいは商品開発の記事ばっかり続いてて、昨日自分で読み返してみて「つまんねーなこのブログ・・・」って思ったのでちゃんとした内容を書きますよ(笑)
で!今回はインドア最強の銃を作ろうということで、電動ハンドガン ハイキャパEをプリコックできるようにしてセミをキレキレにしたいと思います!
長くなるので前編と後編に分けます。後編では音声波形を使ってレスポンスの違いを見ていきますよ。
後編はコチラ


今回使用するパーツはキットボーイさんのスリムステップ3です。

KITBOY FETスイッチ スリムステップ3
posted with カエレバ
なんと2009年頃に発売された商品で、その頃はまだFET自体の一般的な認知度は低い時代でした。
FETにプリコック機能を搭載して発売したことに関しては先駆けと言える商品です。(FCUでピストンをプリコックさせるという考え方自体はもっと昔からあった)
この黄色いところが、ドライバーで回せるボリュームになっております。
ここを回すことで電流の制御を行い、ピストンの後退位置を任意に調整する「プリコック」が可能となります。

プリコックと言えばビッグアウトさんの「DTM」が有名ですね。
DTMはマイコンのプログラムにより、段階的に後退位置を設定したり、セクターギヤの回転を検知して電流の流れを止めたりもできる「デジタルタイプ」になるのですが、スリムステップはボリュームダイアルによってリレー回路の時間を制御することで無段階にピストン位置を調整できる言わば「アナログタイプ」と言えます。
半導体を使っているからといって無条件にデジタルになるわけではない。
知らない人の為にプリコックとは何かを説明してみたいと思います。
基本的に電動ガンはピストンは前進した状態からモーターが回り始めてピストンを動かします。
GIFを見てわかる通り、ピストンを引き切ったところで弾が発射されますね。

東京マルイのスタンダード電動ガンの場合はギヤ比が18:1が基本となっています。
18:1というのは端的に言うとモーターが18回転すれば弾が発射されるという意味です。厳密に言うとノーマルでもほんの少しだけピストンは引かれてる状態なので18回転で1発ではないが。
因みにハイサイクル電動ガンはギヤ比が13:1なのでスタンダードよりもモーターの回転数が少なく発射できるというわけですね。
プリコックというのはこのようにピストンを引いた状態で止めておき、この状態からスタートすることを言います。
プリコックを和訳すると「最初から引いておく」という意味です。
FCUの電流制御によって予めピストンが引いてある訳ですから次にトリガーを引いた際に少ない回転数ですぐにピストンが落ちて弾を発射することができるようになります。
なのでプリコックをしておけばセミのレスポンスが良くなるということですね。
で、前も書いたのですが、このようにプリコックをすることが出来る商品のことを「DTM」と呼称する人が居ますが、DTMはビッグアウトさんが発売している商品の名前になります。
まぁ便宜的にDTMで通じるので問題ないっちゃあ無いんですが、一応正しい知識は持っておきましょう。
プリコックをしたり、フルオートのサイクルを調整したり、バースト射撃をできるようにするパーツのことを総称して「FCU」と言います。
FCUはファイアコントロールユニットの略です。

さて、講釈垂れるのはほどほどにして組込みしていきますよ!

ところで、なんでハイキャパEにスリムステップ3を入れようと思ったかというと、スティンガーのお客さんでハイキャパEにコレをやっている人が2人居たから(笑)
撃たせてもらったらプリコックによるキレがすごくて自分でも1丁作りたいなと。
電動ハンドガンは全種類買いまして、色々と比べるとハイキャパEが一番良いなと。
後発の機種なので色々な問題点がクリアーされている。
ホップがドラム式ってのはかなり良い。
インドアは頻繁に持ち手を変えるのでセレクターとセーフティがアンビなのも利いてくる。
で、問題なのがこのスリムステップ3が外見を変えずに内蔵できるかってとこですね。
お客さんは無理だったらしく、アンダーマウントにライトを取りつけてその中にスリムステップ3を仕込んでいました。

どうにかこのバッテリースペースに納めらんねーかなー

とりあえずこの2つのリブが邪魔だから削ってしまおう。

このリブは純正バッテリーが斜めに入るようにするための支えだから削っても強度的には問題ない。
いつもの超硬ビットでズババーっと。

とりあえず横に並べていけないだろか?と思ったら入らなねぇ・・・!

まて、上下に重ねたらいけないか?スリムステップ3が下で・・・

おおっ!バッテリーも入ったぞ!

もちろんアウターバレルはオミット。
※2017年8月26日 追記
どうやら2017年3月以降に発売されたオプションNo.1の新型の薄くなったリポじゃないとバッテリースペースに入らないみたいです。
古いタイプは少し分厚いみたい。
配線も良い感じに収まりやがる!!

しかも!
プリコック調整ボリュームが外部バッテリー用の穴の位置にジャストイン!!!

これはイケる!いい銃になりそう!
これで流れは掴んだので後は上手いこと配線すれば勝ちだぜ!!
ということで後半は明日更新します!
後編はコチラ
KITBOY FETスイッチ スリムステップ3
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