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Posted by ミリタリーブログ at

2013年08月01日

レプリカ Micro T-1ドットサイト 完全分解ガイド②

前回の続きになります!



分解したところまでだったので今度は修理していきます。
















診断した結果、LEDが死んでいたので新しい物に交換します。使用するのは3ミリ砲弾型LED(赤)です。NO.17 高輝度LED(赤色・3mm)


LED単体5個入りが欠品していたので仕方なくコード付き1個入りを買いました。







3Vの電圧で点灯します。とりあえずLEDユニットにズボっと入れて点灯させてみたの図。後ろから光が漏れているので遮光しなければなりませんね!












LEDユニットの側面に凹があるので筒の凸にあわせて後ろからスライドさせて取り付けます。


矢印の分だけ位置を前後させることが可能で、前後させることでドットの位置が若干上下しますが殆ど変わりませんでしたのでテキトーな位置で固定すれば良いかと思います。







筒にセットした状態で点灯させ、後ろから覗いた図。綺麗に反射してて夕日みたい?LEDユニットに穴の空いたアルミシートを貼ると小さいドットになるわけですね。















LEDユニットにシートを貼ってみました。普通の糊で問題無いですが私は瞬間接着剤を流し込みました。こういう材質の場合はエポキシ系接着剤が間違いない選択です。


因みにレンズ覗いたらドットの上に赤い線が入ってる!っていう症状の場合はアルミシートの端から光が漏れているのでそこを遮光してやれば解決できる問題です。










ちゃんとドットになって見えてます。光が漏れてドットの上に線が入ってますね・・!












LEDの光が後ろに漏れているのが煩わしいのでメタリックカラーで遮光します。当ブログで度々登場しておりますね!筆でベッタリ塗ってやればOK!シートの隙間から漏れてる光も遮光しました。


金属粒子が含まれているので通常の顔料系塗料よりも遮光性が高いです。ちなみにマッキーに代表される油性ペンは染料系で遮光できませんので注意ですぞ!ポスカは顔料なのでイケるハズです。








画像はありませんが、前側のネジロックで留めてあったリングを取り付けると中の筒が固定されます。














筒は前側だけ固定されていて、後ろ側は上下左右自由に動くことができます。青い線はちょっと大げさ気味に書きましたが・・・
















板バネで右上にテンションをかけておき、上と右のレティクル調整用ネジを締め込むと任意の場所にドットを持ってくることが出来る仕組みになってます。















んで、上の画像ではバネを元あった場所に戻してますが、赤丸の部分がどう考えても邪魔なので取り除いてます。



ペンチで切れなかったのでつまんで曲げて戻してを繰り返すとポキっと折れました。固体によってはこの赤丸の部分のせいでレティクル調整範囲が狭くなってるものもある気がします。











この時点でレティクルがしっかり調整できるかテストしてみます。上下調整用ネジだけを締めこむと矢印のように左下にドットが行ってしまう症状が起こりました。











なんでかと思ったらハウジングと筒の間の緑で囲った所に太さ1.5ミリの導線が通っているからでした!この場合レティクル調整範囲が赤枠のようになります。


分解する前の最初から取り付けられていた導線も太さが1ミリだったのでT-1レプリカのレティクル調整範囲が狭いのは仕様かもしれません。











じゃあ細い導線にすれば調整範囲広がるじゃん!ということで買ってきました。HP-32 コード付LED(黄)


ミネシマというメーカーの極小LEDです。この導線が細くて良い感じ!細さ0.5ミリほどなのでかなり期待できます。エナメル線でも構わないと思います。

ついでに艦船模型用の0.08ミリ銅線も買いましたが皮膜が無く、ショートする恐れがあるので皮膜付きのミネシマにしました。










最度分解してLEDの根元から導線を交換します。


ハンダ付けのコツは予め対象物を有る程度温めておく事です。冷たい物にはハンダが乗り辛いからです。ただ、必要以上に温めすぎるとLEDの発光部分が壊れてしまうので注意ですぞ!











導線を細くするのも大事ですが中での配線もかなり重要です。
上が良い例で下が悪い例です。




微妙な差ですが分解して構造を見た人なら分かると思います。










筒に線を這わせるときも赤枠のスペース内に収めれば、配線を取り替えなくてもある程度調整範囲が広がるはずです。




こんな感じ。


赤い線が直角に曲がるところで配線を瞬間接着剤で固定すれば尚良いです。







T-1レプリカのレティクル調整範囲が狭い!という方は配線が原因なので、大陸製品に泣き寝入りせず日本人として立ち向かって欲しい次第でございます。








というか画像と文章で説明すんの限界!!!ボーナスが80万も出たワラシナに責任取ってもらいます。











そんなこんなでレティクル調整範囲は広くなりました!






筒を入れて・・・・












基盤にハンダ付けして・・・・あとは分解したときと逆手順で元に戻ります。












とりあえず完全分解ガイド終了です!



なんか説明難しくてスゲー疲れたのではなちゃんの画像をば。