2016年02月17日
サバゲーの戦術について①
最近、メッセージなんかでサバゲー戦術のことについて書いて欲しいと言われることがあるので私なりの考え方なんかを書いていこうかと思いますよ!
書きたいことは山ほどあるのですが、実際にフィールドでレクチャーしないと難しい部分もあるので文章で伝わることだけ書いていこうかと思います。
銃の写真は出てこないのでつまらないですよ~(笑)
今回は初回なので脱初心者!をテーマにサバゲーが上手くなりたい人向けに書いていこうかと思います。
サバゲーを上手くなりたいと考えると銃の構え方や形から入ってしまいがちですが、サバゲーは射撃テクよりも頭です。
断言します。銃の性能はサバゲーの上手い下手に関係ありません。
頭の思考回路を変えれば劇的に上手くなります。
まぁ構え方とかはちゃんと出来るにこしたことはありませんが、銃の性能や射撃に関するテクニックの優先順位はかなり低いです!
世の中には射撃テクや撃ち合いばかりを鍛えるタクトレや講習があふれているのでそれらを受講すれば上手くなるとは思わないでください。
さて、ではどうすれば良いのか。
まずは最前線に行くこと
これは基本中の基本です。
とりあえず戦闘に参加してください。ゲームが始まって自陣の防衛に付いていてもそれは全く意味がありません。
定例会などに参加すると、「俺フラッグ守るわー!」てな調子でスタート位置から全然動かない人、または後ろの方で前線の様子を伺ってバリケに篭っている人が居ますが、その人は死んでいるのと同じです。
あなたは防衛しているつもりでしょうが、それは前線の味方の首を絞めていることになります。
それはなぜか?
例えば20対20の戦いだとします。
赤チームの20名が全員前に出てきているのに対し、黄チームは最前線が10人、守りが10人といった感じに布陣したとします。
この場合は最前線の戦力比は赤2:1黄となり、黄色が圧倒的に不利になってしまいます。
先日、てっちゃんと行ったオペレーションフリーダムの定例会がまさにそういう状況だったのでフィールドマップで例を挙げてみましょう。
この布陣を見て下さい。
一見、こうみると黄色チームはフィールド全体に散らばって居て隙が無いように見えますよね。
しかし、実際はこうです。
青く塗った部分の黄色は敵をエアガンの射程内に収めておりません、つまり戦闘に関与していない死に兵です。
赤にとって青い部分の黄色は居ないのと同じです。だって彼らの弾は自分たちに届かないのだから。脅威でもなんでもありません。
前線での戦力は2:1で赤チームが圧倒的に有利です。黄色は1人で2人~3人を相手にしなければならない状況です。
こうなった場合赤チームにはほとんど損害は出ずに一方的な展開となっていきます。
もちろん、後方にいる黄色は最前線がどのようになっているかも把握できていないのでラインを保ったまま前進してきた赤チームに一気に食いつぶされてしまいます。
防衛という意識で後方に居ることが最前線の味方を不利にさせているのです。
24耐レポートにも書きましたが、2015年秋の24耐で60名しかいない赤のレジェンズチームが120名の黄のルーキーズチームを相手にして圧勝したのは理由は赤チーム全員が最前線に居たからです。数だけを見れば60対120という絶望的な戦力差ですが、60人全員が戦闘に関与することで前線の戦力比を逆転させて有利に戦っていました。
勝因はそれだけです。
散発的に前に出てくる黄チームに対し、赤チームは常に全員がエアガンの射程内に敵を捕らえられる距離で戦っていました。
また、等間隔で1直線に戦線を形成することにより、必ず2対1または3対1の状況に持ち込んでいたのです。
赤チームの60人はお互いに見ず知らずの人も沢山居ましたが、個々が「こうすれば勝てるという」同じ考えをもっていたから自然と前線が形成されました。
2015年秋の24耐は60名しかいない赤のレジェンズチームが黄の陣地に肉薄し、BB弾を相手プレイヤーのテントに撃ち込み続けるのが実に14時間にも及びました。この歴史的なワンサイドゲームは後日、運営をもってして「24耐史上最もクソゲーだった」と言わしめたほど。
流石に運営も玄人60名対一般プレイヤー120名なら戦力が均衡、または120名が勝つだろうと思っていましたが、60名が最前線で戦うというのは予想よりも遥かに強力だったということです。
いかに玄人60人でも倍の人数を相手に24時間は無理ゲーだろと、私だってそう思っていました。
最前線で1直線に前線を形成し、前線の戦力差をつけて戦うというのがいかに強力な技かというのを全員が身をもって体感した回でした。
赤チームは自分がヒットされてから自陣の復活ポイントに帰るまでの道中に味方は誰一人居ないのです。
これが理想的な展開です。
まずは最前線に出て戦闘に関与しましょう。防衛の意識で後ろにとどまることは前線の味方の首を絞めています。守りたい、フラッグを取られたくないという意思があるなら敵をエアガンの射程内(30m~40m)に収めた位置で戦いましょう。
「前方で戦闘音が聞こえる!危ない」と思って足を止めてしまう人がよくいます。初心者にありがちなパターンですね。
せめて、最前線でバリケに撃ち込まれている味方プレイヤーの10m手前までは行ってみてください。
敵は最前線の味方プレイヤーにギリギリ弾が届く位置から撃っていて、その味方を倒そうと血眼でサイトを覗いているので視野も狭くなっています。
あなたはまだ敵の視界に入っていません。
因みに、なんで前線の戦力に差が出るとそんなに変わるのかといいますと・・・・
1対1だと敵はバリケの後ろで青く塗った範囲だけ自由に動けます。
しかし、2対1だと・・・・
ただでさえ2人を相手にするのは大変な上、一気に動ける範囲が狭くなりますね。
こうなると無意識に肘や尻がハミ出してそこに喰らってしまいます!みなさんも経験あるかと。
また、相手が逃げようと後ろに下がると必ず自分か味方の射線に入り、弾が当たります。
更に3対1だとこうです!
釘付けにされて動けないところに大門団長がしのび寄ってきて撃たれます!(笑)
因みに攻撃するときのダメな例はこれです。
味方と近くで攻撃しても敵の動ける範囲は広いまま。1人で攻撃しているのと変わりません。
相手は真後ろに下がれば逃げることが出来てしまいます。
必ず味方と離れて、角度を付けて射撃するようにしましょう。
そんで!
前に出たときのコツですが、いきなり敵を見ようとせず、まずは味方を見て下さい。
自分が敵を視認していなくとも、周りの味方の銃の向きと射撃した弾の着弾音で大体の距離と位置がやんわりと分ってきます。
敵が撃ち返してくれば敵の位置は殆ど掴めるはずです。
これらのヒントを分析することで自分がどの位置に居れば安全なのか分ってきます。そりゃあ後ろに下がれば弾は届かないので安全ですが、前線の戦力に差が出るので自分の弾が敵に届く範囲での話ですよ。
なんのヒントもなしに頭を出して探しても視界に入る全ての景色を探さなければなりません、そうすると頭をバリケードから露出する時間も長くなり、結果的に被弾する確立が上がってしまいます。
味方からヒントを得て、敵の居場所の目星をつけてからその方向を探しましょう。
他の方向は他の味方に任せれば良いのです。
慣れてくると、「この味方は斜め右の敵を狙っているけど、正面の敵から打ち込まれているな」という具体的な答えが見えてきます。
そうなってくれば、「自分は正面の敵を撃ち込んで味方がやられないようにしよう」等、とるべき行動が見えてきます。
最初は難しいかもしれませんが、味方を見て敵の位置を予想し、撃ち込むなりバリケを移動して視認するなどして答えあわせをしてください。
そうすればどんどんコツがつかめるはずです。
まずは最前線に出ることを念頭に置いてください。
音と景色、全てがヒントです。
次に!
定例会などでは出来るだけグループで行動しましょう。
1人で参加した場合はグループを見つけて後ろから付いていきましょう。
できればグイグイ前に出るような人たちがいいですね。
あ、1つのバリケに数人で入るとかは絶対にNGですよ。回り込まれたら横から一掃されて一気に戦力が傾きます。
味方とは5mから10mの距離を空けて行動しよう。
付かず離れずがポイント。
サバゲーは大人数同士での戦いですが、実際にはフィールド内で数箇所に別れて戦闘が起こっています。
例えば30対30のゲームでも局地的に見れば5対5とかで撃ち合いをしています。
局地戦闘が形成された場合では個々で自分の意思に従って自由に戦う5人よりも、共通意識を持った5人では圧倒的に後者が有利なのは言うまでもありませんね。
5人で結託して相手の1人を5多方向から狙えば撃破は容易くなり、各個撃破していけば局地戦闘は勝利し、先に進むことができますね。
できれば3人以上で局地戦闘を戦うのが望ましいです。
1人で定例会に参加して、グループについて行った場合の動きを説明します。
簡単なのはグループの人たちが動きやすくなるようにアシストに徹することです。
自分が直接、敵を倒すという思考を一旦停止させ、とにかく味方が戦いやすくするにはどうすれば良いか”だけ”を考えます。
味方を進ませてあげるという考え方です。
敵を倒すのは血の気の多い最前線の味方がやってくれます(笑)
味方の人たちが進みたそうにしていたら敵のバリケードに撃ち込んでなるべく頭を抑え、前の味方が撃たれないようにしてあげます。
また、バリケードに撃ち込み、着弾音を発生させることで敵の聴覚を奪います。
最前線の味方はとにかく自分の動きを敵に悟られたくないのです。
敵のバリケードに撃ち込む音を響かせることで、味方の足音や味方が何処で射撃しているのかをボヤかす効果があります。
ここで1つ注意なのが敵のバリケードに撃ち込んでアシストする場合、常に撃ちつづけることです。
なにもフルオートで撃ち続けるというのではなく、セミやバースト射撃で数秒おきで構いません。定期的に音を響かせ続けることが大事なのです。
やってはならないのがあんまり撃ち込んでもいないのにもかかわらず、味方が前進するときだけ「援護しますっ!」てな感じでブワーっと撃ちこむ行為。
相手がベテランの場合、「援護射撃ってことは前進してきたな・・・」「あー突っ込んでくるな」と悟られてしまいますので注意しましょう。
また、あえて自分の体を露出させて敵の注意を自分に向けるのも1つのテクニックです。
このときに声を出して敵の位置情報なども伝えてあげると尚良いです。
最前線で前進している味方は匍匐していることも多く、敵の位置が掴めていない場合がありますので、後方から敵の位置を教えてあげるのはかなり効果的です。
具体的にどのバリケードに居るかまでは分らなくとも、「前方に〇人います!」「竹バリケの敵が下がりました!」等でも構いません。
敵としても具体的な位置を言われるとその場に居続けることが苦しくなり、後退したりする場合もあるので声だしの効果は絶大なのです。
このときに大事なのが不確定な情報は言わないことです。
自分が視認した確実な情報だけ伝えましょう。
要は、前の味方に気を遣い、敵に嫌がらせをするということです。悪い表現ですが・・・(笑)
自分が前に出る気質じゃないという人は最前線で戦う人が有利に動けるようにアシストしてみてください。
たまにサバゲーで上手すぎる妖精みたいな人が居ます。みなさんも一度は神みたいな強い人に会ったことがあるかと思います。
この強さの理由まで考えたことがありますか?
隠れるのが上手い、射撃が上手い、サバゲー暦が長い・・・
まぁそれも大いにあるでしょう。
しかし、1人で行動してても「強い」人は周りの味方を上手く利用して行動しているから強いんです。
小手先の射撃テクとかは関係なく、よく周りを観察してよく考えて行動しています。
ああいう人は1人に見えて味方を上手く使って連携をとっているから強いのです。
結局のところ、サバゲーはチーム戦ですので味方同士がリンクしているチームが勝つのです。
よく、雑誌なんかではアタッカー、ポイントマン、マークスマンといった米軍の戦闘ポジションをサバゲーにあてはめて解説されていますが、本当に意味無いです。エアガンの飛距離ってどれも同じですし、戦闘距離が実銃の戦闘とは全く異なり、戦闘区域も仕切られていて、相手の人数も予め分かっている状態で戦闘が始まります。
米軍の人の格好をしてそれらしい役割を自分で演じてサバゲーに参加するのは全くもって構いません。
サバゲーでの楽しみ方は自由ですから。
しかし!サバゲーを有利に戦うと考えた場合ですと、ポジションはグイグイ攻めるアタッカーかアシストするミドルの2種類のみです。
24耐の赤チームがそれを体言しています。
グイグイ攻める人を控えめの人が気を遣ってアシストする。
これが完成形なのです。
よくフォーメーションがどうだとか話を聞きますが、目まぐるしく戦況が変化するサバゲーで固定されたポジションなんて不利になるだけです。
先ほど説明したアシスト、つまり前に出る人間に気を遣って後ろの人間が柔軟に考えてカバーする行為こそが連携なのです。
ということで最後の方は初心者向けじゃなくなった気がしますが、大門団長のサバゲー戦術でした。
大門団長はそんな風にやってんだな~くらいに捉えてくださいね(笑)
まぁサバゲーって色んな楽しみがあるので私の考え方は押し付けませんし、皆さんのサバゲースタイルを否定もしません。
ですが、私が思うにサバゲーは頭を使って勝負するから楽しいのです。これからもこのスタイルは崩れません。真剣勝負!
書きたいことは山ほどあるのですが、実際にフィールドでレクチャーしないと難しい部分もあるので文章で伝わることだけ書いていこうかと思います。
銃の写真は出てこないのでつまらないですよ~(笑)
今回は初回なので脱初心者!をテーマにサバゲーが上手くなりたい人向けに書いていこうかと思います。
サバゲーを上手くなりたいと考えると銃の構え方や形から入ってしまいがちですが、サバゲーは射撃テクよりも頭です。
断言します。銃の性能はサバゲーの上手い下手に関係ありません。
頭の思考回路を変えれば劇的に上手くなります。
まぁ構え方とかはちゃんと出来るにこしたことはありませんが、銃の性能や射撃に関するテクニックの優先順位はかなり低いです!
世の中には射撃テクや撃ち合いばかりを鍛えるタクトレや講習があふれているのでそれらを受講すれば上手くなるとは思わないでください。
さて、ではどうすれば良いのか。
まずは最前線に行くこと
これは基本中の基本です。
とりあえず戦闘に参加してください。ゲームが始まって自陣の防衛に付いていてもそれは全く意味がありません。
定例会などに参加すると、「俺フラッグ守るわー!」てな調子でスタート位置から全然動かない人、または後ろの方で前線の様子を伺ってバリケに篭っている人が居ますが、その人は死んでいるのと同じです。
あなたは防衛しているつもりでしょうが、それは前線の味方の首を絞めていることになります。
それはなぜか?
例えば20対20の戦いだとします。
赤チームの20名が全員前に出てきているのに対し、黄チームは最前線が10人、守りが10人といった感じに布陣したとします。
この場合は最前線の戦力比は赤2:1黄となり、黄色が圧倒的に不利になってしまいます。
先日、てっちゃんと行ったオペレーションフリーダムの定例会がまさにそういう状況だったのでフィールドマップで例を挙げてみましょう。
この布陣を見て下さい。
一見、こうみると黄色チームはフィールド全体に散らばって居て隙が無いように見えますよね。
しかし、実際はこうです。
青く塗った部分の黄色は敵をエアガンの射程内に収めておりません、つまり戦闘に関与していない死に兵です。
赤にとって青い部分の黄色は居ないのと同じです。だって彼らの弾は自分たちに届かないのだから。脅威でもなんでもありません。
前線での戦力は2:1で赤チームが圧倒的に有利です。黄色は1人で2人~3人を相手にしなければならない状況です。
こうなった場合赤チームにはほとんど損害は出ずに一方的な展開となっていきます。
もちろん、後方にいる黄色は最前線がどのようになっているかも把握できていないのでラインを保ったまま前進してきた赤チームに一気に食いつぶされてしまいます。
防衛という意識で後方に居ることが最前線の味方を不利にさせているのです。
24耐レポートにも書きましたが、2015年秋の24耐で60名しかいない赤のレジェンズチームが120名の黄のルーキーズチームを相手にして圧勝したのは理由は赤チーム全員が最前線に居たからです。数だけを見れば60対120という絶望的な戦力差ですが、60人全員が戦闘に関与することで前線の戦力比を逆転させて有利に戦っていました。
勝因はそれだけです。
散発的に前に出てくる黄チームに対し、赤チームは常に全員がエアガンの射程内に敵を捕らえられる距離で戦っていました。
また、等間隔で1直線に戦線を形成することにより、必ず2対1または3対1の状況に持ち込んでいたのです。
赤チームの60人はお互いに見ず知らずの人も沢山居ましたが、個々が「こうすれば勝てるという」同じ考えをもっていたから自然と前線が形成されました。
2015年秋の24耐は60名しかいない赤のレジェンズチームが黄の陣地に肉薄し、BB弾を相手プレイヤーのテントに撃ち込み続けるのが実に14時間にも及びました。この歴史的なワンサイドゲームは後日、運営をもってして「24耐史上最もクソゲーだった」と言わしめたほど。
流石に運営も玄人60名対一般プレイヤー120名なら戦力が均衡、または120名が勝つだろうと思っていましたが、60名が最前線で戦うというのは予想よりも遥かに強力だったということです。
いかに玄人60人でも倍の人数を相手に24時間は無理ゲーだろと、私だってそう思っていました。
最前線で1直線に前線を形成し、前線の戦力差をつけて戦うというのがいかに強力な技かというのを全員が身をもって体感した回でした。
赤チームは自分がヒットされてから自陣の復活ポイントに帰るまでの道中に味方は誰一人居ないのです。
これが理想的な展開です。
まずは最前線に出て戦闘に関与しましょう。防衛の意識で後ろにとどまることは前線の味方の首を絞めています。守りたい、フラッグを取られたくないという意思があるなら敵をエアガンの射程内(30m~40m)に収めた位置で戦いましょう。
「前方で戦闘音が聞こえる!危ない」と思って足を止めてしまう人がよくいます。初心者にありがちなパターンですね。
せめて、最前線でバリケに撃ち込まれている味方プレイヤーの10m手前までは行ってみてください。
敵は最前線の味方プレイヤーにギリギリ弾が届く位置から撃っていて、その味方を倒そうと血眼でサイトを覗いているので視野も狭くなっています。
あなたはまだ敵の視界に入っていません。
因みに、なんで前線の戦力に差が出るとそんなに変わるのかといいますと・・・・
1対1だと敵はバリケの後ろで青く塗った範囲だけ自由に動けます。
しかし、2対1だと・・・・
ただでさえ2人を相手にするのは大変な上、一気に動ける範囲が狭くなりますね。
こうなると無意識に肘や尻がハミ出してそこに喰らってしまいます!みなさんも経験あるかと。
また、相手が逃げようと後ろに下がると必ず自分か味方の射線に入り、弾が当たります。
更に3対1だとこうです!
釘付けにされて動けないところに大門団長がしのび寄ってきて撃たれます!(笑)
因みに攻撃するときのダメな例はこれです。
味方と近くで攻撃しても敵の動ける範囲は広いまま。1人で攻撃しているのと変わりません。
相手は真後ろに下がれば逃げることが出来てしまいます。
必ず味方と離れて、角度を付けて射撃するようにしましょう。
そんで!
前に出たときのコツですが、いきなり敵を見ようとせず、まずは味方を見て下さい。
自分が敵を視認していなくとも、周りの味方の銃の向きと射撃した弾の着弾音で大体の距離と位置がやんわりと分ってきます。
敵が撃ち返してくれば敵の位置は殆ど掴めるはずです。
これらのヒントを分析することで自分がどの位置に居れば安全なのか分ってきます。そりゃあ後ろに下がれば弾は届かないので安全ですが、前線の戦力に差が出るので自分の弾が敵に届く範囲での話ですよ。
なんのヒントもなしに頭を出して探しても視界に入る全ての景色を探さなければなりません、そうすると頭をバリケードから露出する時間も長くなり、結果的に被弾する確立が上がってしまいます。
味方からヒントを得て、敵の居場所の目星をつけてからその方向を探しましょう。
他の方向は他の味方に任せれば良いのです。
慣れてくると、「この味方は斜め右の敵を狙っているけど、正面の敵から打ち込まれているな」という具体的な答えが見えてきます。
そうなってくれば、「自分は正面の敵を撃ち込んで味方がやられないようにしよう」等、とるべき行動が見えてきます。
最初は難しいかもしれませんが、味方を見て敵の位置を予想し、撃ち込むなりバリケを移動して視認するなどして答えあわせをしてください。
そうすればどんどんコツがつかめるはずです。
まずは最前線に出ることを念頭に置いてください。
音と景色、全てがヒントです。
次に!
定例会などでは出来るだけグループで行動しましょう。
1人で参加した場合はグループを見つけて後ろから付いていきましょう。
できればグイグイ前に出るような人たちがいいですね。
あ、1つのバリケに数人で入るとかは絶対にNGですよ。回り込まれたら横から一掃されて一気に戦力が傾きます。
味方とは5mから10mの距離を空けて行動しよう。
付かず離れずがポイント。
サバゲーは大人数同士での戦いですが、実際にはフィールド内で数箇所に別れて戦闘が起こっています。
例えば30対30のゲームでも局地的に見れば5対5とかで撃ち合いをしています。
局地戦闘が形成された場合では個々で自分の意思に従って自由に戦う5人よりも、共通意識を持った5人では圧倒的に後者が有利なのは言うまでもありませんね。
5人で結託して相手の1人を5多方向から狙えば撃破は容易くなり、各個撃破していけば局地戦闘は勝利し、先に進むことができますね。
できれば3人以上で局地戦闘を戦うのが望ましいです。
1人で定例会に参加して、グループについて行った場合の動きを説明します。
簡単なのはグループの人たちが動きやすくなるようにアシストに徹することです。
自分が直接、敵を倒すという思考を一旦停止させ、とにかく味方が戦いやすくするにはどうすれば良いか”だけ”を考えます。
味方を進ませてあげるという考え方です。
敵を倒すのは血の気の多い最前線の味方がやってくれます(笑)
味方の人たちが進みたそうにしていたら敵のバリケードに撃ち込んでなるべく頭を抑え、前の味方が撃たれないようにしてあげます。
また、バリケードに撃ち込み、着弾音を発生させることで敵の聴覚を奪います。
最前線の味方はとにかく自分の動きを敵に悟られたくないのです。
敵のバリケードに撃ち込む音を響かせることで、味方の足音や味方が何処で射撃しているのかをボヤかす効果があります。
ここで1つ注意なのが敵のバリケードに撃ち込んでアシストする場合、常に撃ちつづけることです。
なにもフルオートで撃ち続けるというのではなく、セミやバースト射撃で数秒おきで構いません。定期的に音を響かせ続けることが大事なのです。
やってはならないのがあんまり撃ち込んでもいないのにもかかわらず、味方が前進するときだけ「援護しますっ!」てな感じでブワーっと撃ちこむ行為。
相手がベテランの場合、「援護射撃ってことは前進してきたな・・・」「あー突っ込んでくるな」と悟られてしまいますので注意しましょう。
また、あえて自分の体を露出させて敵の注意を自分に向けるのも1つのテクニックです。
このときに声を出して敵の位置情報なども伝えてあげると尚良いです。
最前線で前進している味方は匍匐していることも多く、敵の位置が掴めていない場合がありますので、後方から敵の位置を教えてあげるのはかなり効果的です。
具体的にどのバリケードに居るかまでは分らなくとも、「前方に〇人います!」「竹バリケの敵が下がりました!」等でも構いません。
敵としても具体的な位置を言われるとその場に居続けることが苦しくなり、後退したりする場合もあるので声だしの効果は絶大なのです。
このときに大事なのが不確定な情報は言わないことです。
自分が視認した確実な情報だけ伝えましょう。
要は、前の味方に気を遣い、敵に嫌がらせをするということです。悪い表現ですが・・・(笑)
自分が前に出る気質じゃないという人は最前線で戦う人が有利に動けるようにアシストしてみてください。
たまにサバゲーで上手すぎる妖精みたいな人が居ます。みなさんも一度は神みたいな強い人に会ったことがあるかと思います。
この強さの理由まで考えたことがありますか?
隠れるのが上手い、射撃が上手い、サバゲー暦が長い・・・
まぁそれも大いにあるでしょう。
しかし、1人で行動してても「強い」人は周りの味方を上手く利用して行動しているから強いんです。
小手先の射撃テクとかは関係なく、よく周りを観察してよく考えて行動しています。
ああいう人は1人に見えて味方を上手く使って連携をとっているから強いのです。
結局のところ、サバゲーはチーム戦ですので味方同士がリンクしているチームが勝つのです。
よく、雑誌なんかではアタッカー、ポイントマン、マークスマンといった米軍の戦闘ポジションをサバゲーにあてはめて解説されていますが、本当に意味無いです。エアガンの飛距離ってどれも同じですし、戦闘距離が実銃の戦闘とは全く異なり、戦闘区域も仕切られていて、相手の人数も予め分かっている状態で戦闘が始まります。
米軍の人の格好をしてそれらしい役割を自分で演じてサバゲーに参加するのは全くもって構いません。
サバゲーでの楽しみ方は自由ですから。
しかし!サバゲーを有利に戦うと考えた場合ですと、ポジションはグイグイ攻めるアタッカーかアシストするミドルの2種類のみです。
24耐の赤チームがそれを体言しています。
グイグイ攻める人を控えめの人が気を遣ってアシストする。
これが完成形なのです。
よくフォーメーションがどうだとか話を聞きますが、目まぐるしく戦況が変化するサバゲーで固定されたポジションなんて不利になるだけです。
先ほど説明したアシスト、つまり前に出る人間に気を遣って後ろの人間が柔軟に考えてカバーする行為こそが連携なのです。
ということで最後の方は初心者向けじゃなくなった気がしますが、大門団長のサバゲー戦術でした。
大門団長はそんな風にやってんだな~くらいに捉えてくださいね(笑)
まぁサバゲーって色んな楽しみがあるので私の考え方は押し付けませんし、皆さんのサバゲースタイルを否定もしません。
ですが、私が思うにサバゲーは頭を使って勝負するから楽しいのです。これからもこのスタイルは崩れません。真剣勝負!
Posted by 大門団長 at 21:30│Comments(12)
│■サバゲ■
この記事へのコメント
本当に良い記事でした。
「BTUをやって良かった」と涙が出ました。
これからも、常に考えて行動する「考動」をし続けて下さい。
また一緒にサバゲができる日を楽しみにしています(^-^)
「BTUをやって良かった」と涙が出ました。
これからも、常に考えて行動する「考動」をし続けて下さい。
また一緒にサバゲができる日を楽しみにしています(^-^)
Posted by 高橋 at 2016年02月17日 23:36
お久しぶりです!最近いそがしくブログにお邪魔できませんでした。
いつもながら勉強になります。オペフリは自分も先日撃ち始めに行ってきたばかりでして、非常に参考になりました。
攻撃とアシスト。常に頭にいれておこうと思います。
いつもながら勉強になります。オペフリは自分も先日撃ち始めに行ってきたばかりでして、非常に参考になりました。
攻撃とアシスト。常に頭にいれておこうと思います。
Posted by とくむへー at 2016年02月18日 00:06
読んでいると自分に該当する内容が
いくつかあったりしました…( ̄▽ ̄;)
こう言う記事のブログって見ないので
読み応えがあってとても面白かったです
今後のサバゲに活かせるようになりたいです!
大門さん視点のサバゲ動画とかあったら
ぜひ視聴してみたいですねw
いくつかあったりしました…( ̄▽ ̄;)
こう言う記事のブログって見ないので
読み応えがあってとても面白かったです
今後のサバゲに活かせるようになりたいです!
大門さん視点のサバゲ動画とかあったら
ぜひ視聴してみたいですねw
Posted by yahio at 2016年02月18日 00:42
初めまして。いつも興味深い記事ありがとうございます!
こういう戦いを自然とできるようになったら強いですよね!ベテラン揃いのフィールドで揉まれていた頃を思い出しました。参考にさせていただきます。
今後もよろしくお願いしますm(_ _)m
こういう戦いを自然とできるようになったら強いですよね!ベテラン揃いのフィールドで揉まれていた頃を思い出しました。参考にさせていただきます。
今後もよろしくお願いしますm(_ _)m
Posted by m14gbbshooter at 2016年02月18日 21:33
高橋さん
こちらこそBTUに参加して心から良かったと思ってます。
学んだことを自分の中で更に理解を深めたので自分のエッセンスを加えて吐き出してみました。
こちらこそBTUに参加して心から良かったと思ってます。
学んだことを自分の中で更に理解を深めたので自分のエッセンスを加えて吐き出してみました。
Posted by 大門団長 at 2016年02月20日 21:59
yahio様
確かにあんまりこういう内容書いてるブログって少ないですよね!
あと、文章で書くのが難しいってのもあると思いますが。
私の視点ですか・・・すぐに死ぬかずっと地面が映ってるかのどちらかですね(笑)
確かにあんまりこういう内容書いてるブログって少ないですよね!
あと、文章で書くのが難しいってのもあると思いますが。
私の視点ですか・・・すぐに死ぬかずっと地面が映ってるかのどちらかですね(笑)
Posted by 大門団長 at 2016年02月20日 22:01
m14gbbshooter様
コメントありがとうございます。
splashの人たちはこの戦いが全員同じレベルで行えるのでめっちゃ強いです。
多分あそこの人たちは日本最強のチームだと思います。
コメントありがとうございます。
splashの人たちはこの戦いが全員同じレベルで行えるのでめっちゃ強いです。
多分あそこの人たちは日本最強のチームだと思います。
Posted by 大門団長 at 2016年02月20日 22:03
とくむへー様
考えて行動するってのが本当に大事ですね!
戦闘のセオリーを学ぶだけで劇的に上手くなれます。
自分もまだまだ修行の身なのでこれからも最適解を求め続けます。
考えて行動するってのが本当に大事ですね!
戦闘のセオリーを学ぶだけで劇的に上手くなれます。
自分もまだまだ修行の身なのでこれからも最適解を求め続けます。
Posted by 大門団長 at 2016年02月20日 22:05
はじめまして。
カラシタカナのブログ経由で、
こちらに参りました。(o^^o)
すっごい面白い記事でした。
こういう真面目な話、大好きです。
カラシタカナのブログ経由で、
こちらに参りました。(o^^o)
すっごい面白い記事でした。
こういう真面目な話、大好きです。
Posted by 十兵衛軍曹 at 2016年03月22日 17:36
十兵衛軍曹様
コメントありがとうございます。
また気が向いたら第二弾を書きたいと思います。
コメントありがとうございます。
また気が向いたら第二弾を書きたいと思います。
Posted by 大門団長 at 2016年03月22日 18:29
こないだも素晴らしい斬撃ありがとう!
説明も凄いわかりやすくて勉強になりましたm(_ _)m
これからも良き戦友、好敵手であってください。
宜しくお願いします(^_^)v
説明も凄いわかりやすくて勉強になりましたm(_ _)m
これからも良き戦友、好敵手であってください。
宜しくお願いします(^_^)v
Posted by 筆頭藪主 at 2016年03月30日 11:30
筆頭藪主様
この間はどうもでした!
今度は真夏のブッシュの中でやりあいたいですね!(笑)
この間はどうもでした!
今度は真夏のブッシュの中でやりあいたいですね!(笑)
Posted by 大門団長 at 2016年03月31日 00:06
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