2014年08月14日

VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編

ではハイサイクル化を進めていきますよ!

戦後最大の長い日記になるので注意!
最近ふと思いましたが、1つの記事の長さの平均ではミリブロで一番なんじゃないかと思っています。だって写真多い方が楽しくないですか?(笑)

















では前回は分解したところまでだったので、その続きから


VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編









海外製電動ガンはメカボックスを開けると緑色で硬めのグリスが塗ったくってあるとよく耳にしますが、私のは黄色いグリスでした。



VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編






















コレがスプリングシム(名称は合ってるのか?)ってやつですね。ORGA Airsoftさん曰く、この方式は良くないので真鍮パイプでシム受けを作るかカスタムギアに交換したほうが良いということでした。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



真鍮パイプでシム受けを作るのは難しい作業なので普通の方はギアを取り替えてしまったほうが良いと思います。














ピストンはポリカーボネート製のアルミピストンヘッドですね!
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



当初はマルイのハイサイクル用ピストンに交換しようかと思いましたが、SHSの13:1のハイスピードギアとセクターギアとハイサイピストンのギアの枚数が合わないのでこのピストンをそのまま使うことにしました。

SHSのセクターギアの方が歯が4枚多いのでピストンの枚数に合わせてカットしなければなりません。そうするとサイクルは上がるのですが初速が若干落ちるようなのでこれ以上初速が落ちるのはちょっと・・・ということです。

















ノズルはおにぎりみたいな穴になってます。これはでんでんむしに交換!
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編















後方に穴の空いている加速シリンダーですね。バレルの長さと初速の兼ね合いもありますのでこのまま使います。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編












かなりグリスがベトベトに塗られています。
赤い矢印のパーツは配線を押さえつけるものっぽくてマルイには無いやつですね!マルイも付ければいいのに~
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編


















いったんメカボックスを洗いたいのでスイッチアッセンブリも外しますよ!
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編























先に軸受けを外さないとセレクタープレートが外せないようなので大きめのマイナスドライバーをあてがってトンカチで叩きます!
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編







そんでこの軸受けが接着剤でガチガチに固定されていてなかなか取れない!結構強く叩くんだけどもメカボックスが割れないか心配になりながらのハラハラした作業になりました・・・!











何とか全部除去!
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



















接着剤が残っているので彫刻刀でパリっと取り除きました。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編

VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



















私はパーツクリーナーを持っていないので台所用洗剤のジョイと歯ブラシを使ってお風呂で洗っています(笑)
ジョイはタンカー事故で重油まみれになった海鳥を洗うのに使われていたりするのでグリスなんかは普通に洗い流せますよ。たまにしかメカボックス開けないからクリーナー買うのはチョットな~って人はオススメ!
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編


洗った後はしっかりと水分を拭き取って乾燥させましょう!

除菌ジョイ 特大サイズ 770ml
















これまたORGA Airsoftさんの情報なんですが、海外製電動ガンのメカボックスはザラザラしているのでピストンレール部分はヤスリで研磨してやらないとピストンの動きが悪くなるらしいので、研磨してみました。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編




因みにマルイのメカボックスはツルツルなので問題無し!流石国産!

















ヤスリはタミヤの800番のを細かく切ってピンセットでつまんでヤスりました。

サンドペーパー 紙やすり P800番 (3枚セット) タミヤ メイクアップ材 フィニッシングペーパー 87056 高品質で金属の生地仕上げにも使える耐水性の紙ヤスリです


VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



情報源は忘れましたがメカボックスをツルツルにしすぎると凹凸が無くなってグリスの保持が出来なくなるという話もありました。どうなんでしょうね?



とりあえず800番だけでそこそこツルツルになったので良しとしました。




こんなところにバリがあったのでデザインナイフでカットします。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編















タペットプレートが収まる部分もヤスります。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



ヤスリって軽い力でシャカシャカ素早く動かすイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、ヤスリはしっかり力を入れてゴシゴシしてやったほうが削れますよ。回数よりも一回の質です。メカボックスをヤスるとヤスリの粒子がスグにダメになるのでバンバン新しいのに替えていきましょう!



















ツルピカになったのでORGA Airsof製の軸受けを入れていきます。ベアリング軸受けってのもありますが、Hobby Shop C.Zの店長さん曰く耐久性にかけるので軸受けはメタルがマストな選択ということでした。

VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



ORGA Airsoft製のは国産らしいので精度も耐久性も良さそうです。


ORGA SUS420 8mm軸受け 従来電動ガン用(次世代を除く)














軸受けは接着しないとメカボックスと軸受けの間が削れてブレてきて、最終的にクラッシュの原因になるらしいです。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



私は高強度のシアノンを使ってみました。いつも模型制作で使用しているやつです。

ある程度粘りもあって衝撃に強いのでこれで大丈夫でしょう。


瞬間接着剤 シアノン DW



















WII TECH製のタペットプレートにでんでんむしノズルを組み付けました。

若干隙間が空いていますが、高さは問題ありませんでした。サードパーティー製パーツ同士を組み合わせるとこういうことが起こる
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編




FIREFLY (ファイアフライ) でんでんむし  マルイ電動銃M4シリーズ・G3シリーズ共用給弾ノズル
















グリスは香港マニアさんのブログを参考にしてます。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編

















純正のセクターギアにセクターチップがついていましたので移植してみます。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



コレをつけることでノズルの後退時間を長くすることができるのでハイサイクルのフルオート時に給弾不良が起こり難くなるということです。










スイッチを元に戻してギアも組み付けました!
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



シム調整もしっかりしました!

シム調整とはメカボックス内でギアがカタカタ動かないようにシムと呼ばれるスペーサーを入れてガタを最小限に抑える作業になります。
これをしっかりやることでギアノイズを押えられたり、ギアクラッシュのリスクを避けることができるんです。


6x8mm シムセット (0.1、0.2、0.3mm/各10pcs) 96046








東京マルイ製のギアボックスは精度が良いので基本的に各ギアに取り付けるシムの薄さは決まっていますが、海外製は個体差が激しいので一つ一つしっかりシム調整をしなければなりません。




ORGA Airsofさんの記事によりますとスパーギアの下をできるだけ薄くしてそこを基準に各ギアがぶつからないように調整していくということでした。

因みにギアの上下というのは上の写真のようにメカボックスを置いた時のことを言っています。

参考記事→ http://orga.militaryblog.jp/e325291.html

















そんでメカボックスを閉じてくみ上げていざ試射!!









































弾が出ねぇえええええあああああおうおう!





















まじすか。
面倒ですがもう一回メカボックスを空けて原因を探ってみる。


最初はでんでんむしのノズルがダメなのか?と疑いました。他のノズルよりも弾をチャンバーの奥へ押し込むため少し長いからです。













しかしよくよく観察したらタペットプレートが問題でした。






WII TECHのタペットプレートのこの部分の形状が悪いらしくしっかりとノズルが後退できていないのが原因でした。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編









コレがWII TECHのタペットの最大後退時。ノズルがちょっとハミだしてるので弾が通れないです。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



VFC純正タペットプレートの最大後退時。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



これなら通れる!


あと、セクターチップも秒間25発までなら必要ないという情報が各所で見受けられましたので外しました。



ということで純正に戻しました!マルイ純正のタペットプレートはどうなんだろうか・・・。VFC純正タペットが逝ったらマルイので試してみよう。
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編



























で、再度組上げて試射!



















コイツ・・・出るぞ・・・!
VFC M4 ES スティンガー ④ ハイサイクル化 カスタムパーツ組込み編








よっしゃあ!














で、G&Gバイオ0.2gをつかってX3200弾速計で測ってみると。



初速84m/s~86m/s

秒間23発~23.5発



という結果になりました!







なかなか良いではないか!





ということでハイサイクル化完了!


因みにマルイのEG-30000モーターを入れると更に秒間2発増えるらしいです。

秒間23発に不満を持ったらやってみたいと思いますが、まぁ十分でしょう(笑)















以上ハイサイクル化でした!

これからVFC製のM4をハイサイクル化しようと思ってる方の参考になれば良いです。あんまり居ないか(笑)











残された項目は

・チャンバーパッキンと押しゴムを変えて球筋を良くする
・PEQバッテリーケースをどうにかする




この辺もやっていきますよ~








※2014/08/23追記 このハイサイクル化のメニューでピストンクラッシュしたので改善した記事はコチラ




ではまた次回!




























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この記事へのコメント
ハイサイ加工、お疲れ様でした

構成部品を見た時に20発くらいになるかな~?と
予想していましたが、結構サイクルが出ていますね
当方の経験・勉強不足でした・・・ (^ー^;)

記事を拝見していて気になった事が
いくつかあったので、コメントさせて頂きます

①ポリカ製のピストンについて
 ノーマルで運用するなら、ありかも知れませんが
 ハイサイクルではピストンの強度に不安があります
 過去に同じクリアのポリカピストンを組み込んだ際に
 ピストンにクラックが入ったのでお勧めしません

②タペットプレートのリターンスプリングの向きについて
 スプリングの向きが逆になっています
 記事の画像をよく見ると、メカboxを開ける前から
 既に逆に組み込まれていたようですねw
 「タペットスプリング スプリング 向き」で検索するか
 ガンジさんの「ver2 組み込み動画」で向きを確認をして下さい

③ORGA SUS420軸受けについて
 ステンレス削りだし軸受は熱を持ちやすく潤滑油が
 切れると焼き付きを起こしてしまうそうです
 どれくらいの頻度で給油を行った方が良いのか?
 解かりませんが、こまめなメンテをお勧めします

①と②については自分の経験や確かな情報なんですが
③については自信がありませんので判断はお任せします
Posted by yahio at 2014年08月15日 02:52
yahio様

ご教授ありがとうございます!

実はもう既にピストンクラッシュしてまして・・・(笑)
修理した記事を書いているところでございます


リターンスプリングが逆に組み込まれてるってことあるんですね!VFCは海外の中でも良い方だと聞くので信用して元通りに組み込みましたが全てを疑うべきなんですね!勉強になりました。


軸受けも懸念事項があるのですね!







こういうカスタムするのは好きですし、ブログのネタにもなるので良いのですが今は最初からマルイにしておけば良かったと思っています(笑)
Posted by 大門団長大門団長 at 2014年08月15日 11:39
こんばんは!

なんだか凄いですね!
メカは全く無知なんで尊敬します!

で、試し斬りは早速明日ですか?(笑)
Posted by 筆頭藪主 at 2014年08月18日 18:58
筆頭藪主様

いえいえ、私は知識を蓄えてる最中ですので全然ですよ!むしろ先生の戦闘テクニックがヤバくて尊敬します!
また色々教えてください!

土曜日に試し切斬りしてきましたが、なかなか切れ味良かったですね(笑)
Posted by 大門団長大門団長 at 2014年08月18日 23:16
あら!
もう試し斬り完了すか!
しかも手練れだらけのあそこで?
しかも上手くいったようで良かったですね!

いやいや…
もう私はロートルですから…
違う戦い方の必要性を感じております(>_<)
Posted by 筆頭藪主 at 2014年08月19日 19:47
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