2013年07月31日
レプリカ Micro T-1ドットサイト 完全分解ガイド①
ネットショップのアウトレット品コーナーにあるレプリカT-1ドットサイトを買ってみました!
不動品で1999円というお安い価格。
形さえあれば何とかできる自信があったので即購入!!恐らく電導系の故障なので配線とLED交換でなんとかなるはず。
T-1の分解方法を説明しているサイトが見当たらなかったので当ブログで押さえておくことにします。
安くドットサイトが手に入ってブログのネタにもなるので一石二鳥です。
このT-1は新型回路仕様らしく、赤緑の切り替えが出来ない代わりに11段階の輝度調整が可能となっています。
ロットによってハウジング(ガワ)の形が違ったりしますが基本的にT-1レプリカはどれも同じ構造をしているので別仕様のT-1でもある程度参考にしても大丈夫です。
なかなか良い雰囲気!
もちろん以下の手順を踏んで破損、直せなくなっても全て自己責任にてお願いしますね!
使う道具はこんな感じ。ハンダこては組立に使うので分解するだけなら必要ないです。
goot 家庭用はんだこてセット SR-30
クラフトツール 薄刃ニッパー(ゲートカット用) 74035
TTC ラジオペンチ JIS 150mm
ANEX T型ラチェット付ドライバー 8本組 No.5700
ということでレッツ破壊!
レティクル(照準)調整ネジのフタと電池フタを普通に取ります
フタの突起を使って調整ネジを取ります。途中で渋くなる場合がありますがグリグリ回して取ってください。
100円ショップなどで売っている金属性のバットに取ったパーツを入れておくと無くし辛いので安心ですよ。パーツが無くなるとどうしようも無くなりますからね!100円ショップの調理器具コーナーに行けばいろんな大きさのバットが置いてあります。
マウントは六角レンチで取れます。中身とは全く関係ない部品なので取らなくてもOKです。
次に電池が入ってたリングを外します。
専用の工具が無いので先が細いラジオペンチを適度に広げて穴に突っ込み、半時計周りに回して取ります。
リングを外すと基盤がポロっと取れます。この製品の大事な部分ですね!
輝度調節の為に抵抗が配置されてます。点灯しないポジションがある場合はこの抵抗が死んでいるということになります。
銀色の金具がプラスネジ4本で固定されているので普通にネジを取ります。
そうするとダイヤルと金具が取れるはずです。戻す時はこの金具の裏表と入れる順番を間違えないように!
今度は対物レンズ(前側のレンズ)を固定してるリングを外します。手じゃ取れませんし、専用の工具があれば簡単なのですがそんな物ありませんのでラジオペンチで頑張って外します。
ココにはネジロック剤が使われておりペンチでも厳しいのでネジロック剤を溶かして外しやすくします。
溶かすのはコレ!ラッカー溶剤です。これは特大ですが、157円の小瓶タイプもあります。
因みに私はインナーバレルの清掃にラッカー溶剤を使っております。綿棒などでは取り除くのが難しい樹脂のこびり付きなども溶かしてくれます。真鍮には影響ありませんが、チャンバーを付けたままだとプラスチックを溶かしてしまうので注意です。
この写真はイメージ的に撮影しましたが、実際行う際はスポイトなどで溝に2~3滴垂らすくらいで大丈夫です。毛細管現象でネジ山の奥まで浸透してネジロック剤を溶かします。
私はドボっと直接垂らしましたが・・・
フチをラジオペンチで挟んで半時計周りに回すと取れます。大きく開けるペンチをお持ちの方はリングを丸ごと挟んで回してもいいと思います。キズが付くのが嫌な人はセロテープやゴムシートなどで傷つき防止するなどしてください。
私はどうせサバゲーでキズ付くので多少のキズは気にしません。キズ付いてしまった方は黒い油性ペンでリタッチしてあげれば目立たなくなりますよ!
接眼レンズもラッカー溶剤を垂らしてから回します。簡単に取れてしまうパーツ故にネジロック剤が塗布されているのです。つまりネジロック剤さえ無くなれば軽い力でも外せるということです。
接眼レンズを外すと内側の筒に付いているリングを取ります。少量の接着剤で固定してあるだけなのでペンチでつまんでバリっと取ります。
基盤の配線をニッパーでカットします!
端子が3つありますが一番上には何もハンダ付けされてませんでした。赤緑切り替え仕様のT-1に使う端子でしょうか。
後ろに戻ります。レティクルにテンションをかけるための板バネが左下に挟んであるのでピンセットやラジオペンチで取ります。赤枠のLEDユニットをペンチで挟みながら内側の筒を前に押すと筒だけがスルっと抜けるはずです。
取り出した筒がこんなん。LEDの光を真後ろに反射させる為にレンズが斜めについています。レンズが90度の角度で付いていた場合、反射した光は斜め上に飛んでいくので覗いてもドットが見えなくなります。本物はどうなっているんでしょうか。気になりますね!
レンズの角度とLED位置関係はそのままで、この筒自体を筐体の中で動かしてレティクル調整してるわけですね。おそらくチューブ型ドットサイトはどれも同じ構造をしているんだと思います。
前側にこんなボールが入っていますのでピンセットで取ります。ここが軸になるようです。
取り出したLEDユニット。発光面のシートがなんか汚い(笑)
薄いアルミシートです。見え難いですが中心に小さい穴が開いてます。LEDユニットに接着剤で貼られていますのでピンセットでつまんで剥がします。剥がしたらマスキングテープに貼っておいて無くさないようにします。
LEDの導線を切断して、端子をペンチでグリグリ回しながら引っ張り出したところ。
発光部分を見てみると黒く焦げておりました。この製品がアウトレット品となった原因パーツですね。
スカスカ。外側は綺麗ですが中は削り出したままのキズが残っています。
長くなってしまいました!
以上、分解編でした!
次回はLEDを交換、レティクル調整範囲の狭さの原因を解消したいと思います。
不動品で1999円というお安い価格。
形さえあれば何とかできる自信があったので即購入!!恐らく電導系の故障なので配線とLED交換でなんとかなるはず。
T-1の分解方法を説明しているサイトが見当たらなかったので当ブログで押さえておくことにします。
安くドットサイトが手に入ってブログのネタにもなるので一石二鳥です。
このT-1は新型回路仕様らしく、赤緑の切り替えが出来ない代わりに11段階の輝度調整が可能となっています。
ロットによってハウジング(ガワ)の形が違ったりしますが基本的にT-1レプリカはどれも同じ構造をしているので別仕様のT-1でもある程度参考にしても大丈夫です。
なかなか良い雰囲気!
もちろん以下の手順を踏んで破損、直せなくなっても全て自己責任にてお願いしますね!
使う道具はこんな感じ。ハンダこては組立に使うので分解するだけなら必要ないです。
goot 家庭用はんだこてセット SR-30
クラフトツール 薄刃ニッパー(ゲートカット用) 74035
TTC ラジオペンチ JIS 150mm
ANEX T型ラチェット付ドライバー 8本組 No.5700
ということでレッツ破壊!
レティクル(照準)調整ネジのフタと電池フタを普通に取ります
フタの突起を使って調整ネジを取ります。途中で渋くなる場合がありますがグリグリ回して取ってください。
100円ショップなどで売っている金属性のバットに取ったパーツを入れておくと無くし辛いので安心ですよ。パーツが無くなるとどうしようも無くなりますからね!100円ショップの調理器具コーナーに行けばいろんな大きさのバットが置いてあります。
マウントは六角レンチで取れます。中身とは全く関係ない部品なので取らなくてもOKです。
次に電池が入ってたリングを外します。
専用の工具が無いので先が細いラジオペンチを適度に広げて穴に突っ込み、半時計周りに回して取ります。
リングを外すと基盤がポロっと取れます。この製品の大事な部分ですね!
輝度調節の為に抵抗が配置されてます。点灯しないポジションがある場合はこの抵抗が死んでいるということになります。
銀色の金具がプラスネジ4本で固定されているので普通にネジを取ります。
そうするとダイヤルと金具が取れるはずです。戻す時はこの金具の裏表と入れる順番を間違えないように!
今度は対物レンズ(前側のレンズ)を固定してるリングを外します。手じゃ取れませんし、専用の工具があれば簡単なのですがそんな物ありませんのでラジオペンチで頑張って外します。
ココにはネジロック剤が使われておりペンチでも厳しいのでネジロック剤を溶かして外しやすくします。
溶かすのはコレ!ラッカー溶剤です。これは特大ですが、157円の小瓶タイプもあります。
因みに私はインナーバレルの清掃にラッカー溶剤を使っております。綿棒などでは取り除くのが難しい樹脂のこびり付きなども溶かしてくれます。真鍮には影響ありませんが、チャンバーを付けたままだとプラスチックを溶かしてしまうので注意です。
この写真はイメージ的に撮影しましたが、実際行う際はスポイトなどで溝に2~3滴垂らすくらいで大丈夫です。毛細管現象でネジ山の奥まで浸透してネジロック剤を溶かします。
私はドボっと直接垂らしましたが・・・
フチをラジオペンチで挟んで半時計周りに回すと取れます。大きく開けるペンチをお持ちの方はリングを丸ごと挟んで回してもいいと思います。キズが付くのが嫌な人はセロテープやゴムシートなどで傷つき防止するなどしてください。
私はどうせサバゲーでキズ付くので多少のキズは気にしません。キズ付いてしまった方は黒い油性ペンでリタッチしてあげれば目立たなくなりますよ!
接眼レンズもラッカー溶剤を垂らしてから回します。簡単に取れてしまうパーツ故にネジロック剤が塗布されているのです。つまりネジロック剤さえ無くなれば軽い力でも外せるということです。
接眼レンズを外すと内側の筒に付いているリングを取ります。少量の接着剤で固定してあるだけなのでペンチでつまんでバリっと取ります。
基盤の配線をニッパーでカットします!
端子が3つありますが一番上には何もハンダ付けされてませんでした。赤緑切り替え仕様のT-1に使う端子でしょうか。
後ろに戻ります。レティクルにテンションをかけるための板バネが左下に挟んであるのでピンセットやラジオペンチで取ります。赤枠のLEDユニットをペンチで挟みながら内側の筒を前に押すと筒だけがスルっと抜けるはずです。
取り出した筒がこんなん。LEDの光を真後ろに反射させる為にレンズが斜めについています。レンズが90度の角度で付いていた場合、反射した光は斜め上に飛んでいくので覗いてもドットが見えなくなります。本物はどうなっているんでしょうか。気になりますね!
レンズの角度とLED位置関係はそのままで、この筒自体を筐体の中で動かしてレティクル調整してるわけですね。おそらくチューブ型ドットサイトはどれも同じ構造をしているんだと思います。
前側にこんなボールが入っていますのでピンセットで取ります。ここが軸になるようです。
取り出したLEDユニット。発光面のシートがなんか汚い(笑)
薄いアルミシートです。見え難いですが中心に小さい穴が開いてます。LEDユニットに接着剤で貼られていますのでピンセットでつまんで剥がします。剥がしたらマスキングテープに貼っておいて無くさないようにします。
LEDの導線を切断して、端子をペンチでグリグリ回しながら引っ張り出したところ。
発光部分を見てみると黒く焦げておりました。この製品がアウトレット品となった原因パーツですね。
スカスカ。外側は綺麗ですが中は削り出したままのキズが残っています。
長くなってしまいました!
以上、分解編でした!
次回はLEDを交換、レティクル調整範囲の狭さの原因を解消したいと思います。
この記事へのコメント
うお~
またまた勉強になっちゃいますw
楽しすぎて、仕事中なのにすっかりのめり込んでしまいました・・・
私には基盤を外したり、配線を切ったりする勇気と技術が
まだないので、読んでるとドキドキしますw
またバッチリ治っちゃうところ楽しみにしてますね。
※リペアー屋さん始めたら儲かるんじゃ?www
またまた勉強になっちゃいますw
楽しすぎて、仕事中なのにすっかりのめり込んでしまいました・・・
私には基盤を外したり、配線を切ったりする勇気と技術が
まだないので、読んでるとドキドキしますw
またバッチリ治っちゃうところ楽しみにしてますね。
※リペアー屋さん始めたら儲かるんじゃ?www
Posted by 素人戦士 at 2013年07月31日 14:49
素人戦士様
コメントありがとうございます。
いつもじっくり読んでくださっているようで嬉しく思います。
たかが2000円くらいの物なので失敗しても別にいいや~!くらいの気持ちでやってます。中の構造を見てみたいってのもありますし!
リペアー屋も面白そうですが受付できる機種が偏りますね(笑)
コメントありがとうございます。
いつもじっくり読んでくださっているようで嬉しく思います。
たかが2000円くらいの物なので失敗しても別にいいや~!くらいの気持ちでやってます。中の構造を見てみたいってのもありますし!
リペアー屋も面白そうですが受付できる機種が偏りますね(笑)
Posted by 大門団長 at 2013年07月31日 22:15
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