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Posted by ミリタリーブログ at

2017年01月06日

最強の電動ハンドガンを作る⑤ ほぼ完成!

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

電動ハンドガンは去年中に完成させるつもりでしたがムリでした(笑)








っていうことで続きです。

今回で駆動系は完成し、電動ハンドガンらしからぬ初速になりました!果たしてその結果は・・・!?













では綺麗にしたメカボックスに組み込んでいきますよ~!






綺麗なメカボは見てて気持ちがいいですね!

最近は自分のフィールドでレンタルしているグロック18Cもメンテナンスすることがあるのでブレークリーンというグリス洗浄スプレーを買いました。



レンタル銃は20挺あるのですが寿命の時期が来ているみたいで次々と壊れていってるので修理しまくりです!
最近はグロック整備のプロとなりつつあります(笑)



近々、電ハングロックの完全分解動画をライブ配信してみようかしら。
需要あるかな?























っていうことで組み込もうとした矢先にアクシデント!!!




このPDIのパルソナイトシリンダーなんですが・・・・・




なんと間違えてMP7用の長いやつを買ってしまっていたのだ!!!

なんという凡ミス・・・。これはヤフオクで売るか・・・。

そんで、電動ハンドガン用のパルソナイトシリンダーを買いなおそうと思ったのですが、品切れっていう・・・。

























ってなわけでライラクスのG18C用フルサイズシリンダーを代打で投入することにしました!




電動拳銃工房さんのデータを見るとPDIよりライラクスの方が若干初速が低くなるみたいですが許容範囲なので問題ないかなと。
















左がPDIのMP7用で右がライラクスのG18C用です。

長さが違いますね。



でもライラクスでよかったかな~と思っています。














なぜかと言うと・・・・?













ライラクスのは内側に細かい溝が掘られており、グリスを保持できるようになっています。















PDIはこんな感じ。




(そしてこのマクロ写真を撮ることができるRICOHのGX200はスゴイ!新しいカメラを買いなおそうとしたのですが、2007年に発売されたこのGX200より勝るコンデジが無い!)










小まめにメンテナンスしてグリスアップできる人はPDIやマルイ純正のようなツルツルシリンダーで良いのでしょうが、メンテナンスを怠る人はライラクスの方がグリス保持できて良いのではないでしょうか。



私がそう思うのも、フィールドのレンタル銃を分解するとどの銃もシリンダーの内側はグリスが無くなってカラカラになっており、ピストンの滑りが悪くなっていたから。








じゃあなんでマルイはグリス保持できる溝が掘られたシリンダー使わないの??っていう話になると思いますが、それは生産費の兼ね合いでしょうな!



そりゃメンテナンスフリーを考えたらメカボックス自体もジュラルミンの削り出しでギアやピストンも磨耗が少ない素材にしたほうがマルイさんも良いってことは分っているでしょうが、それだと販売価格が上がるからそもそも商品が売れないってことになりますからね。

なので安い真鍮のシリンダーを使っているのでしょう。


現状のパーツ構成で壊れたら修理に出してもらうっていうのがユーザーの手間とマルイさんの手間、費用のバランスが取れているんだと思いますよ。













では組込みやっていきますよ。




前回はフルストロークピストンを自作したんですが、このピストンは引き切った時に後端がベベルギアに干渉してしまうので、その部分を削らなければなりません。

これも電動拳銃工房さんで説明されています。

電拳カスタム・ハンドガン編 コン電用のピストン移植 5/8ページ




干渉する部分を調べるだけなのでこのパーツ構成だけで確認します。

この状態でメカボを閉じて、セクターギアを指で回してピストンが引き切ったときにベベルに干渉するので干渉する部分だけ削りますよ。















まぁこんな風に当たるわけですわ。




このまま駆動させると一瞬でクラッシュしてしまいます。


















で、削ったのがコチラ。




あのね、削りすぎましたよ(笑)







写真撮るためにメカボを閉じずに干渉する部分を探っていたのですが、そのせいで目測を見誤りました。

やべぇ~なんかボロっと取れそうだな後端のギヤが。




やっちまったもんはしょうがないから壊れたら考えましょ。






















後は組み込むだけ!

シム調整もしっかりとやりました。

純正メカボックスといえど、個体差はありますから出来ればシム調整はしっかりとやりましょう!



レンタル銃を見ていると特に矢印で示したスパーギヤとセクターギヤが干渉している場合が多いですのでここが干渉しないようなシム設定が必要です。他はそこまでシビアじゃないのでメカボックスを閉じた時にギアが動けば問題ありません。

そんで、削れた鉄粉がグリスと混ざって研磨剤となり、セクターがどんどん削れてゴリゴリになって動かなくなります。



レンタル銃は今のとこ8挺が壊れて修理しましたが、全部セクターの磨耗ですね。しかもスパーとセクターが擦れてる個体が多いです。

因みに全ての故障銃のピストンは全く磨り減っていません。

電ハンは負荷をセクターに集めて、セクターだけ壊れるようにしてあるみたいですね。






















閉じて完成!















配線はイーグルフォースのシリコン銀コード18ゲージを使用。




コレも電動拳銃工房さんで紹介されていましたモノです。






銀コートされた芯線が385本も入っており、かなり通電効率に優れた線となっています。













因みにテフロン線ってのがありますよね。

結構使っている人も多いと思います。
「テフロン線=良い線」と誤解している人が結構多いですが、テフロン線の「テフロン」っていうのは芯線を包む皮膜がテフロン素材っていうだけです。



どういうことかと言うと、中身がスズメッキ線であろうが銀メッキ線であろうが銅線であろうが皮膜がテフロンを使っていたらテフロン線という商品名になります。



通電効率の良い順としては銅>銀メッキ>スズメッキとなります。
まぁ電動ガンやラジコン用の配線で銅ってのはほとんど無いですが。

中身が何であれ、テフロン皮膜を使っていたらテフロン線と呼ばれてしまいます。



透明なテフロン皮膜であっても中身が通電効率の劣るスズメッキの場合が非常に多いです!!
しかもスズメッキと銀メッキは見た目がかなり似ているので間違えている人がかなり居ますね。


なので配線を買う時は中身の素材が何であるかを調べてから買いましょう。

通電効率の良いやつは「シルバーコート」とか「銀コート」なんて表記されています。
表記の無いやつは安価なスズメッキの可能性が大です。



芯線の素材も重要ですが、太さも重要です。

配線は水道管と同じですから太い方がより多くの電流を流すことができますからね。

ですから、皮膜がシリコンでもゴムでもテフロンでも中身がシルバーコートの太い芯線であれば良い線なのです。
外からの見た目で判断せぬよう。











で、電動ハンドガンのメカボックスの溝に入れることのできる2mm径の線ではこのイーグルフォースの銀コート18ゲージが最も優れている線ということになるのです。

しかも、このシリコン皮膜の導線はやわらかいので電動ハンドガンのように狭い場所に押し込むような場合は固いテフロン皮膜よりもシリコン皮膜のが取りまわしがしやすいですね。






マルイの純正の線に比べて芯線がかなり多いのが分りますね。




レスポンスとサイクルアップに一役買ってくれればいいな~!まぁ体感できるか微妙なものですが(笑)

























で!!!




















気になる初速ですが・・・











結果は・・・・























90.76m/s


東京マルイの0.2gベアリングBB弾(プラ)で計測



因みに径が少し大きいG&Gの0.2gバイオだと91.80m/s程度出ました。

電ハンでここまで出せるって大したもんだな~!すごいぞ電拳カスタム!!




300発くらい撃ってスプリングがヘタった状態でこのくらいに安定しています。

あとは飛距離がどれだけ伸びるかですね~!完成後に野外フィールドにてノーマル銃と比べてみたいと思います。



















後はトリガー関連をやれば完成です!




次回はダーティーワークスさんのとこで売っている世界最小FET「PICOSSR3」をインストールしていきますよ~!





あとトリガーのショートストローク化もね!



っていうわけでまた次回!




続き→ 最強の電動ハンドガンを作る⑥ MOSFET組込み



  

Posted by 大門団長 at 21:45Comments(3)電動G18C